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2022年 07月の記事 (11)

レモネードオアシス 2022/07/29 12:27

百合の館3

首輪に繋がれている朱里はお腹の調子が悪くなってきてしまう。
紫帆のショーツを貸してもらっている状況で、絶対に漏らしてはいけない。
頭ではわかっていても、身体は本能のままに楽になろうとしている。


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一週間は音沙汰無しだったのに、なんで急に!?
 久しぶりに温かいご飯の匂いを嗅いだから、大腸までもお目覚めになったのかもしれない。

「うっ、ううっ、こんなときに……!」

 メリメリメリ……ッ。

 お尻を閉じようと思っても、カチカチに固まった硬質便が肛門をこじ開けようとしてくる。
 お腹がペコペコで力が入らないし、お腹には一週間分のうんちが詰まっている。
 止めることなど、できるはずがなかった。

「だ、だめぇ……っ」

 めりっ、めりめり……っ。

 それでも朱里は必死になって便意を抑え込もうとする。
 なんと言っても、いまきているアジサイのワンピースのパジャマも、純白のローライズのショーツも紫帆からの借り物なのだ。
 それを汚すわけには、絶対にいかなかった。

「せ、せめて……おトイレに行かせてもらわないと……うー!」

 メキ、メキ……ッ!

 大腸が蠢動するたびに、直腸が拡張されいていく。
 もう、大決壊は間近に迫っていた。

「あ、あの……紫帆、さん……?」

 大食堂で声を張り上げてみても、キッチンまでは距離があるのだろう。
 声が届いている気配はなかった。
 それならばキッチンまで行けばいいじゃないかと思うけど、朱里の首輪はテーブルに固定された燭台に結ばれている。
 首輪の銀鎖は、専用の鍵がなければ外れないようになっていた。

「それなら……ううっ、我慢、しない、とぉ……はぁ、はぁぁっ」

 メリメリメリッ!
 メキ、メキメキッ!

 どんなにお尻を閉じようと思っても、硬質便によって直腸が拡張されていく。
 女の子の肛門括約筋は、男のものと比べると弱い。
 しかも、何回も便秘を経験しているうちに、知らないうちに肛門の皮が伸ばされてしまっている。
 そして、ついに。

 もこり。

「おっ、んぉぉ……っ!」

 肛門から顔を出すうんち。
 一週間ものあいだ朱里の直腸で水分を吸われ切ってきたうんちは、カチカチに固くなっていた。
 そんな極太の硬質便に直腸を穿たれ、朱里は舌を突き出してはしたない声を漏らしていた。

「お姉様の……おぱんつなのに……おっぉぉぉっ」

 もりっ、もりもりもり!
 めりめりっ、もこぉ!

 肛門から顔を出した硬質便は、容赦無くショーツの中へと漏れ出してくる。
 ショーツの張力に抑えつけられた硬質便は、少しずつ形を変えていくと、やがて巨大な便塊へと成長していった。

「あっ、ヒッ、ヒィ……! せっかく貸してもらったぱんつなのに……あっ、ひぅぅ!」

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レモネードオアシス 2022/07/20 06:12

陰キャラでなにが悪い!10

すっかりおむつの虜になった千影。
今日もおむつ登校をする。


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陰キャラでなにが悪い!(カテゴリー)

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√6章目 おむつだから恥ずかしくないもんっ


 全校朝会という緊急クエストをなんとか乗り越えることに成功した千影は、おむつデビューしたその日になんの躊躇いもなく教室で何度も尿意を放っていた。

 スカートの中でくぐもった水音と共に生温かなせせらぎが生まれるも、そのことに気づくクラスメートは誰一人としていなかった。

 そしてやってきた放課後――。
 千影は課題を片付けるために図書室で勉強していた。
 家に帰ると録画しておいたアニメやゲームなどの誘惑が多いから、集中したいときは図書室を使うことにしていた。
 ギャルゲーだったらメガネっ娘とのイベントが期待できるロケーションだが、残念ながらリアルではそうそう簡単にイベントが起こるはずもない。

(はぁ……。おまた、蒸れ蒸れになってる……)

 人気のない図書館で、千影の頬はほんのりと朱に染まっていた。
 千影は熱い吐息をつくと、椅子に座ったまま内股を擦り合わせる。
 それも無理はない――。
 朝から穿いている紙おむつはすっかり分厚くなっていて、おしっこを吸いきってスカートの中でパンパンに膨らんでいたのだ。

(もう、すっかり外、暗くなっちゃってる。そろそろ下校しても大丈夫、だよね……?)

 千影は立ち上がると、借りていた本を元の場所に戻す。
 今朝の全校朝会から充て続けている紙おむつはすっかり重たくなっていて、ちょっとでもかがむとスカートからはみ出してしまうほどに膨らんでいる。

 時計を見ると、午後の七時を指していた。
 図書室にいるのは千影が最後の一人。
 この時間になると、ほとんどの生徒たちは帰ってしまっている。
 学校を出て通学路をしばらく歩いてみても、誰ともすれ違わなかった。

(ふふふ……、これでやっと……)

 なぜこんなに遅い時間にまで粘っていたのか……?
 その理由は至ってシンプルだ。
 もこもこに膨らんだおむつを充てたまま下校すれば、もしかしたら重くなりすぎた紙おむつがスカートからはみ出してしまうかもしれない。そのために人気がなくなるまで待っていた。
 おむつを捨てて帰るという選択肢は最初からない。
 濡れたショーツの感触が大好きな千影は、濡れたおむつにも性的に興奮するようになっていた。おむつデビュー初日だというのに。

 それにこれが重要なのだが、最近ちょっと遊びすぎて課題を溜め込んでしまっていた。
 だからできるだけ遅くなるまで待ちつつ、そして課題を片付けていたらこんな遅い時間になっていたのだった。

(誰かとすれ違ったら、匂いでもしかしてバレちゃうかも?)

 すっかり日が暮れて、ところどころ蛍光灯の明かりに照らされた廊下を足早に歩く。
 幸いなことに廊下には誰もいなかったけど、いつ誰が来るとも分からない。
 そうなれば香水を使っているとはいえ、一日分のおしっこの匂いを感じ取られてしまうかもしれなかった。

 だが……、
 そんな想像をしただけでも千影の秘筋は愛液のおもらしをしてしまう。

(早く帰っておまた触りたい……)

 周りに誰もいないことを確認してから昇降口で靴を履きかえる。
 靴を履きかえるときはただでさえパンチラポイントだから要注意だ。

 靴を履きかえて校門を出ると、とっぷりと日が暮れた住宅街の夜道を、ポツポツと街路灯が照らしているばかりで誰もいない。

(どうか誰ともすれ違いませんように……)

 千影は心の中で手を合わせながらも帰路を急ぐ。
 おむつを充てているせいで、今日はずっと焦らしプレイをされているような感覚だった。
 許されることなら今すぐにでも微弱電流を発し続けている肉芽に触りたかった。
 だけどずっしりと重たくなっている紙おむつを充てているから走り出すこともできず――、

(あっ、おしっこ、したくなってきちゃった)

 千影が足を止めたのは、公園の道を歩いているときのことだった。
 公園、と言っても、遊具があるわけじゃなくて、散歩をするための道が大きな池をぐるっと囲うようにして作られた憩いの場所だ。
 誰もいない夜道が、等間隔の街路灯に照らし出されていた。

「やば、我慢できない……っ」

 今朝の全校朝会から、ずっとおしっこを吸収し続けてきた紙おむつは、すでにぱんぱんに膨らんでいる。
 これ以上漏らしたらおむつから溢れ出してきてしまいそうだ。
 だけど、すっかり緩みきってしまった千影の尿道は、どんなにおまたに力を入れても――、

 じゅわり。

「あっ、だめっ」

 しゅいいいいいい……。

 おまたに力を入れても、一日中おしっこを垂れ流しにしてきた千影は、おしっこを我慢できない身体になっていた。
 そして一日中千影のおしっこを受け止めてきたおむつも、ついに力尽きてしまう。

「あっ、溢れ出してきてるぅ……!?」

 内股をおしっこの滝にくすぐられて、千影は咄嗟にしゃがみ込んでしまう。
 道ばたで女の子が急にしゃがみ込む……、それは明らかに
 『行為中』
 という合図に他ならない。
 和式便器でするときのようにしゃがみこみ、お腹が圧迫されると、どんなに止めようと思ってもおしっこが噴き出してくる。

 しゅいいいいいいい……。
  ぽたっ、ぽたた。

「あっ! あっ! うっ! 横漏れしてきてるぅ……っ」

 もこもこに膨らんでレモン色に染め上げられた紙おむつ。
 その足口から、横漏れしてきたおしっこが溢れ出してくる。
 それでも千影の緩みきった尿道はおしっこを漏らし続けてしまう。

「あぅぅ……。こんなに漏らしちゃうなんて」

 しゅいいいいいい……。
  ぽたた……びしゃびしゃびしゃっ。

 横漏れで溢れ出してきたおしっこは、千影を中心として大きな水たまりを作り上げていく。

 もわ……っ。

 夜風に、ツーンとしたアンモニア臭を孕んだ湯気が立ち上っていく。
 水たまりはまるで湖のように広がっていき、千影の小さな身体を沈めようとしているようにも見えた。

「はぁぁ~、早く、終わって……って、ううおおお!? こ、この感覚は……!」

 ぎゅるぎゅるるるるるッ!

 突然のお腹のお目覚め。
 最後にうんちをしたのが昨日の放課後……ブルマを穿いたままのおもらしだったから、ちょうど一日と数時間ぶりの感覚だ。
 いきなりお目覚めになった大腸よほどご機嫌斜めなのだろう。
 大蛇が暴れ回るかのような蠢動をはじめる。

「おっ! おごぉっ!」

 にゅるるるるるる!

 柔らかくも温かい感覚がお尻からホイップクリームのように溢れ出してきて、おむつの中へと広がっていった。
 おしっこを吸収しきった分厚い紙おむつ……そのお尻の部分がうっすらと盛り上がる。

 むわ……ッ。

 すでに白いところがほとんどなくなった紙おむつから、饐えた茶色い悪臭が漂ってくる。
 それでも紙おむつからうんちがはみ出してくるということはなかった。

「ああ……、うんちも漏らしちゃってる……。うう、ま、まだ出る……うっ、ううう~!」

 しゅううううう……。
  じょぼぼぼぼぼぼぼ!
 にゅるるるるるる! ぷりゅりゅ!

 千影はあえてお腹に力を入れていく。
 どんなに我慢しても緩みきった穴では大決壊を止めることはできないのだ。
 それならば、誰かに見られるまえに、一気におしっこもうんちも出し切ってしまったほうがマシじゃないか……。
 千影は、もうおむつなしでは生きていけない身体になっていたのかもしれなかった。

 じょぼぼぼぼぼぼ!
  びしゃびしゃびしゃっ!
 むにゅうう~~~~~……。

 小さな身体の、一体どこにこんなにおしっこを溜め込んでいたのだろうか?
 千影自身もびっくりするくらいおしっこが横漏れしてきて……、
 それでもうんちは横漏れしてくると言うことはなかった。
 その代わり、お尻から溢れ出してきた柔らかうんちは、ソフトクリームのようにおむつの中で巻き巻きしている感触がする。

「んんっ!」

 ブルルッ!
 小さな身体を大きく震わせて、千影のおもらしは終わる。
 あとに残ったのは、湖のようなおしっこの水たまりと、ずっしりと重たくなった紙おむつだった。

「うわっ、スカートからはみ出しちゃってるよ」

 腰にぶら下がるようになって辛うじて穿けている紙おむつはスカートからはみ出していた。
 無造作に伸ばした黒髪があるから、後ろ姿ではなんとかおむつを隠せているけど、前から見るとレモン色に茶色かかった紙おむつがはみ出してしまっている。

「誰か来たら、カバンで隠せばいいよね……」

 千影はドキドキしながら、ゆっくりと歩き始める。

 ねちゃ、ねちゃ、ねちゃ、ねちゃ……。

 一歩進むたびに、おむつのなかのうんちがおまたに食い込んでくる。
 それでも誰かとすれ違うまでは、おむつを出したままで――。
 露出プレイにも似た感覚に、千影の秘筋は熱く濡れていた。

        ☆

「んにゅ、もう朝なんだ」

 翌朝。
 千影がベッドから身体を起こすと、既にショーツは愛液でぐしょ濡れになっていた。
 どうやら寝る前に官能小説を読んだから、エッチな夢を見てしまったようだ。

「うわっ、自分でもドン引き……」

 ネコさんショーツ……、そのクロッチの裏側を見てみると、生卵の白身を流し込んだかのようにヌルヌルになっていた。
 産毛さえも生えていないパイパンは、朝だというのに風呂上がりのようにふやけている。

「昨日はおむつ充ててドキドキしたから、まだ熱が残ってるのかなぁ……ちゃんと寝る前にオナニーしといたのに」

 ゆうべは寝る前にしっかりオナニーをしておいたのに。
 だけど若く瑞々しい身体は、まだ官能の炎が燻っているらしい。 ヒクッ、ヒククッ!
 朝一番の縦筋が痙攣するたびに、ネットリとした蜜が溢れ出してきて、クロッチにベッタリとまぶされていく。

「この調子じゃ、今日もおむつ充てていったほうがよさそうだね」

 ショーツだけだとおもらしをしたみたいにスカートのお尻に染みを作ってしまうに違いなかった。
 愛液の量が多い千影は、ショーツの中にライナーを入れてさえも、すぐにダメにしてしまう。

「おむつは……、ベッドの下っと」

 ベッドの下に手を突っ込んで、介護用の紙おむつを一枚取り出す。
 それをベッドに広げると、ちょこん、と千影は小さなお尻を置いた。
 ……ショーツを穿いたままで。
 それでも千影はなんの躊躇いもなく紙おむつを充てて、制服を着込んでいく。

「よしっ、これでオッケー♪」

 ぱんぱん、
 スカートの上から、おむつを充てたお尻をはたくと小気味のいい音がした。

「もっとおまたがジットリしたほうが好きなんだよねー。だから今日はおむつの下にぱんつ穿いていこう!」

 ぬるり、
 カバンを持って部屋を出ると、早くも熱くなっているおまたは愛液でおもらししたみたいに濡れている。
 今日はずっと一日中おむつのなかで蒸し返される――。
 そう考えただけで、千影の秘筋は背徳的な熱を宿してしまう。

        ☆
 いつもの通学路――。
 だけど、その光景はいつもとちょっとだけ違う。

(あっ、ゆうべおもらししたおしっこ、水たまりになってる)

 公園の広々とした道……、その真ん中に、出し抜けに大きな水たまりがある。
 それは千影のおもらしに他ならない。
 どうやら一晩では乾ききらずに残ってしまったらしい。
 だけどまさかその水たまりを千影のおしっこだとは誰も想像さえもしていないようで――、

(踏まれてるっ! 跨がれちゃってるよ!)

 ある生徒は水たまりなんて気にも止めずに踏みつけ、ある生徒は跨がって行っていた。
 ただでさえ熱く蒸れている千影の秘筋は、更に熱くふやけてしまう。

(あっ、おしっこしたくなってきちゃった)

 思ったときには、すでに千影は漏らし始めている。
 もはや千影にはおしっこを我慢するという選択肢は消え去っている。
 公園に作りあげた自らの水たまりを見つめながら、肩幅に脚を開いて立ち尽くすと、
 ブルルッ、
 小さな身体を大きく震わせる。

 しゅいいいいいいい……。

「あっ、ああぁ~」

 おむつがもこもこと膨らんでいき、ただでさえ蒸れ返っているおむつの中に生温かい感触が広がっていく。

(ぱんつ、温かいよぉ……。おまたに貼り付いてきて気持ちいい……ああぁ)

 じょぼぼぼぼぼぼ……。

 ブルルッ!
 おしっこを出し始めたときと同じように、小さな身体を大きく震わせると、千影のおしっこは唐突に終わった。

「ふう、気持ちよかったぁ」

 スカートのなかのおむつは、早くもずっしりと重たくなっていた。
 それになかに穿いてきたネコさんショーツもぐしょぐしょになっていて、おまたとお尻にペッタリと貼り付いてきている。
 それでもおしっこが外に漏れてくるということはなかった。


おしまい!

この小説は同人誌の『大決壊! 陰キャラでなにが悪い!』に収録してある小説です。
フルサイズのイラスト6枚も収録されています。
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 そして下校するときはこの公園で、同じ場所で大きな水たまりを作る……。
 そのことを考えただけで、千影のショーツはエッチな汁で甘酸っぱく発酵していく……。

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レモネードオアシス 2022/07/19 14:28

陰キャラでなにが悪い!9

おむつをあてて学校に行けばおしっこを我慢しなくてもいいという天才的な発想。


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 じゅわ、じゅもも……。
  しゅわわわわわわわ……。

「っ! っっっっ~~~!」

 ついに千影は立ったままおもらしを始めてしまう。
 くぐもった水音がスカートの中から聞こえてきて、おむつの内側が生温かくなる。

(しちゃってる!? うそ! わたし、しちゃってる! みんながいるのに、立ったままおしっこしちゃってる!)

 しゅいいいいい……。

 人前での放尿。
 それは未知の感覚だった。
 女はおしっこをするときでさえも個室のドアを閉めてしなければならない。
 本来は人前でおしっこなどという行為は、物心がついたら普通はしないのだ。
 そんな非現実的な感覚に、千影は耳までも真っ赤にさせてしまう。
 だが性欲を持てあます千影は、この快感に早くも順応しようとしていた。

(はぁぁ~~~。立ちションって、こんなに開放的な気分になるんだ……。気持ちいー)

 しゅいいいいいい……。

 千影は完全に尿道から力を抜き、なんの躊躇いもなくおしっこを漏らし始める。
 人前でのおしっこ……、
 それは少女にとってはあまりにも刺激的で、背徳的な開放感となって、千影の頬を弛緩させる。

(ああぁ……おむつ、温かい……、おまた、気持ちいい……。って、モコモコ膨らんできてる!?)

 しゅわわわわわ……。

 もこ、もこもこもこっ。
 おしっこを受け止めた紙おむつは入道雲のようにモコモコと膨らんできたではないか。
 紙おむつに使われている吸水ポリマーは、おしっこを吸うと膨らむことによっておしっこを閉じ込めるのだが……、そのことを知らなかった千影は、立ち尽くしたままびっくりしてしまう。

(や、やばい……っ。スカートから、はみ出してない、よね?)

 しゅいいいいい……。

 スカートから剥き出しになっている、病的なまでに真っ白い太ももが、恥ずかしくて桃色に染まっていく。
 膝がカクカクと震えてきて、ちょっとでも気を抜いたらしゃがみ込んでしまいそうだった。
 それでも一度漏らし始めてしまったおしっこを止めることはできない。

 しゅわわわわわ……。

(ううっ、おむつ、重たくなってきて……。やだ、腰からぶら下がってきてるみたいっ。このままだと、スカートからおむつがはみ出る! やばいって! あたし、変態みたいじゃん!)

 しょわわわわわ……。

 きゅん、キュウウウウ!
 立ったまま身体を大きく震わせる。
 スカートの裾が踊って、おむつが見えそうになる。
 それでもおしっこは止まってはくれない。ただでさえ短い尿道はふっくらとして柔らかい。どんなに力を入れても最後まで漏らすしかないのだ。

(あぁぁぁ……。お尻のほうまで温かくて……モコモコ広がってて……。凄い……。気持ちいいなんて、あたし、変態になっちゃったみたいだ……)

 しゅいいいいいいいい……。

 ――もしもここでおむつがバレてしまったらどうしよう?
 そんなスリルを味わいながらも、尿意を放っていき……、

 ブルルッ!
 その痙攣とともに、千影のおもらしは終わりを告げた。

「はぁ、はぁ、はぁ~~~」

 終わった。
 終わってくれた。
 いや、終わってしまった。
 その場に立ち尽くし、千影だけまるでマラソンをしてきたかのように汗だくになっていた。
 おまたも汗とおしっこでぐしょ濡れになって、おむつも蒸れ蒸れだ。
 いくら通風性がいいからって、汗だくになってしまってはあまり恩恵がないらしい。

(あ、でも、おむつ、思ったよりもサラッとしてる、かも?)

 立ったまま、そんなことを思う。
 もしもショーツを穿いたままおしっこを漏らしたら、もっとジトジトになっておまたとお尻にぺったりと貼り付いてきていたことだろう。
 だけど、紙おむつはサラッとしている。

(スカートからおむつ、はみ出してないよね……)

 ちょっと心配になって、スカートの裾をただす。
 ……多分見えていない、と思う。
 スカートというちっぽけな布きれに覆われた紙おむつは重たくなっていた。
 いくら最新式の紙おむつとはいえ、質量保存の法則には敵わないらしい。
 漏らしたおしっこの分だけ、ずっしり重たくなっている。
 だけどそれはおむつが千影の失敗を受け止めてくれたということでもある。
 もしもおむつを充てていなかったら、太ももを伝ってふくらはぎを濡らし、足下に大きな水たまりができていたことだろう。

(おしっこ、気持ちよかったぁ。人前でおしっこするのって、こんなに気持ちよかったんだ。それに、立ったままするの、開放的で癖になっちゃいそう……)

「ふぅ」

 おむつを充てた少女は、短くも熱いため息をつく。
 その股間は官能の蜜に熱く濡れていて――、
 それは内気な少女が新たな性癖に目覚めた瞬間でもあった。

        ☆

 ぐちょっ。

 全校朝会を終えて教室に帰ってきて、自分の席に着く。
 おしっこを吸った紙おむつが、お尻と椅子に潰されて、なんとも言えない感覚に襲われた。

(サラッとしてるけど、ブヨブヨしてる)

 だけどその感触でさえも、今の千影にとっては心地よく感じられた。
 赤ん坊のような秘筋は、背徳的な感覚に熱く濡れ、おもらしのようにおむつをグショグショに濡らしている。

(あっ、おしっこしたいかも……)

 しゅいいいいいい……。

 教室で。
 クラスメートたちがいるというのに、千影はなんの躊躇いもなく尿道から力を抜いていく。
 最初の躊躇も、緊張感もなくなっている。
 千影は、すっかりおむつの魅力に取り憑かれてしまったのだ。

        ☆

 じょぼぼぼぼぼぼ……。

 座学の授業中、千影は何度もおむつに尿意を放っていた。
 今日はまだ一度もトイレに行っていない。
 朝一番のおしっこだってこのおむつにしたし、あれからたくさん水を飲んで、何回もおしっこをした。
 それでも紙おむつは千影の失敗をすべて受け止めてくれていた。

(でもさすがに心配になってきたし。ちょっとトイレで見てこよ)

 昼休みになって千影は今日初めてトイレに立った。
 立ち上がると、ずっしりと重たくなっている紙おむつは腰からぶら下がっているようでもある。
 トイレの個室に入って、スカートを捲り上げてみると……、

 むわっ。

 ふんわりとしたおしっこの香りが立ち昇ってくる。
 どうやらおむつといえどもおしっこの匂いを封じ込めてくれるというわけではないようだ。

「こんなこともあろうかと」

 千影は制服のポケットから、香水の入った小瓶を取り出す。
 学園デビュー(失敗したけど)するときに張り切って買ったはいいものの、一度も使う機会がなかった香水だ。
 まさかこんな形で日の目を見ることになろうとは、千影自身もびっくりだ。

「太もものところにシュッと一吹きして……」

 桃色に染まった太ももにシュッと吹きかけて、それを指先でなじませていく。
 キリッと、凛とした香り。
 千影は甘い香りよりも目が覚めるような香りのほうが好きだった。
 これでおしっこの匂いも気にならない……はずだ。

「んっ!」

 くちゅりっ。

 太ももを触っていると、おまたが熱くなってエッチな音を立ててしまう。
 ただでさえおむつの中はおしっこと汗で蒸れ蒸れになっている。
 千影のおまたは、おむつの内側でトロトロになっているに違いなかった。

「だけど、換えのおむつ、持ってきてないから……、今日はずっとこのままだけどね」

 替えのおむつも、ショーツさえも忘れてきてしまった。
 だから今日はずっとこのおむつを外すことができない。
 もしもおむつを外せば、汁ッ子の千影のことだ。
 内股に愛液の滝を作り上げてしまうことだろう。
 そうだ、トイレの個室から出る前に――、

「はぁぁ~」

 じょぼぼぼぼぼ……。

 千影は洋式のトイレを前にして立ったまま、なんの躊躇いもなく尿意を放っていく。
 その頬は気持ちよさそうに弛緩していた。


陰キャラでなにが悪い10につづく!

この小説は同人誌の『大決壊! 陰キャラでなにが悪い!』に収録してある小説です。
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レモネードオアシス 2022/07/15 08:36

百合の館2

紫帆に連れられてやってきたのは、近所でも噂になっている立派な洋館。
たったひとりで洋館で暮らしている紫帆の元に身を寄せることになった朱里は、しかし急にお腹の具合が悪くなってきてしまう。

首輪で繋がれているからトイレにさえも行くことができない朱里は助けを呼ぶも……!


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「うわ。パジャマまで用意してくれてたんだ……」

 久しぶりのお風呂。
 気がつけば一時間以上も浸かっていた。
 朱里が浴室から出ると、そこにはふかふかのバスタオルとパジャマ、それにショーツも用意されていた。

「もしかしたら、紫帆さんのおぱんつ……?」

 用意されていたショーツを広げてみると、純白のローライズのショーツだった。
 朱里がいつも穿いているしましまの女児ショーツと比べると、かなり大人っぽいデザインになっている。

「穿いちゃう? 穿いちゃうの?」

 脱衣所で逡巡していると、扉がノックされて紫帆が顔を出す。
 入ってきた紫帆は、ゆったりとした紫紺のワンピースに身を包んでいた。

「パジャマとショーツは私が使ってるものしかなかったからそれを用意させてもらったけど、嫌だったら穿かなくてもいいわよ」
「そ、そんな……っ。穿くっ穿きますっ」
「そう。そう言ってくれると嬉しいな。ブラは……明日にでも仕立屋さんを呼ぶから、そのときに買いましょうか」
「え」

 仕立屋さん?
 しかも買うって?

「あ、あの……。わたし、その……お金、持ってないです……」
「そんなこと気にしないの。さあ、私にショーツを穿くところをみせてちょうだい」
「は、はい……」

 紫帆に手伝ってもらって、バスタオルで水滴を拭き取っていく。
 ショーツを手に取って、広げると……、

 もわわ……っ。

 立ち昇ってきたのは、洗剤の柔らかい香り。
 しっかりと洗濯されていたけど、クロッチの裏側は、ほんのかすかに黄ばんでいるようにも見えた。

(紫帆さんみたいな美人さんでも、おぱんつを汚してしまうんだ)

 知ってはイケナイことを知ってしまった気がして、ドキリとしてしまう。
 あまりにも食い入るようにクロッチを見つめすぎていただろうか?

「やっぱり穿くのはやめとく?」
「ううん。紫帆さんのおぱんつ穿くと思うと、なんかぽーっとしてきて……でも、全然嫌な気分はしない、です」
「そう。それはよかった」

 紫帆はホッと胸を撫で下ろしてみせる。
 こんな美人さんにこんなことを言わせてしまったのだ。
 ここは一息に穿かなければ。
 それに紫帆には助けてもらった恩もある。
 絶対に恥をかかせるわけにはいかなかった。

「よし、穿きますっ。紫帆さんの……お姉様のぱんつっ」

 純白のローライズのショーツに脚を通していく。
 朱里が愛用している女児ショーツよりも、だいぶお尻を覆う面積が少ない。
 大人っぽいデザインながらも、純白ショーツはシンプルだった。

「んっ……っ」

 キュンッ!
 じゅわわぁ……っ。

 クロッチが食い込むくらいに穿くと、おまたが官能的に痙攣する。
 すると早くもクロッチの裏側がジンワリと熱く濡れていった。

「あっ」
「ふふ、顔が真っ赤になって可愛いんだから」

 ふらりと倒れたところを、紫帆に支えられる。
 その温かくて柔らかい感触に、久しぶりの安心感を覚えていた。

(でも……っ。だめ。これ以上お姉様に迷惑をかけたら悪いしっ。それに、明日になったら仕立屋さんを呼んでくれるらしいけど、そんなことしたら絶対に凄いお金かかっちゃうしっ)

 この期に及んでも、朱里は今夜のうちにお暇しようと考えている。
 両親が普段からお金に困っているところを目の当たりにしてきたから、朱里という少女は他人に甘えることが下手だった。

「朱里、また遠慮しようとしてるでしょ」
「そ、そんなことは……ない、です……」
「うそ。目が泳いでるからすぐにわかるんだから。そんな朱里にプレゼントを持ってきて用意してあげたの」
「えっ、プレゼント……?」

 ショーツにパジャマも貸してもらって、そのうえプレゼントだなんて。
 それはとても嬉しいことだけど、でも、これ以上迷惑をかけるわけにもいかない――。
 そう思っていると……、しかし紫帆が背後から持ちだしたものを見て、朱里は凍りついてしまった。
 なにしろ、紫帆が指しだしてきたもの。
 それは。

「く、首輪……!?」
「そう。首輪。遠慮がちな子猫ちゃんを捕まえておくには、首輪をつけておかないと、ね♪」

 首輪は銀と黒革のオシャレなデザインをしていた。
 それにスロープにも華奢な銀の鎖が使われている。
 オシャレなアクセサリーと言われたら信じてしまいそうなくらいに作り込まれている。

「朱里が私から逃げたいと思っているのなら、首輪は断ってもらってもいいけど。どう?」
「ど、どうって言われると……そ、その……」

 これ以上迷惑をかけるのは悪いと思っているから逃げようと思っていたのに、ここで首輪を断ったら紫帆のことを嫌っていると言うことになってしまう。

「む、むぅ……。首輪、嵌めます……。嵌めて、ください……」
「よろしい。それじゃあまずはパジャマを着せてあげるからジッとしててね。ブラは今夜のところは我慢してちょうだい」
「ん……はい……わかりました」

 うっすらと紫がかった、ワンピース型のパジャマを紫帆に着せてもらう。
 スカートの裾のところには、アジサイがあしらわれていた。
 しっとりとした肌触りで、それだけでも高級そうな予感がする。
 ……怖くて値段は聞けないけど。

「それじゃあ、首輪を嵌めてあげる」
「よ、よろしくお願いします。お姉様……」

 おとがいをかすかに上げ、無防備な首を紫帆に晒す。
 こうしていると紫帆の指先が絡みつくように首筋を撫で回していき、ゆっくりと黒革の首輪が嵌められていき――、
 朱里は、首輪に繋がれていた。
 華奢な銀の鎖は、しっかりと紫帆の手に握られている。

「ああ……繋がれちゃってる……。お姉様に、首輪嵌められて、繋がれちゃってるよ……っ」

 ゾクゾクとした冷たい電流が駆け抜けていく。
 それなのに、おまたは熱くなっていて、クロッチの裏側は濡れそぼっていた。

(お姉様のぱんつなのに汚してしまっている……)

 倒錯的で背徳的な感覚がない交ぜになって、だけどそれでも思春期の身体は正直で――、

 ぐうぅ~。

 切なげに鳴いたのは、朱里のお腹の虫。
 あまりにも場違いな音に、朱里は頬が熱くなるのを感じた。

「あっ、あの……これは……、その……この三日間はほとんど食べてなくて……っ」
「元気になってくれたようでなにより。お夕飯作っちゃうから……、そうだ、食堂で待っててちょうだい」
「あ、あの、なにかお手伝いすることがあればなんでもしますっ」
「ありがとう。でもフラフラなあなたを手伝わせたら、指でも切られちゃいそう。食堂で寛いでてほしい、かな」
「わ、わかりました……」
「それじゃあ、行きましょうか」
「ぁんっ」

 シャラリ、紫帆に銀鎖のスロープを引かれ、お風呂上がりの朱里は食堂へと連れていかれる――。

        ☆

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レモネードオアシス 2022/07/13 08:07

陰キャラでなにが悪い!8

おむつをあてて学校に行けばおしっこを我慢しなくてもいいという天才的な発想。


目次

陰キャラでなにが悪い!(カテゴリー)

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√5章目 初めてのおむつ登校


「うおおおお! まさか二日連続でおもらしだなんて……!!」

 千影は学校から帰って来るなり、自分の部屋のベッドにダイブしていた。
 うつぶせになって、まくらに顔を押しつける。
 思いだしただけで赤面ものだ。

(だけど、中井、さんにお礼言えてよかったな)

 それがせめてもの救いだった。
 もしもあのときトイレに来てくれなかったら、千影はまだトイレの個室で、夜になるまで息を潜ませていたかも知れない。

「これ以上迷惑かけられないし……。でも、勝手に漏らしちゃうし……でも……どうにかしなければ!」

 息が苦しくなってきて、千影はまくらに押しつけていた顔を起こした。
 だけどどうにかしなければと思うけど、具体的になにをすればいいのか決めたわけではなかった。

(……おむつでも充ててみる?)

 冗談のつもりでそんなことを考えてみるけど、だけど意外とグッドアイディアかもしれない。
 テレビとかのコマーシャルで、最近の紙おむつは通気性もいいらしいし。
 そうと決まれば、財布を持ってドラッグストアにGOだ。

        ☆

「うわぁ、おむつってこんなに種類あるのか」

 ドラッグストアの明るい店内……、その紙おむつ売り場までやってきた千影は目を丸くして驚いてしまった。
 男用と女用に分かれているのは想像できたけど、年齢別に細かく分類されているし、介護用の紙おむつまである。

「さて、なにを買えばいいのだろうか」

 チビで身体の凹凸に乏しい体型だから、小学校高学年のおねしょ用の紙おむつなんてよさそうだけど。
 ピンクの花柄模様があしらわれていて、可愛らしいデザインをしているし。

「こんなに薄いならぱんつと代わらないなー。でも、薄すぎてちょっと不安かも?」

 あんまり薄型だと、おしっこの吸収量に問題がありそうだ。
 もしもおむつから溢れ出してきたら目も当てられないし。
 と、なるともうちょっと分厚いおむつがいい。

「介護用かー。こっちはテープタイプなんだ。ちょっと厚手で、安心設計って感じなのかなー」

 よし、
 千影は決心すると、介護用の紙おむつが詰められたビニル袋を手に取る。
 ゴワゴワしているから、おむつの枚数の割にかさばってしまう。
 あとは、小さな身体で大きな身体で大きなビニル袋をレジに持っていけばいいが――、

(ヤバ、緊張してきた)

 この年にもなって、制服姿で紙おむつを買うだなんて、ちょっと……、いや、かなり恥ずかしいことなのでは?
 なんだか急に恥ずかしくなってきて、背筋を滝のような汗が伝い落ちていく。
 それに、

 じゅわり――、

 羞恥心に熱くなった秘筋から蜜が滲み出してきてしまう。
 そういえば今日は学校でうんちを漏らしてからノーパンのままだった。
 ……癖になりそう。

(あ、ヤバ……。ふくらはぎにまで垂れてきてる……)

 おもらしのように溢れ出してきた愛液が、だらだらと内股を伝い落ちてふくらはぎをくすぐっていく感触。
 早く会計を済まさないとおもらしみたいに水たまりを作ってしまいそうだ。
 残された時間は、あまりにも少ない。
 決意を決めた千影は、顔を真っ赤にさせながらもレジに紙おむつを出す。
 こういうときは即決が大事なのだ。
 ……だけどさすがに恥ずかしかったので、

「お、ばあちゃんの介護に使うんですけど……、これで大丈夫ですか?」

 あくまでもおばあちゃん用。
 レジ打ちをしているお兄さんに、千影自身が穿くんじゃないということを暗に伝える。
 ちなみにおばあちゃんは今も元気で毎日ラジオ体操をしている。ごめんなさい。
 介護用ならこれで大丈夫だとお兄さんのお墨付きをもらって、しっかりと紙袋に包んでもらう。これであとは帰り道で事故に遭わないようにお祈りしながら家に帰ればOKだ。

        ☆

「ついにおむつ、充てちゃうんだ……」

 千影が呟いたのは、翌朝のことだった。
 もうすぐいつもの起床時間だ。
 実はゆうべ、深夜アニメを見てからというもの緊張してほとんど寝ることができなかった。
 ただでさえ濃い隈は、更に深く刻み込まれている。

「よし、着替えるか」

 千影は意を決すると、パジャマを脱いで一糸まとわぬ裸体になる。
 そして紙おむつを一枚取り出すと、布団の上で広げてみた。

(思ってたよりもゴワゴワしてるかも。だけどしっかりした作りになってるんだ)

 足口はレース状になっていて、おしっこが横漏れしにくくなっているらしい。
 そんな紙おむつに小さなお尻を乗っけて、見よう見まねでおまたを包み込んでいって、テープで留めてみる。

「……これでいいのかな?」

 学園デビューする初日に使ったきりの全身を映し出すことができる鏡……姿見の前に立ってみる。
 そこに映し出されたおむつ姿の自分に、千影は頬が熱くなるのを感じてしまった。
 ほとんど男の子のような、チビで貧乳の体型には、そのお尻を覆っている紙おむつはあまりにも大きく見える。

「うわ、あたし、おむつ充てちゃってるんだ……」

 急に恥ずかしくなってきて、無意識のうちに脚を閉じようとしてしまうけど、そうするとおむつのゴワゴワ感をより実感できてしまった。

「思ってたよりももこもこしてて、脚、閉じにくいかも」

 あくまでも、ショーツよりは、だけど。
 ちょっと無理をすれば脚を閉じることはできる。

「制服と合わせてみようか」

 おむつの上から制服を着ていく。
 スカートに覆われているお尻が大きくなって、セクシーに見える、かも?
 貧乳だからお尻だけ大きくなって、ちょっとアンバランスかもしれないけど。
 だけど千影がまさかおむつを充てているだなんて、誰も想像さえもしないだろう。

        ☆

 初めて生理用品をぱんつの中に入れたときの緊張感を、何倍にも強くしたような感覚。

(こ、これは思っていたよりもレベル高い羞恥プレイ!!)

 千影が早くもリタイアしたくなったのは、まだ学校にも着いていない通学路だった。
 いつも通っている道のはずなのに、ちっとも気を抜くことができない。

(いつもは風だと思ってもいなかったそよ風が牙を剥いてきやがるぜ……!)

 些細なそよ風にもスカートの裾を抑えてしまう。それに歩くたびにカサカサと紙が擦れる音がしていた。
 もしかしたら、みんなにもこの音が聞こえているんじゃないだろうか?

(本当は、あたしがおむつを充ててるって、みんな気づいてる、とか……?)

 だけどそんなことを言ったら気の毒だから、見て見ぬふりをしてる、とか……?
 そう考えると急に緊張してドキドキしてきてしまう。

(やだ、耳まで熱くなってるよ)

 じゅわり――、

 羞恥心に、股間が熱く濡れてくる感触。
 紙おむつの中は、早くも甘く蒸れようとしていた――。

        ☆

(ふぅ、なんとか教室に辿り着いたぜ……)

 千影は自分の席につくと、額に浮き上がった脂汗を拭った。
 まだ授業も始まっていないのに、とんでもない疲労感だ。

(最初っからクライマックス……!)

 だけど今日は座学の授業しかないから、あとはこのままずっと座ってればいいと言うことになる。
 おむつデビューする日としてはイージーモードだろう。
 ……だが。
 ブツンッ、教室のスピーカーから短いノイズが発せられると、それはそれは怠そうな男性教師の声が全校放送で流れるのだった。


『えー、これから全校朝会を行うので、生徒たちはグラウンドに集まるように』

 その放送に、教室中の生徒たちが非難の声を上げる。
 たまに校長の気分次第で、もの凄い長話を聞かされることがあるのだ。退屈なことこの上ないし、立ちっぱなしなので居眠りすることさえも許されない。

(マ、マジでか……)

 席について頭を抱えていたのは千影だ。
 今日はもうずっと座りっぱなしだと思っていたのに、まさかの全校朝会とは。
 ついてないっていうレベルじゃない。
 しかも立ち上がろうとしたときに、ツキーンと下腹部に張りを感じる。

(やっば! そういえば今朝はおむつのことばっかり考えてて、トイレに行くの忘れてたぁぁぁ!!)

 ここにきてまさかの尿意。
 だけどクラスメートたちは早くも廊下で並んでいる。トイレに行ってる時間はなさそうだ。
 もう、おむつを充てたまま、全校朝会に行くしかない――。


        ☆

(ヤバいっ! ヤバいっ! ヤバすぎる!!)

 朝礼台に立った校長の話が、お経のように永遠と続いている。
 そんななか、千影は滝のような汗を流しながら尿意と戦っていた。
 なんとか立ってはいるけど、ちょっとでも気を抜いたらしゃがみこんでしまいそうだ。
 膀胱はすでに水風船のように膨らんでいる。
 ちょっとでもおまたから力を抜いただけで漏らしてしまいそうなほどにパンパンになっていた。

(うう、も、漏れる……! 漏!れ!そ!う!)

 だけどなにも我慢する必要はないのだ。
 なにしろ千影は介護用の紙おむつを穿いているのだから。
 だけどいざおしっこをしようとすると、緊張しておまたに力が入ってしまう。

 ただでさえ立ったままおしっこなんてしたことがない。
 しかも全校の生徒が集まってるグラウンドでおしっこをするだなんて。
 女の子は、人前でおしっこなんてしないし、おしっこというものははいつも座ってするものなのだ。
 いきなりこんな状態でおしっこをしろだなんて、レベルが高すぎる。

(おむつ穿いてるから、おしっこしてもいいのに! でも立ったままおしっこしたことないかないし……!!)

 こうして逡巡しているあいだにも、膀胱には一滴々々濾過されていき、千影の下腹部はぷっくりとおしっこによって押し広げられていく。

(も、もう漏れそう……!)

 キュンッ! キュゥン!

 おしっこを我慢しすぎて膀胱が痛くなってきたし、おまたがキュンキュン痙攣してきてる。
 身体が警告しているのだ。これ以上おしっこを我慢すると身体に毒だぞ、と。

 ヒクッ、ヒククッ!
  じゅわ、じゅわわ……。

(あっ、出てきちゃう……)

 ジュワッとおまたが生温かくなる感触。
 こうなると、ふっくらとしたおまたをどんなに閉じてもおしっこは漏れ出してきてしまう。


陰キャラでなにが悪い9につづく!

この小説は同人誌の『大決壊! 陰キャラでなにが悪い!』に収録してある小説です。
フルサイズのイラスト6枚も収録されています。
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