素材紹介記事2回目です。
私は、自分のゲーム製作でいつか使うだろうと思ってモンスター素材を買いまくっていたのですが、冷静に考えたら10年以上にもなる同人活動で一度も使っていませんでした……。
「いや、一度ぐらいは使ってるだろ? 結構な量の素材買ってんだぞ?」と思って確認したけど、やはり使っていなかった。
絵の描き方の本を買っただけで絵が上手くなったつもりになる人のゲーム製作バージョンみたいになっている……。
なんてこったい。
そんなワケで……説得力が全然無いのですが、購入済みの素材からオススメのものを紹介していきます。
一応書いておくと、自分はウディタ(WolfRPGEditor)での製作がメインで、同人エロRPGを作る想定で素材を見ています。
あと、個人的な感想が多めなので、ここの文章を読むよりも販売ページを見に行ったほうが普通に早いです。
■ダークファンタジー モンスターイラスト素材集 / ふわふわにゃんこ 様
ウディタでゲームを製作しようとして、最初に悩むのがモンスター素材だと思います。
というのも、ウディタのサンプルゲームは画面サイズが320*240で、同梱の素材もそれに合わせた小さいサイズなんですよね。
この素材で画面サイズが大きめなエロRPGを作るのはちょっと厳しいぜ、ってなる。
「ツクール並のクオリティでサイズの大きいモンスター素材集があれば……」そう思った方にオススメなのが、この素材集です。
色違いや差分を含めて61種類(差分抜きだと32種類)。
スライムのような雑魚から、数タイプのドラゴンや、変身可能な魔王まで。
ファンタジーRPGに必要なモンスターが一通り揃っています。
特別な拘りが無ければ、この素材集だけでも充分に長編のRPGを完成させられるんじゃないでしょうか。
ただ、一応。エロRPGを製作する際に気になるのは……人型の素材が無いことですかね。
ゴブリンやオーク(しかも脱衣可能)はあるのですが、盗賊やならず者といった人型の素材は収録されていません。
なんだかイチャモンみたいですが……エロRPGを作ろうとすると結構必要なのです、ならず者。
そういうことも含めて、第二弾とか出てくれたら嬉しいなーって思ってます。とりあえず、もっと売れろ。
■イラスト素材集-baroque- / 暗黒セクト 様
モンスター素材としても使用できるハイクオリティなイラスト集。
ボス格が11種、雑魚が30種、差分込みだと全部で150種類ほどのモンスターを収録。
クオリティが高い分、値段もそれなりにするのですが、サンプルが少なくて事前に確認できる内容が一部だけなのが難点かなと。
特殊なデザインの物が多いので、購入時には少し注意が必要かもしれません。
基本的には、ペルソナシリーズなどに近いイメージで、現代や近未来を舞台にした作品でも活躍できそうな内容です。
簡単な説明が添えられており“無情のファタル”や“無知なるマギストラ”といった名前が付けられているので、モンスター名で悩む心配は無いと思います。
ボス格として用意されているのは、七つの大罪をモチーフにした7種と、ベアトリーチェ、グリムリーパー、這い寄る混沌(2種)。
通常ボス7体+ラスボスや隠しボスといった感じで、大作のRPGを作る際にも利用できそうな構成です。
また、その後発売された同サークル様の作品は、サンプルが増えて値段的にも買いやすくなっています。
こちらをスターターパックにして、好みで買い足していく感じでしょうか。
■Fantasy モンスターイラスト素材集 / 智之ソフト 様
こちら、凄いモンスター素材集です。
サイドビューのモンスターが35種類(2種類は差分扱い?)。
その全てにアニメパターンが用意されています。
攻撃、ダメージ、待機、スキル、歩行。
大雑把に考えると、35種×5パターン×4枚アニメで……700枚?
自作するには相当な技術と労力が必要なんじゃないでしょうか。
……ただ、問題点もその“技術と労力”の部分にありまして。
サイドビューなので、対応する人間側の素材が必要なんですよね……。
主人公側のアニメパターンを20枚以上用意するところから始めなければならないというか。
モンスター同士で戦わせる内容なら、悩まずに使えると思うのですが……。
このクオリティで人間側の兵士の素材集なんかを出してくれたら、メチャクチャ欲しいんですけどね。
■月わにの・ゲームやその他に使えるグラフィック素材集 / サークルぬるま屋 様
月わに様によるモンスター素材集。
エロゲ塗りやアニメ塗りのCGを使った作品とは、相性の良い絵柄なのではないでしょうか。
モンスターがメインですが、女性型の素材も収録されています。
第一弾は14種類の素材を収録。色違いも豊富です。
第二弾も14種類。他に、ドラゴンやロボットに特化した安価な素材集も販売されています。
今後も追加の素材集が発売されるかは不明ですが、今の段階でも短編RPG一作分程度のボリュームはあると思います。
他にもVtuberをモデルにした素材集が販売されているようですが、私はVtuberのことをよく知らないので、そちらは未チェックです。
■沼からモンスター1 / 沼から現れた 様
デフォルメされた可愛い系のモンスター素材集。差分込みで100種類ほどを収録。
女の子系が多め、王道のデザインでは無いので、この素材だけでRPG一本を作るのは少々厳しいかも。
シリーズが続いていて、兵士やドラゴン等を収録している2作目のほうが素材集としてはわかりやすい印象です。
ちなみに、サイドビューとフロントビュー両対応とありますが、基本的には目線違い(目線が正面を向いているかどうか)のみで、フロントビュー用に描き直されているのは一部だけです。
個人的には、サイドビュー用の素材として買ったほうが間違いないかなと。
最初に100種類と書きましたが、この目線違いを含めるのなら200種類ですね。
■RPG制作に使えるデフォルメ素材集 ~モンスター娘編~ Vol.1 / 灯穂庭園 様
こちらも可愛い系。モンスター娘の素材を4~5種類ずつ収録しているシリーズです。
初期の素材集には対応するHシーン素材集も販売されているので、ちょっとしたイベントを追加したい時にも使えると思います。
長く続いているシリーズで、全て揃えると結構なボリュームになります。色違いも6~7色と豊富ですし。
モンスター扱いでは無いかもしれませんが、個人的にはエルフ娘編が可愛くて好きですね。
■ロボットチェス メカ・キャラクター素材集 有料版 / クロラロラ 様
漫画家の中西達郎先生による素材集。
モンスター素材とはちょっと違う気もしますが、戦闘シーンでも使える大ボリュームのメカ素材が収録されています。
“ロボットチェス”という製作中のゲームで使用する画像の一部を素材として公開しているとのことで、差分やオプションを含めたメカ素材は250枚近く。
更に、キャラクターの立ち絵や、ちょっとしたイベントCGまで付いてくるという、お得すぎる内容になっています。
元作品であるロボットチェスへの配慮は不要とのことで、キャラクターやメカの名前は自由に設定可能です。
「ロボットが出てくるゲームを作りたいけど、自分じゃ描けないぜ!」という方でも安心の素材集ですね。
……こんな感じです。
最近になって気付いたのですが、いつの間にかDLsiteに“制作ソフト・素材”の販売フロアが追加されていたのですね。
おかげで素材探しが楽になったワケですが……もっと早くに紹介記事を書いておくべきだった気がする!
豆知識(?)としては、“制作ソフト・素材”のフロアでは一般と成人向けが完全に分かれているので、成人向けだけを見ているとモンスターや背景といった画像素材はほぼ表示されません。
成人向けフロアは、そもそもの反映されている素材数が少ない感じですね。これから追加されていくのでしょうか。
素材関連はどんどん充実していってるので、上手く活用してゲームを作りたいものですね。……本当に。