禍津神ROSS 2022/01/16 19:38

擬人化競走馬の紹介その16「スノウノイズ」



キャラクターデータ

軽装状態
重装状態

 名前:スノウノイズ
 由来:【テレビの砂嵐「スノーノイズ」】
 身長:152cm
 体重:41.9kg
  B:81(D) W:54 H:80
  父:ドゲザ
  母:デュアルカラー
母の父:テスコボーイ
誕生年:1996年  引退:2001年
 成績:26戦9勝 GⅠ:4勝



【キャラの特徴】

・わがままで自分の思い通りにならないとイライラしてくる。
・馬が苦手で怖がるので、逃げ以外のレースができない。
・父ドゲザを愛している。結婚して子供産みたいと本気で
 考えている。父を馬鹿にする奴は絶対に許さない。
・潔癖症な面があり、特に性的な話題に関しては拒否感を
 露わにする。



【競走馬データ】

ドゲザの2年目の産駒。
当時の種牡馬ドゲザの評価は現役時代の印象が残っていて散々。
初年度産駒からも良い仔は産まれず、さらに悲惨に。
産まれてきたスノウノイズの評価は、
「この馬でGⅠ勝てないならドゲザは諦めるべき」
というくらいの高評価でした。

98年9月にデビューし、1着でゴール。2戦目のアイビーSは3着。
初重賞となった京都2歳Sは4着とまあまあの結果。

1999年。条件戦を勝利し、クイーンカップは3着。
桜花賞前哨戦のアネモネSを勝利して桜花賞に出走。
7番人気ながら5着に入り掲示板は確保。
もっとも落胆はなかった。スノウノイズは父と同じく長距離馬
であり、マイル戦は負けると踏んでいた。
スノウノイズの特徴はドゲザの完全上位互換という点にあり、
メンタル・健康面・パワー・スタミナ、すべてが一級品。
弱点だった脚の遅さもある程度克服。
ただ母デュアルカラーに似て気性が荒くなっており、騎手との
連携に問題があった。
次走は京都記念に出走し3着。本命のオークスへ。
距離延長が有利に出ると考えられて2番人気に1番人気はスティンガー。
道中で4番目くらいで進め、最後の直線で他馬を回避しながら加速。
必死に走るスティンガーをかわして1着でゴールイン。
ドゲザ産駒初のGⅠ勝利となった。
メンタルの強さから海外遠征向きと見てアイルランドオークスに出走。
しかしスピード不足が出て7着に敗北。
海外長距離GⅠのグッドウッドカップは3着。
イギリスセントレジャーも3着となり、帰国を決意。
帰国して挑んだ秋華賞は7着と、スピード不足が露骨に出る結果となった。
オーストラリアのメルボルンCに出るも4着。
3歳最後のレースに選んだのは有馬記念ではなくステイヤーズS。
父が日本レコードを叩き出してから未だにそのレコードが更新されずに
残っており、父を超える為に出走を決意。
当然の1番人気に選ばれました。
ゲート開いてすぐ先頭に立つと、ずっと先頭をキープし続け、
最後の直線で加速すると誰も付いてこれずに差が広がり続け2着に6馬身差、
父のレコードを1.6秒更新してゴール。
父のレコードを娘が更新しての勝利という偉業を達成。

2000年。3400mのGⅢダイヤモンドSを余裕勝ち。
次走に選んだのは天皇賞(春)。
父が勝つ事のできなかった舞台で1番人気に選ばれる。
しかし陣営は諦めムード。ダービーと菊花賞を勝利した
テイエムオペラオーが出走していたのだ。
レースは3番手に控えた事でスノウノイズにストレスが溜まっていく展開に。
最終コーナーで前を走るヒカリサーメットがスタミナ切れで脱落するのに
巻き込まれて進路が塞がれた事でキレたスノウノイズが先頭に立ち、
セーフティリードを稼ぎ始める。
テイエムオペラオーは脱落するヒカリサーメットとナリタトップロードに
進路を取られて加速し切れず、それでも持ち前の勝負根性で猛追。
が、遅すぎた。2番手まで上がってきたところがゴール地点。
勝ったのは、スノウノイズ。父が成しえなかった天皇賞を勝ち父超えを達成。
次走は海外遠征、父が勝利した4000mGⅠゴールドC。
しかし世界の壁は厚く、3着に敗北。
加えてレース終了後からスノウノイズが競争寿命を迎えてしまう。
同じ4000mGⅠのカドラン賞に出走するが6着。

2001年。前哨戦を走らず温存して天皇賞(春)へ。


…ここで未練が悪魔の囁きが聞こえ始めた。


「スノウノイズ以外を出走させるとその仔が勝つ可能性がある」
「ならスノウノイズ以外は出走させなければいい」
「敵になるのは昨年倒したテイエムオペラオーだけだ。なら勝てる」

オーナーは悩みぬいて…ジュウニントイロを天皇賞(春)に出走させる事に。
3歳時に海外遠征し中距離含めてGⅠを5連勝中の、この時期の禍津神牧場で
にて最強の仔。
この天皇賞出走はオーナーの未練を断つ為のもの。
もしジュウニントイロに勝てるならスノウノイズを中心に据えて本気で
勝ちに行く。けど負けたなら諦めようと…
そして…レースは最終コーナーでスノウノイズと並ぶと、直線で先頭に立ち、
そのまま猛追するテイエムオペラオーを寄せ付けず、ジュウニントイロ完勝。
スノウノイズは6着であった。
この結果で、オーナーも諦める決心がつき、カドラン賞にて引退する事を表明。
6月のゴールドCは9番人気で3着に敗戦。
夏を休んで迎えたカドラン賞。3番人気に選ばれました。
レースは3番目で進めていき直線へ。先頭に立つとセーフティリードを稼ぎ始める。


「長距離はスタミナ勝負、適性の無い馬が多ければ勝てる可能性がある」

そのまま、スノウノイズが1着でゴール。GⅠ3勝目を挙げた。
殿堂入りまで、あと1勝…オーナーは可能性、スノウノイズが勝てるレースを
探して…イギリスで行われる牝馬限定GⅠ英チャンピオンズフィリーズ&メアズS
への出走を決意。
レースでは終始先頭に立ち、残り200mまで維持…しかし内から1頭分のスペースを
強引にこじ開けて3番人気のスカイチケットが追い上げて2着に敗戦。
終わった…疲労からもこれ以上の海外での出走は不可能。
国内で走れるのはエリザベス女王杯、ジャパンC、有馬記念くらい…
完全に衰えたスノウノイズではもう牡馬に勝つのは不可能。
エリザベス女王杯が本当にラストチャンスとなった。
ここでさらに追い込まれる展開に。主戦騎手が別の馬に乗る為に海外遠征し、
代理騎手乗る事に。
1番人気はローズバド。スノウノイズは3番人気。
レースはトゥザヴィクトリーに先頭を奪われて3番手で進める展開。


…ん?この展開なんかデジャヴがあるんだが。

残り100mで先頭に立ったスノウノイズ。
外から追いついたキャプテンナイルとローズバド。横並びでゴール。
写真判定になり…ハナ差でスノウノイズが1着となった。
ドゲザ産駒初の殿堂入りが確定し、オーナーはその場で泣き崩れた。
その後、ステイヤーズステークスで2着となり、引退レースとして
有馬記念に出走。7着に敗北し、ターフを去りました。



【産駒(擬人化)】

サードクロニクル



といった感じで今回の紹介は以上になります。
次回をお楽しみに!

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