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2010年 08月の記事 (7)

Aqua-baiser 2010/08/30 21:22

小説の書き方と文章に対するフィーリング

小説を書くのにも様々な決まりごとがあると知ったのは、ちょうどアンニュイ天使のテキストを打っている頃でした。

たとえば、「…(三点リーダ)」は二つ繋げて使う、「?」「!」などの後にはスペースを空ける、など。
三点リーダに関してはまったく知らなかったので、「でも二つ繋げて使うと冗長に見えてしまうのでは?」などと考えていました。別に一つ分でもいいのではないか、と。
ゆえに、アンニュイ天使は三点リーダを一つ分しか使っていない箇所も多いです。
SRRでは決まり事に合わせて全て二つ繋げて使っていますが、これは実際にゲーム画面でテキストを見た時、「三点リーダ一つだけだと何だか見づらいな…?」と違和感を覚えたからでした。
あくまで私の感覚です。人によって感じ方も違うと思いますし…

「―(ダッシュ)」も三点リーダと同じく、二つ分(長くする場合は偶数倍)にしなければならない、と知ったのも同時期です。
ですが、ゲームでは意図的に「―――」と3つ分繋げています。決まり事を守っていません。
やはりこれも私の感覚によるもので、ゲーム上でテキストを見た時、「――」だとなんだか物足りない、
見づらいな…? と感じてしまったからです。
この「文章を見る感覚」というのは常に流動的で、その時によって感じ方が違ってきたりするので、
「やはりゲームのテキストにおいても二つ分にしなければダメだ」と思う時がくるのかもしれません。
本当はきちんと『小説を書く際の決まりごと』を守った方が、万人に受け入れられる(少なくとも『書き方』は批判の対象にはならない)テキストになると分かっているのですが、ここで自分のフィーリングを優先してしまうところが、まだまだ一人よがりな創作なのだと思い知らされます。

文頭にスペースを入れることに関しても同じことが言えます。
本という形態、紙に印刷された縦書きの文章では、必ず一段落ごとにスペースを空けるのが常識です。
しかし横書きがスタンダードのウェブ小説においては、やはりここでもフィーリングを優先させてしまい、意図的にスペースを入れないようにしています。
これではダメだと、先日SS NOTEに再アップしたStardust Memory ep15「ゼロ」 では実験的に台詞文以外の段落前にスペースを入れてみたのですが、やはり妙な違和感を覚えてしまいました。
違和感の原因は、台詞「」()の段落の前に、一つぶん改行を入れているせいだと思われます。
何故こんな仕様にしたのかというと、これは(うろ覚え情報で申し訳ないのですが)昔、どこかウェブ小説講座サイトで、「ウェブ小説は通常の小説とは書き方が異なってくる。紙媒体とディスプレイでは見方が違うので、読みやすいように台詞文の前には改行を入れる」という風な解説を拝読したからです。
それが切欠で、台詞前には必ず改行するようになりました。気付けば、それが小説の書き方における
自分流になっていました。

そして今現在、私が最も気になって試行錯誤しているのが「果たして三点リーダやダッシュの終わりに句読点を打つべきなのか?」です。
具体的に言うと「……、」や「――。」といった書き方ですね(”」”で閉じない場合)。
”?”や”!”、は付けても違和感がありませんが、句読点となると迷ってしまうのです。
三点リーダやダッシュの終わりには句読点はいらない、との説明を読んで、そういうものかと何の疑問も抱かずにいたのですが、最近になって(細かく言えばゲームにする際のテキストを打つようになって)、やはり三点リーダやダッシュの末尾にも句読点を打つべきでは?…という考えが、私の頭の中に浮き上がってくるようになりました。

文章とは本当に奥深いです。
まだまだ勉強しなければならないことがたくさんあります。
そういったものを吸収しつつ、自分のフィーリングも大事にしつつ、読者様に不快感を与えることのないスマートな文章を書いていけたら。
絵も文章も課題だらけの現状ですが、小さな進歩しかなくても、退化だけはしないように、作り続けて
いきたいと思います。

長々とすみません;
以下は拍手とフォームのお返事です。いつもありがとうございます!


拍手のレスです。

>ロジ様
コメントどうもありがとうございます!
ガールズ・トーク、笑っていただけて嬉しいですv
ナッシュは意図的にオチにする予定はなかったのですが、出来上がってみれば、①も②もそんな感じになってしまっていますね(笑)。
不定期連載ですが、少しでも楽しんでいただけるよう頑張ります。
ありがとうございました!


フォームのレスです。

>らい様
ご感想どうもありがとうございます。
コメディのつもりで書いているので、萌えていただけたり、ニヤニヤしていただけるのは本当に嬉しい
です!
ガールズトークよりもボーイズトークの比重が大きくなってしまうのは、プロットも何もなく行き当たり
ばったりで書いているせいでしょうか…(笑)

らいさんから「ピアジュとユミルデのガールズトークを」というリクエストをいただいた時にピンときまして、いつか明るいものを書いてみたい、と常々考えていました。
実際に出来上がったのは、ご覧の通りのくだらないノリですが;
ハイパークオリティだなんて滅相もございません!
こちらこそ、リクエストをいただきまして本当にありがとうございますv
アンニュイ天使本編がギスギスしていたこともあり、ピアジュとユミルデが仲良くしているところを書く
のはとても楽しいです。

私がだらだらと書きつづった一人よがりの文章に、ご賛同下さいましてありがとうございます。
なんだか、いつも偉そうなことを長々と語ってしまいますが、細かい拘りがあるものの、最終的に行き
着く理想はいつも「男女関係なく萌えられるエロ」なんですよね。
18禁である必要性というか、18禁ならではの作品を作りたいのです。
ただ性行為を淡々と描写するだけでなく、Hシーンに物凄いカタルシスを得られるような…そんなものが作れたら、と思っているのですが、やはりなかなか達成できないようです(笑)。
私も真なる男性目線はわかりません。
ですから、男性読者様には「何を的外れなことを」と思われて当然だと思っています。いや、そもそも
女性読者様にも同じように思われているのかもしれません。
でも、自分で楽しめないものが、他の方にも楽しんでいただけるわけはない、とそれだけは肝に銘じて
作品を作り続けていきたいです。

レスにもなっていない自分語りで申し訳ありません;
私などの作品を大好きと言ってくださって、本当にありがとうございます。
らいさんのご期待に添えられるような、面白く、萌えて、感動できる作品を作りたいと思います。
応援ありがとうございます! 一緒に頑張りましょう!

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Aqua-baiser 2010/08/29 02:15

ガールズ・トーク②

ガールズ・トーク二話目をアップしました。
こういうくだらない調子で続いていきます。自分としては、肩の力を抜いて読めるコメディのつもりで
書いていますが、こういったノリが苦手な方がいらっしゃいましたらすみません。

以下は拍手の返信です。ありがとうございます。

>たこハチ様
お久しぶりです!
SSの感想どうもありがとうございます。テオドラに萌えたと言っていただけて嬉しいです~v
一話目はガールズトークというよりボーイズトークになってしまいましたが(笑)、二話目はピアジュと
ユミルデの分がちょっと増えたと思います。
予想以上に長くなってしまい、どんな結末になるのか私自身予想もつかない連載ですが、最後まで
お付き合いいただけましたら幸いです。
たこハチ様もどうぞお体にはお気をつけくださいね。
ありがとうございました!

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Aqua-baiser 2010/08/25 01:37

新作SSをアップしました。

CG集製作の息抜きにSSを書いてみました。

以前らい様から「ピアジュとユミルデのガールズトーク」とのリクエストをいただいたこともあり、いつか
書いてみたいなと思っていたのですが、一発ネタ風の軽いショートショートにするつもりが、なんだか
予定より長くなってしまい…;
暫定的に「①」とつけてみたは良いものの、一体全何話になるのか皆目見当がつきません(笑)。
おそらく不定期連載になるでしょうし、見切り発車で申し訳ない限りですが、軽いお気持ちでお読み
いただければ幸いです。

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Aqua-baiser 2010/08/13 23:11

キャラ語り⑤

最後の一人、イプシロンについてのキャラ語りです。
客観的に彼を見てみると、改めて不思議なキャラだな、と思いました。

【名前の由来】
・元々はギプシロン
「イプシロン」を少しだけもじってギプシロンという名前にする予定だったのですが、元の「イプシロン」の方がコードネームっぽいかな、と思い直し、結果そのままイプシロンという名前になりました。

苗字の「アンニュイータ」は、表題の「アンニュイ天使」がイプシロンを指しているからです。
ちなみにウプシロンは陽気な性格、オミクロンは怒りっぽい性格をしています。

【初期のキャラクター設定】
・強欲な野心家
まずは全体的なストーリーから考え、「天使軍を覆す裏切り者」というキャラクターを考えた時、クローン設定はありませんでした。
悲しい過去などは一切なく、ジェイルのようなただの野心家で終わるはずだったのですが、キャラを作りこんでいくうちにどんどん思い入れが出来てしまい(笑)、最終的にはミステリアスで切ない背景を持つキャラになりました。

また、現在のイプシロンは剣士風の容貌ですが、初期のイプシロン(まだ名前がギプシロンだった時)は、どちらかというと魔法使いのような格好をしていました。
そして三つ編みだったのですが(前髪はそのまま)、テオドラと被ってしまう、ということで今の髪型に
なりました。

【実際のキャラクター設定】
・プロフィール
そういえば、彼だけ詳細なプロフィールを公開していなかったので…(笑)改めて、ここで。

8月16日生まれ(造られた日) B型
185cm 80㎏

・不思議な人物像
ただ「クール」というだけのキャラクターには絶対したくありませんでした(冷静沈着なキャラ、というだけなら既にナッシュがいたので)。
ミステリアスというと少し冷たい感じがしますが、作中でテオドラが「不思議な人物」と彼を評している
ように、一見完璧で近寄りがたい雲の上の人物でありながら、変わり者っぽい雰囲気もある…という、
どことなく飄々とした部分も描写したかったのだと思います。

・純粋
クローンという設定上、登場人物の誰よりも透明な心を持っています。
当然テオドラ達よりも年は上で、軍人として生きていく上で様々な経験を積み、世の中の黒い部分も
学習していきますが、心の根っこは実はとてもピュアです。
ピアジュを求めるのも、天使軍を壊滅に追い込もうとするのも、直向な感情によるものです。

【デザイン・ビジュアル】
・「特別な天使」を強調する
隊長ということもあり、ソロネ隊キャラ(テオドラ、ナッシュ、ユミルデ)との違いを特に意識してデザイン
しました。
漫画では少し地味目の衣装でしたが、ゲームでは装飾類等華やかさを重視しました。
その結果、細かなパーツが増えて、彼の立ち絵が一番苦労させられましたが(笑)。
白と金と水色のバランスが気に入っています。

・髪の色
ピアジュの項でも少し触れましたが、メインキャラでは一番濃い銀髪です。白銀というより鉄色と言った方が近しいかもしれません。
これは、最も明るい銀髪であるピアジュとの差を意識したためです。

・瞳の色
紫の瞳は、天使の中でも珍しい方、と言う設定です。
彼の元となった天使ラドゥエリエルも同じ瞳の色をしていますが、その事実を知っている人物はイリン(天使軍前総帥)のみでした。

【交友関係】
・基本的に孤独
その能力の高さと、類稀なるルックスで、男女問わず大勢の天使に慕われているイプシロンですが、
孤高の天使ということもあり、特別仲の良い相手は存在しません。
隊長になる前からずっと一人でした。
セイが天使軍にいた頃は何かと目をかけてもらっていて、彼の右腕的存在でもありましたが、積極的に他人と関わろうとはしませんでした。

・ピアジュへの愛
彼にとっては初恋でした。
ピアジュの真っ直ぐな明るさと積極性が、彼の凍てついた心を少しずつ氷解させたのだと思います(イプシロン本人はあくまで無自覚ですが)。
もし彼が野望を捨て、ピアジュとの恋愛のみに集中していれば、彼女の心は離れていかなかったかも
しれません。

・ユミルデに対して
夜伽役に任命したのは、特別な感情を抱いていたからではありません。
ユミルデはピアジュをはじめ女天使達に疎まれていましたが、イプシロンにとってユミルデは単なる夜伽役で、特別扱いすることはありませんでした。
ピアジュへの恋心と、それによって湧き上がる性欲を抑えることが出来ず、イプシロン自身も戸惑って
いた節があります。
それを鎮める目的で、では夜伽役を囲ってみよう、という気になったのでした。
ユミルデを選んだのは、彼女が自分に対して特別な好意を持っているわけではない、と知っていたためです(その方がお互いに後腐れないという判断によるもの)。

・ナッシュに対して
優秀な部下ではあるけれど、それ以上でもそれ以下でもない、思い入れなど全くありませんでした。
あるいは、ナッシュが自分に対して多少の不信感を抱いていることに気付いていたのかもしれません。
だからこそ簡単に捨て駒として使ったのでしょう。

・テオドラに対して
ナッシュと同様の評価。ただ、部下としてはテオドラの方が可愛げがあったので、ナッシュよりは多少
贔屓目に見ていた節もあります。
テオドラのピアジュに対する感情を悟った時点で、彼の中では恋敵という認識になってしまいますが…

【家族構成】
・クローン
人工的に造られた生命体なので、厳密に言えば血の繋がった家族はいません。
ですが、同時期に生まれたウプシロン、オミクロンとは兄弟のような関係でした。
長男イプシロン、次男ウプシロン、三男オミクロン、というイメージですね。

【能力】
・オールマイティ
剣術、魔法、智ともに高水準をキープしているオールマイティな能力者です(実は魔力ではテオドラに、体術においてはナッシュの方にそれぞれ分がありますが)。
RPG風に言うと防御力が特に高く、並外れたタフさを備えています。
不言実行タイプなので、ラディウスの信頼も得ていました。

【趣味、特技など】
・川柳・書写
ふわふわと雲のようにつかみ所のないイプシロンが、唯一はっきりと興味を示したのが「和」です。
これは、任務の最中にたまたま神凰公国に立ち寄ったイプシロンが、そこでの文化に感銘を受け(理屈ではなく本能に近い)、それから和を重視するようになった…という裏設定があります。

【Hシーンについて】
・情熱的、時に暴力的
しかし性行為における彼には、何よりも真っ直ぐで純粋な情熱が秘められています。
凶暴性の中にもイノセントな一面が垣間見れるというか……上手く言葉にできないのですが、彼の
アンバランスな面を表現するのはとても難しかったです。

【反省点】
・ちょっと贔屓めに…
彼への思い入れがどうしても暴走してしまい、それが作品にも表れていたと思います。
作者としては、キャラに対してニュートラルにならなければならない…と常々思っているのですが、イプシロンを描写する際にはついつい力が入ってしまいがちでした(ピアジュから見るイプシロンの印象等)。
また、彼視点の描写がなかったのも、心残りといえば心残りかもしれません。
作中で不思議な人物として書かれているイプシロンですが、作者の私から見てもつかみ所のない、
不思議なキャラだったりします。


次の機会があれば、セイやオスヴァルトなど、天使軍隊長について語ってみたいな、とぼんやり考えています。
とはいえ、彼らはイプシロン達と比較すると、今現在ほとんど描写がないので、読者様の思い入れも
あまり無いと思われますが;
また長々と申し訳ありません。まずは作品を作ってからですね!

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Aqua-baiser 2010/08/12 02:27

アヘリズムキャラクターページ更新

更新に伴い、色合いが気に入っているのもありまして、以前のTOP絵をこちらに持ってきてみました。
最近よく聴く曲は「Moon Light Lover」(サザンオールスターズ)です。素敵な曲です。
聴きながら、酔っ払ってぼんやりしているナッシュを勝手に思い浮かべてしまいます(笑)。もちろん
そういった曲では全然ないのですが;

予告に、キャラクター紹介ページを作りました。
新キャラ分の立ち絵も終了したので、CG作業の方を本格的に進めたいと思います。

このブログも、今月7日で一周年を迎えることとなりました。
もう少し更新ペースを上げていきたいです。

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