ご支援ありがとうございます。挿絵はまだ完成していませんが、勢いでシチュエーションその1が完成しました。とりあえずどうぞ。挿絵は多分すぐ出ます。フォロー特典含めて無断転載、機械学習、著作権その他違法行為、他人に危害を与える行為、公式に迷惑が掛かる行為は全て禁止です。無断で行った時点で自分は一切、トラブルに責任は負いません。
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――前回までのあらすじ、サキュバスによってサキュバスにされた琴未は自身で発生したサキュバスフェロモンを自らも浴びるようになってしまい、男の精液を搾り取らないと誰彼構わず襲うようになると説明される。実際、フェロモンを浴びてしまい、意識もうろうとしながらたどり着いた先は健太の家の健太の自室だった。のだが、健太には今までずっと片思いしていた学園でも指折りの美少女で、しかも深窓の令嬢だった女の子がサキュバスの格好で現れたのがスケベすぎて、しかも解決することもスケベだったため、もっと手加減してくださいよ……と思いながらも勃起していたのだった。仕方ないね。
「えっと、それじゃあ、どう、しようか……。」
自分で言っていて情けないような確認なのだが、本人が不本意ながら求めているんだから、俺としては同意の範囲を確認しないとなのだった。そりゃあね、したいですよ!? でも、本人、厭々こっちに来ているんですよ!? それなのにそんな超ひどい展開ってあるって話ですよ!? 誰にキレ散らかしながら説明しているのか分からないが、とりあえず琴未に聞いてみる事にした。
「……え、ええっと。」
琴未が口に片手の握りこぶしを当てるようにして言い淀んでいる。
「健太君は、どのくらいまでだったら……。」
「うっ。」
俺の方に振り返されてしまった。それって、俺がしたいようにしていいんだろうか。しかし琴未だからそんな訳はない。俺の所に来たのだって、こんな状態で頼れる相手を俺だと思ってきてくれたからである。ここは琴未の負荷になるべくならないように……。
「ゴクリ。」
いつの間にか喉を鳴らしてしまっていたようだった。今の琴未の状態で、なるべく……なるべく。
「お、俺が自分でするから、琴未ちゃんはそこにそのまま立ってて。」
「……。」
「見ながらだと、すぐだと思う。見たくなかったら顔、背けていいし。
見られたくないところは隠して……。」
「え、ええ……。」
恐らく決死の覚悟で来たのだと思うが、立っているだけでいいと言われ、拍子抜けしたようであるが。ちょっと思い直して欲しい。今の琴未の格好は、正直立っているだけで抜ける。本人がそうだと思っていないのと、懸念は恐らくサキュバスの本人にも侵食してしまうフェロモンなんだと思うが。それがそれだけでおさまらなかったら、今度は……なのだけど。
「ん……っ。」
琴未が俺から顔を背けるようにして自分の乳房を片腕で抱き、もう片方の手で股間を隠している。やっぱり見られるの、抵抗あるよな。今から俺が見ながら自分でするし。
とは言え、最初から変態的かつ、劣情を持て余すように遠回りな行為になってしまったが、他にやり方、見つけられなかったんだよ。仕方ないだろ。
にちゅっ。
「う……っ。」
自分の手で肉棒を掴んで取り出しただけなのに、既に露で溢れるほどになっていたようだった。俺は琴未の様子を観察しながら、肉棒を扱くことにしたのだが。
「ん……っ。」
琴未は自分を見ながらされているのを音で感じ取ったようで、身を固くして、口をキュッと結ぶようになっている。
手と腕で乳房の頂は隠しているものの、その格好は十分に煽情的で、シースルーでほとんど見えている部分が腕で寄せられてひしゃげている姿だけでも、見ているだけで肉棒を扱く手が速くなっていく。
「うっ、うう……っ、うっ。」
いつの間にか俺の身体がビクンと震え、このまま扱いて行けば絶頂に導かれていきそうだった。
今度は琴未の腹部から脚回りを見る事にした。食い込んで割れ目の形までくっきりと浮かび出し、陰唇まではみ出て見せていた股間周りは手で隠れてしまっているが、お腹から太腿周り、脛から足先に至るまで、今まで制服姿で全く見たことが無かった琴未の裸体と言っていい格好を見てしまっている。乳房と太腿は張りがあるのに腰がくびれていて、運動をしているらしいから引き締まるところは引き締まっているのだろうが、それにしても、それだけでは説明できない程、付くところに肉が付きすぎていて、体つきがスケベなつくりである。
「うっ、うう……くふっ……うっ、んぐっ。」
見ている内に夢中になって扱いてしまっていたようで、既に俺の手の動きは絶頂に向かってひたすら扱いているようだった。
「こ、琴未ちゃん。出そう……なんだけど。どうすればいいの?」
「えっ。あ……、い、いやあ!」
「あ、ご、ごめん!」
俺の声で目を開いた琴未が、丁度、俺が射精しそうなくらい扱いていた肉棒を目の当たりにしてしまい慌ててまた、目を背けてしまった。
「ど、どうしよう……取って、とは言われたんだけど……。」
「取る。ど、どの辺りで……。」
「分から……ない。」
精液を集めるのがサキュバスなんだろうけど。それにしてもどこに出せばいいのか分からなかった。
「え、ええと。琴未ちゃん。手……にしていい?
身体には掛けちゃうけど、他に場所が分からない。」
「う、うん……。」
琴未が逡巡しながら片手を俺の肉棒に向けたのだが。乳房の方で、頂きがぷるんと揺れる乳房に突き出るように形を存在して。色も桜色から濃い充血した色に変わっていて。どうやら琴未の乳首まで勃起していたようだった。ようやく再び見られた琴未の乳首は……フェロモンの影響なのか、少女の頂とは思えないくらい大きく先が割れそうなくらい膨らんでいた。
「ううっ、ぐううっ! あ……あっ。」
ずぐびゅっ! びゅぶぶっ! ずびゅぶぶっ! ぶぐびゅっ!
一気に吐精してしまう。
「きゃあ!」
琴未の手の平に俺の精液が浴びせ掛けられたが、受け止めきれなくて飛び散った分は琴未の身体にも掛かってしまっていた。
「あ……っ。」
琴未の純潔は守り切れたものの、サキュバス化という、いやらしい格好で俺の肉棒を扱くために視姦され、最後は精液まで浴びたからか、力が抜けて呆然としたようになっていた。
「んっ。」
琴未は立っていられなくなったのか、その場にへたり込んでしまう。
「え、ええと。恰好は変わっていないみたいだけど。
その……フェロモンの感じはどう?」
俺は琴未に声をかけてみる事にした。
「分からない……けど、おさまった気はする……。」
琴未からの返答はとても頼りない声だった。
「えっと。それじゃあどうしようか。元に戻るまでした方がいいの?」
「き、今日は。帰り……たい。」
「う、うん。」
琴未にも気持ちの整理が必要なのだろう。ここまでしても戻れなかったんだもんな。遠回りにしない方が良かったのかもしれないが、何も知らない女の子に超ひどい事なんてできないし。
「それじゃあ、ちょっとずつ、試してみるから。琴未ちゃん。
困ったら俺の所に来なよ。」
「ありがとう……健太君。」
「うんうん。ん……っ。」
「ばいばい……健太君。」
最後にそれだけ聞こえたと思ったら、俺の意識が醒めていき、これは夢だったんだとようやく気付いた……。