騒乱計画 2023/06/03 00:45

パイズラビリティおよびシコリティと蓋然性を確保した服飾デザインを『ロリ巨乳の里にて』から考える

今回はアウトプットになります

皆さんは饗庭淵先生作・『ロリ巨乳の里にて』をご存じでしょうか?

https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ189145.html

主人公がロリ巨乳しか住んでいない里に迷い込み, なんやかんやしたりパイズリセックスをしたりする同人ゲームです. ゲームを作ろうと思い立ったのもこのタイトルの影響が寡聞に含まれています.

『ロリ巨乳の里にて』は私が初めて体験した同人ゲームなのですが, このゲームのすばらしさにはキャラクターデザインと服飾デザインがあると感じます.

考察―高いパイズラビリティの着物の着崩しとその蓋然性―

さて, 日常空間で着衣パイズリセックスをするためには

・乳に興奮する竿役
の他,
・着衣状態でもズリキチが興奮できる服
・脱がなくてもパイズリセックスに移行できるデザインの服
・上記2つを日常的に着衣するリアリティの担保

凡そこれらが必要になると考えられます.

『ロリ巨乳の里にて』では着物を大胆に着崩すことで上記3つを解決しました.
以下に詳しく解説していきます.


まず, ヒロインたちは着物をはだけさせ, 乳の上半分から谷間の深い位置までをまろび出しています. 乳輪は見えてしまっていて, 乳頭がかろうじて隠れています. これによって, 着衣状態でもズリキチが興奮でき, 且つ脱がなくてもパイズリセックスに移行できるデザインの服として, ヒロインの服飾は完成しています.

https://twitter.com/Yzmantime/status/1664595528037040129?s=20
私はこのパイズリセックス性能をパイズラビリティ(paizuri+ability)と定義します。

では, この服を日常的に着衣する蓋然性の担保はあるのでしょうか?

『ロリ巨乳の里にて』の舞台は外界とは隔絶された, 所謂"カクリヨ"の里です. ゆえに時は止まっており, 文化的にも昔のものが多くあります. このため, ヒロインたちが着物を着ているのは妥当性があります.
そして, 着物は一反の布を組み合させて作られる衣装であり, 脱いでみるとつくりは直線的で体の曲線には合いません.

https://youtu.be/wXic5PsB61g?t=251
(引用:4分13秒より. 「物の構造ってどうなっている?着物が仕立て直せる理由を解説!」だるまや京染本店)

さらに, 一昔前は自分たちの着る服は自分たちで縫い仕上げるのが普通でした。極端な体系(ロリ巨乳)の彼女たちに服飾を専門とするキャラは見受けられないため, 服を仕立てたのはヒロインたち自身であると考えるのが妥当です. 極端な彼女たちの体系に合わせる技術は彼女たちにはなかったのかもしれません.

また,はだけ方が乳首を残しているのも特徴的です. 乳首は彼女たちなりの一線であり, 矜持を持った人間であるという精神性を暗に視聴者に訴えています. 彼女たちの存在は決してリアルではないものの,リアリティある虚像としてプレイヤーを説得しています. パイズラビリティとリアリティは両立できる概念なのです.


まとめと今後の展望について

このように『ロリ巨乳の里にて』のキャラクターデザインはリアリティとパイズラビリティ・シコリティを高い次元で実現させたハイクオリティのデザインであることを述べました。

デザインとは蓋然性への奉仕であると私は考えます。成人向け表現の場合、エロいことは当然として、リアリティを持たせたデザインによって、『ロリ巨乳の里にて』のように消費者にわかりやすく説明ができるのです。

私がこのタイトルに出会ったのは発売から一年後で、当時の私は優れたキャラクターデザインにとても感動し、半週で50時間を超えるほどやりこみ、もしゲームを作るのならばこんな素晴らしいデザインにしたいと考えました。
饗庭淵先生に追いつけるかは甚だ疑問ではありますが、少しでも距離が縮まり、プレイヤーに分かりやすいデザインができるよう努力したいと思います。

文字だけの投稿になりましたが、ここまでのご拝読ありがとうございました。

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