31日から『LACKGIRL』のDL販売がスタートです! こんな考えでシナリオを書きました
やったー! ついに『LACKGIRL』のDL販売が31日からスタートです!
とってもおもしろい作品に仕上がったと思いますので、よろしくお願いします!
前回も書きましたが、とまりぎ亭から多くのスタッフが参加しています。
flankoiさん中国語翻訳)
蛍光灯さん(プログラマー)
御剣ヒロさん(スクリプター)
縁録緑さん(サブディレクター)
カスカベシシオさん(ディレクター)
まんごープリンさん(グラフィック補佐)
ちきんぐさん(グラフィック補佐)
僕はシナリオを担当したのでシナリオについて書こうと思います、イェイ!
皐月という女の子の成長の物語です。
愉快な友人、頼もしい先輩、ちょっとヤンキーっぽいクラスメイト、変な先生──黒セーラーのロリなんかに囲まれて、皐月がどう成長していくのか──不安です。
なぞの好意を寄せてくる黒セーラーのロリとか不安要素でしかない!
──彼女が何者なのかはまだ秘密です。うふふっ。
今回、シナリオで意識したのは、それぞれのキャラをしっかり書く、ということでした。
これは当たり前のことですが、今回はちょっと変な意味で言っています。
どういうことかいうと脇役は脇役としてしっかり書く、というのではなく、脇役も主人公できるくらいしっかり書く、ということを意識して書いたんです。
物語を作るうえでどうしようもないことなのですが、脇役が脇役として消費されていくのが僕は悲しいのです。いや、それは当然の話で脇役の宿命だし『LACKGIRL』にもそういうキャラはいます。
だけど、って思ったんです。
そういう脇役だとしても、書く時は主人公だって思って書こう! と!
主人公を書く時と同じくらいの熱を込めて全キャラを書いてみようと!
どのキャラでも主人公をやれる!
そういうつもりで書いてみました!
実際、皐月以外のキャラが主人公になっしまうんじゃないか? って思うこともありました。そこら辺はスリリングでしたね。
あれ? 〇さんが最強で終わり! って話になっちゃうんじゃないのか? って書いていて緊張したこともありました。
熱を入れた分だけ、どのキャラも凄く動いてくれたので書いていてとても楽しかったです。
あともう一つ気を付けたのはこの世界の一局面を書こう、ということでした。
キャラクターのために世界がある作品ではなく、過去から未来へ続く長い歴史の中で起きた一つの事件を書こうと思ったんです。
なんでかっていうと、紅緒さん達が考えた設定をちゃんと生かすにはそうした方がいいと思ったからです。
僕の都合で世界観を捻じ曲げずに、設定をちゃん使おうと。
僕が考えた物語のためにある設定ではなく、紅緒さん達が作り続けていく物語の設定だと思ったので、物語の中に過去と未来があることを意識して作りました。
この作品のずっと前もあるし、ずっと未来もある。
そして、それはこの作品のテーマにもなっています。
ずっとある過去、ずっとある未来。
この作品からそれを感じ取ってもらえたら、シナリオ担当の僕はとても嬉しいです!