メモ書きについて
TARE活は漫画制作の経験が浅いうえにたまにしか作らないので、最後の制作からしばらく時間が経過すると作り方を忘れてしまい、漫画を制作していた頃の過去の自分に学ばなければならなくなります。
こういうときに役立つのが制作中に書きためておいたメモ書きです。ある時期から同人制作をするときにアイデアや留意点をすべてExcelにメモ書きしてタグ付けして整理することにしているので、これを読み返すことで制作中の試行錯誤の過程がわかります。
初稿はかなり違う作品だった
今回の制作でも途中で上手くいかなくなったので、前作「敗姫処分 No.2」の制作中に書きためたメモ書きを参考にすることにしました。
久しぶりに読んだメモ書きに多くのことを教えられましたが、それと同時に前作では途中までかなり違う路線を模索していたことがわかり、少なからず驚きました。
途中まで進めていた草稿ではまず話の舞台からして違っていて、最終稿には出てこない登場人物なども出てくるし、もちろんラストも違いました。
草稿の路線もそれほど悪くないと思いましたが、あらためて読むと明らかに詰め込みすぎで、途中で思い切ってこれを全ボツにしてやり直したのは正しい判断だったと思います。そこで私も勇気をもらい、今回の制作ではすでに二回草稿をボツにしています。理由は前回と同じで詰め込みすぎです。
メモ書きが増幅中
今回の制作でもアイデアや課題が出るたびにとにかくすべてメモに残して、ときどきそれを読み返しながら検討を繰り返すというアプローチを取っておりますが、現時点ですでに387項目あるので、制作が終わるころには500を越えているんじゃないかと思います。
387項目の中にはすでにボツにした構想に関するメモもたくさんあるのですが、プロットがボツになっても、そのプロットでやりたかったものというのは形を変えて新しいプロットを補強してくれることがあるので、ときどきは眺めることにしています。