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ふぉろみー!の記事 (78)

Drop Sohila 2023/08/10 21:30

【毎日投稿】音声作品レビュー&勉強010

はじめに

 記事を開いていただきありがとうございます。同人音声サークルDrop Sohilaです。

 昨日に続き、こちらの作品をレビュー&勉強させていただきます。
【ブルーアーカイブ】ウイASMR~囁きすらも届く位置で~

※これ以降はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない場合は各自対応をお願いいたします。

本編

04.『傷んだ手を、ケアしないと……』.wav
12分14秒

状況:03トラックの続き
環境音:雨音、焚き火音

本トラックは、ウイに手のケアを側でされながらの会話を、静的に楽しむトラックです。

注目した時間帯は、

4:38~8:04が右メイン。
8:04~10:23が左メイン。
 ケアのためにクリーム・ジェル?を塗る音が追加されている。


11:33~11:35
 音量ちょっと注意。前のトラックに引き続き、この声が入っているのは台本として狙っているように感じました。ウイらしさの象徴ですね。 


 次に、序盤の音の入りに注目した。
 環境音の入りには、おそらくフェードインを用いており、数秒をかけて目的の音の大きさまで音量をあげていた。

 ヒナASMR、ウイASMRと続いて聞いてきた結果、特徴として無音0.5秒後からスタートすることが多い。これは、制作をしているYostar様側が決めたことなのだろうと予測していた。
 本トラックは、音の入りが0.5秒であり、声の入りが5.8秒であった。聞いたり、dbを見る限り、3~5秒程度でフェードをかけているような印象を受けた。声の入りが5.8秒と、環境音のフェードインを待ってから入っている。聞き手としては、環境音で状況や場面を理解・整理する時間を作ってから、物語に没入していけた気がする。

まとめ

  • 引き続き雨音、焚き火音で癒し系。
  • クリームかジェル系の何かを塗るような音を追加で、音に変化を。
  • フェードインにかける秒数で、ゆっくり落ち着いて聞けるのか、ちょっと駆け足気味に聞くのか、印象が変わりそう。

 このトラックは、物語としての起伏は少なく、ウイが側で手を握ったり、擦ったりしながら言葉をかけてくれる。そんなシチュエーションを楽しむトラックだと思います。静的であり、落ち着いて、寝落ちしたいときとかに向いていそうです。

(記事執筆時間:約1時間30分)

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Drop Sohila 2023/08/09 21:30

【毎日投稿】音声作品レビュー&勉強009

はじめに

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【ブルーアーカイブ】ウイASMR~囁きすらも届く位置で~

※これ以降はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない場合は各自対応をお願いいたします。

本編

03.『復元作業、見ますか……?』.wav
20分49秒

 02トラックの続きの雰囲気がありますが、そうでなくても成り立っています。
 環境音は、雨音、焚き火音(暖炉)の組合わせです。

  • 8:53~
     乳鉢ぽい音が鳴り始める。
     
  • 9:05~9:09
     「しんどい」という言葉をウイが使います。
     これについて、キヴォトスの言語の年代感がとても気になりました。私の印象では、関西近辺で「しんどい」が使われていたイメージです。気になって調べてみると、近年では全国で通じる言葉になっていると、いくつかのサイトで書かれていました。ちょっと驚きです。言語感覚のアップデートが必要に感じますね。
     キヴォトスでは、「しんどい」という言葉が「疲れる」と同じくらい普通に使われるとしたら、中々興味深いです。
     
     私が音声作品の台本を書いているときは、なるべく標準語圏の言葉を意識しています。「しんどい」は関西地方出身という設定がなければ、「疲れる」や「だるい」あたりを使う感覚です。
     ただ、私が九州、近畿、関東あたりを結構まばらに住んでいたため、厳密にしすぎるとそれこそ「しんどい」です。このキャラはもしかしたら過去に住んでいたのかな、くらいな気持ちで台本を書いています。

  • 後半~
     本の復元のために、薬剤と素材を組み合わせを行っています。
     復元作業に使う器具から鳴る音が、昔を思い出して心地良いです。
     ただごめんなさい。理系で育ってきた一人の聞く者として、とても細かいことですが、気になります。
     特殊な素材・湿気に左右される、これらの細かい作業をウイは行っています。なぜそれを古書館という場所で普通に行っているのでしょう? やはり丁寧に扱うのであれば、湿度温度を管理し、クリーンベンチで無菌操作を行い、ピペットもマイクロピペットなりで量を正確に測定し試すべきだと思います。
     例えば、これらが全て必要ない場合、キヴォトスの器具がとても高い技術力で操作の正確性をもたらしている。古書館の温湿度の管理はパーフェクトである。逆に、ウイの行う復元作業はそこまで難易度が高くない。ウイが天才すぎる。あたりが、候補だと考察します。
     実験器具系のガラス音や、液体の注がれる音など、とても好きです。音がとてもいい。とてもいいのに、シナリオが気になる。創作だから深く考えるな、で終わりかもしれませんね。キヴォトスがわからない……。

まとめ

  • 環境は02トラックに引き続き、雨音と焚き火音で癒やし系
  • ウイから「しんどい」の言葉が出てくる、世界観
  • 実験器具から鳴る音が心地よい
  • ウイとキヴォトスがスゴイ

 全体的には、リラックスできて眠くなってくるトラックでした。それと、6:34~6:35.5の声、とっても印象的ですね。ウイの復元作業というキャラクター特性に合わせた、音の組み合わせが、ウイでASMR作品にした理由なのかなとも思える、トラックでした。

(記事執筆時間:約1時間30分)

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Drop Sohila 2023/08/08 21:30

【毎日投稿】音声作品レビュー&勉強008

はじめに

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【ブルーアーカイブ】ウイASMR~囁きすらも届く位置で~

※これ以降はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない場合は各自対応をお願いいたします。

本編

02.『雨、すごいですね……』.wav
18分30秒

 このトラックで注目した所は2つです。
 1. 環境音としての雨の音と暖炉の薪が燃える音
 2. ウイの語りや囁き

  • 雨音
     序盤、先生がウイのいる古書館へ、濡れながらやってきます。
     その際の、扉越しの声の距離感と雨音、扉を開けたときの声の距離感と雨音、中に入ったときの声距離感と雨音と、バランスが変えられています。細かいでしが、臨場感がわかる、とても素晴らしい編集がなされていると思います。
     1点私ではわからない所は、1:41.8~1:42.2です。こちらだけ、急に雨音が小さくなります。シーン的に切り替わりのある場面では無いはずです。どういう意図があるのか気になりますね。
  • 繋がりのあるキャラの名前
     シミコの名前が出てきます。キャラのつながりを意識させられて、嬉しいポイントです。以前聞いたヒナASMRのでもアコやイオリなどの名前がでていました。もしかしたら、ブルアカのASMR作品では、気をつけて台本制作をしている所かもしれません。
  • 暖炉
     作中において、暖炉がめんどくさいのに、読書に合うから、なんとなく好き、で使っている所が興味深い。本を丁寧に扱うだけだったら、温度湿度が調整しやすく、火事の危険性が少ないエアコンの方が良いはずです。それでも、こだわりを持っている所が、ウイっぽさなのかもしれません。
     ASMR的には、暖炉のパチパチ音が雨音に加わって、癒やしの雰囲気を強調しているのでしょう。
  • 囁き
     12:32~14:49が左耳囁き。
     14:49~16:02が右耳囁き。
     この時間帯が、耳側で音が聞こえるポイントです。耳に入った水を甲斐甲斐しく拭きながら、話をしてくれるウイの声。だんだん眠くなるような、気分の落ち着く箇所だと感じました。
     私的な好きな箇所は、12:48~12:50あたりの息づかいです。

まとめ

  • リラックスできる雨音と暖炉の音
  • 場面変化に合わせた、環境音の変化
  • 後半は耳側の声が多めで、ウイの声を堪能できる

 ベースとして、環境音含め落ち着いた雰囲気のトラックでした。ウイの考え方や、話の距離感、語り口調。ウイのボイスをじっくり堪能でき、次のトラックはどんな場面を聞かせてくれるのか楽しみです。
 
(記事執筆時間:約1時間)

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Drop Sohila 2023/08/07 21:30

【毎日投稿】音声作品レビュー&勉強007

はじめに

 記事を開いていただきありがとうございます。同人音声サークルDrop Sohilaです。

 本日勉強させていただく作品はこちらです。
【ブルーアーカイブ】ウイASMR~囁きすらも届く位置で~

概要

  • 大人気ゲーム『ブルーアーカイブ』の登場キャラクター「古関ウイ(CV後藤沙緒里様)」を中心にした全年齢向けASMR作品。
  • DLsiteにて、2023年7月24日から8月7日まで、約14日で販売本数20000本以上。
  • DLsiteにて、平均評価4.95、レビュー30個。
  • ジャンルは【萌え、癒し、バイノーラル/ダミヘ、ASMR】
  • 音響効果・録音編集・台本・制作は【株式会社Yostar】
  • 7トラック、合計約105分、タイトルコールを除き1トラックあたり【15分程度】
    です。

 今回は、作品の感想はもちろん、前回レビューしたヒナASMRの内容も含め、Yostar様がどのような音声編集をしているのかについても研究していきたいと考えています。
 全トラックについて触れるかは、悩み中です。
 
※これ以降はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない場合は各自対応をお願いいたします。

本編

01.『タイトルコール』.wav
9秒

 シンプルなタイトルコール。
 ブルーアーカイブのゲームもログインする際に、タイトルコールが流れます。キャラクターが多い作品です。タイトルコールにもキャラクター性の違いがでます。この作品では、ゲームよりも息遣いの聞こえるタイトルコールに注目です。
 ウイのタイトルコール、5.5秒~6.5秒あたりの息継ぎ、息遣い、が耳にとても近く、ASMRならではの、近さや耳にゾクっとくる感じが出ています。キャラクター性にも合っていて、お気に入りの箇所です。
 
 RX9というソフトを用いて音を可視化してみます。

 0.5秒からタイトルコールが始まります。0.9秒の間を置き、次のセリフ。0.8秒の間を置き、最後のセリフ。という構成です。
 また、音の位置は、左→右→左になります。
 
 以前聞いた、ヒナASMRでは、間が0.7秒、音の位置は右→左→右でした。
 
 位置が異なっていたのは、同時期に販売を開始したヒナASMRと違いを出すためでしょうか? 私はまだ、以前の作品については聞いていないため断言できませんが、キャラによって左、右、に得手不得手があるわけではないと思うので、構成の仕方による違いだと考えます。

 間についてです。これは、セリフとセリフの間が黒色なため、編集で間を繋げていると予想できます。ヒナASMRでは、全体7秒、間は0.7秒とテンポよく、聞き心地が良かったです。一方で、ウイの場合、全体9秒、間は0.8~0.9秒。若干ヒナよりも時間が長いことがわかります。これは、ウイというキャラクターの話し方、キャラクター性によるものでしょう。タイトルに「囁き」の文字が含まれるように、意識されています。5.5秒あたりの息遣いなどは、ヒナASMRではみられない特徴です。

 つまり、タイトルコールで、これからいっぱいウイの「囁き」が聞けるぞ、ウイはちょっとゆっくり目で、息遣いが聞こえるタイプのキャラなんだぞ。これらのような制作と編集の意図があると考えることができそうです。

まとめ

  • 「囁き」強めで、息遣いが素敵。
  • スタートは0.5秒から。
  • キャラクター性に合わせた間の編集がなされている。

 序盤で心を掴んでくるタイトルコールで流石ですね!
 本編がどんなトラックになるのか、「囁き」が強い作品なのかとても気になります。

(記事執筆時間:約1時間)

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Drop Sohila 2023/08/06 21:30

【毎日投稿】音声作品レビュー&勉強006

はじめに

 記事を開いていただきありがとうございます。
 Drop Sohilaです。
 
 昨日に続き、こちらの作品をレビュー&勉強させていただきます。
 『【ブルーアーカイブ】ヒナASMR~甘えられる優しいひと時~』
https://www.dlsite.com/home/dlaf/=/t/s/link/work/aid/dropsohila_Cien/id/RJ01078257.html)

 本日で、こちらの作品についてのレビューは終わりになります。
※これ以降はネタバレを含みます。ネタバレを踏みたくない場合は各自対応をお願いいたします。

本編

06.『かき氷はドライヤーの後で』.wav
25分17秒

場所:シャーレ
状況:トラック5の続き、濡れた頭でかき氷機を出してきた先生の髪を乾かす

 前回に引き続き、ヒナの髪についての知識がイオリなど、他の風紀委員のメンバーから教えてもらっている所が可愛い。ヒナが風紀委員のメンバーと交流がある所がわかるのはほっこりしますね。

  • 1分43秒~2分44秒
     ドライヤーの音を含む、髪を乾かすシーン。
    聞く視点でいうと、ドライヤーの音が耳に優しくなくて好みではなかった。特にこれまでのトラックが、優しい音が多めでゆっくりしたい、癒やされたいときに聞くのを想定していたからですね。ここはもしかしたら、好みが分かれる箇所かもしれません。
    ドライヤーの音がなっているのは約1分でした。これも意識して時間が計算されているように雰囲気で感じています。編集者目線で、1分はとてもわかり易い区切りだからです。
     全体25分に対して、ドライヤーをかけるのが1分なので、全体の1/25になります。割合で考えれば、他トラックの髪を洗う長さよりも小さく、もしかしたらあまり重きを置きたくないシーンなのかもしれません。
     ドライヤーも創作的時間の短縮がなされていると考えます。しかし、もしも1分で髪が乾くのであれば、アロナで描かれた先生のイラストの通り、髪がとても少ないかもしれません。先生像を明確にするのはおそらく避けているはずです。私的な意見としまして、シナリオを作るためにモデルがあると書くのが楽になります。可能性としてアロナの似顔絵がモデルとして使われていると考えると、興味深いですね。
     アロナの書いた似顔絵はこちらで公開されています。
    https://twitter.com/Blue_ArchiveJP/status/1391226422212005888?s=20

  • 8分8秒~8分10秒
     可愛い。

  • 9分51秒~15分30秒
     ヒナに爪を切ってもらうシーン。
     トラックの名前からは想像できなかったシーンが含まれていました。
     息遣いと爪を約2秒程度間隔できる音が耳心地よかったです。
     ヤスリがけもヒナがしてくれており、こする音が使われていました。

  • 15分30秒~19分20秒
     ヒナが先生に爪を切ってもらうシーン。
     前のシーンと比較して、ヒナの声が先生にしてもらっている感のある、息遣いになっている様に感じました。特に19分2秒~19分4秒あたりのボイスが可愛いですね。
     また、爪切りシーンは合計8分30秒、前後のやり取りを含めて、全体の1/3以上を締めていました。全体的な印象は、かなり詰め込んだな、です。ドライヤーの音、氷を削る音、シロップを掛ける水音、爪を切る音、ヤスリを掛ける音、ハンドクリームを塗る音、ホットミルクを作る音。ASMRとして、シチュエーションに応じた様々な音がバックで使われていました。声による耳心地のよさもありますが、物の音も合わせて聞いてもらいたいと作られたと強く感じますね。

  • 23分24秒~24分31秒
     ヒナがホットミルクを作るシーン。
    眠くなってきた先生のために、ホットミルクを作ってあげ、ふーふー(24:48~)してくれる。距離感も近く、情景が目に浮かぶようです。
     ここで気になったのは、電子レンジで作ったのか、ミルクパンなど鍋で沸かしたのかです。チチチチっ、カチッのようなガスコンロの音はなかったので、ガス式ではないとは思っています。電子レンジのチンッという、特徴的な完了音は有りませんでした。そのため消去法的に、IHクッキングヒーターなのでしょうか? ここの音が私は気になりました。
    なんの音にしても、ここのヒナの鼻歌のような「ふんふん♪」は、可愛すぎました。

まとめ

  • ドライヤーの長さから考える、先生像はアロナの似顔絵に似た短髪?
  • 爪を切ったり切られたり、ヒナの息遣いのちょっとした変化が魅力的。
  • ホットミルクを「ふんふん♪」と機嫌良く作るヒナが可愛い。
  • 全体的にASMR感を強めに押し出して、詰め込んだトラック。

トラック4,5,6は連続した出来事を描いていましたね。

 総評として、ヒナとのやり取りのほっこりさや、癒やしの雰囲気。ASMRとしての、耳心地の良さ。ゲーム「ブルーアーカイブ」では不足しがちな、声の成分をたっぷりと受容できる大変満足な作品でした。
 また、全年齢向けのASMR作品として、大変参考になりました。特に、環境音の使い方がシーンとしての描写の深さに繋がっていた点です。

明日は、聞きたい・勉強したい作品選びもあるため、一日充電期間にするかもしれません。

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