【お試し無料版】リリー番外編R-18小説 〜満腹パパをラブ握り逆れいぷ♡〜
「リリー、あーん」
「あー……ん、むぐむぐ……」
リリーは小さな口を目一杯開けて、僕が差し出したスプーンにかぶりつく。
そして、何度も何度も咀嚼してから、ゆっくりと飲みこんで、
「あー……」
僕はまた、オムライスの端を崩し、リリーの口元まで運んだ。
「美味しい?」
「むぐもぐ」
コクコク。
「はぁ、可愛いー……」
なでなで。
僕は優しく、リリーの綺麗な桃色の髪を撫でた。
リリーは、以前住んでいたマンションの、僕のベッドの中にいた。
いた、というのはつまり、帰ってきて、掛け布団をめくったら、いたのだ。
僕のワイシャツを着て(というか未だに来ている)、眠たげに瞼を擦りながらリリーは起き上がって、
「パパが見た、えっちな夢から生まれた、サキュバスだよ」
と言った。
僕は今、リリーと一緒に暮らし、そして育てている。
そんなリリーは今、僕と一緒に、夕飯のオムライスを食べていた。
リリーの主食は精液で、つまりまあ、僕が与えているのだけれど、こうして食事を楽しむ事は出来る。
ちなみに、僕が食べさせてあげているのは、別にスプーンが使えないからではなく、ただ僕に甘えているだけだ。二人がけの、ゆったりしたソファで、リリーは僕にぴったりとひっ付いて、小さなお口をもぐもぐ動かしている。
リリーがご飯を食べる様子を見ていると、ついリリーにとっての”主食”の時間を思い出してしまう。
僕が与えたそれを口に含んでいる時も、リリーはこうやって、小さな口をもぐもぐと動かして、それはそれは美味しそうに────
と、あれこれ考えていたら、あっという間にオムライスを完食してしまった。
「ふう、ごちそうさまでした」
パンッと手を合わせる。食べた、食べた。
「…………」
リリーは黙ったまま、何故かこちらをただジッと見つめていた。
「じー…………」
「ど、どうした、リリー?」
「パパ、お腹いっぱいになった?」
「ああ」
「元気いっぱい?」
「もちろん。ただ、すぐに動きたくはないかな」
「じゃあ、えっちする?」
いや、なんで?
「なんで!?」
「え……だって、パパからいい匂いしてきてるから、お腹減っちゃって……」
リリーのお腹が、きゅぅと可愛らしい音を立てた。
「パパ、お腹いっぱいで動きたくないんでしょ? リリーが気持ちよくしてあげるから、せーし頂戴?」
ま、まずい……。
リリーは、普段は無表情で、自分の意思は基本的に薄いのだが、精液を搾り取る事に関しては、根本的に強気だ。自分が、サキュバスが、性行為において人間に負けるわけがないと、本能で理解している。
何がまずいかというと、とにかくまずいのだ。自分をパパと呼び懐いてくれている女の子に、「そういう」態度でいられるのは、何かこう、いけない方向に進んでいる感が凄まじい。
僕は、精一杯の抵抗として、リリーから顔を背けて、
「り、リリーこそ、お腹いっぱいじゃないのか?」
と言ってみた。
サキュバスは普通の食事で満足する体ではないので、まあ、そんなわけはない。
「パパ知らないの? せっくすはべつばら、なんだよ?」
「そんなセリフ、どこで覚えてきたんだ!?」
「ネッ●フリックス」
「ネットフ●ックスかぁ……」
解約するか。
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