ふたさこ 2023/04/14 18:50

キャラデザ作業を振り返る話

ふたさこのサクフウです。
前回の記事にてシナリオ上必要になった5人のキャラデザが終わりました。
これでようやくシナリオ上必要になった追加のエロドットアニメーションに手を付けられます。
しかしその前に今回はキャラデザ作業全体を振り返りたいと思います。

やはり特筆すべき点は無茶苦茶早かったことでしょう。
およそ10日で5人。ドットと一枚絵のおまけつき。

以前の私なら30日ぐらいかけていたと思います。
一体なにがここまでの差を生み出したのでしょうか?

主な要因は3つあります。

1.キャラデザにおけるある発見
2.スケジュールをガッチガチに組む
3.サポートにAIを利用

ではそれぞれ見ていきます。

キャラデザにおける発見

頭と体で表現の優先度が違う傾向があることを発見しました。

頭はパーソナリティの表現が最優先です。
いわばそのキャラの性格です。

体部分はなにをするやつかの表現が最優先です。
例えばそのキャラがサラリーマンならまずはサラリーマンであることを示すデザインにします。
なのでスーツを着せます。

この発見は作業効率上昇に貢献しました。

今まではなんとなく攻撃して敵を片付けていました。
が、よく見ると二人組の敵でそれぞれ弱点が違ったようです。

さらにこの経験は私に大きな問題を小さく区切るという発想ももたらしました。
部屋を模様替えするのはダルいですがクッションを変えるだけならそれほどではありません。
なんか把握し辛いときは区切ってみることで見えてくるものがあるようです。

スケジュールをがっちり組む

仕事じみてくるので避けていたのですが今後の作業量があまりにも多いので導入。
結果としてこれが一番パワフルに作業効率に貢献しました。

特に創作においてはクォリティを求めて深追いしがちなのでその抑制になります。

1タスク=30分とし、作業に対して30分で片付くかどうか自問自答します。
30分で片付く問題なければ作業を区切っていく。
これの繰り返しでタスク数をハッキリさせ一日の時間に割り振るという感じでスケジュールを立ててました。

その他に「今すぐやる」というのも大きく貢献しました。
ツイッター見てからやろうじゃなくてやったあとツイッターを見る。

まぁそれができれば苦労しません。
私は単純ですがご褒美を設けることでなんとか乗り切りました。
今始めるとダラダラタイムにコーヒー一杯ついてくる!

というように、とにかくダラダラするのをやめました。
今回早かったのは7割これのおかげです。

AIを活用

地味にかつ結構役立ったのがこのAIを活用することです。

今回の一連のキャラデザは最近なにかと耳にするChatGPTを試してみるのも目的の一つでした。

結論言えばわからないことがあればとりあえず聞いてみるぐらいでどんどん使うのが良いと感じました。

そもそもキャラデザってどうすればいいの?
こういうキャラならどういうデザイン?
服装は?

などなど。

「適当フかしてるなコイツ」というときや「なんもわかっちゃいねぇな」というときもありますがアイデアの呼び水として使う分には申し分なかったです。

特にとりあえずとっかかりがほしいときはとても役立ちました。
とっかかりを考えるのも意外と手間と時間がかかります。
それをAIがすぐ出してくれるので助かります。

個人的に一番助かったのはぱぱっとキャラにあってそうな髪型を教えてくれるところでした。
ほんと色んな種類知っています、AIくん。

今回キャラデザするにあたってまずキャラの設定からどういうデザインがいいのかなどを聞き取りを行い、髪型や服装などの資料を集めデザインをしてくと、という流れで行いました。

より良い答えを得るための呪文もあるようですが別に問題なかったので特に工夫せず普通に質問して聞き取りを行いました。

注意点としてはAIくんは日本語は堪能ですが日本人ではないということでしょう。
私はキャラデザと言えばアニメルックなビジュアルが思い浮かぶのですがAIくんにとっては実写映画などほうがまず思い当たるっぽいです。

だから最初に日本のアニメのキャラデザにおいて、などを枕詞にしたほうが良かった場合がありました。

総じて、このような大規模言語モデルは騒がれるだけあり凄い。
これは個人的な意見ですが誰でも使ったほうがいいのでは……?と感じます。
トイレはなくてもそこらで用を足せますが家にあると便利です。
私はAIにそのようなことを感じました。

なお今回はお絵描きAIも活躍しております。
毎回冒頭にイラストを置けたのはお絵描きAIのおかげです。

今回は予め出力していた絵から使えそうポーズを参考にするいわゆるポーズ集的な使い方をしました。

例えば以下のイラスト。

これは以下のAIイラストのポーズを参考にしました。

適当で良いイラストなら最低限見栄えするポーズを出力しやすいお絵描きAIの絵は時短に繋がり助かります。
普段からAIで遊んでおいて資料を増やすのもいいのかもしれません。

そういえば大規模言語モデルからお絵描きAIの呪文を生成してイラストを出力する、なんて使い方もあるみたいです。すげぇ。

終わりに

発見、スケジュール、AI。この3つのおかげで今回かなり手早くキャラデザを終えることができました。

質も申し分なく、なんなら数をこなしたことでキャラデザスキル向上を実感しました。
今見ると主人公ネーロエのデザインはもっとやりようがあったと思います。
今までわからなかった問題点が明確に認識できています。

さてAIについては細かいところを支えてもらって助かっています。今後も活躍していくでしょう。
なんなら英語の読み書きの練習にもたまに使ってます。

これは私を4歳児と仮定して易しい英語でAIに話しかけてもらっています。
雑な英語知識でも案外分かってくれるし、こちらも分かるので非常に楽しいです。

そんな感じで新たな仲間を迎え入れいよいよ追加のドットアニメーションを製作していきます。

どうなるか断定はできませんが6月を迎えるころには終わるのではないかと予想しています。
作業量はキャラデザの比じゃないので少しだけ休憩したのちに迎え撃っていきたいと思います。

よろしくお願いします。

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