ララララ 2021/10/16 13:51

ベギーアデの謎だったり考察だったり


どうもララララです。
今回はサークル「惑星パンデミック」の『BegieAde ~嘘と報復のリリック~』の謎をまとめたり考察したりしている記事になります。

作品ページはこちら

本編のネタバレがバンバン出てくるのでまだクリアしてない、プレイしていないという人は気を付けてね!

まず自分が謎に感じた部分を下記に洗い出しました。


1.10年前のキスカ大国の戦争とはどのようなものだったのか
2.なぜドゥアルド・アビリスタが盗賊団を作りエンブルク砦を占領したのか
3.テレザ・ルクレールの過去について
 ・なぜ力を求めていたのか
 ・ついていた嘘とは?
4.リリックとは何者だったのか
 ・本名は?
 ・種族は?
 ・なぜ髪の色が変わったのか
 ・”より良い世界を築く”ことを使命に産まれたとはなんなのか
 ・願いとは何だったのか
 ・ジゼルとはどういった関係なのか
5.リリックの母親はなぜ標的にされたのか
6.ベギーアデとは何だったのか
7.イドゥム山道、イドゥムの森に合った石碑に書かれた文章の内容、意図とは
8.エラードールとは何なのか
9.淫魔ってどんな存在だったの?
10.ジゼル・モークリーとは何者なのか
11.カレイル村にいたおばあさんは何者なのか


なんだこの謎の多さは…
次は各項目についてつらつら語いきます。

1.10年前のキスカ大国の戦争とはどのようなものだったのか
ここについては特に語れることはないんですよね…
OPで「10年前キスカ大国は戦時下にあった」ということと「エンブルクはその前哨基地である」という情報しか明かされていないので続編で情報が出てくるかなといったところ。


2.なぜドゥアルド・アビリスタが盗賊団を作りエンブルク砦を占領したのか
OPでドゥアルドはアビリスタ盗賊団と名乗りエンブルク砦を占領します。
手配募に名前がないことから、今作以前にアビリスタ盗賊団として大きな事件を起こした事はないと思われます。
追いつめられた際に「人の家荒らしたてめえに言われたくない」といった発言が出るあたり、金銭が目的ではなくエンブルク砦、キスカ大国に因縁や執着があって襲ったのではないかと考えられます。
キスカ大国への因縁というと項目1の10年前の戦争辺りが関わっていると考えられるので敵国の人間だったのではないでしょうか。
リリックに力を与えられた後もテレザへの興味はすぐに失せてキスカ大国への進軍続けていた事から、誰か個人に恨みがあるというよりはキスカ大国全体に恨みがある印象を受けました。


3.テレザ・ルクレールの過去について
・なぜ力を求めていたのか
テレザに関しては物語の中で「力を求めて騎士となった」、「自分が強くなるために多くの人間と魔物を殺してきた」と本人の口から語られていたり、
最終戦で覚えるリューゲリッターの説明文で「力を求めても、これが限界だった」と書かれていたりと力を得ることに執着していたことがうかがえます。
上記から力を求めるきっかけは騎士になる以前にあって、力を求める過程で何かしら挫折、限界を経験したのではないかと思います。
テレザの年齢は明確にされていないがキスカ大国の戦争は体験していそうなので原因はここにありそうですね。
肉親か友人か関係性の深い人物を戦争で亡くし騎士を目指したのではないかと考えています。

・ついていた嘘とは?
テレザは本作で嘘というキーワードとちょいちょい関りがあります。
リューゲリッターを訳すと嘘の騎士となったり、サブタイトルの嘘と報復の~の嘘の部分がテレザの瞳の色になっていたりします。
ではテレザがついていた嘘とは何なのか?というと本編では明確に示されていないはず…です。
本人の口から語られていた過去に嘘はないと思うので、そうなるとベギーアデ周りに嘘が隠れているんじゃないかな…と考えられます。
岩街エンブルク_兵舎でテレザはリリックに対して「こんな本見たことない」と発言しているがベギーアデはテレザへの執着を見せているので、
過去回想でリリックの母親が言っていた「あれを探しているのでしょう?ここにはないわ」のあれがベギーアデを指していてるのではないかなと考えています。


4.リリックとは何者だったのか
・本名は?
ベギーアデとの契約時に「"抒情のしるべ(リリック)"となるんだ」と言われているため、この時からリリックと名乗るようになって本名は別にあると思っているのですがどうなのか…?
唯一名前を知っているであろう母親は本編中にリリックの名前を呼ばずに亡くなっているので分からずじまい…

・種族は?
リリックは本編開始時点では淫魔(サキュバス)として活動していますが、私はベギーアデにリリックにされたことにより淫魔にされてしまい本来は別の種族だったのではないかと考えています。
回想で母親が殺されたシーンで淫魔としての力を出すことなく母娘ともに普通の人間のままであったことからそのように考えています。
ではリリックの元の種族が何だったのかというと石碑に書かれていたエラー・ドールなのではないかとみています。
リリックがエラー・ドールだと考えるに至った根拠としては後述している母親が亡くなった後のシーンで髪の色が変わった点や”より良い世界を築く”ことを使命に産まれたと語った点、ベギーアデが「ふざけるな"人形"ふぜいが」と発言した点があります。
また、メタ的な考察になってしまいますが本作のサブタイトルの仮題が「追憶のエラードール」だった事も根拠として考えています。(本編中にエラードールらしい存在が他にいないし…)

・なぜ髪の色が変わったのか
これについては本編中で特に言及はない…はずです。
飛躍した考えをすると母親が亡くなった後に色が変わったということから母親とリリック間のなんらかの(魔力的な?)繋がりが切れたことによって色がくすんだのではないかなと考えられます。

・”より良い世界を築く”ことを使命に産まれたとはなんなのか
オークの巣を抜けたところでリリックと話す際に聞けるのですが、リリックが話していたことは後で大体嘘だと分かるのでこの発言も嘘という可能性があります。
他の嘘と違いこの発言だけ浮いている印象を受けるので私はリリックの本心から出た発言なのではないかなと考えています。
上記のリリック=エラー・ドール説を推すならエラー・ドールが産まれた経緯が"より良い世界を築く"ためだったとかになるのかな~といったところですが現状情報がないので何とも言えませんね…

・願いとはなんだったのか
物語終盤で明かされたリリックがベギーアデに願ったことは「お母さんに会いたい」でしたがそれとは別にリリックの願いが示されたシーンがあります。
それは回想内でリリックの母親が言っていた「あなたのお願いをかなえてあげられなかった、信じていればあなたの願いはかなうから」といったものです。
母親が言っていることからこの願いが「お母さんに会いたい」とは別のものであると考えられますがこれ以降、本編で触れられることはありません。
”より良い世界を築く”ことが願いなのではないかと考えもしましたが、リリックは産まれたときの使命として考えているので母親が叶える願いでもないし現状では何とも言えませんね…

・ジゼルとはどういった関係なのか
リリックが死ぬときに「ジゼルに会いたい」と言っていたり、ジゼルが書いたと思われるイドゥム山道の石碑に新しい文字で「会いたい」と書かれていたりとジゼルに会いたがっている描写が所々にあります。(石碑に書いたのはリリックではないかもしれないが…)
ベギーアデと契約したときに関係を持ったとも考えられますし母親とジゼルに関りがありそのつながりでリリックとも関係を持ったとも考えられますし知り合ったタイミングについては分かりませんね…


5.リリックの母親はなぜ標的にされたのか
明確なことは王国の騎士団から殺害の標的にされていたぐらいでその理由については一切触れられていません。
口封じ目的だとしたら同じく情報を知りえてそうな娘を殺しても殺さなくてもどっちでもいいとはならないだろうし、
悪事を働いていたとしたら殺さないにしても娘を放置するとは思えないし…
「ここを調べ終えたらすぐ帰還する」といった発言から何かを探している様子はあるのですが捉えて○問にかけるわけでもないですしこれといった理由が思いつきませんね…


6.ベギーアデとは何だったのか
ベギーアデについて登場人物から語られている情報はオークの巣での「欲を食べさせることによって願いをかなえてくれる」、
「欲を食べさせるには持ち主が記憶を書き連ねることで成立する」といったものや、
エンブルク砦での「欲の歴史を食べる魔本、淫欲に呑まれたテレザの記憶を綴れば綴るほど満たされていく」、
エピローグでテレザが語る「意識があり、目的がある」、「本の願いを叶えて、頼みを聞いてもらうもの」といったものがあります。
最終戦でリリックの意識を乗っ取ったり、テレザに執着している様子があることからテレザの見解については間違っていないのではないかと思います。
また、欲を喰わすことによって願いを叶えるといった性質がありますが欲の中でもテレザの淫欲にこだわっていた部分は謎です。
リリックに対し「"抒情のしるべ"となるんだ」と言っていることから喰わせる欲は淫欲に限らないようなのでなにか目的あってそうしているのかベギーアデの趣向によるものなのかは分からないところですね。
また、エンド2、3からテレザを淫欲の沼に落としても結局リリックは母親には会えていないように感じるので、ベギーアデが叶えられる願いには制限があるのではないかと考えられます。
ベギーアデの制作者であるジゼルについてもほぼ情報がないので続編に期待ですね。


7.イドゥム山道、イドゥムの森に合った石碑に書かれた文章の内容、意図とは
石碑の内容は以下のようになっています。

イドゥム山道の方
 古●●ら魔法学に●●ていた●●●は
 剣と魔●●わる新たな●●を●●●
 その●●●は人間の●●●●を●●●り
 た●●●に●●
 ●●●●ため●作られ●●●のない●形●●●
 ボクはその●●を、”エラードール”と名●けた
             ジゼル・モークリー

イドゥムの森の方
 手遅れかもしれない
 だが思い出してほしい
 ボクは君の味方だ

どゆこと?
読み取れるのはどちらも一人称がボクなので恐らく両方ジゼルが書いたであろうということ、山道の方の石碑は意図的に読めないよう文字が潰されているということですね。

山道の方の黒塗り部分を雑に予想するならば

古代から魔法学に携わっていた(人物名)は剣と魔法に変わる新たな力を生み出した。その存在は人間の姿をしておりただそこにあった
戦争のために作られた意思のない人形たちボクはその人形を、"エラードール"と名付けた

って感じでしょうか。
潰されていない状態の文からは魔法があることが読み取れるのですが、本編中で魔法っぽい現象を使っているのがリリックとジゼルぐらいなんですよね。
本編中にたまたま魔法を使う人が出てこなかっただけなのか魔法を使える人物が希少なのかは悩ましいところ。
また、イドゥムの森の石碑でジゼルが呼び掛けているキミというのが誰なのかというのも気になりますね。
主要人物の中でジゼルと関りがあるのがリリックぐらいなので君=リリックなのかなと考えてはいます。


8.エラー・ドールとは何なのか
こちらは語れることがほぼほぼない謎&謎。
情報の出どころは上述ののイドゥム山道の石碑になるけれど、それも文字がつぶれているため正確な情報は読み取れません。
名付けたのはジゼルっぽいですが作ったのもジゼルなのかは謎ですね。


9.淫魔(サキュバス)ってどんな存在だったの?
淫魔は淫魔では?って思うかもしれないけれど意外と淫魔に関する情報ってふわふわしてるんですよね。
リリックが語った能力に関する話がほぼ嘘だったせいで淫魔について否定されていない情報は、男の精気を食べて生きている、同族殺しは魔の制約で絶対に守らなければいけないことになっており破ったら消し炭になるといったものしかない。
テレザが「淫魔のことはよく知っている」と発言していたり「1人,2人は淫魔を殺したことがあるんでしょ」という質問を否定していなかったりと淫魔という存在は本編世界では割とメジャーっぽい印象。


10.ジゼル・モークリーとは何者なのか
こちらも特に語れることがない謎。
ベギーアデを作ったと本人が言っていることと、イドゥムの石碑に名前があるということと、リリックが会いたがっていたことが分かっています。
また、リリックと同じ転移術が使えることから魔法に長けていそうですね。


11.カレイル村にいたおばあさんは何者なのか
こちらも特に語れることがない謎。
イドゥム山道の石碑で手に入れられる薄白のインクを持っていくとそれを懐かしいものとして認識しています。
また、その薄白のインクを衰えてしまっていると見抜き濃白のインクへと変えてくれるためこのおばあさんも魔法に長けた人物なんではないかなと考えています。
インクがベギーアデに干渉できることからもしかしたらジゼルと親交があったりするかもね。

以上になります!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくね~

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