「かくかくしかじか」を読んで
勿忘草さん、「かくかくしかじか」ありがとうございます。
全巻読みましたよ!
個人的にはとても良い話でした。
東村アキコさん自体ヘタウマ系の絵柄なのでまさか金沢美大を出ておられてあんな熱血絵画塾に長年通われていたなんて思いませんでした。
何と言っても塾の先生の絵に対する熱血っぷりがとてもよかったです!
おそらく先生自体絵を描くということは時間がとてもかかることで、人生の中で作れる数も限られている。
一日も無駄にせず、描きまくることが作家として後悔のない生き方であると思っておられたのでしょうね。
とても感動して久々に漫画で泣きました。
私もがんばろうと思いました。絵を描いているとスランプに陥ることって確かにあります。
時間がない忙しい時に限って作業がはかどるのもわかります。
絵を描いている人にとってとても共感できる話がたくさんあり、嬉しくなりました。
あと東村アキコさんのひょうきんなキャラクターが話のテンポを作る上でとても効果的だったと思います。
人間観察力が優れていて独自の物差しでキャラクターを表現している。
だから主人公の目線に立って人生を追えるというか、数多くの作品を世に出してきた理由がわかる漫画でした。
あと地味に仲間が多いことが東村さんの人間性の良さがなせる技なんだと、自分には中々真似できないです。
作品ありがとうございました!