息子の告白/18
「えっ、どういうこと?」
「どうって言われても、そのまんまなんだけど……うっ……」
息子が何かに耐えるように眉をしかめるのを見た久美子は、自分の体の中で、彼のモノが大きくなるのを感じた気がした。これは二度目の交わりを望んでいることによる錯覚だろうかと思ったけれど、
「母さん……もう一度シてもいいかな?」
どうやら、現実のものだったらしい。
「また元気になったの?」
「うん。母さんの中、気持ちよすぎるよ」
息子は少し体を起こすようにすると、
「胸、触るね」
とわざわざ断ってから、再び、両の乳房に、両手を乗せてきた。そのまま乳房をゆっくりと潰すようにする。肉棒を挿入されたまま、双乳を揉みしだくようにされると、久美子は、全身がリラックスするのを覚えた。まるで海面にたゆたっているような感覚である。いつまでもそうしてもらいたいような優しい気持ちでいるところに、ビリッとした性感の電流が走り抜ける。
「ひあっ!」
久美子は、思わず声を上げた。息子の指が、乳首にかかっている。彼は、乳首をきゅっ、きゅっと軽くつねるようにしながら、
「乳首、気持ちいいんだね、母さん」
とちょっとS気のある微笑みを浮かべながら、言ってきた。確かに気持ちはいいけれど、それを直接口にすることはできず黙っていると、彼の指は乳首から離れた。
「あっ……」
その喪失感に思わず漏らしてしまった吐息に、息子は耳ざとく反応して、
「もっとした方がいい?」
と訊いてくるので、確かにしてはほしかったが、それを自分から言うことができず、ぷいっと横を向いてしまうと、
「母さん、可愛い」
とはしゃいだ声が上がった。
「やめてよ、もう、おばさんなんだから」
「全然そんなことないって。そうだ、今度さ、セーラー服、着てみてよ」
「ええっ!?」
「絶対似合うって」
「そんなことできるわけないでしょ! ……大体、どこでセーラー服なんて手に入れるのよ」
「そんなのどこだって手に入るよ。コスプレできるラブホテルとかもあるしね」
「高典……」
「行ったことはないよ、もちろん。今度、一緒に行かない?」
「……そんなところに行ったら、ご近所の噂になっちゃうわ」
「近所の人が行かない離れたところに行けばいいんだよ。ね、母さん。今度、セーラー服ね」
「いやです……あんっ!」
久美子は、自分の尖りきった乳首に、息子の指が当てられているのを見た。