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ダラナ 2024/02/09 20:25

BL短編集「毎晩、幽霊に抱かれるから霊媒師を呼んだのに、あんたが混ざってどうする」試し読み

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【毎晩、幽霊に抱かれるから霊媒師を呼んだのに、あんたが混ざってどうする】



夜に自室のベッドで寝ていると、シャツがめくりあげられる。

ぎょっとして目覚めるも、自分の手は置かれたままだし、暗闇に人はいなく気配もない。
はずが、露わになった胸、両方の乳首を舐められ吸われしゃぶられる感触が。

もちろん拒みたいが、金縛りにあったように体は動かず「ひいあ!ああ、だ、だめえ・・・!」とみっともなく鳴くことしかできず。
瞼の開閉はできたから、せめて目を瞑るも、反応する下半身をまさぐられて、より犯されている生生しさが。

見えないものを、二人の男が胸を舐めて、四つの手でズボンの濡れた膨らみをぐちゃぐちゃ。
「男」と思うのは太ももに固いのが当たっているから。

「やらあ、二人でえ、そんな、あ、ああ、あああう!」とあっという間に射精。
胸から二人は退くも、ズボンと下着を剥かれて、こんどは精液まみれのを二つの舌が。

手で扱かれ、揉まれながら、二人の口がまとわりつきしゃぶしゃぶ。
おまけにもう片手の指で尻の奥を弄ぶから、たまったものではなく。

「はひいいい!や、ばかあ、ずっとイってえ、んぐう、ああ、ま、またあ・・・!」

ここらへんから精液が漏れっぱなし。
たまに目を開けると、てらてらの乳首と、白濁の液体を漏らしつづける一物が見えて、羞恥に苛まれつつ「やああん!」と快感に酔いしれてしまい。

「気もちよしゅぎ、辛ああ!」とメスイキしたところで、離れる見えない二人。
が、消えたのではなく、俺を四つん這いにして、前から後ろからはちきれそうな巨根で突きまくり。

「ふぐうう!んん、くううん!はう、ああ、二人、おっきいのお、だめえ、だめ、なのにい・・・!」

さんざん飲まされて注ぎこまれて、過剰な快感に耐えられず、そのうち失神。
朝になって目が覚めると、口も下の口にも体液がのこっていないとはいえ、寝間着は乱れて、胸も下半身も濡れたまま。

こうして毎晩、見えない男二人に犯される。
引っ越した当日から一か月つづいているから、アパートの部屋のせいだと思う。





【デスゲームで男に抱かれている場合ではないのだが】



命がけで謎解きをしたり、試練を乗り越えて、しかけが施された密室からから脱出をするデスゲーム。
オンラインで、ランダムに選ばれた十人のプレイヤーが競いあったり協力しあって遊ぶのが流行り。

タイムリミットはあっても、脱出人数に制限はなし。
やろうと思えば、全員で最終的に脱出できるが、プレイヤーによっては利用したり騙したり「足手まといだ!」とわざと死なせたり、ほかの人を蹴落としてはばからない。

そんな悪質プレイヤーに、俺はゴール直前で裏切られ殺された経験あり。
一時期は人間不信に陥るほど病んだとはいえ、期間をあけてプレイを再開。

俺を貶めたようなプレイヤーがいないか見張り、警戒をし、あくどいやり方が目につけば、できるだけ食いとめ、ほかのプレイヤーに警告を。
そうしてオンラインで悪質プレイヤーが幅を利かせないようデスゲームに参加しつづけた。

結果「正義のゲームの番人!」と称賛されたり「偏ったプレイヤー差別だ!」と叩かれたり、とにかく有名に。
目立つのは本意でなかったし、アンチの非難のすさまじさに怯んだし、引っこもうかと考えた矢先、心強い協力者が出現。

まえに悪質プレイヤーから助けた人で、ハンドル名はマッキー。
高校のクラスに同じあだ名の生徒がいて、確かめたところ本人という。

「自分が助けられたように、あまりゲームがうまくない人が、悪質プレイヤーの餌食になるのを阻止したい」と申しでたので、学校で作戦などを話しあい、夜に協力プレイを。

仲間ができたことで、外野の声が気にならなくなり、遺憾なく俺たち二人で悪質プレイヤーを押さえつけ、多くの人を脱出させたもので。

とはいえ敵は、悪質プレイヤーだけでない。
ゲームを運営するほうも、日々、どんどん新しい部屋を追加してプレイヤーを翻弄。

しかけを組みこむ人間との心理戦や頭脳戦をしなければならず、その日は、プレイヤーの一人がまんまと罠のボタンを押してしまい。
直前で気づいた俺とマッキー以外は、奈落の底へ。





【初夜に緊張して反応しない俺を嬉嬉として彼は抱きつぶす】



俺はある程度、交際をして結婚式をしてから性交をしたいと思う。
つまり結婚するまで性交せず、初夜を迎えたいと。

考え方が古いというか、頭がお固いというか。
そんな要望を伝えると、たいてい相手にフられたが、ヒサシは「男同士だからこそ、律儀に手順を踏むのはいいかもしれない」と受けいれてくれ、初めての恋人に。

一年の交際を経て小さな結婚式を挙げ、そのあと二人で旅館へ。
温泉に浸かってから、いざ初夜を決行。

ジムのトレーナーで筋肉質な俺は、サラリーマンで細身のヒサシを抱く気満々だったのが。

今更ながら未経験なのに気後れするやら「ヒサシは経験豊富そうだから俺の童貞ぶりに幻滅するのでは・・・」と緊張してしまい。
ぎこちなく口づけや愛撫をしたところで、まったく勃起せず。

ヒサシの反応は上々だし、ご立派なのがズボンを膨らませているし。
比べて自分のがしょんぼりするのを見て「いや、ちがうんだ!これは!」と慌てて弁明しようとしたのを口づけで塞がれた。

ヒサシにリードされて舌を交わらせると、快感が熱と共に湧きあがって腰がうずうず。
「いや、でも、これじゃあ・・」と戸惑う間もなく、反応しかけのを両手でにぎられ、全力で扱かれてしまい。

強く絞めつけられ、先っぽを爪先でほじくられて、ズボンをにちゅにちゅ鳴らしながら「んふう、く、んあ!」とみっともなく悶えて。
舌をかるく噛まれてたまらず「くふううう・・・!」と射精。





【バッドエンドにならないためには悪役王子が体を求めるのを拒めない】



中世ヨーロッパ風の世界でヒロインは、選りどり見どりなイケメンに囲まれ、もてはやされながら恋愛をする。
というのが乙女ゲームなれど、俺の彼女がプレイしているのは変わり種。

突然の王の逝去によって、国は混乱、王座を奪いあう権力争いが勃発。
ヒロインや攻略キャラたちは、それに巻きこまれ、プレイヤーが選択ミスをしたり、ミニゲームで失敗すると、国を追放されたり島流しにされたり処刑されたり。

「人に騙されて利用されて貶められるのに警戒しながら恋愛ができるの?」と聞くも「スリル満点のなか愛を深めるのが燃えるじゃない!」と力説。
あまりに熱心に語るから興味を持ち、俺もプレイ。

もともと天下統一や世界征服を目指すシミュレーションゲームが好きだったに「なるほど、こりゃなかなか緊迫感のある頭脳戦だ」とはまってしまい。

皮肉なもので、そうして俺がゲームにのめりこんだのに対し、早々に飽きた彼女が「このゲーム中毒!」と愛想をつかして別れることに。

その悲しさを噛みしめる暇もなくゲームに没頭し、徹夜明けの通勤にて。
ぎゅうぎゅう詰めになりながら地下鉄の階段を下りていたら雪崩が起きて圧死したらしい。

一旦、途切れた意識がもどると、例の乙女ゲームに転生を。
生まれ変わったのは、異国の地の若き皇帝、褐色の肌をしたジーク。

幼いころヒロインが外国旅行したときに一目惚れ。
そのあともヒロインのことを忘れられず、五十人いる兄弟を蹴落として皇帝に君臨。

あらためてヒロインに求婚し、王女として迎えるべく、この地にとどまって毎日、口説いているという設定。

「よりによって、こいつか」と頭を抱えたのは、第二王子、ガウルに目をつけられているから。

ガウルは王子にして剣の腕がたつ軍の将軍。
もちろん王座を狙っているに、ジークを殺して母国との戦いを起そうと目論んでいる。






【抱きたい芸能人1位の俺だがじつは経験がありません!】



名誉なこととはいい難いが、このたび新人俳優の俺は「抱きたい芸能人1位」の座に輝いた。
おかげでまったく無名だったのが、今や映画ドラマ舞台、バラエティに引っ張りだこの超売れっ子。

注目されるようになったきっかけは、知りあいが監督するインディーズ映画に出演したこと。
ベッドシーンがあり、それを熱演したのが公開後、話題に。

「女を抱きながらも、抱かれているような、しどけない表情や反応を見せるのが、セクシー女優よりぬける!」と。

そう、もてはやすのは、ほとんどが男。
業界の人には「仕事あげるから・・・」と誘われるし、一般人には「ああ!抱きてえ!」と夜のおかずにされるし。

男のズリネタにされることで名が売れたことへの心境は複雑だが。
今どき、多少、容姿が優れているだけでは、埋もれてしまうから「色物扱でも目立てればいい」と割りきって仕事を。

そのうち正当に演技を評価してもらい「抱きたい芸能人1位」のイメージを払しょくすべし!

そう奮起して鬼のようなスケジュールの仕事をこなしていったのだが





【人間不信の勇者は俺がいないと生きていけないし体も許してしまう】



俺とジョエルは村で生まれ育った幼なじみ。

物心ついたころから、よくチャンバラで遊び、俺が全戦全勝。
ジョエルの筋もわるくないとはいえ、なにせ俺は大人にも勝つほどの腕前だから。

が、皮肉なもので伝説の剣を俺はぬくことができず、空に高々と掲げてみせたのはジョエルだった。

そりゃあ、釈然としなかったし悔しかったとはいえ、勇者に選ばれたジョエルもジョエルでげんなり。

もともと大人しく物静かだから、まわりが狂喜するのに怯えて俺の背に隠れてしまい。
繊細な心の持ち主でもあるし、まえは侮っていた村人たちが手のひらを返したように媚びへつらい、下心丸だしで寄ってくるのが耐えがたいよう。

伝説の剣をぬいて、すっかり人間不信になったジョエルは部屋に引きこもり。
唯一、俺は部屋の出入りができたので、どうにかこうにか宥めて一週間後、外に連れだすことに成功。

そのあとも根気強く説得をつづけ、やっと魔王打倒を目指して冒険にでることに。
もちろん俺も同行を。

冒険をはじめてもジョエルの人間不信ぶりは相かわらずで、俺がいないことには、なにもままならず。
人と話すのにいちいち仲介する必要があったし、歓迎会や屋敷、城の招待には俺が代理で参加。

勇者のパーティーで俺は表舞台に顔をだすことが多く、ジョエルは裏方の仕事を。
おかげで俺を勇者だと思いこむ人はすくなく、まちがわれるたび惨めな思いに。




【せっかく転生したのだからヒロインと結ばれたいのに侯爵令息どもが既成事実をつくろうとします】



俺は男ながら乙女ゲームにはまっている。
というのもプレイヤーが操作するヒロインに惚れたから。

乙女ゲームでは、ヒロインの顔はのっぺらぼうになりがちだが、これは、がっつり描かれている。
とはいえ、プレイヤーが自己投影しやすいよう、平均的にかわいいビジュアルで、温厚で愛想がいいだけの、あまり特徴がないキャラ。

それがいい。
インターネットの広告で一目惚れし、体験版をプレイして惚れ惚れとして今に至る。

俺の場合は、相手の男キャラに自己投影。
なので、自己投影したいキャラの攻略をし、ヒロインと談笑したり接近したりいちゃつくのを堪能するわけ。

ただし、このゲームは一筋縄ではいかない。

なにせ、中世ヨーロッパ風のファンタジーな世界では、男も子供を生めるのだから。
もちろん、男同士の結婚もあり。

となれば、はじめはヒロインに寄ってたかる男どもが、途中からくっついてゴールインなんてのもありうる。
攻略したいキャラが、ほかの男に奪われることも。

すこし目を離した隙に男同士のカップルが成立するから、けっこうな難易度。
攻略したいキャラが「懐妊したんだ」と丸い腹を撫でるのを見て、心が折れたプレイヤーはすくなくないが、もともとゲーマーの俺は、難しいほど燃えるほうで。

自己投影するキャラを何回も男に奪われながらも「リズちゃん!待ってて!」とプレイに励んでいたのだが。






【彼は許せない教師を薬漬けにして寝取りたい】



俺は男にして音楽教師で、恋人の彼女はあだ名が「ゴリラ女」の体育教師。
成人男性の平均的な体格の俺より彼女は上背があるし、筋肉量も多い。

二人とも職場の学校が同じだし、交際について公表しているに、男女が逆転したような体格差を冷やかされることはしょっちゅう。
男子生徒には「先生のほうが抱かれてんだろ!」とよく笑い者にされて。

冗談でも「そんなわけあるか!」と返せないのが辛いところ。
エッチのときリードするのは彼女で、俺は愛撫されるがままだから。

といって「男としてどうよ」とは思わないし、彼女の雄雄しいさまも、時折、見せる女らしい一面も、どちらも好き。
彼女も「抱かれるように私を抱く、あなたが好き」といってくれ、交際は順調だったのだが。

その日、彼女が顧問をする陸上部の練習が終わるまで、音楽室でピアノを弾いて待っていたところ。
「あの、先生」と剛木がドアから顔を覗かせた。

剛木は高校二年生。
大柄で筋肉質な柔道部のエースとして有名。

音楽教師とは縁遠い存在なれど、曰く「こんどの合唱大会の練習をしたいんです」とのこと。

思いがけない申し出に驚きつつ、どうせ暇だったので「きみのクラスの課題曲はエーデルワイスだったよね?」とピアノの伴奏をしようと。
が、弾くまえに「あの、じつは・・・」と深刻な顔で。

「俺、すっごい音痴で、人に聞かれたくないんです。
放送部の友だちに鍵を借りたんで、放送室で指導してくれませんか?」

またもや意外な要望とはいえ「どれだけ音痴なんだ?」と興味をそそられて快諾。

今日は部が休みらしく、放送室はがらんどう。
先に踏みこんで、重いドアが閉まる音に振りかえったなら、剛木が突進。

タックルされて壁に背中を叩きつけ、呻く間もなく強引に口づけを。





【スーツフェチのDKに怒られて着衣のままおしおきを】



父が就職祝いにオーダーメイドスーツをつくってくれた。
新入社員らしい控え目なデザインにしながらも、体にジャストフィットだし、素材は一級品。

入社式からばっちり決めて、そのあとも浮き浮きとオーダーメイドスーツを着ていたのだが。

多忙によるストレスで暴食。
太ってしまい、袖が通らなくなって、結局、大型量販店の安物スーツを着るように。

オーダーメイドスーツをまた着るために「ダイエットせねば」と思いつつ、仕事に忙殺され、ままならず。
そうして、ずるずると月日が過ぎて、父の誕生日を迎えた。

毎年、父の誕生日には親戚が集合。
俺も会社を退勤して、慌てて料亭の宴会会場に。

遅れてきたこともオーダーメイドスーツを着てこなかったことも父は気にせず「忙しいのはいいことだ!」と上機嫌でジョッキで乾杯。
ほっとして、俺も勧められるまま酒を飲んでいたら、どうも、ちくちくとした視線が。

見やれば、向かいの席のすみっこに従弟のジローが。
俺が大学卒業するまで、よく実家に遊びにきたもので、今は高校二年生。

会社に入ってから一切、連絡をしたり帰ってこなかったから、怒っているのか、殺気だったように睨んでいる。

オーダーメイドスーツを着たときは、目を輝かせて、あらゆる角度からスマホで撮っていたのが。
社会人の俺に憧れを抱いたのではないか、いや、だからこそ、不摂生が祟って安物スーツを着る今の俺に失望しているのか。




【村を救うために女装した剣士はまんまと魔獣の慰みものになる】



俺が剣士として所属するパーティーは、古代の宝物を探すのが主な目的。
ついでに行く先先で困っている人がいれば、高い戦闘力でもって助けていた。

さて、今回、訪れた村では「生贄になる娘をお救いください!」とのこと。

四年前にこの村に魔獣が襲来。
筋肉質な巨体に、醜い獣の顔が三つあるという。

村の血気盛んな若造を皆殺しにしたなら「村を滅ぼされたくなかったら毎月、生贄の若い娘を差しだせ」と脅迫。
生贄になった娘は、だれ一人帰ってこず、おそらく犯されたあと殺されたのだろうと。

村人たちは魔獣に怯えて服従しながらも、なんとか打開しようと、これまでにも冒険者に助けを乞うた。
が、住処を急襲したやつも、待ち伏せして叩きつぶそうとしたやつも全滅。

冒険者の名前を聞くに、俺たちと同じくらい知名度があり戦闘力を持つパーティー。

彼らが歯が立たなかったなら、相当に手強い。
しかも失敗をしたら村が報復をされる。

「成功率の高い計画を立てねば」と頭をひねった俺はたちは、女装コンテストを開催。
いや、大真面目に。


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ダラナ 2024/02/09 20:23

BL短編集「毎晩、幽霊に抱かれるから霊媒師を呼んだのに、あんたが混ざってどうする」販売中


3000字以内のBLショートショートを10作収録したBL短編集です。R18。
現代ものから転移、転生ものファンタジーなどジャンルはなんでもござれ。


【毎晩、幽霊に抱かれるから霊媒師を呼んだのに、あんたが混ざってどうする】
幽霊二人と霊媒師×怪奇現象に困る男

【デスゲームで男に抱かれている場合ではないのだが】
協力者の男子高生×信念を貫く男子高生

【初夜に緊張して反応しない俺を嬉嬉として彼は抱きつぶす】
じつは抱きたい社会人×古風なジムトレーナー

【バッドエンドにならないためには悪役王子が体を求めるのを拒めない】
転生した外国の皇帝×悪役の第二王子

【抱きたい芸能人1位の俺だがじつは経験がありません!】
意地悪な監督×売れたい芸能人

【人間不信の勇者は俺がいないと生きていけないし体も許してしまう】
勇者にまちがわれて苛立つ男×引っこみ思案の勇者

【せっかく転生したのだからヒロインと結ばれたいのに侯爵令息どもが既成事実をつくろうとします】
可憐なヒロインの従弟×転生して従者になった男

【彼は許せない教師を薬漬けにして寝取りたい】
嫉妬に狂う男子生徒×恋人のいる教師

【スーツフェチのDKに怒られて着衣のままおしおきを】
従弟の男子高生×太ったサラリーマン

【村を救うために女装した剣士はまんまと魔獣の慰みものになる】
顔が三つある魔獣×女装した剣士


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ダラナ 2024/02/02 20:18

BL短編集「俺のおっぱいを触ってよ」R18


姉に家をでていかれてから、よくアパートに顔をだす義理の兄。
その口から「呪いのおっぱい」の話を聞き、複雑な思いでいたら、大学で友人がTシャツをめくって見せてきて・・・。

アダルトなBL短編です。R18。





この世には呪われたおっぱいがあるらしい。
そのおっぱいに触ると自分もおっぱいが生えてくる。

男から男にしかかからない呪い。

「なんて怪談というか都市伝説というか、噂があるらしいんだよ!
まさかとは思うけど、賢人くんも気をつけてねえ!」

テーブルにビール缶を叩きつけて力説するのは、俺の義理の兄。
三年前に姉と結婚をした人で、五才年上。

その人がなぜ、一人暮らしの俺のアパートにいるかというと、姉が浮気をした挙句、家をでていったから。
記入済みの離婚届を置いて。

姉に一目惚れし、何回フられても猛アタックしゴールインしたほど愛が深いとあり、義理の兄は諦めず。
スマホを替えられて連絡ができなくなったものを、三ヶ月、姉を探しつづけ、夜は家で待ちつづけて。

ただ、離婚届が置かれたリビングで一人でいるのは寂しいらしく、二、三日に一回、俺のアパートへ。
で、姉については決して触れず、こうした他愛もない雑談を。

それにしても友人知人が多い義理の兄が、なぜ俺を頼りにするのか。
その理由は明白でありながら、おもしろくなく、でも、顔にださないよう酔っぱらう義理の兄につきあっていたのだが。

翌日、欠伸をしながら大学の講義室にはいると、友人が深刻な顔をして「ちょっといいか」と俺の手を引いていった。
人気のない小部屋につれこまれ「こんなの、お前にしか相談できなくて」とTシャツを脱ぎ、包帯が巻かれた胸を露わに。

「怪我!?」と心配する間もなく、包帯が解かれて、こぼれたのは豊満な胸。
昨日、更衣室で見たときはつるつるぺったんだったから、豊胸手術によるものではない。

苦虫を噛み潰したような顔をする友人に「もしかして、男のおっぱい触ったの?」とおそるおそる質問。

「いや、だって、ドッキリかと思ってさ、調子に乗って揉みしだいちゃって、そしたら・・・」

どうやら呪いのおっぱいは実在するらしい。
そりゃあ驚いたし、友人には同情したが、つい生唾を飲んでしまい。

「もし、いやじゃなかったら」と切りだしたことには。

なんてことがありつつ、二日後、バイトをしてからアパートに帰宅。
どうも落ちつかなくて、体をもぞもぞしながら階段を上がると、ドアの前に義理の兄が体育座り。

アパートにくるときは必ず事前に連絡をくれるはずが。
膝に顔を突っ伏し、ひどく落ちこんでいるよう。

慌てて駆け寄り、とりあえずドアの鍵を開けたなら、義理の兄を引きずりあげて「寒かったでしょ」と室内にはいろうと。
一旦、玄関で座らせ、靴を脱がそうとしたものを、足がもつれて二人とも廊下に倒れてしまう。

義理の兄に押しつぶされて呻く間もなく、ふっと軽くなり。
見あげれば、上体を起した彼が、いつになく暗い目をして曰く。

「里香が、浮気の相手と子供をつくったというんだ・・・。
ご丁寧に生生しい検査結果の画像を送りつけてきて」

「どれだけ浮気されてもいいから、俺を見捨てないで!」と深酔いして泣きわめいていた義理の兄にしても、その報告には打ちのめされたよう。
正直、俺にしたら「姉ちゃん、グッジョブ」だが、死相がでているような相手を前にして浮かれるわけにいかず。

といって慰めの言葉も思いつかないで「今なのか?」と意を決し、Tシャツをめくりあげる。
絞めつけるスポーツブラをめくり、脂肪の塊を突きだして、恥ずかしいのを堪え「祐さん」とおっぱいをぷるぷる。

「姉ちゃんよりおっきいけど、触ってもいいよ・・・?」

どこまでもお人好しで、突きぬけて天然の義理の兄だ。
「ばか!もっと自分の体を大切にしなさい!」とTシャツを引っぱるか「うそ!これ呪いのおっぱい!?」とはしゃぐか。

どちらかの反応をする可能性が高かったが、果たして、目を細めて「いいの?」と熱っぽい吐息。
頬を上気させながらも暗い目をしたままなのに、ぞくぞく。

「う、うん・・・」と目を伏せれば、呪われたおっぱいを揉み揉み。
初めはこわごわとしていたのが、息づかいを荒くして揉みしだき、指で乳首をいじりまくり。

おっぱいを生やす前も、自慰で胸を触っていたから。
しかも夢が叶ったような現状となれば、快感に痺れてやまず、お漏らしだらだら。

なれど没入しているだろう義理の兄の気を散らさないよう、声を殺していたのが、舐められてはたまらず「ああ、祐さん・・・!」とつい名前を。
彼は気にしていないようで、ひたすらに揉んで乳首を弄び、指でぴんぴん口でしゃぶしゃぶ。

さすがに下半身が辛くて、腰を揺らせば、気づかれてしまい、手が湿った膨らみに。
肩を跳ねつつ「そこは、いいからあ、だってえ、祐さあ・・・」と止めようとするも「健気で、かわいい」と囁かれて、もう耐えられず。

「ああ、祐さん、おちんち、は、いいってえ!ね、ねえ、姉ちゃん、にはあ・・・!ああ、ああ、ああう!やらあ、股、濡れて、なんて、云わな、でえ!俺、男だからあ、恥ずかし、祐さあ・・・!」

乳首をかるく噛まれ、先っぽを爪で弾かれて「やあ、イっちゃああ!」と思いっきり射精。
義理の兄の腹にぶちまけたのを見て居たたまれなかったものを、勃起したまま、尻の奥が疼いてやまず。

おっぱいが生えてから暇さえあれば自慰をしていたから。
妄想を上回る展開になっては、なおのこと耐えられるわけがなく。

膝の裏を持って自分で足を広げ「お、おちんちんは、もお、いいから、こっちい、祐さんの、おちんち、ちょおだあ・・・」と恥を噛みしめおねだり。
おっぱいを揉みながら目を見開いた彼は、腰を突きつけようとしたが、直前で停止。

さすがに義理の弟と連結するのはためらわれるよう。
姉は浮気しているとはいえ、その腹いせに「俺もしてやる!」と暴走するタイプでもないし。

「やっぱり、まだ姉を」と胸を傷めつつ、もうこの際、最大の武器を使い、弱みにつけこむことに。

「ね、ねえ、赤ちゃん、つくろうよ・・・」

涙目で懇願すると「そ、そそ、そうだね!」と目の色を変え、むきむきの巨根を一気に飲ませた。
「いっぱ、いっぱい、つくろう!子だくさんな、幸せな家庭に、するよおお!」と腰を強打しながら、顔を凝視する血走った瞳は、きっと俺を見ているようで見ていない。

顔が似ている俺に、姉を重ねているのだろう。
そんなことは百も承知で、姉の代わりにおっぱいを愛でられ、巨根を食べさせらえ「あ、はあ、う、うん!いっぱあ、欲しいい!」とつかの間の儚い夢を見せられ、快感に酔いしれたもので。

「んん、んああ、ゆ、祐さあ、毎日、ううん、毎時間、子づくり、しよお!ずっと、ずっとお、祐さん、の、おちんちん、咥えて、たああ!んお、おう、んくあああ!ああ、足りなあ、もっと、もっとお、祐さん、俺を、愛して、よおお!」

みっともなく腰を振り、自虐的に煽りまくって、途中から二人とも狂ったように交わりつくして。
気がついたらベッドの上。

後処理はすべて済まされ、着替えもしてあり、胸が重いのと全身が軋む以外に不快感はなし。
むしろ「祐さん、すごかった・・・」とうっとりして余韻で股が濡れるほど。

ただテーブルの上に「ごめん」とメモを見つけて現実に引きもどされてしまい。
「もう祐さん、アパートにこないかも」と絶望しつつ「このおっぱいは祐さんだけのものだ」と死ぬまで他のだれにも触らせないことを誓ったのだが。

翌日、腰をさすりながらアパートの階段をのぼっていくと、見えたのはドアの前に佇む義理の兄。
その手には薔薇の花束。

目を疑いつつ、ゆっくりと歩み寄れば、跪いて「子供ができないとしても責任とるから」とプロポーズ。

「離婚届を書いて提出してきた。
だから、これからは一生、俺と添い遂げてほしい」

望んで呪われておっぱいを生やし、姉の代わりでもいいからと惨めに抱かれたのが、まさかの大逆転。
そりゃあ、号泣して歓喜したものを、ひとつだけ忘れていたことが。

涙を拭って花束を受けとったら、おもむろに立ちあがった元義理の兄が熱い吐息交じりの囁きを。

「おっぱいのある男同士のエッチ、どうなるか楽しみだね」

今はお互い隠しているとはいえ、胸に胸をすり寄せられ「ああ・・・」と腰を抜かしそうになったものだ。




小説「俺のおっぱいを触らないで」のおまけの小説です。
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ダラナ 2024/01/26 20:35

BL短編集「同い年なのに『パパ』とよろこんで腰を振らないでくれ」試し読み


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【同い年なのに「パパ」とよろこんで腰を振らないでくれ】



町に友人と遊びにいくと、たいてい保護者にまちがわれるほど、俺は渋い顔つきとダンディな風体をしている。
目鼻立ちがはっきりとしているから、たまに英語で話しかけられるし。

私服姿だと四十代くらいと思われ、制服姿だと不思議そうに見られたり、他校の生徒には「どれだけ留年してんだよ」と冷やかされたり。

といって、中身は年相応の男子高生。
「テストやだー」と渋渋、勉強をして、部活に精をだして、山盛りの飯を食い、友人と好きな女の子やアイドル、下ネタで盛りあがり、ときにバカをやって笑いあう。

渋い面がまえを見慣れた周りは、ふつうの高校生のように扱ってくれるに、学校では問題なく青春を送れていたのだが。

「やんごとなきお人がくるらしいぞ」と転校する前から噂が。

国有数の大企業の息子が、セレブ御用達のインターナショナルスクールから、なぜか平均的なこの公立校に転校してくるという。
「受験をまえに庶民の学校を知っておきたいから」とか。

果たして、俺のクラスにきた彼、城之内は、ふるまいも言葉づかいも目を見張るほどエレガントで、制服を着こなしすさまは、ただならぬ風格があった。
しかも中身を伴っているようなイケメン。

クラスが浮き立つなか「じゃあ、権田のうしろの席に」と先生は俺のほうへと人差し指を。
ゆったりと歩いてくる城之内は、あるていど近づいたら足を止め、目を丸丸と。

予想どおりの反応とはいえ、その発言は思いがけず。

「・・・パパ!」



【助平な武闘家は二人もいらないし勇者の身がもちません!】



この世界で武闘家の地位は低い。
というのも、魔法を使えない落第者だから。

魔物と対峙するのに、人は生身ではとても敵わない。
だから魔法などの特殊な力がいるわけで、皆無の人間が物理で立ちかかうのは無謀。

どれだけ格闘に秀でた人でも、対魔物では攻撃力も防御力も低いし、逆に負傷したり死亡するリスクは高い。

「その高い志と、たゆまぬ努力は認めるが、正直、戦いにつかえねー」というのが本音で、武闘家はかろんじられていたのだが。

勇者たる俺の率いるパーティーが、洞窟に踏みいったときのこと。
町にいやがらせをする魔物討伐のためだったが、相手は知略に長けていたようで。

俺らが油断した絶好のタイミングで、毒沼に落としやがった。

沼からでる間もなく、白魔導師が解毒する間もなく、四方から魔物の襲撃。

回る毒をどうすることもできず、体力が削られていくなか、そこそこ強い魔物との戦闘。
じり貧でしかなく、魔物の攻撃を受けるのに精一杯で、打開策を考える暇もなく。

「ここが死に場所か!」と思ったそのとき。
俺らが落ちてきた穴から、男が跳びおり、地面に足をつくやいなや「どっせい!」と拳を突きあげた。





【肌の焼け跡がいやらしい彼と身を焦がすように乱れて交わる】



誰でも人にはいえないフェチの一つ二つくらいあると思う。
俺の場合は特殊で、肌が焼けたところと焼けていないところのコントラストと境目がたまらない。

ただし男に限る。

とはいえ、俺は日に焼けにくい体だし、今では男でも肌対策をしがちな時代。
肌を焼くにしろ、日焼けマシーンで全身をやるから、オセロのようなコントラストをお目にすることはすくない。

「昭和に生まれたかった・・・」と褌姿の男たちの写真を眺めつつ、あきらめないでトライアスロンのクラブに所属。
長時間、日に当たる競技だけに、俺好みの肌のコントラストと境目がある人がいるのではないかと思ったが、なかなか。

今どきの日焼け止めの効果とマシーンの有能さを恨みながらも、競技をつづけて、運命の人を探したところ。

はじめた動機は不純でも、やるなら本気とあって、大学生になると全国大会に出場するまでに。
「全国から集まる選手の中に、もしかして」と目を光らせたところで、いた。

日焼け止めを塗っていないのか、一際、黒光りする肌を誇る彼が。
まわりに聞くと、高校生のころから名を馳せている選手で、オリンピック代表候補なのだとか。





【子供を生まないためにも俺が攻略したいのは令息より父親の侯爵です】



俺は乙女ゲームがきらいだし、この世からなくなればいいと思っている。
というのも、ゲームのキャラに彼女を奪われたからだ。

金髪に青い瞳の紳士的なイケメンにして、良家の侯爵令息、エリオット。
彼女がこいつに夢中なあまり「エリオットのために時間をもっと費やしたいし、課金するため働きたいから、もうあなたとは会えない」とふられてしまい。

泣いて土下座までさせられて、引くしかなかったとはいえ、まだ彼女のことが好きだったし、あまりに屈辱的なふられ方に納得がいかなかったし。
やり場のない怒りを、実在しないゲームキャラに向けるしかない、虚しい日々を送っていたところ。

電車の事故に巻きこまれて死んだらしく、まさかの忌まわしい乙女ゲームに転生。
しかも主人公のヒロインに。

ただし顔つきも体つきも男のまま、股間には重たいものがぶら下がったまま。
なぜか性転換しないまま、きらびやかなドレスをまとい、我ながら不恰好だと思うが、まわりは「ああ、今日もなんと可憐で美しい・・・」とうっとりしてため息をついている。

まあ「令嬢に扮したとんだ変態!」と騒がれたり処刑されるよりは、ずっといい。
問題は結婚について。




【女装した教師の秘め事を目撃した俺はもう取りかえしがつかない】



高校の担任の古賀先生は冴えない。

眼鏡をかけた地味な顔をして、いつも猫背で気弱そう。
声が小さくて、たまに聞きとれないし、必要最低限にしか生徒と接さず、職員室でも孤立しているという根暗。

ホームルームがはじまって古賀先生が教壇に立っても誰も気づかないほどに存在感が薄かったのが。

その年の学園祭は、生徒会命令で、学校の全員、男子が女装を女子が男装をすることに。
男子はネタ的なやつが多かったが、なかには女子に「女をやめたい!」と唸らせる珠玉も。

なんとその一人が古賀先生。
ヘアメイクを担当した女子曰く「いやー!羨ましいほどの美肌!そして化粧ばえ!」らしく、見ちがえるような美女に。

化粧をして服を身繕った女子の腕前による賜物か。
清楚なお嬢さまに変貌した古賀先生に見惚れて、寄りつく醜い女装男子ども。

古賀先生が生徒にちやほやされるのは珍しい光景とはいえ、俺にはもう一つ気になることが。
クラスメイトの剛城がその群れを睨んでいること。

柔道部所属の坊主のガチムチでメイド服を着用。
喫茶店で給仕をしながらも、たびたび鋭い視線を向けている。

古賀先生になのか、掌をかえして、もてはやす女装男子になのか。




【勇者になった俺はふたなりの魔物のおっぱいを揉みしだきたい】



俺がはまっているRPGには厄介な魔物がいる。
誘惑を得意とする「ドダケ」だ。

ふつう誘惑は魔物のオスがかければ、人間の男には効かないし、メスがかければ、女には効かない。
が、ふたなりだから男女どちらにも有効だし、かなり強力。

遭遇した場合、ほぼ必ずドダケが初めのターンになり誘惑を発動。
誘惑を解くアイテムや魔法はないし、あったとして使う間もなく誘惑された男女は殺しあい。

「ドダケを抱くんだ!」「ドダケに抱かれるのは私よ!」と争った末の勝者を、もちろん抱くことも抱かれることもなく、おまけに自分の手でくだすこともなく雑魚たちに袋叩きにさせるから、もっとむかつく。

遭遇すると全滅する確率が高いし、といって逃げようにも、その前に誘惑されて、お手上げ。
なので、多くのプレーヤーは出現しやすい場所を、魔除けを持って通過するのだが、俺は懲りずに挑みつづけている。

豊満なおっぱいが揺れるのを睨みながら「誘っておいて、やらせないなんて許さない!」とやや、ずれた怒りを抱いて、困難なドダケ討伐を果たそうとしたのだが。

ゲームを一旦、休憩し、ベランダに干した洗濯物を取りこもうとしたとき。
なぜかカラスに襲われて、目をつむり手を振っているうちに転落。

俺の部屋は五階とあって「なんて死に方だ!」と覚悟をしたはずが、目を見開いたら、そこはRPGの世界。
どうやら転生したらしく、しかも俺は主人公の勇者。




【俺のお乳を飲みたがる従弟を止められない】



俺は従弟に甘い。
「エッチの練習させて」と抱かれるくらいには、大甘だ。

ただ、練習の甲斐なく「『へたくそ!』ってフられた!」と泣きわめいたし。
すぐに新しい彼女をつくったとはいえ「ねえ!また練習させてよ!」と頼まれて、さすがに呆れたし。

俺の恋愛の考え方は古風で、恋人や結婚相手以外と性交するのをよしとしない。
対して従弟は性については奔放。

もし従弟が俺を好きなら、考えなくもないが、彼女持ちなんて冗談ではない。
二回目となれば「練習」も通じず「俺は好きな人とエッチしたいの!」と断言したものの「えーべつにいいじゃん」と従弟はあきらめず。

断りつづけても、定期的に「練習させてよ」と求めつづけて、俺も従弟も退かないでいたところ。

その日は両手を叩いて「兄ちゃんのお乳飲ませて!」とお願い。
「寝言は寝ていえ」と一蹴して済ませたくても、俺は従弟に甘いから、事情を聞く。

「いやね、母ちゃんが『粉ミルクでもあんた立派に育ったね』っていうからさ。
聞いたら、母ちゃん、お乳がでなかったんだってよ。

てことはだよ?
赤ちゃんが誰しも吸ったおっぱい、そのお乳を俺は飲まずに育ったわけ!

お乳を飲まなかったことで、なんか俺、欠陥があるように思えて!」




【悪役令息の俺が王子たちに夜○いをされてどうする】



ゲーム会社に勤めている俺が今、手がけているのが乙女ゲーム。
中世ヨーロッパ風の世界が舞台で、不憫な侯爵令嬢が、平民から王子まで多彩なキャラに思いを寄せられるという内容。

男キャラはほとんど主人公ラブだが、一人だけ悪役令息は例外。
家同士の因縁があり、主人公を恨んで「幸せになるのを許さん!」と恋路を邪魔しまくり。

まあ、所詮は噛ませ犬だし、相手がわるい。
なんとこの国の王子五人が、主人公にぞっこんで後ろ盾になっているから。

心優しい主人公は、王子にチクることはないものを、いつかは露見して、悪役令息は懲らしめられる。
そのシーンの制作をしたときは、目も当てられない悪役令息のぶざまさを見て、いっそ哀れんだほど。

なんて思いいれのある悪役令息に俺がなろうとは。
交通事故で死んで、制作していたゲームの世界に転生してのこと。

まだ王子に悪事がばれていなかったので「惨めな未来から救ってやる!」とそれを第一目標にして行動。
まずは主人公と親御さんに土下座をして謝り、自分で垂れ流した彼女の悪評を払しょく。

ある程度まわりの誤解がとけてから、因縁が深い家同士の仲をとりもち、ぎすぎすした関係を改善。
すっきりさっぱり和解をして、主人公とのわだかまりをほぼゼロに。

ここまで立てなおせば、過去の悪事に王子も目をつぶってくれるだろうと思ったのだが。





【水分補給に汗を舐めるお前は狂っているが体を許す俺も大概だ】



知っていたはずなのに。
体育倉庫はドアを閉めると内側から開けられないことを。

野球部にはいって、はじめに念いりに教えられたのを、同級生の部員、和馬とのおしゃべりに夢中になり失念。
ドアが閉まる音に振りかえったときには、時すでに遅し。

体育倉庫はグランドの隅にあり、校舎から遠いから声は届かない。
さっきまで練習をしていたとあり、スマホもないし。

「最後に監督が更衣室を見回るから、そのとき気づくだろう」と和馬がいうに、むだに体力を消耗しないよう、大人しく待つことに。

ただし、監督がきてくれるまで体力がもつか。
夏真っ盛りとなれば、夕方でも熱いし、窓の小さい体育倉庫はサウナのよう。

「熱中症で死んだ生徒もいたってニュースで・・・」と憂鬱になる俺の隣から水音が。
見やれば、一心に腕を舐めている和馬。

眉をしかめる俺の視線に気づき「これなら水分補給できるし、永遠に循環する!」と親指を立ててみせる。
とても真似する気になれず「そう・・・」とため息をつき、水音を聞きながら、ドアを見つめつづけていたのだが。

のぼせて、ぼうっとしていると、ふと水音がやんだ。
「なんだ?汗がでなくなったぞ」との呟きに「それって、やばいんじゃ・・・」とふりむいたら首を舐められ、おまけに太ももに固いのを当てやがって。





【勇者の俺は世界平和のために魔王の夜伽をする】



伝説の剣をぬき、仲間を集めて魔王打倒をすべく危険な冒険を。
数々の試練を乗り越え、絆を深めた仲間とやっと魔王城に到着。

限界まで体を鍛えあげ、究極まで能力値を上げて、最高品質の装備とアイテムを揃え、準備万端に魔王上内部へ。
最強の仲間との結束力でもって、どんな罠やしかけも突破し、強敵の直属の部下を蹴散らし、いよいよ魔王とご対面。

玉座に座り、悠悠と見おろすのに「世界平和のために、ここでお前を打倒する!」と伝説の剣を振りかざし、突撃しようとしたのだが。
魔王は腰をあげず、だるそうに頬杖をついたまま、片手で指ぱっちん。

と同時に衝撃波が放たれ、俺らは床に突っ伏した。
見えない巨大な手のひらで押さえつけられているようで、このままでは体がぺしゃんこになりかねない。

剣を持てなければ、魔法の呪文も唱えられないし、アイテムの使用もできなく、呻いて震えることしか。
体力がつきそうになったところで、にわかに重圧から解放されて、空気を貪りながら、とりあえず仲間を確認。

勇者の俺以外は、目をつむって倒れたまま動かず。
顔の筋肉が痙攣しているに生きているようだが、とても戦闘はできないだろう。

「いや、白魔導師を回復させれば、まだ・・・!」とアイテムを取りだそうとするも、また指ぱっちん。
とどめを刺されるかと思いきや、さっきのような衝撃波を受けず、倒れていたのが座っているよう。

やおら瞼を上げれば、目のまえには魔王。
どうも指ぱっちんで俺を瞬間移動させて、魔王と向きあいその足に跨っているらしい。

反射的に背中を反らせば、がっしりと太い腕でつかまれる。
手で胸を押しながら「なんで!?」と叫ぶも、股間に違和感を覚え「どういうこと!?」とさらに悲鳴。




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ダラナ 2024/01/26 20:03

BL短編「社外でもハラスメント社長のお仕置きタイムは止まらない」R18

阿呆ばかりの経営者を見ていられず、パーティーなどの集まりで説教を噛ます社長。
「部下も経営者も糞だ」と思いつつ、疲れて寝たら、糞呼ばわりした経営者たちが彼の体を・・・・。

アダルトなBL短編です。R18。

「ハラスメント社長のお仕置きタイム」のおまけの小説です。




子供のころ、大人はみんな賢く節度があり、懐が深ければ思慮深いと思っていた。
が、いざ自分が大人になると、まわりはめでたい阿呆ばかり。

「まあ年を重ねれば」と思うも、社長となった今、まわりのいいい大人の経営者たちはやはり愚者だらけ。
自分本意で目先のことしか考えず、礼儀がなっていなく怠慢であり傲慢、しかも勉強知識不足。

とあって経営者の集いのパーティーに参加すると、つい説教を。
相手が取引先だろうと、力関係や会社の大小に関係なく、目障りな心ない経営をする社長や会長に噛みつきまくり。

「効率効率うるさいな!
効率最優先で従業員をないがしろにしたら元も子もないの分からないのか!?」

「海外のほうが人件費が安いだあ!?
いいか!そうして外国で工場を稼働するだけ、国内の人材が育たなくなるんだぞ!」

「国から援助を受けるう!?
はあけっこうなことだ!まあ俺なら、政治家や官僚に揉み手をするより、自社改革に尽力するけどなあ!」

ぽんこつ経営者のそばには、実直に意見をぶつける人がいないのだろう。
目上の相手でも、俺が偉そうに諭しても怒らないし、癪に障って取引を打ち切ることもない。

むしろ俺の発言を参考にし、自分や会社のあり方を改善して売り上げが伸びたり。
取引先の経営が安定してもらわないと、俺の会社も影響されるのだから、そりゃあ、でしゃばって口だしするというもの。

いや、俺だって経営者同士、日日、切磋琢磨して成長しながらも、パーティーでは優雅に酒を飲みかわして、おっとりと談笑をしたい。
無能さや愚鈍ぶりが目に余って、そうさせてくれない経営者どもがわるい。

今日も今日とてパーティーで一通り、忠言をしてまわり、疲れて休憩所に。
飲み物の自動販売機に珍しくカモミールがあったに、それを買って飲み、ソファに沈んでため息。

電灯が眩しくて瞼を閉じたなら睡魔が。
ぎりぎりまで、部下がやらかした、とんでもミスの尻拭いをしていたから、じつは疲労困憊。

「たく、経営者も従業員も使えないのばっかだな・・・」と思いながらも入眠。
五分か十分くらい仮眠するはずが。

ばちいん!とけたたましい音がすると同時に尻に激痛がして瞼を跳ねあげた。
起きぬけで、頭が回らないうちにも尻を打たれつづける。

それにしても「はあう!」「ひああ!」「ああう!」と我ながら婀娜っぽい声を。
涙が滲むような打撃の痛みだけでなく、腰がぬけるような快感を覚えてのこと。

奥歯を噛みしめ、現状を把握したところ、まず俺は緊縛されているよう。
手をうしろに結ばれ、顔を床に横たえながら、尻を高く上げている格好。

尻を叩かれるたびに胸や股間など性感帯に縄が擦れるから「んああ!」と痛みと快感が走るわけ。
息を切らし、涎を垂らしつつ、振りかえれば、掌を振りあげているのは栗原。

二十代にしてIT企業を立ちあげた青二才。
俺の会社のネット部門を任せているのだが「仕事で成果がでれば文句はないだろ?」とばかり敬語を使わず無礼な口を叩く。

もちろん頭にきた俺は「ルールやマナーを守らないほうが、面倒だし不便なのが分からないのか糞餓鬼!」とぶちのめした。
何回も「親にも叱られたことがないのに!」と幼児のように大泣きさせたから、さぞ恨んでいるのだろう。

が、復讐しているようには見えない。
頬を上気させてほほ笑み、ズボンをもっこりしたまま、尻を叩くたびにイっているかのように恍惚とした表情を。

「くう、ああ!この、糞餓鬼、があ!そんな、うれし、そお、にい!ひぎい!あう、な、なんだ、んん、はああう・・・!」

股がやけに濡れていると思えば、俺の体の下にもぐりこんで股間に顔を埋めている男が。
職人気質で頑固一徹な岩本社長。

自分が超一流の職人とあり、商品へのこだわりが強すぎて、ほかのことを度外視にする傾向が。
あまりの視野の狭さに「一人で自由業をしているわけじゃないんだから、社長を名乗りたい以上、義務と責任を果たしなさい!」と基本中の基本を教えてやった。

彼のまわりは畏敬する弟子ばかりで、俺のようにもっともな意見をする人間がいなかったのだろう。
すこしは耳を傾け、会社を立てなおしたものを、若造にプライドを踏みにじられたから根に持っているのか。

職人とあり器用に指を滑らせ、巧みな舌づかいで俺の息子を愛でる。
精液が垂れ流しになるほど快感がこみあげてやまず、尻の打撃と縄の絞めつけが加わればもう、痛いやら疼くやら興奮するやら陶酔するやら。

「は、はあ、しゃちょお、の、ばかあ!職人の、技を、こんなあ・・・!やらあ、す、吸わな、でえ!先っぽ、に、舌を、そんなああ!」

イきっぱなしで果てがないように思えたが、ふと肩をつかみ持ちあげられて。
見あげた先には、俺と同い年のCEO、黒崎が。

一言でいってしまえば、ブラック会社のボス。
情け容赦なく従業員を奴○あつかいし、取引先を脅し揺すり、ライバル社を卑劣な手で貶める。

身もふたもないコスト削減をしているから売り上げは立派なもの。
なれど「利益はお前の力じゃなく、数知れない人から恨みを買って生みだしたものだと忘れるなよ!」と釘を刺したなら、その矢先に元従業員に包丁で刺される事態に。

それから連絡がなかったに、予言をしたような俺が忌々しく、遠ざけているものと思ったのが。
卑しい笑みを浮かべ、無言のまま、湿ったズボンの膨らみを俺の頬に押しつけるだけ。

思惑が知れずとも「くそ!絶対、舐めるものか!」と決意。
した直後に、岩本社長がこれまた器用にズボンを爪で裂いて、尻の奥に指を。

超一流職人の指づかいに翻弄され「ひゃあ、だめえ、一斉に、んくああ!」とメスイキ。
弱いところを摩擦され叩かれるたびに、あんあん腰を振ってしまい、熱に浮かされるまま、黒崎の息子を布越しにぺろぺろ、熱く吐息して頬をすりすり。

「はしたなく痴態を晒すんじゃない!」と自分で自分を叱りつけるも、自制できず。
尻の打撃がやんで、代わりに糞餓鬼の大きい息子が当てられ、黒崎の息子も目のまえで剥きだしに。

目をくらくらさせ「ふう、んん・・」と咥えたと同時に突入され、痛みと快感がない交ぜになった衝撃が脳天を貫いて。

腕利きの職人の指と舌で愛撫されながら、しきりに縄を軋ませ、手の代わりに腰を強打され、顔をつかまれて前も強打されては、どこまでも落ちぶれ乱れるしかなく。

ふと口から抜かれたなら、思いっきり顔射。
勃起したままのを、精液まみれの顔になすりつけられつつ「お、俺は、わるく、ないのにい・・・!」と泣きじゃくって訴えたもので。

「ああ、ああう、お、俺だって、みんなと、仲よくう・・・!お、お前ら、があ、わるい、だああ!おお、くおお!おふう、おおおん!や、やらあ、ご、ごめんなさ、い、いい過ぎた、からあ!ごめ、ごめんなしゃああ!」

人を正すためと心を鬼にして説教をするも、罪悪感はのこるもの。
疚しいから、こんな歪な淫夢を見てしまうのか。

「はひいいん!」と潮を吹いたら、注ぎこまれ、そのあとは三人にすべての体位を試すかのようにさんざん犯されて、意識が遠のいてきたところで目を覚ました。
眠るまえと同じ、パーティー会場の休憩場。

「なんかデジャブだな」と紙コップを握りつぶし、立ちあがろうとして、まったく足腰に力がはいらず、へたりこむ。
割と大きな音を立てたに、近くにいた夢と同じ三人が「だいじょうぶか?」と
助け起こしてくれた。

そりゃあ夢を思いだして、胸がじくじくしたものを「だいじょうぶじゃない。家まで送れ」と仏頂面で命令。
三人の触るところが熱を持って痺れたのは、死んでも秘密だ。




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