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2022年 06月の記事 (2)

リルスフィアス 2022/06/26 08:27

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リルスフィアス 2022/06/12 12:11

「魔法少女は散りぬるを」 #03 六原ロゼ

六原ロゼはいつもどおりだった。
先日の戦いで藍野ありかと一ノ宮いのりが30体もの敵を撃破したことは凄いことだと思ったが、戦死1重態1という報せにはいつもどおりに悲しみ、すぐ日常に戻った。こういう感覚はロゼだけではなく、それほどに魔導士の戦死や戦線離脱はいつもどおりの日常だった。

出撃命令が出て、ロゼは割り当てられた地区の守りにつく。廃墟となった街並みの向こうから敵が姿を見せる。現れたのは8本の脚、10本の腕、無数の触手を蠢かせる異形型のバケモノ。その動物とも蟲とも取れない不気味な巨躯で迫ってくる、ロゼはスピードを活かしてつかず離れずに戦い、隙きを見ては攻撃を加えて腕や触手を斬り落としていく。

長期戦となった。ロゼはほとんど無傷だが疲れが見え始め、一方バケモノは斬り落とされた部位を再生させ、その行動は衰えない。
とはいえ、ロゼの任務は撃破ではない。
侵攻を食い止め、追い返せばいい。もしくはこのまま時間を稼ぎ後続戦力が整えば撤退してもいい。言い換えれば、それまでは死守だが、ロゼはいつもどおり完遂出来ると感じていた、が…
不意にロゼが膝をつく。そこへ触手が鞭のように振るわれ、とっさに太刀で受け止めるがそのまま弾き飛ばされ地面を転がる。
衝撃のダメージは軽い、が、全身が痺れ、体が重い。バケモノは出現時からごく僅かなガスを散布していて、しかも2種類のそれはロゼが吸い、一定量が集まるとその体内で毒に合成されるもので、ロゼの魔導防御をすり抜け、既に肺から全身に充満していた。

なんとか動こうにも膝をついたまま倒れずにいるのが精一杯。
バケモノはゆっくりと寄ってくる。
「い、いや……」
動けないロゼは焦燥で汗が溢れ、血の気が引いていく。
間近で見るバケモノは背にびっしりと触手が敷き詰められ、獲物を前に蠢いている。

「いやぁ…ッ」
外縁部にある触碗がロゼの腕に絡みつく。脚にも絡み、肌を這って伝ってくる。
「きゃあッ!?」
ロゼは四肢を引き広げられながら持ち上げられて宙に浮く。指から太刀が滑り落ちたが、もう意識はそれどころではない。バケモノはびっしりと触手の生えた背中にロゼを運んでいく。

「いやぁああぁッ!」
べちゃと音がし、ロゼは仰向けにバケモノに載せられる。触腕で四肢を大の字に固縛されたロゼの背中で触手が蠢く。嫌悪感に歯を食いしばる。何か、ぷしゅと水音が聞こえた。
「ひッ!? きゃあァァあああああッッ!!!」
途端に絶叫を上げるロゼ。背中に激痛が走っていた。

焦げ臭い匂いが立ち込める。ロゼの背中で蠢く触手が強酸を分泌しロゼの背中を焼いたのだった。
「ひッ… ぐ…ッ…… ああッ!」
長い触腕はロゼの上空に伸び、そこからも酸が雨のように降り注ぐ。
「ああぁ、あぁああッああぁーー」
身を包む戦衣は穴だらけに溶けて、ロゼの悲鳴は鳴り止まない。

ロゼの魔力は焼かれた皮膚をすぐに癒やし始める、また焼かれては癒やし、致命傷には達さない。苦痛は避けれないが、時間を稼いで救援を待つ。武器も自由も失ったロゼにはそれしかない。対するバケモノはロゼの魔力にも狙いを定め、剥き出しになったロゼの秘部に触腕が忍び寄る。
「んぁ… はぁはぁはぁ…」
触腕の一本がロゼの媚肉を掻き分けた。

「ッああぁぁあッ!」
酸による責めで弱ったロゼに破瓜を防ぐ護りはなく、触腕を秘部に突き込まれ、ロゼは絶叫した。触腕は回転しながら奥へ捩じり込まれ、ロゼをこじ開けていく。膣内を抉る痛みにロゼの顔が歪む。
「くる…なぁ…んああぁ!」
下腹に力を入れ拒絶しても、侵略は止められない。

「ッ!! ぃぎぃぃぃ!!」
最奥を突かれロゼの全身がバケモノの背で仰け反った。
ロゼを貫いた触腕が無茶苦茶に突きを繰り返し、暴れ、ロゼはバケモノの上で跳ね踊らされる。
「んあ?! 裂け…ひぐぁぁッ!」
別の触手がロゼのお尻を探る。
「いッ …いやぁぁッ!」
ロゼのアナルを力まかせに一気に貫き、絶叫が響く。

「ぁあああぁぁあああーー!!」
2本の触腕が2つの穴で暴れまわる。
愛情や快楽もなく、生殖ですらなく、ただ魔法少女を殺すための陵○が続く。
「あ… あぁ… あ…」
ロゼはもう限界だった。ぐったりと力なく虫の息。
責めが止む。涙の溜まった瞳を薄く開き見ると、身を貫く触腕の一部がぽっこりと膨らんでいた。

触腕の膨張がロゼに近づく。
「い…や… たす…け…て…」
それがロゼが遺した意味のある最後の言葉だった。
「おぁ、あ、あ、あああッ!!
まず、膨張部がロゼの内側に入り込む際、既に飽和状態の膣やお尻がさらに押し拡げられ、引き裂くような激痛をロゼに加えた。
膨張が触腕の先に達すれば、中に詰まった白濁がぶちまけられロゼは汚染されてしまう。触腕はロゼの子宮口へキスするように先端を押し付ける。だが、白濁は来なかった。ロゼの中にぶちまけられたのはどろどろの強酸液だった。
「あがッ!ぎひぃぃっぃぃーーッ!」
体内から酸がロゼを焼く。
襞の隅々まで塗り込めるように触腕を蠕動させる。獣じみた絶叫で泣き叫び、のたうつロゼ。
求めた助けは来ない。
膨張の第二弾が来る。
今度こそがバケモノの白濁だった。

最奥で白濁が注がれる。
魔力を汚染するそのどろどろが焼けただれた傷から一気に浸透していく。
「ぃぐッ!?」
ロゼの魔法力が弾け飛んだ。
瞬間、魔法防御を持たないただの少女になったロゼ、膣で暴れる触腕、お尻を抉る触腕、肌を焦がす強酸、体を締め上げる拘束、ひとつだって耐えられるものでない。
「ギッあああぁぁああああーーーーーーーーーッッ!!」
断末魔の叫びが空に消えた。


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data
六原ロゼ(Rokuhara Rose)
age 16
魔導少尉
通算撃破数 0
異形型と交戦し撃破される。戦死。
・全身および体内に極度の火傷
・四肢に圧搾痕、骨折
・心肺汚染
・白濁汚染
・魔力喪失

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