ツクール製エロRPG初挑戦記～その２０～【こえ】周りのお話～

ゲスゴブリンに捕まったマリア。

この世界のゴブリンは捕まえた獲物を発情させる特殊なフェロモンを分泌してきます。

定期的に発散できている上位ゴブリンより普段はほとんど獲物が回ってこない下っぱゴブリンの方がこのフェロモンが濃いので、捕まってしまうと大変危険です。耐性のない人間は正気を失いフェロモンの虜となってしまいます。

例外として群れの頂点に位置するボスゴブリンは性欲を発散してもフェロモンが薄まることはありません。

……こういうえっちモンスターの生態を考えるの好き。
全体図は限定の方で。

ボイス周りのお話

かなり迷ったのですが、声、付きます！

……と言ってもシーン数を予定よりも割と増やしてしまった関係で、ガチで依頼しようと思うと一キャラ10万くらいはかかってしまいそう（？）なので、そういう【本格的なヤツ】は今回は見送らせていただきました。
（いつかコンパクトな作品でもいいので、憧れの声優さんに作品の声を担当していただきたい！　という夢はあるのですが…そっちはもうちょっと自由に使えるお金ができてからですかね…。ちなみに私の憧れの声優さんは奏雨さんです。ご存じない方にはぜひともググってサンプルボイスを聴いていただきたいです！　…いやマジいい声なんすよ。かなり声質の広い方だと思うのですがその中でも個人的には初情スプリンクルのメインヒロインである冥堂羽月系のちょっと抜けてる感じの天然甘えん坊ボイスがーー（超早口））

ちょっと落ち着きます。

…ええと、冒頭から矛盾したことを言ってしまいましたが、今回は声優さんに依頼するのではなくDLsiteさんで購入できるいわゆるえっち系の【フリーボイス】を使用させていただきます。

詳しくは発売後に、発表（宣伝？）させていただきますが、ふふ…結構いいヤツ買っちゃいました…！
声があるのとないのではやっぱり全然違いますね。…なんというか、その、実用性が。

それでは今週はこんな感じで。
制作も結構軌道に乗ってきた感じなので、いい加減発売時期の発表ができるよう鋭意イベント制作作業を進めていきます。体験版は会員の方限定で先行配信する予定なので、お時間ある方は触ってみてくださいね。

ツクール製エロRPG初挑戦記～その１９～バランス調整とフリー攻略のお話～

聖剣ちゃんのお仕置き授乳手コキ。
催○されて認識を歪曲されちゃう奴です。

全体図は限定の方で。

ゲームバランスの調整について

今回はゲームバランス調整のお話です。

当サークルの信条としては【エロ目的で実用的であること】を一番大事にしたいと思っているのですが、それとは別のベクトルでどうせなら【ゲームとしても楽しめる作品にしたい】、もっと言えば、【お話もそれなりに楽しめる出来になればいいな】という思いもあります。

その際問題になってくるのが、【どのくらいの難易度にするか問題】ですね。

簡単すぎても単調な作業になってしまって面白くないだろうし、かと言って難しすぎるとそれはそれでいらぬストレスを与えてしまいそう…。

ここからが自分なりのバランス調整方法～ボス戦編～なのですが、【適正レベルでオートバトルをした場合、ギリギリ勝てないレベル】を基準に調整しています。

ツクールMZには戦闘テストをする機能があるのですが、それを１０回繰り返して１０回とも負けるラインを基準に調整しています（通常の雑魚敵の場合は逆に体力が全快ならオートでほぼ戦闘不能者が出ない強さにナーフします）。

…それは難しすぎない？　と思う方もいるかもしれませんが、ツクールMZのAIはあまり賢くないのでオートだとダメージを与えられない補助呪文なんかを使ってくれないんですよね。
なので手動で動かせば割と楽に倒せる難易度だと思います。

もう一つの基準が【自分がプレイしていて楽しいか】ですね。

こっちは感覚的な話になってしまうのですが、テストプレイしていて「…この敵鬱陶しいなぁ…」みたいに感じたら即弱体化します。
具体的にはエンカウント率を下げたり、鬱陶しいと感じた行動の発生頻度を下げたりします。道中に回復アイテムを設置したり、抵抗率を上げる装備を置いたりして対策できる手段をプレイヤー側に与えたりもします。

お宝タワーと試練の洞窟

以前にもご紹介しましたが２章をクリアするとフリーの攻略パートが解禁されます。
以前は邪道的なクリア方法を紹介しましたが、今回はエロいことせずにクリアする場合の施設をご紹介させていただきます。

それが【お金を稼ぎまくるお宝タワー】と【極限の強さを求める試練の洞窟】です。

お宝タワーでは得られる経験値は少ないですが希少な素材を落とす魔物が出現し、宝箱からは高額で売却できる換金アイテムを多数入手できます。

フリーパートに突入するとお金はあればあるだけできることが増えるので、こちらを重点的に攻略するのも面白いと思います。

試練の洞窟ではお店では買えない超強力な防具を入手したり、奥に進むほど強力になる魔物から莫大な経験値を稼ぐことが可能です。

こちらは進めば進むほど単純に強くなれるので、ある程度の深さまで進めば魔王の手先を返り討ちにできる戦力を確保できます。
３章未クリアで聖剣ちゃんが加入していなくても試練の洞窟を進めば十分に強くなれるバランスになる予定です。

どちらの施設も１回の制限時間があり、それに加えて利用するごとに魔王の手先の【襲撃危険度】が蓄積していくので計画的に利用しないと大変なことになってしまいます…。

まだ細かい調整は済んでいないのですが、あまりガチガチにすると下手すると詰んでしまうので緩めに調整するのと、どうにもならなくなった場合の詰み回避の救済要素は追加する予定です。

ツクール製エロRPG初挑戦記～その１8～男の子の日とイベントの作り方～

男の子の日。
それは突然局部が勃起してしまう、男性にとってたいそう辛い日…。
女の子は積極的に処理してあげるべきです。

……って感じの設定の刷り込み催○的な奴です。「…誰この娘？」と思った方は、前回の記事を御覧ください。
全体図は例によって限定の方で。
男の子の日イベントはマリアverもあります。

イベントの作り方

今回は解説……というか、【自分はこんな感じで進めています】という作業工程のご紹介をさせていただきます。

ツクールシリーズを触ったことのない方向けに説明すると【イベント】というのは、キャラがマップ上のある一定の地点に触れる（or決定ボタンを押すor別マップに移動する）などのトリガーを踏んだ時に発生するプレイヤーの行動強○のことです。

具体例を挙げて説明すると…

プロローグ終了のこのシーンから、上のマップに移動すると……

このように、強○的に会話イベントが発生します。
（キャラがずらっと並んでいるのは、テスト用の各種操作のためですね。製品版では居なくなる予定です。）

これは移動先のマップにこんな感じで

一回のみの自動実行イベントを設定しているためです（ちなみに下の赤字の部分は作物の収穫フラグを設定しています。０は収穫可能状態であることを表します。一度収穫するとこの数値が増加します）。

RPGツクールシリーズでゲームを作成する場合、基本的にはこの【イベント】を延々と作り続けていきます。
中編以上の作品を作ろうとすると、これがマジでエゲツない数になります…。

前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのは自分がイベントを作る時にこころがけていることですね。

• メモ帳にそのイベントの目的を書く

上で例に出した会話イベントだと【目的】は【畑を調べると作物を入手できるとプレイヤーに伝える】です。
こういう短いイベントだとこの作業はやらなくてもいいんですが、長いやり取りのイベントだとやった方が会話の着地点が定まるのでオススメです。
そのイベントでなにをしたいのかを最初に明確化させる、ということですね。

例：第一章のマリア初会話イベント　目的：【マリアと共闘する流れを作る】
　　第二章遺跡突入イベント　目的：【敵ボスのクズさを印象づける】

• 雑に最後まで作って一気にリファインする

これも長いイベントに関する話なのですがちょこちょこ直していると無駄がすごいんですよね…。なので自分はとりあえず終わりまで作ってしまいます。

移動や違和感のない間の設定などは実際にプレイ画面を見てみないと微調整が難しいのですが、とりあえず適当に設定して、後で一気に直すようにしています。そうすることでテストプレイの回数が減るので効率が上昇すると思います。
テストプレイをしていて気になる箇所があっても最後まで設定が終わっていれば、プレイしながらその都度直していけるメリットがあります。
設定している時には気づかなかったセリフの誤字、やりとりの違和感をこの方法だとテスト画面を開いたまま最後まで修正していけます。

このやり方の欠点としてはバックアップを取る間隔が長くなりがちなので予期せぬフリーズに非常に弱いということですね。
保存だけはこまめにやっておくべきだと思います。

こんな感じですかね。

今回は以上です！　また次週。

ツクール製エロRPG初挑戦記～その１７～キャラクターの作り方と攻略サイト準備中～

敵か味方か、物語の真相に関わる謎の新キャラ。

こっちは全身。

キャラクターの作り方について

自分のキャラクターの作り方はずばり……【描いてから決める！】ですね。
当然描き始める前に大雑把な設定は最低限決めるのですが、デザイン段階で大幅に内面が変わる子もいます。
具体的にはシロ、マリアは割とそのまんま（一番最初に仲間になる魔法系、回復役の女の子、めっちゃ強い女剣士）なのですが、聖剣ちゃんとドロシーは描いている内に全然違う感じになりました。

聖剣ちゃんはデザインモチーフがマリアと丸被りしてしまったため、差別化の為に和っぽいデザインになりました。
ドロシーちゃんは当初ドラクエ３の賢者っぽいイメージだったのですが、ポーズを考えている内に大鎌を持たせたくなったので現在の死神っぽいデザインになりました。

……今回冒頭で紹介したキャラクターはその帳尻合わせと言う感じで登場させることになりました。…詳しくは、発売後に是非お確かめ下さい！

攻略サイト準備中です

こちらではボス戦やクエスト攻略情報を掲載する予定です。
後は普通にプレイしているだけだと気付きにくい小ネタとか真エンディングの条件とかも記載するので発売した暁には是非ともご覧頂きたいです。

発売前なので現在記事はすべて限定公開ですが（発売後に鍵を外す予定です）、未実装部分もガンガン記述しています。

こういうサイトを立ち上げて大まかな青写真を撮るのは制作上かなりプラスに働いている気がしますね。
【ここまで作れば終わり】の全体図が把握できるようになるのは精神衛生上かなり良いです。

今週の進捗

今週は箸休めも兼ねてH要素とは別のちょっとびっくりする「仕込み」をいくつか入れてみました。
詳細はプレイしてのお楽しみ…と言いたいところですが、真ルートに関わる仕込みなので見ないで終わる人の方が多いかもという気も若干しております…。

…黙々と作ってるとたまにこういう遊びの要素を入れたくなっちゃうんですよね。
それに付随してシナリオ作成も大分まとまってきました。
なんとなく完成が見えてきた感じですね。

ツクール製エロRPG初挑戦記～その１６～カルマと催淫進行度

シロちゃん（娼館の姿）。おしりがキワドイ全身絵は限定の方で。

今回はフリーの攻略パートのお話です

本作は基本的に４章構成で話が進んでいくのですが、エンディング自体は２章クリア時点で解禁されます。
その時点で以前に紹介した【魔王の手先】が行動を開始するので、これ以降はこちらの行動ごとに増減していく【襲撃危険度】を一定数値内に抑えつつ戦力を整えていく感じになります。

RPG的な王道の攻略ルートではHシーンを回収しつつ聖剣ちゃん加入条件である３章をクリアしていく感じになるのですが（真エンドを目指す場合は、さらに条件を整えて本当の隠しルートである最終章をクリアする必要があります）、本作はパーティーメンバー全員の【カルマ】を最大値にすることでもゲームクリアが可能です。

カルマは悪いことをすると溜まっていきます。
そのために活用するのが【夜遊び】と【５番街の裏クエスト】です。
５番街というのは王都にあるスラムですね。
わかりやすい悪人がいっぱいいます。

催淫進行度が低い状態だとこのように裏クエストは受けられませんが…

夜の町には危険な誘惑の影が…。

このように町の中には危険な催淫を使用してくる敵キャラが存在します。
この敵キャラに催淫を使われると、前回ご紹介したエロステータス画面の【催淫進行度】が進んでいきます。
ある程度まで催淫が進行してしまうと…

こんな感じで、ほいほい引き受けてしまいます！

カルマが高まっていくとどんどんできることが増えていきます。
通常の状態では使えない超強力な変身も可能になりますが、邪道ルートでクリアすると話の展開としてはいわゆる悪堕ちエンドのような形になってしまいます。