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2012年 03月の記事 (8)

Aqua-baiser 2012/03/31 03:45

アヘリズム2、プロット完成

タイトルの通り、次回作アヘリズム2のプロットが完成しました。
どうやら、最初の予定を遥かに超えたテキストボリュームになりそうです。
プロットのみで約50KB。これはアヘプリ3の総テキスト容量に匹敵します。
今回のプロットは台詞もかなり詳細に書いているところもありますので、実際のテキストがこれの何倍の量になるかはわかりませんが、いずれにせよ結構なボリュームになると思います。
多分……最終的には、SRRのテオドラ×ピアジュ編と同等か、それ以上の尺になるかもしれません。ナッシュ×ユミルデ編ほどは長くならないかもしれませんが……おそらく;


そんな都合もありまして、当初お知らせしていた「テキスト付きCG付属」は没になり、アプリケーション
形式のノベルゲームとして制作することに決まりました。もちろん観賞用高解像度CGは別途付属しますが、いつものCG集のようなテキスト付きCGをご所望されていた方には本当に申し訳ないです。
なぜテキスト付きCGという仕様をとりやめにしたかというと、前述の通り、最初はオマケ程度(前回アヘリズムと同じくらいのボリュームを予定していました)に考えていたノベルのテキストのボリュームが、
だいぶ膨らんでしまったからです。
そうなると当然作業時間も延びますし、予定していた時期に出せなくなる可能性が高くなります。
ですので、テキスト付きCGは見合わせることになりました。何卒ご了承のほどお願いいたします。

しかし、エロさはテキスト付きCGに負けないくらい、いや、それ以上の濃さになると確信しています。
まだプロットの段階なのに、取り憑かれたかのように熱中してしまいました。
当初は「寝取られ」「女性視点メイン」「快楽堕ち」とシンプルなテーマを強調し、本格派寝取られというよりは、お手軽にエロを楽しんでいただけるような小粒のストーリーでいこうと考えていました。
が、実際できあがったプロットを見ると、エロ以外も結構まじめに描写している、という印象です(笑)。
エロだけでなく、ちゃんとストーリー仕立てになっています。
けれどもストーリーがエロの邪魔をしている、ということはありません。アンニュイ天使やSRRの一部のシナリオはエロシーンにたどり着くまで長かったりし ますが、今回は短い間隔でさくさくエロシーンが
展開していきます。シーンの尺は今までの純愛ものなどと比較すると短めですが、テキスト付きCGをビューワで読み進めていくより遥かに読み応えがあるかと思います。

手前味噌で恐縮ですが、プロットを読み直して感じたことは「せつなさと紙一重の狂気、狂気と紙一重のせつなさ」……でしょうか。
キャラの生みの親である私は、三者三様の思いに胸が痛んだりもしたのですが、果たしてこれは客観性のある印象と言って良いものか……

いろいろ悩んだ結果、エロ度は容赦なくいく方向に決定しました。
そうでなければアヘリズムとも寝取られとも言えないし、中途半端なことはできません。
断言します、これまでのAqua-baiserの中で一番エロい作品になると。

……あまり大仰なことを言うと、自分でハードルを上げるようなことになってしまいますね(笑)。
前回よりもより良いものを作りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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Aqua-baiser 2012/03/28 02:54

世界観について(天使と悪魔の環境の違い)

Twitterで見かけた創作お題で、140文字×数回の呟きではとても収まりそうになかったので、こちらで
徒然と語ってみることにしました。



まず大前提として、当オリジナルの世界に登場する「天使」「悪魔」は、宗教上の象徴ではなく、神や
魔王の使いでもありません。
ファンタジー世界によく見るエルフ、ドワーフなどといった「外見は人間に近い異種族」の類です。
だからまぁ、ナッシュが「男がスケベじゃなかったら人類は滅びてしまうだろう?」(=自分達を人類の
一種と認めている)なんて冗談を言ってましたが、これは別に間違ったことじゃないんですね(笑)。
雄と雌の性交によって繁殖する哺乳類に相当するので。

ただ、他の種族とは比べものにならないほどの力を持った不老不死の存在であるため、地上の生物の観点からすれば神に近しい存在であると言えます。
……が、彼らはあくまで天使・悪魔という「種族」です。
彼らに神はいません。宗教もありません。
あえて信仰すると言えば、それは各々のトップの存在でしょう。
悪魔であれば悪魔軍総大将アーレス・ディザック(天使からはルシファーという俗称で呼ばれている)。
天使であれば天使軍総帥ラディウス・クァディシン(天使軍第一指揮隊隊長でもある)。
この二人が彼らにとっての絶対であり、信仰対象となっています。

彼らがいつから互いを憎むようになったのか、殺し合うようになったのかは定かではありませんが、
思うに、天使と悪魔はもともと一つの種族だったんではないかな、と思います。
というのも、私の創作世界上の天使と悪魔は「白い翼を持つ」「黒い翼を持つ」という外見以外に殆ど
差がないので。
彼らの昔々の祖先が、思想、価値観の違い、外見の差異などから少しずつ少しずつ派閥を作っていき、ある日決定的に分断される。それが戦争の切っ掛けだったのではないかと。
そしていつの間にか「天使」「悪魔」という種族に別れていったのではないでしょうか。

さて、そこで彼らの普段の居住区についてです。
天使は普段、「ウルティマ・トゥーレ」と呼ばれている雲の上に浮かんだ島(何かファンタジー的な動力で浮いている・笑)で過ごしています。
一方の悪魔は地上にある島に結界(人間などが誤って侵入してこないよう)を張って暮らしています。
つまり、どちらかと言えば悪魔の方が人間に馴染みがあるんですね。
滅多に地上に降りてこない天使と比べると、悪魔の方が人間に目撃されるケースが多い。そんなこともあり、人間達は、

たまに見かける悪魔=悪しき者、凶兆
滅多に見られない天使=正しき者、神の御使い

という図式を勝手に作り上げ、天使信仰を広めていきました。
漫画でテオドラが、人間が勝手に我々を崇め奉っているだけ、天使はヒエラルキーの頂点に位置する
至高の存在である、と述べている通り、天使はもちろん悪魔も、人間の宗教の都合などは意に介して
いません。

天使は悪魔以外も駆逐しようとしています。
一方で、悪魔は宿敵の天使以外は別にどうでもいいという考えです。
おそらく、天使も最初の頃は悪魔と同じような考えだったと思います。
それがなぜ悪魔以外の生物にも攻撃の矛先を向け始めるようになったのか。
これは天使が、「雲の上の島」という地上の生物に縁の無い場所に住むようになったからでしょう。
その結果、過剰な選民意識が芽生え、悪魔以上に気位が高くなり、傲慢になり、より閉鎖的になった。だから、皮肉にも人間にとっては天使の方が自分達に仇なす存在となってしまったのです。

天使の衣食住はほぼ自給自足です。
よって天使同士でしか使用しない独自の通貨を持っています。
長い戦争の歴史の果てに戦闘種族となってしまった彼らは、人口約2400人のうちの2000人が悪魔と
戦うために生きる軍人です。残りの400人は戦う力 に乏しい者、幼体の者などです。戦う力に乏しい者は、戦い以外のところでサポートに回ることを生業としています。「戦う力に乏しい」と言っても、ユミルデ のようにまったく戦えない存在は本当にごく稀なので、人間と比較すれば相当の力を持っていることに違いはありません。
天使軍の軍人たちは基本は城で暮らしていますが、所帯を持つと、街に住居を構えそこに住まうことを許されます。だから、ナッシュやユミルデのように戦争で親を亡くした孤児以外の子供は、街で両親と
ともに暮らしています。テオドラやピアジュなどはそれに該当します。
天使の子供は聖羽化(初出:Sweet Raspberry Romantica)を迎えると天使軍特殊少年部隊に所属し、そこで軍人になるべく教育を施されます。そして正式に軍人になり、所属部隊が決まると同時に城に住まうようになります。

悪魔の衣食住は、自給自足が5割ほどで、残りは人間社会に紛れ込んで商売したり、取引したりと、
人間の文化を取り入れています。人間のふりをしているのは、そうした方が余計な面倒を生まないで
済むからです。
よって彼らは天使ほど徹底して管理されていません。
悪魔同士で取引することは殆どないので、通貨は人間社会と同じものを使用しています。
彼らなりの道徳観でもって出来るだけ人間に危害を加えないようにしていますが、時には卑怯な手(人間には思い及ばぬ高等な魔法など)を使ってズルをしたり、盗みをしたりします(笑)。彼らが積極的に人間に手を出さないのは、特に人間を大事にしたいから、という考えではなく、単に自分達の損得勘定からです。とはいえ、悪魔の中には人間に親しみを覚える者もいます。

ちなみに、「天空の島」という性質上、天使達が住まう土地には鳥以外の動物は殆どいません。池や川、湖はありますが海は当然ながらありません。
テオドラやナッシュ、ピアジュは任務で下界に降りる機会があったために、人間界の自然や文化に多少ふれていますが、ユミルデはまったく知識がないんですね。
なので、初めて地上に降り立った時、海や鳥以外の動物達を見てかなり驚いたんじゃないかなぁと思います。


とりあえずこんなところでしょうか。
思いがけず長くなってしまいましたが、自分なりにまとめられてちょっと満足しています(笑)。

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Aqua-baiser 2012/03/27 00:44

思いがけない偶然

先週、幼なじみと久しぶりに会って食事をしました。
誕生日プレゼントを渡すためです。

本命のプレゼントとは別に、既製のブレスレット2本と、私の手作りのブレスレット1本を贈りました。私が去年秋頃からはまっているパワーストーンです。
でも特にパワーストーンに興味がない人からすると、いきなり大きい石のブレスレットを贈ったらドン引きされてしまうかな……と懸念して、一応小さめの6~8ミリ玉メインで作りました。小さい方が重ねづけもしやすいですし。
それから浄化用のローズクォーツさざれも付けました。



恐る恐るプレゼントしてみたところ、彼女は開口一番「あっ、これパワーストーンブレス!?」と声を上げ、嬉しそうに手にしてくれました。
聞けば、彼女も去年パワーストーンにはまり、既に何本かブレスレットを所持しているのだとか。
たまたま実物を手に取る機会があり、そこから坂を転がるようにはまっていった私と違い、彼女はまず
最寄りの図書館でなんとなく借りたパワーストーン辞典を見て興味を持ったみたいです。
実際、その日の彼女は2本のブレスレットを着けていました。

なんとも嬉しい偶然に私たちのテンションは一気に上がり、久々のガールズトーク(笑)は殆どパワーストーンの話題という勢いでした。
二人とも身近にパワーストーンについて語れる相手がいなかったため(と言っても私と彼女の住まいは近所なのですが、仕事の都合で昔ほど頻繁に会うことは出来なくなってしまって)、溜めに溜めたものが炸裂してしまったのだと思います(笑)。いやぁ楽しかったです。
彼女は私のように手作りにまでは至らず、しかしながら石の知識は私以上にあり、比較的手にしやすいアクセサリーだけでなく高級ジュエリーにまで手を広げているようで、その知識の膨大さたるや舌を巻く思いでした。

手作りだと逆に気味悪がられるかなぁ、と懸念していたのですが、そう言うと彼女は「沙樹ちゃんが私のために作ってくれたんだから嬉しいに決まってる」と、胸を張って返事をしてくれました。
こちらこそ「ありがとう!」を連呼したくなりました。
プレゼントはもらうことも勿論嬉しいですが、贈ったもので喜んでもらえるのも物凄く嬉しいですね!

まだまだ手に入れたい石はたくさんあるのだけれど、アクセサリーの数が洒落にならないほど増えてきた、そろそろ打ち止めかな……ともらしたところ、彼女は 「それなら欲しい石を一粒ずつ買って、マルチ
カラーなブレスレットを作ってみたらどうだろう? こう、レインボー風グラデーションに配置してさ」と目からウロコな回答をくれました。
二人して大笑い。
4月はかなり忙しくなるので、実際に着手するのはまだまだ先のことになりそうですが……一つくらい
そんなイロモノなブレスレットがあってもいいですよね(←作る気満々)。

以上、オチもヤマもない近況報告でした。

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Aqua-baiser 2012/03/25 20:31

Remember 最愛の妻が他の男の腕の中で微笑む、もう一つのIF

通販ショップで偶然見かけ、絵がとても好みだったのと、寝取られものと言うことで手にとってみました。
体験版がかなり先の気になる展開だったことも理由の一つです。
大抵の場合、私は人の感想を参考に購入検討をするのですが、今回は一切のネタバレを遮断し、どうしても自分のみでこの物語を紐解いてみたい……!という欲求に駆られ、ドキドキしながらプレイしてみました。

以下はかなり物語の真相に踏み込んだネタバレ感想になりますのでご注意ください。


結論から言うと大満足。すごく面白かったです。
小粒ながらもきちんとまとまった「良いお話」で、最後に解放されるトゥルールートでは思いがけず涙してしまいました。

かなり重いテーマを扱っているだけに、プレイ中考えさせられることが度々あり(どの選択肢を選んでも胸にグサグサきます)、なんとも言えない気持ちになりました。
思いがけない永遠の別れと、その傷が長い時間をかけて少しずつ癒えていく過程、そして新しい出会い、再び手に入れることが出来た幸せな時間。
でも過去の悲しみは消せないし、忘れることも、知らないふりをすることも絶対にできない。
生きている人間は、死んでしまった人のために何をすべきか。何ができるか。
いなくなってしまった人が願うことは?
この作品で扱われているテーマは、私自身の過去に当てはまることでもあったので(まるっきり同じではありませんが)、そのぶん感情移入度合いも高かったのだと思います。

真希と朋香、どちらも魅力的なヒロインで、それに向き合う主人公の心の動きも丁寧、好感が持てる人物像に描かれています。親友の隆一もすごくいい人です。
重く、せつなく、優しく、あたたかい物語でした。
絵も音楽も素晴らしいし、読みやすく癖のないテキストも良いです。
プレイ感は以前このブログでも取り上げた「あの空の向こう側」に似ています。
あれもかなり重いお話でしたね。ゲーム中の選択肢に真剣に悩まされたりして……

さて。
ここまで殆ど絶賛の感想ばかりでしたが、残念なところもありました。
公式サイトでは「究極の寝取られ」的に紹介されていますが、これを寝取られ「のみ」に期待して購入された方は、まず間違いなく肩すかし感を覚えることと思います。
何故かというと、正確に言うならばこれは「寝取られもの」ではなく、選択によっては寝取られ展開もある泣きゲーだからです。
3つあるルートのうち、寝取られ展開があるのは1つのみ、真希に至ってはどのルートでも寝取られることがありません。
そして肝心の朋香を寝取られるシーンも3シーンしかありません(もっとも1つ1つの尺は短くないし、何枚もCGが使われていますが)。
私は雑食者なのでこういった作りのゲームは寧ろ大好物ですが、寝取られることそのものに期待していた方にとっては大分物足りなかったのでは?と思います。
プロローグ部分でかなり朋香に愛着を持っていたので、寝取られる展開は辛いものがありました。誰も悪くない、「なるべくしてなった展開」だからこそ胸にグサグサ突き刺さりました。
けれども二人のせつなくも初々しいピロートークを見ていて、「複雑といえば複雑だけど、こういう未来も有りなのではないだろうか」なんて思ったりもしたのです。
しかし、約一週間という制約のせいでしょうが、朋香と隆一が結ばれるまでの展開が急ぎ足すぎた感も否めません。個人的には、朋香が失恋から立ち直り、完全に主人公を吹っ切り、だんだん隆一の方に夢中になり、そして最後にはハンカチを噛みしめたくなるくらいイチャラブバカップルになる過程が丁寧に描かれる様を見たかったです(笑)。悔しいけど、胸が痛むけど、でも興奮してしまう……!そんな感覚を味わいたかった。
それと、フェラシーンがなかったのも惜しいと言えば惜しいかな。今時かなり珍しいのでは。

……とは言うものの、プレイして損はない良作であることは間違いありません。
初回2時間、全体でも3時間ちょっとの尺ですので、一気に読める作品だと思います。
少しでも興味を引かれるものがありましたら、ぜひ!










"Remember that I love you."

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Aqua-baiser 2012/03/23 00:54

スイートポテトとラフ作業

デジケットさんのおいしいものプレゼントキャンペーンで当選したスイートポテトが本日届きました!
我慢の甲斐なく、さっそく手をつけてしまいました。
家族にも分けてみたところ、口を揃えて美味しい美味しいと喜んでおりました(笑)。
残りも大事に食べさせていただきますね。ありがとうございます!

そして、次回作のCGのラフ出しが完了しました。
今回は寝取られものという性質上、絡み絵、引きの構図がいつもより多めです。
やはり間男の存在も主張したいので、パッチでいろいろ出来るように試行錯誤中です。

寝る直前、ベッドの中にいる時が一番想像力が働いているような気がします。
朝になると忘れてたりして……;

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