今回の更新は先月末日まで行っていた『イノセントルール』のアンケートについて、その結果の一部をご紹介するとともになぜそうなったのかを考えてみる記事となっています。なおシーン関連の項目と追加要素の項目に関してはアップデート情報側のものなので本記事では触れません。
作品のネタバレを含む内容となっていますのでご注意ください。
アンケート結果
最も人気のキャラクター(魔物)
まずは最も票数を得たキャラクターを惜しみなく公開します。
一番人気となったのは紡ぎ虫でした。これは個人的にとても喜ばしい結果です。というのも、紡ぎ虫は募集企画により生まれた魔物で、その企画そのものが大成功だったことを示すことになるためです。いただいた具体的なご感想を見るとデザインとキャラクター性の両面から好感を持たれたことがうかがえ、新たな魔物としてこれ以上のものはなかったのだろうと思うことができました。紡ぎ虫は今後の作品でも見る機会があるはずですので、これからの活躍にもご期待ください。
好感を持ったキャラクター(魔物)
基本的にシナリオやイベントでの出番が多いキャラクターほど人気になるのではないかと予想していて、実際にそういう傾向はある程度は否めないのですが、必ずしもそれに沿った結果にはなっていないようです。そうした事実を踏まえた上で2位から10位までを公開します。
2位:和夜魔
3位:大鮫
4位:雪女
5位:廃棄人形
6位:悪鬼
7位:ドラゴン
8位:妖花
9位:犬蛸
10位:迷子
この中で(私の基準で)イベントで活躍したと明確に言えるのは大鮫、廃棄人形、妖花くらいではないかと思います。ともあれ、それぞれの人気について少し考えてみます。
和夜魔
和夜魔はイベントでの活躍は僅かですが、そもそもとして事前調査の段階でとても人気があったという事実があります。しかし、これほどまでとは私も思っていなかったため、この結果には少し驚いています。期待される「和夜魔」というキャラクターをうまく描けたのかもしれません。
大鮫
期間こそ僅かだったものの、大鮫はシナリオ上で非常においしい役割を持っていました。そしてまた大鮫もそもそも人気のある魔物ですので、この順位には納得です。
雪女
雪女はどちらかと言えばシーンの内容によって人気を得たように見えます。他のキャラクターにはない冷たい態度がよかったのでしょう(本質はむっつりですが)。
廃棄人形
廃棄人形は事前調査の段階では人気がない方で、『イノセントルール』への登場もぎりぎりのところで決定した魔物です。そういったキャラクターが一つの作品を経て人気上位になるというのは何とも嬉しいことです。
悪鬼
まず特別な個性を持つキャラクター、悪鬼で言えば(悪鬼をそう呼べるのかについては議論の余地があると思いますが)男の娘は票が集中しやすい傾向にあるため、そういう意味でこの順位には納得しています。
ドラゴン
ドラゴンは元々人気のある魔物ですが、何よりもあの圧倒的な性能に魅せられた方が多いのではないかと思います。ただ逆にあそこまで圧倒的なのはいかがなものかというご意見もいただいています(私もプレイヤーの立場から見ればそう思います)ので、ドラゴンが好きで、かつドラゴンでも平等に戦いを楽しみたかった方には少し残念だったかもしれません。
妖花
妖花はシナリオで活躍した魔物ではありますが、8位といういいところにつけた理由については分析できていません。あの適当な性格を可愛がってもらえたのでしょうか。
犬蛸
犬蛸はイベントでの描写についてもある程度のご感想をいただいていますが、この順位となったのは悪鬼と同様の理由ではないかと考えています。他の魔物では満たせない需要があるということです。
迷子
迷子は事前調査では和夜魔に次いで人気のあった魔物ですが、今回のアンケートでは10位となりました。これは人気が失われたというよりは他の魔物の人気が高まったためだと思われます。あるいは回答時点では出会えていない方もいたのかもしれません。
最も人気のキャラクター(メイン)
この結果については特に異論はないと思います。
一番人気のメインキャラクターは主人公のイノとなりました。順当すぎて特に言うこともないのですが、ともかく好かれる主人公となってよかったです。
好感を持ったキャラクター(メイン)
イノに次いで人気のあったキャラクター、2位から5位までを公開します。
2位:フィーデ
3位:ミュラッカ・ティグリース
4位:タイヴァー
5位:キルマ
フィーデ
2位フィーデは3位から引き離した票数を得ており、イノと並んで人気のあるキャラクターであると言えます。イノとフィーデはシナリオを通して登場し会話の数も段違いですので、こちらも順当な結果でしょう。
ミュラッカ・ティグリース
ミュラッカは配信前より皆様からの反応が良かったキャラクターで、その人気を維持したまま来れた感じです。本人は若干アホな上に太っていますが、その裏にあるものとの落差もよかったのかもしれません。
タイヴァー
今回の結果で一際目を引くのがタイヴァーです。普段の私の作品にはいない(もとい、登場させたくてもさせにくい)キャラクターなので、その新鮮さが功を奏したのかもしれません。
キルマ
キルマは5位となりましたが、ご感想の中で取り上げられる頻度はミュラッカを上回っていました。作中の活躍は少ない方だと思いますが、その中で強い印象を残せたのかもしれません。
おわり
アンケート結果は以上となります。この度はご協力ありがとうございました。