「ひぐらしのなく頃に 業」
2007年版の感想はこちら。
https://ci-en.dlsite.com/creator/6041/article/375602
まず思ったのが、絵が新しい(笑)。
いや、2007年版見たばかり、それも見終わった次の週からこれでしたから、まず絵が違うなって!
で、僕はこのキャラデザ、大好きです。
前回はまあ普通かなくらいに思ってた魅音/詩音の、かわいいことかわいいこと!
目元もそうなんですけど、口元もいいんですよね。
どのきゃらも全体的にかわいく、かつそれが恐怖描写の妨げになってないのも、よく練られているなあって。
いやー、アニメのキャラデザって、元の絵があったとしても、実に奥深いですよね。
ちゃんと芝居できるようにデザインされてるんだなって、あらためて。
物語としては、前回よりもメタ的な要素が強まったかなと。
前作見た人ももう一度楽しめるようにって構成を、ひしひしと感じました。
連作形式ですが、その物語一本としては成り立ってないように見えても、他の話を知ってるとそれが伏線になってるっていう。
要は、視聴者が、物語全体を見ているものとして成り立ってるというか。
ちょっと話それますが、同作家で「うみねこのなく頃に」があるじゃないですか。
知ってる人はすぐわかりますけど、あれもまた、メタ的な要素が強烈にある。
僕は基本、メタ的な要素っていらないと思ってるんですが、竜騎士07の描くメタ要素って、好きなんですよ(笑)。
多分、よくできてるって感心するからなんですよね。
メタ的な要素が入っちゃうんじゃなく、そうある必要性や、それを駆使した構成になってるというか。
そうそう、こうやって使うんだよっていう、上手さに感服するわけです。
ひぐらし、前回のアニメ見てる時はそれほど感じなかったのが(綿流し、目明かしとあるにはあった)、今回はその要素、かなり前面に押し出してるなあと。
で、今作からひぐらしに入る人もいると思うんですけど、多分、ここから入ってもオッケーなように、作ってあるんじゃないですかね。
推測になっちゃうのは、僕は2007年版を見たばかりっていう、ちょっと特殊な見方をしてるんで、あまりに前作のイメージが残り過ぎてるんですよ(汗)。
前作アニメか、原作か、いずれにせよひぐらし履修済みの人、大半は何年か見てなかったはずで、BSで再放送やってたんでそこから入ったって人、少数なんじゃないかと。
なので、ちょっと他の人と、見えてる景色にずれはありそうだな、と。
基本忘れっぽい自分ですが、ここまで前作をはっきり覚えてる状態で新作見るってのも、僕自身の経験としても珍しいことですし。
ともあれ、リメイクと見せかけての新作、充分楽しんでます。
序盤の展開は同じでも、途中から大きく逸れていく話がほとんどですし。
このまま2クール目、楽しみにしたいと思います!