リベリオンれい 2024/08/03 12:12

【部分本質】罪深さと奥深さと触れやすさ【属性強化の手筋】

皆さんご無沙汰しております。まっつUPです。
男性受け(女性上位)デスゲームエロRPG制作中!

今回はゲーム内容ではなく講座的な内容です。
講座的な記事投稿は不定期にする予定です。

この記事は誰向けなのか?本質とは何か?

これらは一回目の記事をご覧ください。
https://ci-en.dlsite.com/creator/2882/article/1125995


【本記事本文/部分本質】罪の味について

今回は罪の味について解説します。
これは人によって活用したり活用しなかったりするものです。
活用できる場合は活用した方がよいものの、そうしなかった場合成功できないというようなものではありませんし、知らないと作品を楽しめないというようなこともありません。



さて……
大変エッチなゲームには罪の味がついていることが多い。(直球)


例えば、ラーメンって美味しいじゃないですか。たまにまずいのもあるけど。
めっちゃくちゃ油やニンニクの味が刺激的なものも少なくない。
こんなもの絶対に体に悪いじゃないですか。(毎日食べたら体壊す)
でもあまりにもおいしいから食べてしまう。
体に悪いのに食べてしまう。

その味が罪の味です。
醤油ラーメンだの、味噌ラーメンだのは、店主が勝手にそう言っているだけです。それは罪の味です。
俺悪いことしてるな、特別なことしちゃってるなって感じで「体に悪いのに」という部分まで背徳感を楽しんでしまっているんですね。
罪の特別感とも言い換えることができます。

イケないことなのにヤッてしまう……そんな味が噴き出す表現を良い作品では意図的に行われているわけですねえ。

凌の辱などはもはや言うまでもありません。
罪そのものを私たちの脳に焼き付けてきます。
現実ではできないことをやっている特別感がありますね。

こちらは、拙作の「スラム街案内人」にも出演したサーラちゃんです。

このように女の子を謎の白い液体で汚してしまうのは悪いことであるものの、そうでない場合と比べてとんでもないエロさになるわけですね。
このサーラちゃんにいたっては、さらに縛られて複数人でけしかけられています。
さすがスラム街だけあって、ならず者は悪事に遠慮がないようです。
彼らは罪悪感とか感じないんでしょうか。

このように激エロな大罪の重ね合わせがエロさに大きく影響することが多いんですねえ。


人気があるジャンルである、孕ませとNTRと男性受け(女性優位)にもこの罪の味があります。

孕ませも、純愛の場合はあるものの、そうでない場合は、こんなよい娘を望まないセックスで孕ませてしまうなんてと背徳感を感じることでしょう。でも孕ませセックスはエロすぎるのでやめられないのが、孕ませ好きな彼らです。
孕ませはメインというより、一つの要素として入れられることが多い気がします。あまりにも多くのエロゲにとんでもない隠し味が孕んでいるんですねえ!


「いやちょっと待てよ。」という声が聞こえてきました。
NTRと男性受け(女性優位)については、
こちらが被害者
じゃないですかって?そう言いたいんですか?


いけませんね。
罪から逃れようとしては。

自分側には罪がなくても、こちらに罪を与えて来るのであれば、罪の味はするんですよ。
○す側に罪がある場合だけでなく、
犯される側であっても同様ということです。


NTRって脳を破壊してくるじゃないですか。
女性だけでなく罪を犯しているのはあなたではなく、
その役の男であるものの、
その罪の被害を、脳を破壊されるのを楽しんでいるんですね。
それもまた罪です。

男性受け(女性優位)って尊厳を破壊してくるじゃないですか。
ショタだけでなく罪を犯しているのはあなたではなく、
基本的には上に跨ったお姉さんであるものの、
尊厳を破壊されるのを楽しんでいるんですね。
それもまた罪です。

そのエロに罪があれば、だれがその発生源だとしても、それは悪事であり、罪の味があるということなんですねえ。

このように、どのような罪の味を表現できるのか、これを考慮するとより良い作品作りが可能になります。また、他者様の作品をプレイするときもどんな罪の味があるのか、意識して見てみるとより楽しめるかもしれませんね。

なお、リョナレベルまでやって引かれてしまったという苦情は一切受け付けません。


純愛を主軸とした作品づくりが難しい理由の一つともいえる。

今は純愛がジャンルとして厳しいと言われています。
それはなぜか?と尋ねられた時の答えの一つとして有力なのがこの本質です。
(もちろん、純愛が戦えないわけではないと思います。)

純愛は罪の味つけがしにくいジャンルです。
そもそも純愛以外のジャンルは、男女いずれかの人間がエッチに十分に同意していないため、いずれかが攻撃的であったり、戦いのようになったりするため、なんらかの悪意をこじつけやすいことにより、罪の味つけの方法が十分にあるものが多いでしょう。

純愛の場合は、もし罪の味つけをするのであれば、明確に意識する必要があります。
出来ないわけではありません。
例えば、近くに他人がいるのに、隙間に隠れて行為を致すとか、
窓の手前で外の他人に見られてしまうそうなところで行為を致すなどは、
淫らな行為を見られてしまうかもしれないスリルを表現できる定跡手順ともいえるでしょうね。これらは純愛以外でも使える強い動きです。

扱うジャンルが罪の味付けを容易に行えるものかどうかは扱う前に確認しておきたいところです。どんな罪の味付けができるのかにも影響してきますから。

なお、罪の味付けは単に味付けするだけでなく、十分にそれが分かるようにアピールできているかも重要です。純愛は罪の味がないと無意識に判断されることも多そうではあるものの、だからこそ罪の味付けをアピールすることに意味があると言えるでしょう。
(逆に言えばNTRなどは既に罪の味があると無意識に判断されるために強いとも言えます。)



強力な属性をたくさん積んだゲームは強力なゲームになる。

もちろん、単体で強力なジャンルや要素をたくさん入れるのが有効です。
即ちそれは、需要があってかつ単体でもうエロいとはっきり言えるものです。

当たり前ですね。
TCGで強いカードたくさん入れた方が強いデッキになるのと一緒です。

ただ、一緒に入れるカードの相性もあるため、考えなしに全てを同梱するのは良くないと思います。

例えば、NTRと男性受け(女性優位)と孕ませはどれも高い人気のあるジャンルであるものの、一度に全てを入れるのが有効かどうかは疑問です。
NTRが特に好きな方からは、他のジャンルが入っている分NTR要素がすくなさそうだという予想をされ、敬遠される原因になりかねません。(キャラコラボ作品系のデメリットの部分と似ています。)
NTRが特に好きな方には、特にNTRに注力したゲームを勧めるのが適しています。

そのため、入れる要素の互いのバランスや相性が大事です。
これが上手くいくと、そうでない時よりも、一つ一つを更に強力に見せることができます。
単にNTR、というだけよりは、
NTR×無防備巨乳ボーイッシュ幼馴染といった雑すぎるテンプレ装備の相性の良い強力な属性の掛け算を明確にアピールできる方が強いということです!
これを、より強力で興味を持ってもらえるように!
特定のジャンルに即した作品をつくる場合には、尖らせながら、要素を増やせる手順を見つけましょう。



「遠い」場合、手を触れてもらうのは難しくなる。

どうしてあの作品はとても良いプレイ体験ができるものなのにもっと売れないのか?
という疑問を持つユーザーの方、たくさんいらっしゃると思います。

アイデアを考え抜いて作り上げた作品がどうして売上が振るわないのか?
という苦悩を持つクリエイターの方も、たくさんいらっしゃると思います。

考えても分からない……。
こんな時に考えられる原因の一つとしては、
「遠い」のではないかと思います。

かくいう私も、ズーリウスの上品魔術師トリアナが
同時期発売された作品など他作品との比較を除くとした場合に
個人的な売上目標に届かなかった理由は未だによく分かっておりません。
見せ方が十分でなかった可能性が高いものの、はっきりとはしていないのです。値段も適正です。

ズーリウスの上品魔術師トリアナ

もちろん、当時まっつUPが力を入れて作り上げた作品です。
記事投稿時点でサマーセール中なので、興味のある方は、ぜひ手に取っていただければと思います。
お嬢様が活躍する王道的エロRPGが楽しめることは間違いありません。


さて、このズーリウスの上品魔術師トリアナを例に話を進めていきたいと思います。
少なくとも、
お嬢様・エルフ・シスターといった人気のキャラ属性の巨乳キャラが出演しているため、この点で十分戦えると思っておりました。
十分であったかというと、上記の通りです。

それでも、エロ要素の部分においては
お嬢様が仕方なくエッチなことするところは可愛いし煽情的でエロいですし、
戦士のエルフが戦闘中なのにエッチなことされるのはハプニングであるのとともに常にエロい目で狙われているのを示唆していてエロすぎですし、
謎めいたシスターが謎めいたエッチをしているのは謎めいたエロさですし、
それにイラストレーター様のイラストはきれいで上品ですし、
と、弁明しないとならないようでは、だめみたいです。

エロ要素は確かに存在しており、劣っているわけでもない。
ただ、エロいということを説明するために、

お嬢様→どんなシチュがある→どうエロい
エルフ→どんなシチュがある→どうエロい
シスター→どんなシチュがある→どうエロい
上品なエロRPG→どんなシチュがある→どうエロい
どこからでも三手必要です。
しかも、どんなシチュがある→どうエロいの部分はそれぞれ異なる説明を十分にしなければなりません。
それに、説明することが多いということは説明不足になる可能性がより高くなるということです。

例えば、NTRであれば、どんな感じのシチュがあるのかの説明は必要であるものの、
NTRがなぜエロいか?の説明なんて必要ないわけですよ。
よほどの変化でなければどういうものかみんな知っていますから。
即ち、NTR→シチュのおおよその説明で十分で、二手だけ必要です。
その上、シチュ説明はキャラ属性起点よりは楽です。
複数のキャラがいても、NTR起点であることは一貫しているためシチュの差異の説明も、そうでない場合よりは楽です。
特に説明していないことまで説明できてしまっているということです。
自力で全てのことを説明しなければならない場合よりだいぶ楽です。
(特にNTRはその3文字だけでかなり多くを説明できるのでずるいです。その代わり、シチュや型の自由度の高低で見れば、一強ともいいがたい。)

こうして考えると、作品内で選択している主な要素が、
「エロから遠かった」または「理解から遠かった」可能性は高く、
これが原因であったという見方が有力かもしれません。
(罪の味が薄いことも遠因でしょう。)

あるいは、キャラ属性から決める手順が作戦負けになる可能性もあります。
例えば、学園に通う女の子が主人公のゲームとだけあなたが伝えられたとしましょう。
おそらく、純愛か魔法少女凌○かNTRのどれかでしょう。(魔法少女はキャラ属性ではなく、ジャンルだと思っています。)
これらは互いに違うジャンルです。すぐにでもキャラ属性の説明を始める前に、どのジャンルかを一手以上かけて伝えなければならないでしょう。
はい、結局は主となるジャンルを決めないといけないということに帰結するんです。(キャラ属性もキャラが映る以上はもちろん魅力的であるべきです。)
魔法少女モノときたら大体凌○なので、その通りなら後はシチュの説明だけです。凌○でないなら、代わりに何なのかだけ説明すればよく、その後シチュの説明でよく、特に難しくはないです。
そして、両方ともキャラ説明をして説明は終了します。説明を行ったり来たりさせる必要がありません。

ズーリウスの上品魔術師トリアナについては、作品内のシチュのラインナップが思っていたシチュと違う的なご感想を拝見したことがあります。
これはキャラ属性だけでは、上記のジャンル分岐があることで、見える印象が人によって異なり、上手く作品の印象を決めにくいことを示唆しています。
上手くやらないとキャラ属性から決めに行くと「遠くなる」ようです。
(これについては、シチュ多様なシスター主人公などで上手くやっている方などもいらっしゃるので、上手くやれるなら、問題ないです。)


先ほども書きましたが、ジャンルによっては、なぜエロいのかの説明の必要がないことが分かりますよね?
孕ませは、性行為の結果であるわけですから、当然エロい。
NTRは、快楽による変化であることが明白ですから、当然エロい。
男性受け(女性優位)は、エッチなお姉さん自らが腰を振って絞りとろうとしてくるわけですから、当然エロいわけです。あろうことか、彼女たちはたまに色仕掛けまでしてくる始末です。もはや手に負えないでしょう。

このように、繰り返しになりますが、人気のジャンルはそれだけでエロいというのが強力です。
他のジャンルを扱う場合も、ジャンル名自体が、既にエロいと感じるものか、ジャンルそのものだけでどれだけ説明できるかどうかが非常に重要になってくるわけです。


作品の説明において、説明の許容量があるように感じます。
ジャンルでは説明されていない、追加の説明の必要があればあるだけ、多くの説明の記載が必要になります。
そして、興味の有無にもよるものの、説明の文章が長すぎると当然聞いてもらえなくなります。(あるいは長すぎる文章を読まないと、全く分からないところまで行っていると厳しい。)
即ち「理解からの遠さ」を感じるわけです。
人間というものは、分からないものには触れにくい……。
説明の必要がある内容が多すぎると、それは罪であり、詰みです。
作品やそのジャンルが成立するかどうかは、説明が可能かどうかも含まれます。


エロに近い、エロを理解してもらうに近い作品作り。
そして、最適なジャンル選びと罪の味付けを施してさらなる追求を心掛けたいものです。


今回は以上です。
本気でDL同人をやりたい方の役に立てたら光栄です。
自分の運命は自分で決める。



記事終わり

記事をご覧いただきありがとうございました。
フォロー、いいね、コメント等もお待ちしております。

スラム街案内人 (多くのレビューいただき、ありがとうございます!)

(こちらはFANZA)
https://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_339512/

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