みぎた(五時半) 2023/05/09 18:00

「フリーランスとして働いていたが、挫折」48%

Webメディアを運営するユニークキャリアって企業が、フリーランス経験者718人を対象に「フリーランスの働き方に関する調査」を実施。
フリーランスとして働いてみたものの、挫折した経験があるか聞いたところ、48%が「ある」と回答したとのこと。挫折した理由の1位は「収入が安定しないこと」(250人)らしい。

ってな記事があったので、今回は、この話題をDL同人作家と関連づけて話していきたいと思います。




1位「収入が安定しない」

これについては、完全にそうとしか言いようがないですね。
DL同人の場合は、新作を販売する月と、そうじゃない月との落差が一番大きいと思います。あと、セールやキャンペーンの有無などにも左右されやすい。

だから、僕みたいな弱小サークルは、新作の配信日が近づくと、売れるか売れないかが気がかりでしょうがないみたいな状態になりがちです。そういった類いの不安とは、常に隣り合わせだったりします。


2位「継続的に案件を受注するのが難しい」

この点は、DL同人的にまったくといっていいほど関係ない部分ですね。
案件を受注するかたちをとらないですから。とはいえ、ちょっと話が変わるかもしれないですけど、SNS等での宣伝や営業などは、ある程度以上、必要なことといえるかもしれません。
僕の場合、そこんところ、めちゃくちゃ手を抜いているので偉そうなことは言えませんが。


3位「将来性の不安」

ここはフリーランスとかあまり関係ない気もするんですけど。
今は安定した職に就いていたとしても、数年後はどうなっているかわからないですからね。会社が潰れるかもしれないし、人間関係で揉めるかもしれないし、健康面で問題を抱えるかもしれないし、不測の事態が起こる可能性も否定できないし。

とはいえ、DL同人の将来性も、まったくもって安泰ではないと考えています。
AI問題も現時点での影響は微弱とはいえ、今後はどうなるかわからないし、あとそれ以上に危惧されるのは、規制問題ではないかと思います。僕は基本、ロリ寄りの絵ばかりを描いてますし……。

ただ、これらのことを考えてもあまり意味がないと思っています。答え出ないですしね。自分からわざわざ不安を作り出す必要もないかな、といったところでしょうか。


4位「労働時間が長い」

これはもう圧倒的にそうです。収益が高いレベルで安定していけば話は別でしょうが、そうでないかぎり、けっこうな確率で自転車操業に陥ることでしょう。

僕の場合は完全にそうで、休日なんてものは幻でしかなく、一日の労働時間が10時間を下回ることはありません。ただ、それは僕がさぼりがちだからってこともあるんですけど。

矛盾するようですが、あくまで労働時間が10時間以上というのは、正確にあれすると、椅子に座っている時間が10時間以上って話です。実際に制作してる時間は、ひょっとしたらその半分くらいかもしれない。
おおむね、さぼってしまっています。何をどうさぼっているかっていうと、まあ、ネトフリでドラマを見たり、YouTuberで動画を漁ったり、どうでもいいことをググって時間を潰してしまったりといった具合ですね。

ただ、拘束時間は10時間以上が当たり前ですし、休日も存在しません。あくまで僕の場合はですが。なので、体調管理がめちゃくちゃ重要になってきます。単純に、長時間座りっぱなしって時点で、健康被害も甚大でしょうし。

とはいえ、DL同人作家の場合は、労働時間の長さはさほど問題にならないのではないかと睨んでいます。DL同人作家としての仕事の大半は、絵を描くことに割かれます。

「絵を描くことは、果たして仕事なのだろうか?」

そんな思いを抱きながら、常日頃、制作に励んでおります。
何が言いたいのか。つまり、ストレスフリーってことです。いや、フリーってこともないんですけど、少なくとも僕の場合は、会社勤めしてたときよりも圧倒的にストレスは感じてない。拘束時間が10時間以上であろうとも、休日が皆無であろうとも、ストレスを感じることはほとんどありません。だから、労働時間の長さはあまり問題にならないような気がしています。ただ、ゲームしたり、読書するといった時間が削られてしまっているのも事実。まあ、いいとこ取りはできないってことでしょうか。


5位「スキルが向上できない」

この点もDL同人的には、まったく当てはまらないですね。スキルの上昇、蓄積は存分にある仕事だと思います。絵がうまくなるし、マンガの描き方も学んでいける。まあ、僕はマンガは描いてないですけど。
CG集の場合だとカラーイラストが中心となるので、塗りの技術も身につきます。マンガでもカラーで描いてる人、多いですけどね。DL同人の場合。
でも厳密にいうと、ちょっと違うんですよね。カラー漫画の塗りと、カラーイラストの塗りって。そこは話がそれるので割愛しますが。


まとめ(DL同人作家の場合)

  • 1位「収入が安定しない」
    →新作を販売する月と、そうじゃない月との落差が激しい。影響
  • 2位「継続的に案件を受注するのが難しい」
    →案件を受注する仕事ではないので、ほぼほぼ関係ない。影響極小
  • 3位「将来性の不安」
    →DL同人作家でも、勤め人でも将来性の不安は常につきまとう問題。影響
  • 4位「労働時間が長い」
    →たしかに拘束時間は圧倒的に長いし、休日も取りづらい一方で、ストレスを感じにくいプラス面もある。ただ、趣味の時間が減るのも事実。影響
  • 5位「スキルが向上できない」
    →絵や塗りがうまくなる、マンガの描き方を学べる。向上する要素しかない。しかも、ストックビジネス。影響皆無どころか、プラス面しかない

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