義弟と交わって/22
わたしは、思い切り声を上げました。そうでもしないと、襲い来る快感に耐えられなかったからです。もしかしたら、わたしの声は、隣の家まで聞こえていたかもしれません。一瞬、そのことについて考えたのですが、それでも、声を上げることをやめることはできませんでした。
「はあっ、ああっ、あああんっ、あああああっ!」
浩二くんの、ペニスがわたしの膣壁をこすり、膣奥を突くたびに、体が雷に打たれたようになって、体を震わせて、声を上げることしかできません。
「ああっ、いいよっ、真由さん、最高だ!」
浩二くんの声が、わたしの耳に心地よく響きます。最高。わたしは、最高。夫に省みられないわたしは、夫が省みないだけで、本当は、価値がある女なんだという認識が、わたしを自由にします。
「もっと、もっと強くしてっ! めちゃくちゃにしてっ!」
わたしは、浩二くんに向かって、声を上げました。自分からそんなことを言うなんて、なんてはしたないんだろう、という思いが、さらなる性感を煽って、もう何も考えられなくなります。ただ、この瞬間が、できるだけ長く、いつまででも続けばいいと思うばかりです。でも、もちろん、そんなことにはならなくて、
「出すよ、真由さんっ!」
浩二くんが、腰を振りながら、わたしに宣言しました。
「出してっ!」
すかさず、わたしは答えます。
「どこに出してほしい? 真由さんっ!?」
どこも何も、わたしは、ナカに出してもらうつもりでした。そう、またもや中出しです。夫にしか許されないその行為を、わたしは浩二くんに対して求めていました。彼の子種がほしくてたまらないのです。彼の精液でお腹の中が温まるときの幸福感をまた得たくて仕方がありません。わたしは、
「ナカで出してっ!」
と声を上げました。すると、それに対する答えはもう無くて、ただただ、激しく、わたしのお尻に、股間が打ちつけられるばかりです。
「はああっ、ああっ、ああああっ!」
わたしは、声を荒げながら、迫り来る絶頂を待ちました。もうイクことしか考えられません。
「出すよっ、真由さん、ナカに出すよっ!」
浩二くんが先に限界に到達したらしく、宣言してきます。
「出してっ、いっぱい、出してっ!」
わたしは恥ずかしい言葉を発しましたが、まったく恥ずかしいという気持ちもありませんでした。
「出るっ!」
一声、浩二くんが切羽詰まった声を上げたあと――
どぴゅっどぴゅっどぴゅっどぴゅっどぴゅっ、と激しい射精が始まるのを感じました。
「ああっ、イクッ、イクーーーーッ!」
わたしは、その瞬間、絶頂に達しました。