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リクエストの記事 (27)

猫虎屋 2023/11/16 00:23

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猫虎屋 2023/11/07 13:23

シェアハウスの夢

キュアにとってのシェアハウスはドキドキの連続だった。
なんといってもあの憧れの人とひとつ屋根の下の生活。
以前よりもずっと親しくなって距離が縮まったけれど、永遠に続くと思われたこの時間もまもなく終わろうとしている。
そしてまだ思いを打ち明けられずにいる。

(今日はちょっと疲れちゃったなぁ……)
今日のアルバイトは色んなことがあって、心沸き上がることもあったけれど、精神は高揚していても身体の方は完全に限界を迎えている。
疲労で泥沼のような身体を引きずってお風呂に入ると、全身がぽっかりと温まって眠気がやってきた。
(いけない、いけない)
あやうく湯船の中で寝落ちそうになって、溺れかけたので、ふらつく身体のまま服を着て、自分の部屋に戻る。そして闇に吸い込まれるようにしてベッドで眠りに落ちた。

(あれ?)
次に目が覚めたときに、違和感に気がついた。隣に誰かが寝ている。自分と同じ、赤い髪をした少年。憧れの人。
(うそ…、どうしているの?)
それがなぜか自分と同じベッドで寝ていた。
(そうか、これは夢、夢の中だよね。)
まだ感覚がふわふわしていて、意識が定まらない。まるで夢の中にいるかのようだった。
(夢なら、いいよね……。)
ぴたりと肩を寄せて近づいてみる。ぐっすりと寝ている。彼もお風呂上がりなのか、上半身裸のまま寝息をたてていた。このままでは風邪を引いてしまうかもしれない。
そう思って下の方から布団をかけてあげようとした。しかしその時何かひっかかるものがあった。
(うそ…こんなに大きく…)
女の子にはないそれが、固くはちきれんばかりになっている。着衣の上からも明らかにわかるサイズだった。それは服の下で苦しそうにしていて、少し引っ張ると高くそそり立つ。
(ひゃっ)
初めて間近で見るそれは、禍々しい剣のようで、見るものを虜にしてしまう大きさだった。
(どうしよう…)
いけないことをしているようで、どきどきが止まらない。でもこれは夢の中。夢の中くらい、大胆になってもいい。彼のそれが大きくなっているということは、それを望んでいるということだ。
やさしく手で握り、ぎこちなく愛撫してみた。
なんとかしてあげたいけど、どうしたらいいのかがわからない。ただ知識としては、これが女の子の中に入るものだということは知っている。大きくなってしまった以上は、もう自分が責任を持ってやるしかない。

眠った彼の上に馬乗りになるようなかたちになり、火照った身体を密着させる。そして自分のそこに入るように導き入れた。
(ん………っ!)
あまりに大きすぎてなかなか入らない。だがチャンスは今しかないと思って、体重をかけてぐっと一気に奥まで押し込んだ。
「ひあああっ!」
全身を貫かれるような激しい衝撃がはしって、目を白黒させる。夢の中にしてはあまりにもリアルな感覚。


でも下を見ると、たしかにすべてを呑み込んでいることを確認した。そしてそのさきで視線が合う。

「ご…ごめんね…。起こしちゃったよね…」
カッと顔が熱くなる。この状況、どう説明したらいいのかわからない。
ただ一線を超えてしまった以上は、もう突き進むしかない。何か言おうとした彼の口を唇で塞いで、強く密着した。腰を上下させると身体がカッと熱くなり、密着した身体が熱を共有する。
「あああっ……!」
下からも突き上げられるような感触がして、耐えきれないほどの感覚が襲いかかってきた。
あまりの熱さに、頭が真っ白になる。
闇の夜中で、ベッドのきしむ音と、二人の息遣いだけが荒々しく響いていた。

それからのことはよく覚えていない。
気がつくと朝になっていて、自分の部屋で目が覚めた。
(夢か……夢、だよね。)
少し惜しい夢だった。せっかく一線を越えることができたのに、あれはすべて夢だった。やけにリアルな夢。
でも夢でも構わない。今の自分にはその位置がちょうどいい。今はまだ届かないけれど、いつかは届かせる思い。

「おはよう!」
めいっぱいの元気を出して、みんながいる朝食の席につく。
彼の顔がほんのり赤らんだことには、気が付かなった。

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猫虎屋 2023/10/31 18:30

ハロウィンの奇跡

はー、今年もルミエの出番は無しか……。
手に持ったスマホを食い入るように見つめる。
ハロウィンで再登場するのを密かに期待していたが全く関係のないイベントで、プレイアブルどころかハロウィンイベントそのものすら無かった。
もはや運営は忘れているんじゃないかとすら思う。もうこのまま二度と登場することは無いのだろうか…。ルミエに初めて会ってからもう6年。ずっと愛し続けていた。最後に出番があってから5年が経ってしまったが、それでもルミエを使い続けているのは自分くらいのものかもしれない。

あれ?ハートマークがついてるぞ?
ルミエのアイコンについているハートマーク。これは愛でルームで何かプレゼントがあるときの表示である。ルミエはとっくに親密度30万を突破しているので、もう何も起きないはずだ。
半信半疑でルームを開いてみる。
その時、奇跡が起きた。

スマホが激しく光り輝き、視界が真っ白になる。あまりの眩しさに何も見えない。思わず目をつぶってしまう。
「あいたぁっ!……あれ?」
聞き慣れた声が聞こえる。しかしそれは妙にリアルで、鮮明な声だった。
「えへへ、こんにちは。」
目を開けると、ルミエがそこにいた。

まさか本当にルミエが現れるとは。実際のルミエを眼の前にすると、思っていたより小さく感じる。そうか、身長155cmだから、自分より一回り小さいのか…。そのリアルなサイズ感と息遣いにどきどきする。

ルミエの親密度が限界突破したので、たったひとつだけお願いを聞いてくれるらしい。
ひとつだけ……。もしたくさんできるなら、色んなことがしたい。一緒にショッピングしたり、一緒にデートしたり、一緒にお泊りしたり。
でもひとつだけと言われたら…。
もう、あれしかない。ルミエの中に、自分を刻み込む方法。
「えひぃ…やっぱり、それだよねぇ」
しかしルミエは拒否しなかった。

初めて見るルミエのそこは、綺麗なピンク色をしていた。
恥ずかしさで隠そうとするが、ぬらりと濡れて光っていて、とても綺麗だった。
その様子を見るとこみ上げる獣欲が抑えきれない。
服を脱ぎ捨て、ぱんつを下ろしたルミエのそこに、ぴたりと押し当てる。
ぐっと力を込めると、確かな抵抗感があった。
「その…初めてだから…やさ…」
ガチガチに固まったそれを、強く押し込むと、ぷつりと弾ける感触がして、一気に中に突き進んだ。


「ひいぃっ!」
ルミエの悲鳴もものともせずに、一番奥まで押し込む。ぴったりと閉じたそこは強く締め付けるような感触があって、痛いほどにきつい。しかしすっかり奥まで入り込むと、温かくねっとりと包み込むような感触に覆われた。ルミエの体温と鼓動を感じる。

ルミエと繋がれたことの喜びと興奮が最高潮に達し、気がつけばびゅくびゅくと中に射精していた。
「ううう…熱いよぉ……」
そこで初めて涙目になっているルミエに気づく。
しまった、やりすぎてしまった。これではルミエを一方的に犯したようなものだ。
一度射精したことで、少し思考がクリアになってくる。冷静になってみると、自分ひとりの気持ちよさしか考えていなかった。だから今度はルミエのほうも気持ちよくなれるように努力しなければ。

それで繋がったまま、しばらくそのままじっとしていることにした。
ルミエに痛くないかを聞いてみる。
「うん、大丈夫、さっきよりは…痛くないかも。」
一度中に出したおかげもあって、潤滑は十分にあった。しかし処女を失ったばかりのルミエは、痛みを我慢しているところに違いない。
繋がったままじっとしていると、まるでひとつの体になったかのような錯覚を覚える。体温も鼓動も密に感じ取ることができ、境界線が消えていく。ぴったりと包み込むルミエのそこは、まるで自分のためにつくられたかのようだった。

「もう動いても大丈夫かも……」
じっと繋がっているのもいいが、やはり本心としては動きたい。正直もう限界が近かったので、ゆっくりと動いて少しずつピストンを強めていった。
「ひああっ……」
強まる刺激に再びルミエが声を上げる。でもさっきほど辛そうな感じではなかった。
これはいけると思ったが、その前にこちらの方が限界を迎えてしまう。
どくどくと濃いものをルミエの中に注ぎ込む。なかば怨念に近いような6年分の愛情の結晶である。

しかしこの程度では終われない。こんな機会はもう二度と来ないかもしれない。
5年間待ち続けたのである。5発、いや6発くらいは行けるはずだ。こんな機会はもう

そのまま二人はくたくたになるまで交わり続け、6度目の射精をしたときに、遂に力尽きて眠り込んでしまった。

目が覚めるとルミエはそこにいなかった。
そうか…夢か……。
あまりにリアルな夢に、自分の願望の強さを実感する。
なんだか気恥ずかしい気持ちと、達観した気持ちがあって、しばらくアプリを開くことはなかった。

それから半月後、思い出したかのようにアプリを起動してみると、再びルミエのところにハートマークが付いているのに気がついた。
焦る気持ちでルームに入ると、ルミエが笑顔で迎えてくれる。

「やっと来てくれた!ええとね、今日は大事な報告があるんだけど」
いつになく神妙なルミエの様子に、心臓が高鳴った。

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猫虎屋 2023/10/25 02:21

危険な帰り道(3)

前話:危険な帰り道

「最近このあたりで、へんしつしゃが出てるみたいなんですよ。気をつけてくださいね!」
シズが女性陣に注意喚起をする。
しかし変質者と言っても実際にその姿を見たものはおらず、被害者も頑なにその状況を語ろうとしない謎の事件だった。
防犯カメラに映っていた映像によると、マリオネットのようなものが目撃されているらしい。それが着ぐるみなのか、魔物なのか。いずれにせよ警戒するに越したことはないとのことだった。

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猫虎屋 2023/10/22 05:08

秘湯ユートピア

秘湯の島ユートピア。
そこは温泉神の加護により様々な泉質の温泉が湧く、癒やしの島である。
色々な種類の温泉に浸かる温泉オリエンテーリングも盛んに行われている。

戦いの疲れを癒やすためにやってきた一人の冒険家は、とりあえず最初の湯に使った。本来なら効能が書いた看板などがあるはずだが、ここには見当たらなかった。

「こちら、混浴なんですね……。」
湯に浸かってすぐに声がした。反対側の方から一人の女の子がやって来る。どうやら脱衣所は男女別だが、温泉は混浴らしい。
「し…失礼します…。」
遠慮がちにその女の子は同じ湯に浸かる。
とろりとした肌触りの湯。バラのような香りがする。
そういえば彼女はトワといったっけ。どこかで見たことがある女の子だった。あれはどこだったか。
控えめで淑やかさがあり、素敵な女の子だと思った。

しかしまさか混浴だと思っていなかったので少し気まずい空気が流れる。が、それ以上に気まずい状態になっていた。なぜかアレがギンギンにそそり勃ってしまい、タオルでは隠せないレベルになっている。今、湯から上がれば、バレてしまうかもしれない。さすがに女の子の前でそれは…。
だがそれはトワの方も同じだったようで、少し様子がおかしい。
「い…いけません…この湯…は…」
トワは目をとろんとさせて、体をくねらせてなにか耐えはじめた。

ここの温泉は様々な効能があるという。その中にはかなり特殊なものもあると聞く。
危険なものを感じ、タオルを腰に巻いて立ち上がり、湯から上がった。
しかしトワは真っ赤な顔をして、その前に立ちふさがる。どうにも様子がおかしい。さっきまでの落ち着いた雰囲気とは違う。
そしてその視線はひとつのモノにそそがれていた。
「ああ、ケガレがもうこんなに……」
ギンギンに勃ち上がったそれを、うっとりした目で見つめている。
「これは、祓い清めなくてはなりませんね。」

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