フリーセンテンス 2024/05/02 22:14

職場に「恐怖」がやってきました。

こんばんは、フリーセンテンスです。

世間はいま、ゴールデンウィークの真っ最中ですね。
当方の施設にも、ゴールデンウィークになってから、おそらく観光も兼ねてでしょうか、はるばる遠方から訪れるご家族の方が増えてきました。
中には入居者だけでなく、職員にもお土産を下さる家族もいて、大変うれしく思っております。

で・す・が・・・・・・人の出入りが激しくなると、やってくるのが「恐怖」の権化。久しぶりにでましたよ、コロナ感染者(;´Д`)

いえ、家族由来ではなく、もしかしたら職員が感染させてしまった可能性もあるのですが、ちょっと風邪ぎみの場合は、できれば面会を控えていただきたいです。それか、窓越し面会を希望してください。

まぁ、いまのところ、感染者はひとりだけで、施設全体に広がってはいませんが、職員はみんな戦々恐々としながらお仕事を頑張っております。感染、したくないです(;´Д`)


それはともなく、ちまちま続きを書いておりますので、もしよろしければお読みいただけると幸いです。
では、どうぞ(*´ω`)

 ・・・・・・私たちの村を治める領主さまはね、なんでも昔、どこかの「島」を治めていたそうで、その島を拠点に、周辺の村や町を襲って勢力を広げていたんだとか。まぁ、こんな時代ですからね、略奪も立派な産業ですよ。で、略奪した品を元手に、大陸と交易をしまして、その際、「カラシナ」の取り引きが金銭になると知ったそうです。
ですが、ある時、治めていた「島」を何者かに襲われましてね、ほうほうの体でここまで逃げてきたんだそうです。
その話を聞いた時は、それはもう、驚きましたよ。なんせ領主さまは、率いる兵たちと同じく、大柄で、残忍な性格のお人なんですが、こんな恐ろしい人でも戦いに敗れるんだと思い、世の中の広さに驚嘆したものです。
 え、領主さまは誰に敗れたのか、ですか?
 それは、わかりません。ただ、人伝で聞いたところによりますと、なんでも、その者は、天下一の無双者だそうで、獣を率いて島を襲うや否や、「面白い、面白い」と言いながら、刀を振るって惨殺してまわったそうですよ。世の中には、鬼のような人がいるのですね。ああ恐ろしい、恐ろしい。
――で、話は戻りますが、私どもの村で作った「カラシナ」の粉は、納める時、必ず領主さまの見分を受けることになっているんですがね、その年は、いつもより出来がよく、高い品質に仕上がっていたんですよ。で、領主さまは大層お喜びになりましてね、気をよくして、なんと私どもに「いいもの」を見せてくれるとおっしゃられたのです。
 私どもは、旅芸人の余興か、それとも巡業一座の公演でも見せてもらえるのだと思っていたのですが・・・・・・目の前に連れて来られた人物を見て、それはもう、驚きましたよ。なんと、私たちの目の前に連れてこられたのは、数日前に村を出た、巫女の巴さまだったんですから。それも、裸で。身体を荒縄できつく縛られた状態で、ね。

・・・・・・巴さまがどうなるか、ただいま思案中です(*´ω`)

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