生焼け烏肉 2024/06/16 06:00

【Godotで作ろう脱衣ブロック崩し】第1回:Godot Engineの下準備

この度は、Godot Engineチュートリアル記事「Godotで作ろう脱衣ブロック崩し」にアクセスいただき、ありがとうございます。
今回は第1回として、Godotそのものの導入手順例と、プロジェクトの初期設定例をご紹介いたします。

はじめに

想定する読者

この記事は、プログラミングの経験が浅いけどゲーム作りに興味があり、Godot Engineを使いたいと思っている方に向けて書いています。
Godot公式ドキュメントの"入門"の項目を併せて読んでいくことをお勧めします。

ご注意

目次の末尾にも書きましたが、私はプログラマーとしての実務経験がないシロウトです。
私が間違っていたり、何かを誤解していたりする可能性は大いにあります。
記事の内容を鵜吞みにせず、それに加えて間違いや改善できる点を見つけたら遠慮なくお知らせください。

このチュートリアルで使用するGodot Engineのバージョンは"4.2.2"です。
また、作業するPCのOSはWindows11を使用しています。

このチュートリアルではスクリプトとしてGDScriptを使用します。
Godot自体はC#を使用してスクリプトを書くこともできますが、それをする必要があるのは別のゲームエンジンから移行を検討している上級者くらいだと思うので、省略します。

1.1:Godot Engineの導入

GodotをPCにインストールしましょう。

  1. 最初に、Godot Engineの公式サイトにアクセスし、Godot Engine 4.2.2をダウンロードします。
    ファイル容量は50MB弱とすごく軽いので、すぐに終わると思います。

  2. ダウンロードしたzipファイルを、任意のディレクトリに解凍してください。
    ただ、デスクトップやドキュメントなどの場所は避けたほうが無難だと思います。

  3. 実行ファイルが2つ作成されますが、そのうちの"Godot_v4.2.2-stable_win64.exe"(PCの設定によっては".exe"が見えないこともあります)がGodotの本体です。


    利便性のために、ショートカットを作成してわかりやすい場所に置いておきましょう。
    ピン留めしてもいいかもしれません。

1.2:プロジェクトの新規作成および初期設定

1.2.1:プロジェクトの新規作成

  1. さっそくGodotを起動すると、このような画面が出ると思います。


    ダイアログの質問にはキャンセルを選んでください(上図1番の囲い)。
    もし、言語設定を変えたいときは、右上のプルダウンから選択できます。
  2. 左上の "新規"ボタンを押してください(上図2番の囲い)。
    そうすると、下図のような画面が出ます。

  3. プロジェクト名には日本語も使えます。特に理由がない限りゲームのタイトルにしておくといいでしょう(画像1番の囲い)。
    今回は、「脱衣ブロック崩し」と入力しましょう。

  4. 画像2番の囲いのボタンを押して、システムの影響を受けない場所にあるフォルダを指定してください。

  5. 画像3番の囲いのボタンを押せば、指定したフォルダの中にプロジェクトと同じ名前のフォルダが作成されます。
    これで、下段左の"作成して編集"を押せば、プロジェクトが新規作成されます。

1.2.2:プロジェクトの初期設定

ここから、Godotの用語を使っていくので、わからない単語が出てきたら公式ドキュメントを参照してください。

  1. 新規作成ができたら、上の画像のような画面になります。
    左上の"2Dシーン"ボタン(画像1番の囲い)を押すと、空だったシーンにNode2Dというノードがルートとして設定され、中央のプレビューが2D表示に切り替わります。
    表示の切り替えは上段中央から可能です(画像2番の囲い)。

  2. "Node2D"ノードを選択してF2キーもしくはダブルクリックで名前を書き替えましょう。
    このノードは"_initial"と名付けておきましょう。

  3. こうして作ったノードひとつで構成されたシーンをとりあえず保存します。
    左上の"シーン" → "シーンを保存" を選択します。
    ショートカットキーはCtrl+Sです。
    ファイル名はデフォルトでルートノードと同じ名前の"_initial.tscn"となっているでしょうから、そのまま保存します。

  4. 左上のメニューから、"プロジェクト" → "プロジェクト設定"を選ぶと、このような画面が出ます。

  1. ”アプリケーション” → "実行"の項目(画像1番の囲い)を選択してください。

  1. "メインシーン"という設定項目があるので、さっき保存したシーンを指定します。
    これによって、テストプレイするときにこのシーンから実行が始まります。

  2. さらに、ゲーム画面のサイズも設定しましょう。
    "表示" → "ウィンドウ"を選択して、"ビューポートの幅"を1280、"ビューポートの高さ"を960に設定してください。

これで最低限の初期設定は終わりです。
下段中央の"閉じる"ボタンを押して設定画面を閉じましょう。

おわりに:次回予告

第2回では、様々な部品を別々に作って、仮配置するところまで説明するつもりです。
記事は早くて今月下旬、遅くても来月上旬までに公開するつもりです。
お楽しみにお待ちください。

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