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童貞の記事 (53)

官能物語 2020/09/08 14:00

母の浮気/66

 良太の肉棒は、へその方へと向かって、反り返るようになっている。しばらく、そこにシャワーが当たっていたが、

「ちゃんと洗うために、触るわよ」

 そう言って、母が、手を伸ばして来た。良太は、自分の肉棒が、母の白い手に触れられるのを感じて、ビリッとした性の電流を得た。腰が震える。初めて、自分以外の人間の手が、肉棒に触れた瞬間だった。

 母はシャワーを浴びせながら、肉棒を撫でるようにした。

「……ああっ、硬いわね……」

 母が独り言のように言った。とろりとした粘液が亀頭の先から滲み出すのが、良太には分かった。こうして、シャワーを当てられて、撫でられているだけで、そのうちに発射してしまうことは明らかだった。しかも、今は、母の裸体も目前にあるのである。最高のオナペットがあって、しかも、オナニーではなくて、まるで愛撫のようにさすられているのだから、我慢など、そうそうできるはずもない。

「立派になったわね、良太」

 中腰になっている母は上目遣いをした。今では、もう良太の方が、母の背より高いくらいである。立派になったのだろうか。そこそこ大きくはなったように思われるけれど、いつか見た江藤さんほどではないという思いがある。

「母さん、もういいよ」
「えっ、あ、うん……」

 母は名残惜しそうに手を離した。

「じゃあ、今度は、母さんの番だね。おれが、シャワーをかけてあげるよ」

 良太が言うと、母は、「い、いいわよ」と断ろうとしたけれど、嫌がってはいないようだった。良太は、シャワーを受け取ると、母の白い肌にかけてやった。体の前面にかけてやったあとに、背中にかけてやるべく、母に近づいて、肩越しにシャワーを回すと、母の香りが鼻孔をくすぐった。肉棒がピクンッと反応する。

「母さんも、洗ってあげようか」

 良太が言った。

「えっ?」
「おれのを洗ってくれただろ。だから、今度は、おれが母さんの大事なところを洗うよ」

 良太は自分がこんな大胆なことが言えるのが、自分で不思議だった。浴室に入ったときから、どこか自分が自分でなくなってしまったかのような、何かのスイッチが入ってしまったかのような、あるいは、夢中にいるかのような気持ちになっていたのだった。普段言えないようなことが、するすると言えそうな気がするし、事実そうだった。

「おれのを洗ってくれたんだから、おれも洗ってあげるよ、いいだろ?」

 良太が、平静な口調で言うと、母は、

「……うん」

 こくりと、まるで、童女のようにうなずいた。
 良太は、片手を母の足の付け根へと伸ばした。

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官能物語 2020/09/07 14:00

母の浮気/65

 母と一緒に、脱衣所へと入る。つい一週間かそこら前は、この外から、久司と母の絡みに耳を澄ませていた。それが、今度は、自分が母と入っているのだから、本当に人生というのは分からないものである。その分からないものを、自らが引き寄せたのだと思えば、多少、自信にもなるけれど、自ら引き寄せたというよりは、今日母をナンパした見も知らぬ男のおかげという気持ちが、良太には強くある。

「どうしたの、良太、脱がないの?」

 脱衣所に入った母は、するすると服を脱いだ。良太は、母の下着姿を見て、生唾を飲んだ。もう何度も見たことがある半裸だけれど、それはあくまで押し入れから覗き見たものに過ぎなかった。今は、まともに見ることができるのである。その迫力は、段違いだった。

「なあに、お母さんの下着姿に見とれちゃった?」

 母は、からかうような声を出した。
 良太はそれには応えずに、自らも服を脱いだ。
 すると、母は、どこか眩しげな様子で、息子の裸体を見た。成長した子どもの体にある種の感慨があるのだろうか。そんなことを思うでもなく、良太は、下も脱いだ。もちろん、肉棒は既に硬くなっていた。良太は、隠そうという気持ちを捨てた。隠して隠しきれるものではないし、隠そうとするのはみっともないという気持ちもあった。下着を脱ぎ終わった母は、ちらりと息子の股間に目を向けたようであるが、そこが屹立していることについては、何も言わずにすぐに目をそらすと、

「じゃあ、入ろう」

 と言って、つややかな背中を見せて、浴室へと入った。続いて中に入った良太は、母がシャワーのお湯を調整するのを見た。全裸の母と一緒にいるということがどうも夢のように思われる良太は、しかし、母が間近にいるので、自らの頬をつねりはしなかった。夢なら夢でも構わないという気持ちもある。

「お風呂入る前に、軽く汗を流さないとね」

 そう言うと、母は、シャワーを持って、息子の方を向いた。
 良太は、母を真正面から見ることになった。
 相変わらず、ふくよかな体つきながら、たるんでいるところはなく、乳房は重力に逆らうかのように持ち上げられており、お腹のあたりも引き締まっていた。良太は、自然と母の股間に目を向けた。アンダーヘアはしっかりと整えられていた。秘唇は、あまりよく分からない。良太の肉棒は、ますます硬さを増した。

「かけるわよ」

 母はシャワーをかけてきてくれた。
 温かい細流を浴びた良太は、背と胸を洗われたあとに、

「……ここも洗わないとね」

 そう言って、肉棒にシャワーが浴びせられるのを感じた。

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官能物語 2020/09/06 14:00

母の浮気/64

 母は、呆気に取られたようである。それはそうだろう。幼子ではない子どもから、一緒に入浴したいと言われたのである。普通の母親だったら、「えっ、なんで?」と、なるのが当然である。良太は、母にも普通の部分があることを知って、安心半分、意外な思い半分といった感じだった。

 しかし、すぐに、母は眉をひそめるようにして、

「そんなにお母さんと一緒に歩きたくないなら、もういいわ」

 ふんっ、と横をむくようにした。

「どういうことだよ」
「だって、そんなの冗談なんでしょ。そんな冗談言って断るなんて、ちょっと感じ悪いんじゃない、良太」

 なるほど、母は、デートの断りの口実として、良太がそんなことを言いだしたのだと、そのように判断したようだった。

「別に冗談じゃないんだけど」
「じゃあ、お母さんと一緒に、本当にお風呂に入りたいわけ?」
「ああ」
「なんで?」
「理由なんか無いよ。入りたいものは入りたいんだよ。ダメだっていうなら、仕方ないけど」
「本当に入りたいの……?」
「何回言わせるんだよ。入ってくれるの? くれないの?」
「…………別に、いいけど」

 いいんかいっ! と良太は、心の中でツッコんだ。はっきりと断られるとは思っていなかったが、それにしても、何か理由をつけられてかわされるのではないかとは思っていたが、随分あっさりと許してくれたものである。そもそも久司と一緒に入ったわけだから、男と入浴することそれ自体には、そこまでの抵抗はないのかもしれない。何にしても、良太は、予想が外れたことを嬉しく思った。

「じゃあ、今から入ろうか、良太?」
「ああ」
「あっ……でも、シャワーだけじゃあったまらないから、お風呂沸かした方がいいわね」

 そう言うと、母は、壁にかかっているタッチパネルで、風呂を沸かすための操作を行った。

「その間に、ここ片付けちゃうわ」

 母が夕食の後片付けをし、風呂が沸くまで、良太は、リビングでテレビを見ていることにした。くだらないバラエティを右から左に聞き流していると、そのうちに、自動音声で、風呂が沸いたというアナウンスが響いた。

「じゃあ、一緒に入ろう、良太」

 母がどこかうきうきとした声で言った。
 ここに来て、良太は急に緊張してきた。さっき、風呂に誘ったときには、怒りが心を支配していたわけだけれど、インターバルがあったことによって、気持ちが落ち着いてしまったのだ。そうして、

――なんで、おれ、一緒に風呂に入ろうとか言ったんだ?

 などと考え出す始末である。考えてみても、それは、本気で分からなかった。久司に対抗して、というわけでもないようである。しかし、口から出たということは、心の中にそういう願望があることは間違いないことであり、

「なにしてるの? 早く入ろうよ」

 母の誘いに応えて、良太は、ソファを立った。

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官能物語 2020/09/05 14:00

母の浮気/63

 この気持ちは何だろうか。見も知らぬ男に対する嫉妬だろうか。そうかもしれない。いや、これは怒りである。しかし、何に対しての?

「それで、どうしたんだよ」
「いやね、どうもしないわよ。『わたしには夫と大きな子どもがいますから、ごめんなさいね』って、丁重にお断りしたの。そしたら、『そんな年には全然見えない』って、目を丸くしてたわ」

 夫も子どももいるくせに、もう何人もの男と関係している母を、良太は、そういう人だと思っていた。別に責めるつもりは無いし、こっちだって覗いていた身である、大きな口は叩けない。しかし、なんというか、これは、不公平ではないだろうか。何と言っても、彼女は、良太の母なのである。だとしたら、自分だって、彼女ともっと親密な時を過ごしてもいいのではないだろうか。なにゆえ、町内のオヤジとか、クラスメートの父親とか、あまつさえ、幼なじみにそれを許しておいて、自分は許してもらえないのか、こんな理不尽なことはないのではないか。

 血のつながった子どもだから、というのが、その理由になるのだろうけれど、よくよくと考えてみれば、子どもだからどうしていけないのか、ということになる。なにがマズいのか。そう考えると、答えは出なかったし、仮に何かマズいことがあったとしても、良太は、母が欲しいと思った。

 まさか、こんな気持ちになるとは思いもしなかった。童貞を卒業したいというだけではない。母を抱きたいなどと思うとは。彼女以外の女性によって童貞卒業が約束されているということが、あるいは、良太に本当の気持ちを気づかせたのかもしれない。

 いずれにせよ、良太は母がナンパされたという話を聞いて、自分の本当の気持ちを認めた。まさかこんな気持ちが自分の中にあったとは……と新鮮な驚きを覚えるとともに、実はうすうす気がついていたということも認めていた。久司が母と交わりを持っているところを覗いていたときに、久司が許されるなら自分もと思ったことがあったのだ。しかし、あれは、あわよくばという気持ちだったし、「童貞を卒業したい、セックスをしたい」という気持ちが先に立っていた。今はそうではなく、母が欲しいという純粋な所有欲を抱いていた。

 気持ちを認めたからには、あとは、それを行動に移すだけである。久司の母によって、童貞卒業が約束されたことは、こちらから大した行動をしなくても得られた僥倖だった。二度の幸運を期待するほど、バカではない良太は、すばやく覚悟を決めた。

「いいよ、明日、デートしよう」
 
 良太が言うと、えっ、と母が一瞬、呆気に取られたような顔になった。

「いいの?」
「映画でもなんでも付き合うよ」
「嬉しいけど、どういう風の吹き回し?」
「その代わり、頼みがあるんだけど」
「ああ、そういうことね。まあ、いいわ、この頃、何もねだられてないしね。何か欲しいものがあるの?」
「欲しいものというか、してもらいたいことがあるんだけど」
「なあに?」

 良太は、すっと息を吸い込むと、

「一緒にお風呂に入ってもらえないかな」

 一息に吐き出した。

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官能物語 2020/09/04 14:00

母の浮気/62

 最悪の出だしになった週だったが、勉強に部活に、とりあえず精を出すことができて、大過なくすごすことができた週になった。これで、例の日まで、あと二週間となったわけである。週末を迎えた夜、

「あれ、父さんは?」

 夕餉の食卓に父がいないことを、良太がいぶかった。残業で遅くなるのだろうかと思ったところ、

「何言ってるの、今日と明日は出張で、月曜日に帰ってくるって、昨日言ったでしょう」

 母に呆れた声を出された。
 そう言えば、そんなことを言っていたような、言っていなかったような気がした。この頃、父の話をあまりまともに聞いていなかった。悪いとは思いつつも、友達に聞いても、父親への対応は大体そんなところだから、それほど悪いとも思わなかった。

 さて、父がいないということは、今夜は、母と二人きりということである。オナニーを見られて、なおかつ、その夜の夢精の相手として登場したことで、どうも、母とはこの頃うまくなかった。とはいえ、久司のように、もともと、母親とべたべたしていたわけではないので、なんということもないと言えば言えるのだが、やはり、家の中で意識する人がいるというのは、ぎくしゃくとするものである。気まずい。

「明日何か予定あるの、良太?」
「別に無いけど」
「じゃあ、お母さんとデートしようか」
「はあっ?」
 
 良太は、箸の先に載せていた白いご飯を、取り落としそうになった。

「デートよ、デート。二人でどっか出かけようよ」

 良太はすぐに断った。「やだよ」

「なんでよぉ。映画にでも行こうよぉ」
「母親と一緒に出かけてる所なんて見られたら、マザコン扱いされるじゃないか」
「別にいいじゃない。お母さんが好きだって、悪いことないでしょ?」
「ないわけないだろ」
「じゃあさ……お母さん、変装するから!」
「はあっ!?」

 良太は、再び、声を上げた。

「若い子の格好するわ。まだまだイケてるでしょ、お母さんも。そうすればさ、良太も、お母さんと一緒にいるところを見られても、なんか年上のお姉さんとデートしているように見えて、友達からも嬉しがられるんじゃない?」

 勘弁してくれ、と良太は思った。そんなことしたら、良太にはマザコンの、良太の母にはコスプレイヤーの称号が与えられて、二重の被害となるだけの話である。

「お母さんだって、バカにしたもんじゃないと思うけど……現に、今日ナンパされたし」

 母がボソッと言ったことを、良太は聞き逃さなかった。

「えっ、どこで?」
「スーパーで、大学生くらいの男の子に。『いつもいいなあって思って見てました』って。そう言って、連絡先教えられたの」
 
 母はどこか得意げな顔である。
 その瞬間、良太の胸に、カッと燃え上がる思いがあらわれた。

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