母の浮気/81
良太は、もう一度、母と唇を合わせた。目をつぶった彼女は息子のキスを優しく受け止めた。良太は、唇をつけながら、母をベッドへと押し倒した。押し倒すというよりは、倒れてもらったと言った方が正しいかもしれない。母の方が良太の意図を見抜いて、そのように動いてくれたのである。
良太は、キスを続けた。母の口内に舌を入れてみる。一方で、手を、さきほど導かれたように、秘所へと移動させてみた。秘唇を探ると、しっかりと濡れている。中指で、溝をなぞるようにすると、
「ううん……」
と母が鼻息を漏らした。良太は、中指を少し挿入させるようにしてみた。母がぴくんっと体を震わせて反応を示すのが愛らしい。秘肉は、指にまとわりついてくるようである。なんといういやらしい器官だろうか。指をしっかりとしめつけるようにしてくる。その締め付けと、ディープキスの心地よさ。こうして、キスをしながら、指を入れているだけでも、イッてしまいそうな気がする。
しかし、もちろん、挿入した方がもっと気持ちがいいわけで、良太は、キスをやめて、指を引き抜くと、身を起こした。まぶたを開いた母は、とろけたような目をしている。再三こういう目をしてくれていたのだけれど、これは本当に感じているのだろうかと、良太は半信半疑だった。しかし、それが演技であっても、良太には見破るすべはないのであるから、本気であればいいと願うしかないわけである。
「入れるよ、母さん……」
良太は、母の太ももを割り開いた。
「うん……来て、良太」
軽く開くようになった陰唇に亀頭を近づけていくと、まるで吸い込まれるようにするりと、肉棒は挿入を果たした。
「ああっ!」
「おおっ!」
母子の声が重なった。良太は、そのまま、ぬぷぬぷと挿入を続けて、母の奥まで亀頭を潜らせた。
「はあっ、すごいっ……」
母は、天井を見上げるようにしている。
良太は、その母の前に顔を持って言った。母は微笑むと、
「本当に立派になったわね、良太」
と嬉しそうに言った。
母を○す息子のどこが立派なのか、若干、理解に苦しんだ良太に、電撃のように閃いた考えがあった。もしかしたら、自分は母の本当の息子ではないのではないかと思ったのである。それだったら、話のつじつまが合うではないか。……いや、それだと、また別な問題が出てくるけれども、それにしても、こうして母子相姦を許してくれた理由にはなる。
「ねえ、母さん。おれ、もしかして、母さんの息子じゃないの?」
良太の推理は、
「何言ってるの。正真正銘お母さんがお腹を痛めて産んだ子よ」
一笑に付された。
そうすると、どうして、今後自分とだけしてくれるなどという約束をしてくれたのか、やはり分からなくなってしまうが、それはおいおいでいいだろうと、良太は考えた。今はそんなことよりも、快感を楽しむ方が先である。
母の膣内は、妖しくうごめいて、息子の肉棒をからめとろうとしている。