フリーセンテンス 2024/04/27 10:30

書いて現実逃避中

こんにちは、フリーセンテンスです。
今日も出勤前にちょこちょこ書いてます。

世間はもう、ゴールデンウィークに入ったのでしょうか。昨日、職場近くの道の駅に行ったら、県外ナンバーの車がかなりおりました。
いいですねぇ、ゴールデンウィーク。
まぁ、自分には関係ないので、執筆で現実逃避をしております(*´ω`)


 ・・・・・・ええと、それで、なんのお話でしたかなぁ。
 ああ、そうそう、この村を訪れた巫女さまのお話でしたな。そうでしたそうでした。歳を取ると物忘れが激しくなりまして、少し前のこともすぐに忘れてしまうんです。いやぁ、歳は取りたくないものですねぇ。
 それで、そう、件の巫女さまですが、たしか、名前は――そうそう、たしか「巴」といいましたっけ。ええ、ご自分で名乗られましたよ。なんでも巴さまは、諸国を巡りながら悪鬼妖魔を退治することを生業とされていたそうで、この村を訪れたのもそれが目的だったそうです。
 巴さまの話を聞いた時、私らは、それがきっと、領主さまのことだとすぐにわかりました。と、いうのも、その、私らの村を治めていた領主さまなんですが、はっきり言いまして、まともな「人間」ではなかったですからね。それはもう、酷い領主さまでしてね、それこそまさに人の皮を被った「鬼」のようなお人でしたよ。
 まぁ、私ら領民には、逆らいさえしなければ、それほど酷虐なことはなされませんでしたが、逆らったら、それはもう、酷いのなんのって。私の幼馴染に田吾作という男がいたんですが、その男が領主さまに逆らったことがあるんです。この植物は毒だ、この植物は、作れば作るほど人の気を変にさせてしまう! この植物を作るのを止めさせてくれ! と言って、「カラクサ」栽培を止めるよう、領主さまに直訴しに行ったことがあったんですよ。で、田吾作は、領主さまの逆鱗に触れてしまいましてね、その、家族もろとも殺されてしまったんですが、それはもう、惨い最後でしたよ。
 え、どんな方法で殺したのか、ですって?
 旅人さんも物好きなお方ですねぇ、人死に興味を持たれるなんて。他人には言えないような趣味嗜好をお持ちなんですか?
 ああ、いえ、これは冗談ですよ、冗談。
 まぁ、でも、いいですよ、教えて差し上げます。私の幼馴染がどんな死に方をしたのか、ええ、ええ、お話して差し上げますよ。
 うひひひ・・・・・・。


 暇つぶしにでも読んでいただければ幸いです(´∀`)

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