προφε 2023/08/31 23:00

きょだいむすめしみゅれーたv2.0.7(2023.09.03追記)

きょだいむすめしみゅれーたVer2.0.7

どうもです。おまたせしました!ギリギリになってしまいましたが『きょだいむすめしみゅれーたVer.2.0.7』の公開になります。こちらは7月に公開したVer2.0.7の仮設版に機能追加、並びにいくつかの修正を施したバージョンになります。今回の修正点は以下の通りです。

GTS_Sim_Ver2_0_7_2.zip (682.89MB)

Download

(ScreenShotの不具合を解消しました。気になる人はお手数ですが再DLしてください。)
*紹介動画は後日作成いたします。

Ver2.0.7の新機能

1:外部NPCモデルのロード機能の追加
2:ソードモーションの変更・追加
3:敵戦車の追加
4:プレイヤーステータスの追加
5:ロードステータスの追加
6:初回ロード時の不具合を修正

以上が今回の主な修正点になります。また以下の問題点については時間の関係上修正できませんでしたので記しておきます。

不具合等

1:キャリブレーションシステムの不具合
2:GUI関係の更新
3:外部NPCモデルのロードバグ

それでは各項目について簡単に解説していきたいと思います。


1:外部NPCモデルのロード機能の追加

こちらは今回のアップデートのメイン機能の一つになります。この機能で外部のVRMモデルをランタイムロードしてゲーム上に出現させることができます。現時点では最大5体までロードが可能。この機能を使用するにはヘルプ画面の+部分を選択してNPCモデルを選びます。


これで巨大娘系の写真をゲーム内で撮影することができますね。Cesiumと合わせるとこんな写真が作れます。

なお今回よりopenfileDialogを廃止したので/GTS_Simulator_beta_Data/VRM_Folder内にVRMモデルを置いてもらう必要がありますのでご注意ください。また後述しますが現時点では外部のNPCモデルをロード・構築する際にプレイヤーの入力ができてしまうので、モデルを構築している最中に他のNPCをロードしようとするとエラーが発生してしまします。モデルロード時にはVRMモデルのモデル情報を取得したりMagicaCloth2の構築を行なっているのでモデルを選択してから10秒ほどは新規モデルをロードしないようにしてください。こちらの不具合はGUIと合わせて今後修正するのでお待ちください。以下設定項目の説明です。


・Dispose:ロードしたNPCモデルの破棄が出来ます。
・Axis:ギズモの軸(グローバルもしくはローカル)が変更できます。
・Mode:TransformかRotatiomnの変更ができます。
・PosReset:ロードしたモデルの位置を初期位置に戻します。
・UI:UIのオンオフが出来ます。
・NPC Scale:数字を入力してNPCのスケールが変更できます。

またNPCモデルの表情設定などはF8ボタンを押した後、以下の変更ボタンを押すと個別に変更ができます。また赤の□のcameraを押すとNPCの視線がプレイヤーもしくはFreeLookCameraに変更できます。



なお設定項目についての所感や要望などがありましたらお聞かせください。


2:ソードモーションの変更・追加

今回のバージョンからソードモーションのアセットを変更しました。今までは攻撃モーションが限られていましたが今回の変更でよりアクロバティックな攻撃モーションになります。またそれに合わせてエフェクトもつけているので見栄えは良くなったのではないでしょうか。ちなみに攻撃モーションは以下の通りです。

(Nは左クリックのみ。↑はW+左クリック)


N+N+N+N+N+N+N

N+N+N+↑+↑+↑+↑+↑+↑+↑+N+N+N+N

タイミングよく入力すると最大14段階まで連撃が可能です。ただし↑としていますが実際は最初からWを押していたり3段階目でのみWを押していれば連撃可能です。ちなみに現時点ではまだ全てのアクションが完了できていませんので今後更に追加していく予定です(ちなみに余談ですが左Shiftで剣撃のチャージ攻撃ができますが、Shiftを押しながら連続でクリックするとバグで旧モーションの攻撃が可能です)。

またゲームをプレイしてわかると思いますがソードモーションにはダメージ表記を入れてあります。こちらは現時点では飾りですが、プレイヤーステータスと合わせて今後はプレイヤーのアクションに反映させようと思っていますのでご期待ください。


3:敵戦車の追加

仮説版では戦闘機を追加しましたが今回は簡易的な敵戦車を作成しました。ヘルプ画面から戦車ボタンを押すと10両の戦車が出現します(戦闘機も10機ずつ出現するように変更)。ちなみにAIに関してはまだまだ不完全で、現時点では追跡・攻撃・撤退・車列の行動しかとれません。後述しますが今回からプレイヤーステータスを追加した様に今後は敵キャラの制作をしていきたいと思っております(素材は結構溜まっている)。そんな訳で次回のアプデではよりゲームらしくなることでしょう。お楽しみに。



4:プレイヤーステータスの追加

通称フェチメーター…というのは置いておいて、今回気まぐれでスケールごとに変化していくプレイヤーのステータスUIを作成してみました。このステータスは見ての通りプレイヤーが巨大化するごとに増加していきますのでスケール比がよりわかりやすくなると思います。UIのオンオフやモデルデータの値はヘルプ画面から設定できます。


ちなみに現時点ではプレイヤーのHPやATKなどは飾りですが、今後はプレイヤーのアクションにも反映させるつもりです。今回はソードモーションでしか追加しませんでしたが、今後はプレイヤーのアクション全般にダメージ表記を取り入れる予定です。また現時点では敵は即死ですが今後は(おまけばかりの)耐久力をつけるつもりです。そうなればもう少しゲームっぽくなるのではないでしょうか。またプレイヤーのステータスとは別に敵の相対的ステータスも作れば面白くなると思うので次回には作成しようと思います(レイでヒットした敵プレイヤーの情報で、プレイヤーが巨大化すれば敵ステータスは縮んでいく様なもの)。



5:ロードステータスの追加

簡易的ではありますが今回からVRMロード時のステータス表示をいれました。これでどの程度ロードが進んでいるのかがわかる様になります。ちなみに先ほど少し書いた様にVRMモデルのロードではVRMモデルのモデル情報(VRMBlendShapeProxy
のスライダー作成やサムネ情報、ボーン情報)を取得したりMagicaCloth2の構築、FinalIKの構築を行なっています(大体5〜8秒)。今回は時間がなかったのでNPCモデルのロード画面などを作成することはできませんでしたが、今後はもう少しリッチにする予定です。


6:初回ロードの不具合を修正

今までのバージョンではVRMの初回ロード時にはMagicaCloth2であったり特定のスクリプトが動作しないというバグに悩まされていました。色々と原因を突き詰めていったところ、VRMのロードに使用しているopenFileDialogが関わっていることがわかりました。openFileDialogはWindowsのシステムになるのですが、この外部ファイルにアクセスしている時にUnity側の動作が妨げられることがどうやらバグの原因らしかった様です。そこで今回から自作のファイルシステムに変更しました。まぁ自作のファイルシステムといってもOculusのテスト版で作った時のスクリプトを少し修正しただけなのでそれほど時間がかかりませんでした。ともかくこの自作のファイルシステムによって今まで抱えていた問題がすべて解決したのでこれでゲームをリセットする必要はなくなりました。ただこの仕様変更によってファイルを置く場所は決まっているのでご注意ください。ファイルの置く場所は以下の通りです。

VRMモデル:/GTS_Simulator_beta_Data/VRM_Folder
スクリーンショット:/GTS_Simulator_beta_Data/ScreenShot
レコードデータ:/GTS_Simulator_beta_Data/Record


なおフォルダを削除した場合はゲームがプレイできませんので、その際には同名のフォルダを作成してもらう必要があります。ちなみにopenFileDialogはリプレイファイルの保存・読み込みにも使用していたのですが、今回の仕様変更に伴いセーブ場所は固定としました。保存する場合はF2ボタンを押せば自動的に保存できます。


その他細かい修正点など。

プレイヤーと建物の接触判定を無効化しました。建物を吹き飛ばす描写も作りたかったのですが快適性を重視して接触判定を無くしました。ただ処理の最適化の問題が残っているのが今後の課題です。またオマケステージを廃止しました。今後はどこかで復活させる予定です。


バグ等

今回修正できなかったバグもしくは手が回らなかった点は以下の通りになります。


□キャリブレーションシステムのカメラ関係□

今回のアップデートでは時間が足りずにキャリブレーションシステムのバグである「特定ボタンが押せない」「セーブ機能のエラー」「カメラ視点のバグ」などが修正できませんでした。ただ今回からソードモーションが両手持ちではなく基本は片手持ちになったので以前ほどキャリブレーションシステムが必要ではなくなっています。そのため現時点では余程のことがない限りはキャリブレーションシステムは必要ないと思われます。今後としてはキャリブレーションシステムというよりはプレイヤーの設定画面というようにしていきたいと思います。ここで武器の設定であったりキャラクターのタイプ設定などができたら良いと思っています。今後はゲーム寄りにまとめていくつもりなのでご期待ください。


□GUI関係の更新□

今回は機能作成に時間を費やしたので追加した機能などのGUIは全て突貫工事になってしまいました。UI素材には目処がついているので次回あたりに大幅更新できたら良いと思っています。


□外部NPCのロードバグ□

先ほど述べた様に現時点ではNPCモデルのロード時にプレイヤーの入力が有効になっているためNPCモデルの構築中に新規モデルをロードしようとするとエラーが生じてしまいます。そのため現時点では10秒ほど余裕を持ってから次のモデルをロードしてください。ちなみにVRMモデルで設定されている揺れもの素材が多ければ多いほどMagicaCloth2の設定に時間がかかりますのでそれを見越した時間になります。今後はNPCモデルのロードステータスを作成すると共にプレイヤーの入力を受け付けないようにするつもりです。


□キャプチャ範囲の不一致□

スクリーンキャプチャを行うとUnity内の物理カメラの設定がズレているのか反映されていないようです。具体的にはDoFの値を変えてもそスクリーン上の映像と一致しません。こちらはもう少し検証を重ねて直していきたいと思います(恐らくはNPCのギズモを構築した時に物理カメラが固定されているのが原因)。現時点ではDoFの値を少し高く設定するか普通のキャプチャ機能を使ってもらうしかありません。ご不便をおかけしますがご容赦ください。

2023.09.03修正。

上記の問題はポストプロセッシングで使用しているアンチエイリアスが原因で起こるものでした。Temporal Anti-aliasingを使用したままScreenCapture.CaptureScreenshotのsuperSizeの数値を上げると正確にスケーリングされないのが問題だった様です。そのため修正版ではアンチエイリアスを切っております。つまりアンチエイリアスが欲しい人は全バージョンの方が良いかもしれません(ただ少し重い)


以上がVer2.0.7の概要になります。


今後の展開

それでは今後の展開について簡単に紹介しておきたいと思います。

1:ゲーム性の拡張

今回敵やダメージ表記を作成した様に、今後はゲームとして遊べる様にしていきたいと思っております。方向性としては「無双シリーズ」の様に大量の敵を楽々倒していくようなものを想定しております。ただそれにはいくつか修正する項目があるといえるでしょう。まず一番重要な点はオブジェクトの最適化です。知っての通り大量のオブジェクトを破壊すると処理が重くなりパフォーマンスが悪化します。そのため今後はGPUの処理機能を使えれば良いと思っています。まぁアセットばかり買って満足していたのですが、そろそろ使わなければと思いますので研究しながら試してみようと考えております(ただちょっと弄っただけではパフォーマンス改善しなかったから難しそう)。また攻撃方法についても現在は全ての攻撃が可能となっていますが、「剣」「銃」「魔法」「格闘」といった感じにそれぞれの特性に応じて種類分けしても良いのではないかとも考えています(フリーモードみたいな物では全部使えても良いと思いますが)。そんなわけで今後は敵AIの作成などを含めて改善していきたいと思っております。


2:BGMとSEの実装

そろそろ音関係も入れていきたいと考えております。音があるだけでかなり印象が違って来ることは確かでしょう。ただ現状、足音以外の音素材はあまり手に入っておりません。というのもビルが破壊される音というのは単体ではなかなか手に入れることができないことにあります。まぁ解体作業で音源を取るにしても重機の音かダイナマイトの音は必ず入ってしまいますからね…どうにもコレだというような未だに物が手に入りません。ということで音声はアップデートを重ねるごとに徐々につけていく方針でいきたいと思います。


以上が今回のアップデート内容と今後の方針になります。なお次回のアップデート予定は半年くらい後になるのではないでしょうか。今までは機能を追加してきただけなので比較的早くに更新ができたのですが、今後は「完成させる」方向にシフトしていくのでやはりそれなりの時間はかかってしまうと思われます。まぁ一ヶ月ごとには近況報告という形を取ったり前回の様な暫定版をリリースする予定です。そんな訳で毎度のことになってしまうのですが気長にお待ちください。ただ年末年始以降は目標でもあるのでSteam登録を目指すつもりです。それではしばらくアップデートは出せないと思いますが続報をおまちください。なお今回のバージョンにてバグやご要望などがありましたらコメントしていただけると励みになり助かりますのでよろしくお願いします。それでは今回はこの辺で。

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