【フリー台本】クールに見えて怖がりなお姉さんと添い寝(仮)
みなさま、いつもお世話になっております。
同人シナリオライターの雪本深白です。
フリー台本
◇タイトル/クールに見えて怖がりなお姉さんと添い寝(仮)
【オンライン版】
◇注意事項
【本作品はシナリオサンプル兼フリー台本です。
練習や配信等で自由に活用して頂いて構いません。】
【ご使用の際はご連絡していただけると、
宣伝等のお手伝いが出来ます。】
【台本中において、
【演技指示】で演技指示、
〈位置、距離〉で位置、距離の指定、
『単語』で単語の強調、
[SE]で効果音の指定をしております。】
【ト書きや位置はイメージです。
収録環境に応じて変更していただいて構いません。】
【タイトルや語尾などの細部につきましても、
お好みに応じてアレンジして頂いて問題ありません。】
【また一部箇所だけのご使用も可能です。】
【不明な点やご確認したいことなどございましたら、
Twitter、
もしくはメールでお気軽にご連絡ください。】
【Word、テキスト、PDF、Pagesファイルをご用意しております。ダウンロードはこちらからどうぞ】
FS20240504.zip (1.45MB)
ダウンロード(※PagesファイルはiOS、Mac専用の形式です)
(※scenario=シナリオ本文、dialogue=セリフのみ、unformatted=色分けなしシナリオ本文)
◇シナリオ本文
○TRACK 01/添い寝/寝室/夜 - 2,417文字
【主人公(=リスナー)とヒロインが添い寝をする場面です。】
【ヒロインは落ち着いた口調で話しますが、ホラーが苦手という一面を持ちます。】
【雑談を交えながら、日常的に進行していきます。】
【ヒロインが主人公の部屋のドアを開ける場面から始まります。】
【ここから呆れたような雰囲気】
〈位置/正面〉
〈距離/通常〉
はぁ、アンタ、まだ起きてたの?
さっさと寝なさい。
昨日も遅くまでゲームしてたでしょう?
夜更かしは体に悪いのよ?
知ってるでしょう?
【ここまで呆れたような雰囲気】
【ここから歯切れの悪い雰囲気】
私?
私は、その……ちょっと、
水を飲みに起きただけよ。
すぐ寝るわ。
【ここまで歯切れの悪い雰囲気】
ほら、アンタもさっさとセーブして、
ゲーム切りなさい。
待ってあげるから。
【ここから心配するような雰囲気】
ところで、歯は磨いたの?
……そう、そうよね。
もう、子供じゃないから、
一人で磨けるわよね。
はぁ、アンタがいつも雑だからでしょ?
私がどれだけ気を配ってると……、
いや、そんなことはどうでもいいわ。
【ここまで心配するような雰囲気】
……待って。
私も一緒に寝るわ。
別に。
心配だから見張ってるだけ。
それだけよ。
その、アンタ一人にしてると、
またゲームするでしょう?
知ってるのよ?
昔からそうよね?
一度、寝たふりしてやり過ごしてから、
また起きてやってたもの。
そんなことするから体調悪くなるのよ。
今日も眠そうにしてたでしょう?
寝不足だと集中力も落ちるし、
ゲームの効率も悪くなるわ。
セーブできた?
なら、さっさと布団に入りましょう。
アンタの布団大きいから、
詰めれば二人でも寝れるでしょう?
……ちょっと、そっち詰めなさい。
私の体が入らないわ。
……やっぱりちょっと狭いわね。
冷えるといけないから、
もっと近づきなさい。
……遠慮しなくていいのよ。
ほら、こっちに来なさい。
昔はよく一緒に寝てたんだから、
照れることはないわ。
〈距離移動/通常→近い〉
ふぅ、こうして抱き合うみたいにしたら、
ちょうどいいわね。
ふふっ、こんな風に向き合うのは久しぶり。
なんだか少し恥ずかしい。
抱き合ってると、
落ち着いてくる。
人の体温があると、
布団ってこんなにあったかいのね。
一人で寝てると気づかなかったわ。
水分は摂った?
トイレは大丈夫?
……そう。
それじゃあ、電気消すわよ?
おやすみなさい。
【ここから呼吸】
すーはー、すーはー、すーはー。
【ここまで呼吸】
何?
いや、近くにいたら、
呼吸くらい聞こえるでしょう?
我慢しなさい。
【ここから呼吸】
すーはー、すーはー、すーはー。
【ここまで呼吸】
【ここから少し申し訳なさそうな雰囲気】
ごめん。
……呼吸、おもったより気になるわね。
アンタの鼻息がかかって、
私も落ちつかないわ。
でも、寝付けないのは、
それだけじゃなさそう。
変な時間に起きたせいかしら。
なんだか目が冴えてしまったわ。
……少し、話でもする?
『何の?』、
と言われても私も困るのだけど。
【ここまで少し申し訳なさそうな雰囲気】
今日?
私は友達と映画を観に行ってたわ。
出かける時に言ったでしょう?
【ここから言葉を濁す】
……見たのは、その、アレよ。
【ここから言葉を濁す】
【ここから怯えるような雰囲気】
[SE/強風で窓が揺れる音]
ちょ、ちょっとなに。
今の音。
ガタンって。
音がしたでしょう?
【ここまで怯えるような雰囲気】
【ここから安心したような雰囲気】
あぁ……、
風で窓が揺れただけか。
全く紛らわしい。
私はてっきり……。
【ここまで安心したような雰囲気】
……そうよ。
友達とホラー映画を観ていたわ。
違うの。
私はホラーを見るつもりじゃなかったのよ。
怖いの苦手なの、
知ってるでしょう?
ただ、『どうしても見たい』、
って言われちゃったのよ。
私も一人で見るよりはいいか、
と思ったんだけどね。
怖いものはどうやっても怖いわ。
怖がらせるように作ってるから、
当たり前なんだけど。
もちろん、
途中で出ることも考えたわ。
でも、ホラーって、
中途半端に終わる方が怖いというか……、
最後まで見ないと逆に気になるでしょう。
【ここから逆ギレするような雰囲気】
そうよ!
一人で寝るのが怖いから、
アンタの部屋に来たの、悪い?
どうせ怖がりですよー、
べーっだ。
……あぁ、もう、見るんじゃなかった。
【ここまで逆ギレするような雰囲気】
【ここから少し落ち着いたような雰囲気】
はぁ、話したらちょっとスッキリしたわ。
ああいうのは、
自分の中に溜め込むのがよくないのね。
【ここまで少し落ち着いたような雰囲気】
……付き合わせて悪かったわね。
この埋め合わせはそのうちするわ。
何がいいか考えておきなさい。
今日はダメよ。
もう遅いもの。
やっと眠れそうなんだから、
眠らせてちょうだい。
それにアンタだって、
時間があるときのほうがいいでしょう?
そのほうがゆっくり楽しめるわ。
さぁ、さっさと寝ましょう。
はぁ、さすがに疲れたわ。
おやすみなさい。
【ここから寝息】
すーはー、すーはー、すーはー。
すーはー、すーはー、すーはー。
【ここまで寝息】
以上、雪本深白でした。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
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