どうも、お世話になっております真田はぐれです。
2週間ほど前に発売を開始した拙作『焔血のカグチ』ですが、じわじわと売れておりましてこの週末でちょうど販売数600本を突破いたしました! ご購入くださった皆さんありがとうございます!
ふたなりヒロインの搾精戦闘エロがお好きで、RPGとしてもそこそこ遊べるものをお探しの方はぜひ焔血のカグチを手に取っていただければと思います~。
焔血のカグチをゆるく掘り下げていくコーナー①
焔血のカグチ発売直後ということでしばらくは開発をお休みして、積んでいた時間泥棒系ゲームを消化したり、新作に向けての練習として新しい描き方を模索したりして時間を過ごしております。
そんなわけで、進捗情報のお披露目も当然できないので、本日はゆるい掘り下げ記事を投稿していこうと思います。
まずは主要キャラof主要キャラであるこの人から。
*当然ですが、焔血のカグチ本編のネタバレを含みます。未クリアの方はご注意ください!
カグチ
カグチさん、タイトルにもなっている焔血のカグチその人であり、今作の主人公ですね。
・生まれについて
プロローグや本編でもごちゃごちゃと説明されていますが、今一度彼女の生い立ちや設定を振り返っていこうと思います。
まず、生まれて間もない頃に適正者ということで神降ろしの儀を経験させられて焔の神の力を宿します。
神降ろしの儀というのは、ヒノヅチの里と縁の深い焔の神より力を授かる儀式のことで、選ばれし勇者が神から魔王討伐の力を授かるプロセスに似ています。
勇者が力を授かる時と異なる点は、討魔の力をくれる神とは神格が異なる焔の神であるため授けてもらえる力の大きさに差があることと、焔の神が男神であるため女性であっても力の行使のため特別な精液が必要でふたなりとなってしまうこと、そして何と言っても本人に拒否権があるかないかということですね。
神降ろしの儀は当然物心もついていない頃に行われますので、カグチら紅狼隊に儀式の記憶はありません。
別に幼児期に行わないとダメという決まりはありませんが、里を護るために適正者が里に産まれた場合問答無用で儀式を受けさせて戦士として育てあげる習わしなのです。
とまぁ、こんな感じで、ヒノヅチの里自体が世界平和という非常に大きな目的のために存在する組織だからか、ところどころブラックな点が見え隠れします。
外界との接触が許されない閉鎖社会ということもあり、カグチはそのあたりには何の疑問も抱かずに成長していくわけですが……。
・幼少期~紅狼隊の隊長になるまで
両親(紅狼隊ではなく普通の里の働き手)から愛情を注がれつつも、時間の多くを紅狼隊になるための鍛錬に費やすことを余儀なくされる幼少期が続きます。
過去に類を見ないほどの適正者ということで、カグチは当時紅狼隊の隊長としてイケイケであったリクから任務中以外は付きっ切りで剣のスキルや戦い方、里――姫のために身命を賭して戦う覚悟を教わります。
そして本編中でも語られますが、ユメミへの強い忠誠心はこの教えによって下地作りされ、同じく幼少期のユメミと実際に1対1で出会うことで結実します。
盲目ゆえの危なっかしい足取りで寂しげに夜道を歩く、真っ白な肌のユメミに得も言われぬ魅力を感じたカグチは、走って駆け寄り面と向かって忠誠を誓うのです。
この出来事はユメミにとっても少なくない影響を与えておりまして、後の彼女の人格形成にも一役買っているのですが……それはまぁ、覚えていればまたユメミの掘り下げ記事の時に。
ほどなくしてリクの指導の下でメキメキと実力をつけていったカグチは、史上最も高い適正を持つ焔血戦士として見事に才能を開花。
紅狼隊に正式配属された時点で当時の最強であったリクの実力をゆうに上回っており、そう時間を待たずして新しい隊長へと抜擢されます。
里が始まって以来の最強の戦士だと謳われるものの、魔王封印中の平和な時代であったために力を持て余し、ケイトと部下の板挟みに苦労する中間管理職のようなポジションで過ごす内、ゲーム本編の時間軸と相成ります。
以上がゲーム本編開始までのカグチの軌跡ですね。
ここからは性格などの設定を簡単に掘り下げていきます。
・名前の由来など
カグチ――まぁ、これはどう考えてもよく使われるような人名じゃないですし、もちろん元ネタがあります。というか、元ネタからもじって無さ過ぎて初見で気づかずにはいられないレベルと思います。(サリーズの方はそこそこもじってた上に超メジャーではないところから取ったので、北欧神話にあまり触れてない方だと気づかなかったかもですが)
というわけで名の由来は、もちろん日本神話に登場する火の神『カグツチ』が由来ですね。
カグツチは男神ですが、まぁふたなりだしむしろいいよねという感じで。(このあたり、男神である焔の神の力でふたなり化~~という設定にかかってる)
なんならヒノヅチの里もそうですね。火の里とカグツチを足して、語感を整えた感じです。
ここからは全くの余談ですが、私は主人公の名前を決めるのが本当に苦手で、カグチという名前も相当難産でございました。サブキャラやヒロインの名前はポンポンと決まるのですが、主人公だけはいつも悩みに悩んで悩み抜きます。
抜きゲの主人公ですからね……「〇〇はふたなりチンポを責められている……!」みたいな感じで何度もゲーム画面に出るわけで、それが言いづらい名前やあまりにも可愛さを連想できない名前だとシコリティの低下につながるよなぁ……とか。
たくさんある候補の中から、最終的にわかりやすさと最低限の発音しやすさ、有名キャラクターとの名前被り回避など色々な条件を満たしたカグチでいくことにしたのですが、実はカグチという名前が出てきたのは本当に最後の方で、それまでの最終候補は「ザシャ」「ヒルデ」「クロエ」の3択でした。
個人的にはザシャ推しで、仲の良いフォロワーさんにも「ザシャってどうかな? さすがに言いにく過ぎる??」とか聞いたりしてザシャで行く気満々でした。
もちろん、今となってはカグチが一番似合うし、この子はカグチ以外考えられないと思っておりますが。
ザシャ・ヒルデ・クロエはそれぞれ名前に込められた意味などを調べた上で明確な理由があるのですが、まぁ、さすがに不採用の名前の由来まで解説していくのは余談が過ぎるので割愛いたします。
・容姿と性格について
前作のサリーズが実力だけでなく種族的にも上位者で高飛車という、無様エロが似合い過ぎる女でございましたので、今作は無理にそれを越えようとするのではなく、私の好きなキャラタイプの中でも方向性の異なる野性味のあって可愛らしさも覗くような感じでいこうと決めておりました。
役割的にも、ヴャルキリーではなく辺境の隠れ里のエリート戦士でございますので、全てを見下して偉そうにし過ぎるのも変ですしね。
サリーズとは違って好みも悩みも色々と等身大、でも、それだからこそ仲間やヒロインと絆を深められるというね。
性格は真面目でひたむき。ただどちらかといえば内向的な性格で、あまり社交性は高くありません。
しかし戦闘部隊のトップとして堂々と振舞わなくては示しがつかないということで、勇ましく強気な発言を取ることが多いです。
自室に1人でいる時以外は紅狼隊の隊長であることや、平和な時代ゆえ任務で負け知らずの日々が続いていることもあってかその強気で自信家な態度はかなり板についてきておりますが、言っても根っからの高漫が服を着て歩いているようなサリーズとは明らかに異なります。
ケイトや姫の前ではどうしても態度が崩れてしまいがちですし、ケイト以外の賢者と話す際も無知を晒してしまわないかどうか緊張していたり、侍女に予想外の角度でフランクに接してこられると内心パニクってしまいます。
部下も1癖も2癖もある者が多いですし(ゲームシステム的には迷惑を被ることはほぼ無いですが)、あげくの果てにはゲーム本編で姫に精液を渡す任務が始まって……。
とにかく、何かと苦労体質の人です。メタ的に言えば抜きゲの主人公という属性もまた、最上級の苦労属性。
――というわけで、彼女が隊長を務める“紅狼隊”は、炎を連想させる“紅”と、野性味と強さを連想させる“狼”を組み合わせた部隊名であると同時に、“苦労”という音のもじりでもあったりしましたとさ。
・趣味について
カグチの趣味は本編でも数回言及されますが、お料理です。
調合が得意だったりするのはその経験がいかされているわけですね。生き方は不器用だけど、手先は器用という。
これはプチ隠し要素紹介の時にも改めてスクショ付きでご紹介する予定ですが、実はカグチの自宅では、調合システム解放と同時にオブジェクトが1つ増えておりまして、それを調べることで『大好物のレシピ』というアイテムが取得できます。
このあたりも、カグチが普段から料理を行っているという設定の補強ですね。
ガッツリ系の食事に始まり、可愛いスイーツまで。
隊長としてのイメージを気にするカグチは、できるだけ人目に触れない屋内でできる趣味を求め、娯楽に乏しい辺境の里でも行うことのできる料理にたどり着いたわけですね。
エプロンをつけて美味しいものを作る自分の姿が厳格な隊長のイメージにそぐわないと考えているのか、カグチはこの料理趣味を周りには基本的に隠しております。(カグチにかわいいところがあることは周囲の人間も気づき始めているので、別にカミングアウトしたところで幻滅されるどころかもっと好感度が上がるだけに決まっているのですが、カグチだけはそう考えていないようです)
唯一、ミツハにはこの趣味がバレてしまい、インドア趣味を隠し持つ同志だと勝手に認定され、互いの趣味を共有する関係性になってしまいます。
しかし、カグチは都会の玩具への興味が皆無なため、日々微妙にすれ違う会話が続いています。
・性癖について
まごうこと無きMでございます。
本人にハッキリとした自覚があるわけではありませんが、魔物に無理やりイかされてすぐ癖になってしまうことはもちろん。
なにより、護ってあげる対象であるか弱い姫に、醜態を晒したくない、格好良くありたいと思えば思うほど手コキで優しくいぢめられることがもう耐えられないぐらい快感のようです。ダメな隊長さん。ユメミはユメミでSっ気を隠し持つ子なので、とっても相性抜群の様子。
・強さについて
作中で歴代最強の焔血戦士とされるカグチですが、じゃあぶっちゃけ当方の手掛けるRPGシリーズの世界観においてどれほど強いのかというお話です。
ここはあまり詳細に書きすぎると後続の作品とのつながりがおかしくなったり、変なネタバレになってしまったりするのでむつかしいところなのですが……。
少なくとも、ゲーム本編にて過酷な実戦をようやく経験することのできたカグチは、真の意味で才能が花を開き、相当な実力者へと成長しています。
過去作の主人公を並べるなら
万全のサリーズ>騒動を経たカグチ>弱体化サリーズ>騒動前のカグチ>ノーラ
こんな感じでしょうか……? とはいえこれも焔血のカグチ本編終了時点のお話ですので、カグチの伸びしろはまだまだ未知数で、今後地上の平和が脅かされ、カグチが再び過酷な戦いに身を投じるような事態になれば、また変わっていくことでしょう。
あと、ラストシーンあたりでも言われておりますが、カグチはあくまで紅狼隊の“隊長”なので、紅狼隊を率いて戦った際にその真価が発揮されるようになっております。ですので個人の評価はそこまで当てにならないかも……?
ちなみにノーラは中堅冒険者と上級冒険者の狭間にいるぐらいの実力でございますので、良い目安かなと。(そもそも冒険者全体の具体的な実力が明示されてないのに何言ってんだ)
本日の結び
はい、というわけで本日は発売後の掘り下げ記事の第1弾ということで、主人公であるカグチを掘り下げさせていただきました。
いつか、いつの日か勇者を主人公にしたスーパー長編を作る時に、本来の役割を果たす形でカグチやユメミには再登場してもらおうと思っておりますのでね、本編後の動きなどについては一応伏せてありますが。(そんなの一体いつになることやら……)
来週からは隠し要素orユメミやケイト、シルヴィアの掘り下げなんかをやっていこうと思っておりますが、どんな内容になるかは不明です。
というか、来週末は私用が詰まっておりますのでもしかしたらお休みかも……。
ではでは、自己満足極まりない設定書きが果たして誰か1人にでも楽しんでいただけるのかはわかりませんが、本日はこのあたりで〆させていただこうと思います。
もしも設定や歴史などで質問がありましたら、ぜひぜひお気軽にコメントしてくれよな!(ない)
それではまた! 真田はぐれでした。
焔血のカグチ好評発売中!! 楽しく遊んで抜けるゲームを目指したので、気になってる方はぜひ買ってみてネ!!
また、こちらの記事の中で焔血のカグチで一番良かったエロシーンを募集するアンケートを行っております! その一票が作者の新作へのモチベーションになります~。