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リルスフィアス 2023/01/02 23:15

魔法少女は散りぬるを #07 辺野古碧紗

青緑色の照明がぼぅっと光る無機質な部屋の中央に少女がひとり浮遊していた。
少女は衣服を一切身につけておらず、少女から女へと変わりつつあるふくよかな裸身を晒してはいたが、いくつかの機器を装着し、そこから伸びたケーブルが床を這っていた。
ケーブルの先には大きなアクリルの窓と一枚の扉のある壁で隔てられた部屋があった。情報司令室と扉に書かれたその隣室では数名のオペレーターが少女から送られてくる生体情報をモニターしている。
「んッ… くぅぅ…」
時折、少女の顔が歪む。何か苦痛を受けているようで、虚空にただひとりで体を強張らせていた。
「S1、被弾しました。」
「防壁正常です。」
「S1、被弾続きます。」
オペレーターたちがモニターからの情報を口々に報告する。
コントロールルームにあるモニターのひとつに水球型のバケモノと魔法少女の戦いが映っている。
周囲に電磁障害を伴うバケモノとの戦いは生き残った者が持ち帰る以外には情報がない。なのに、ここではそれをリアルタイムで監視していた。
「S1、保ちません。」
モニターでは水球型のバケモノに魔法少女、星空ほたるが打ちのめされ、飲み込まれていた。それを告げるオペレーターの声は平然としたまま。
「S1の特殊訓練は?」
指揮官らしき女性が尋ねる。
特殊訓練とは凌○への抵抗力を測るための訓練。仮想空間で行われるそれを魔法少女たちは定期的に受け、その記憶は多くの場合消されていた。
「A判定です。ですが、水恐怖症の疑いがあります。」
「……… トルテ。もういい、下がりなさい。」
最悪の相性に長くはもたないと判断し、切断が命じられる。
地上を映すモニターでは星空ほたるがバケモノに飲み込まれ、その姿が見えなくなった。
「まだ… いけます…」
トルテと呼ばれた浮遊状態の少女、トルティシア・ト二ントンはバケモノの情報を探知する魔法少女だった。
前線で戦う魔法少女と感覚を共有させ情報を探る。探りだした情報を元に高位の戦闘特化型魔法少女がバケモノを撃破する。これこそがバケモノ殺しの戦略であり、バケモノと最初に接触する最前線の魔法少女たちは捨ててもいい駒にしか過ぎず、覗き見されていることも、捨て駒であることも何も知らされていない。
「んああぁッ!」
トルティシアの身体が跳ねる。
感覚共有する星空ほたるが受けていてる凌○をトルティシアもまた受けていた。
共有レベルを上げれば探知は早いが凌○までも共有してしまう。トルティシアはぎりぎりの深さで感覚を共有させ、探知を続ける。
「あ、あ、あ、ああぁぁあーーーっ!」
全身を犯され続けるほたるの感覚が流れ込んできてトルティシアは空中でのたうつ。
「ああああああああッッッ!!!」
大絶叫のさなか、糸の切れた人形のように手足をだらんと揺らし、ぜぇぜぇと荒い息でトルテは我に返る。
ほたるが凌○のはてに発狂したため感覚共有が途切れた。
結局、決定的な情報は得られないままだった。
「S1、撃破されました。」
「S2が設定されました。」
「S2が接近中、接触まで推定5分です。」
「早いね…。トルテ、5分後にもう一度だよ。やれるね?」
「………は…い…」
まだ息があらい。水恐怖症という不運にせよ星空ほたるが発狂するほどの陵○を共有したのだから無理もない。身体中に汗を浮かべ、涙やよだれ、そして愛液にまみれていた。
指揮官の女性は扉を隔てたトルティシア側の部屋へ移る。手にしたタオルでトルティシアの身体を拭いていく。
「マスター… んっ… ふぁ…ぁ…」
「トルテ、きついだろうがもう少し頑張るんだ。いっぱいご褒美あげるからね。」
「あ、あ、あ……マス…たー…」
温かく湿ったタオルがお尻まで垂れていた愛液をきれいに拭っていく。まだ陵○絶頂の余韻の抜けないトルティシアは甘えた声をもらす。
「S2、接触まで60秒。」
オペレーターが告げる。
マスターと呼ばれた女性指揮官とトルティシアは唇を重ねていた。
「あと30秒。」
唇が離れる。
少しだけ唾液が糸を引き、すぐに切れ落ちた。
女性指揮官は指揮所であるコントロールルームへ戻り、トルティシアはS2と呼称された最前線の少女へ感覚を繋いだ。

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リルスフィアス 2022/09/30 17:30

「魔法少女は散りぬるを」 #06 星空 蛍

「魔法少女は散りぬるを」 #06 星空 蛍

星空蛍は水が怖かった。
ただ、その心理は潜在的なもので、普段から水を使うし、お風呂やプールにもなにげなく入っていた。
ある幼い日、蛍は海水浴に行き浮き輪に体を漂わせていた。
波間に揺られながらゴーグルで海中を覗いていた。
浅瀬では色とりどりに舞う小魚に興味を持ち、ずっとずっと、海面から出た肌が小麦色に焼けるまで見ていた。徐々に沖へ流され水底は遠くなっても不安よりも興味が勝っていた。
そのすぐ先に急激に光の届かない深みへと落ち込む淵があった。深海へ続く闇、静寂、寂寞、文字通り底知れない蒼暗い先との境界。蛍は急に不安でいっぱいになり、怖がって慌てて岸へ戻り、その後はもう海に入らず両親にしがみついて夜を過ごし、街へ帰った。

数年後、蛍はその儚げな名前とは逆に活発な少女に成長し、魔法力が芽生えて軍所属の魔導士となった。その後の訓練でも優秀な成績を収め、実戦においてもそつなく任務をこなし、多年にわたる実戦経験により時には大型種を相手に防衛線を維持したことすらあった。

その日も蛍は愛刀を提げ割当区を哨戒していた。
定時連絡のさなか、襲来の前触れである電波障害が起こり司令部との連絡が途絶える。
障害範囲は広大で、数個の割当区にまたがるため、電波障害がただちに襲来とは限らないが、蛍は経験からここに来ることを察知し戦意を改めた。

1時間ほどが過ぎた。
遥かに遠く、旧都市の瓦礫の上を大きな球体が浮遊して向かってくる。
直径10m以上はありそうな、深い海のように青暗い半透明の球体。
いきなり、球体の一部が膨らんで鞭のように伸び蛍を襲う。
蛍は難なく躱したが、元いた場所は大きく破壊され、その破壊音で敵はジェル状だと蛍は推測した。間髪入れず次の鞭が来る。蛍は身を躱しながら刀の切っ先だけを鞭に当ててみる。切っ先は一瞬だけジェルを斬り裂いて、すぐに鞭の中に埋まって素通りした。
「…厄介ね。」
次々に降りかかる鞭を躱していく。
「でも。いつも通りやるだけ。」
蛍たち魔導士の任務はバケモノの侵攻を遅らせる時間稼ぎでよく、つかず離れずに上手くバケモノをその場に留めて戦う。
だが、バケモノは蛍の攻撃がさほど脅威でないことを知ってか、蛍を無視し侵攻を再開した。
蛍は戦術を切り替え、より深く懐にもぐり鞭を躱し限界を超えた剣速と衝撃波で水球を縦に真っ二つにした。左右に水が崩れ落ちる。
手応えはあった。が、この程度では倒せない。ただ侵攻をかなり遅らせることはできたはずだった。蛍の推測通り、バケモノは再生していく。ただ、分かれた2つが切断前と同じサイズまで再生したのは想定外だった。

攻撃が浅いとほとんど効かず、深く斬り込んで切断すると、次々に増えていく。
攻撃をすることでバケモノの手数を減らしていく戦術が取れず、それどころか2倍になったバケモノを相手に蛍は急激に消耗させられていく。
蛍を進路上の石ころ程度に捉えていたバケモノが、今ははっきりと蛍を敵とみなして激しい攻撃を加えてくる。蛍の回避は常にギリギリになり、水鞭がかするたび装束が裂かれていく。
それでも直撃をくらわない蛍に水球のバケモノは形態を変化させた。
水滴がしたたるように直径50cmくらいの小水球を生み出していく。その数…無数。
いつしか蛍は小水球が整然と並んで形作った檻の中にいた。小水球は鞭状の攻撃ではなく自体が体当たりをしてくる。攻撃速度は遅くなったが、大きく避けなければならず、蛍の消耗を加速させる。
そのうえ檻は徐々に小さくなっていき、檻の構成から余った小水球は攻撃に加わって回避の間隔をどんどん埋められていく。
「……しまッ……きゃあぁッ!」
脇腹に小水球が衝突した。ジェル状とはいえ高速での被弾に蛍はよろめき、檻を作る小水球にもたれかかる。
「あぐッ」
小水球の檻は意外なほどの弾力で蛍を檻の中心へ弾き返す。
「んぶッ!? 〜~~~~ッッッ!」
弾き返された反動で回避できない蛍の顔に小水球が激突する。
小水球は蛍の頭部を包んでこんで離れない。
蛍は貼り付いた小水球を剥がそうともがく。
こんなに強固に頭全体を包んでいるのに掴もうとするとジェルが指をすり抜けていく。
深い青の小水球は蛍の視覚さえ奪っていて、ろくに周囲が見えないままもがく蛍のお腹に小水球が直撃する。
「〜〜〜〜~~ッ!!」
蛍は激痛に叫んだが小水球のなかでは声にならず、大粒の泡となり抜けていく。
小水球の群れが蛍を全方向から打ちのめしていく。
左から打たれ、よろめいた先で右から打たれ、檻の端に跳ね飛ばされては跳ね返って中央に戻される。お腹を打たれ「く」の字に体が折れ曲がったかと思えば、背中をうたれ、低空から急上昇軌道で突っ込んできた小水球で蛍の体は浮き上がった。
「がッ、ぁああぁぁぁ!!」
頭部をくるんでいた小水球はいつの間にか弾け飛んでいたが、攻撃は執拗だった。
「あ…ぐッ! ああぁッ!」
重い一撃が入ると絞り出すような呻きで悲鳴が響く。蛍は宙に浮かされたまま、前後左右から突進してくる小水球に跳ね飛ばされ続けた。弾性のある小水球でも高速での激突が続けられ蛍の体を破壊していく。
「………」
悲鳴が途絶えた。小水球の飛ぶ風切り音と蛍の体との激突音はやまない。
何度も何度も蛍の体を弾いて舞い上げ続ける。檻はますます狭くなっていき、小水球はひとつの水球に再結集する。
直径10mほどの巨大な水球が浮遊していた。
その深い青の内側で蛍は気を失い漂っていた。

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より深くたのしめる(?)世界設定がすこしあります。今回はバケモノと魔法少女についてです。えち要素なし。

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リルスフィアス 2022/08/10 21:19

「魔法少女は散りぬるを」 #04 春楡白亜

春楡白亜は魔法少女だった。
4歳の頃、魔法使いの女の子が悪い敵を正義の魔法で倒すアニメに夢中になった。6歳になるとアニメと現実の区別が付き始め、そんなものはいないと諦めだした。
街の外への冒険に出たある日。迷子になり泣きじゃくる白亜を助けたのが、そこに居合わせた魔法少女、軍所属の魔導士の一人だった。
魔法少女は公然の存在ではあるけれど、幼い白亜にはその存在が現実だという衝撃的な邂逅だった。それから4年、10歳で魔法力が発現し厳しい選別と訓練を経てついに今日、初陣として旧都市へ、迷子になったあの時以来に降り立った。

白亜は小さくつぶやき変身する。
地味な色の軍服がフリルに溢れた純白の可憐な姿に変わる。軍に属する身でありながら、まだ多感な少女でもある彼女たちには戦闘服の自由があった。衣装によって精神が高揚し魔法の出力が増幅するためだった。白亜の衣装は幼いあの日に見た魔法少女のものによく似ていた。
1時間後、前触れである通信障害が起こり、そして、敵がやって来た。

敵は大きかった。白亜はその姿を遠目にナメクジみたいだと嫌悪した。
バスほどもある巨体を這わせてくるウミウシ型のバケモノ。頭側に2本の触角、後方に触手の束。現実のウミウシに近いその特徴以外に、背中の中心線上に何本もの突起が並んでいた。
初めての実戦に白亜は体が震えている。怖くはない、緊張してるだけと自分に言い聞かせて走り出す。
バケモノの脇を一瞬で走り抜け手にしたレイピアを振り抜いた。バケモノは側面を切り裂かれて体液を吹き、禍々しい鳴き声をあげる。バケモノは反撃に触手を伸ばし鞭のように振り回すが白亜は躱していく。
白亜が攻撃を繰り返す。始めにつけた傷が埋まるとまた切り裂く。無傷のままの白亜は自信が持てた。大丈夫、訓練通り私は出来ていると。その時、敗北は訪れた。

バケモノの流した体液溜まりの直ぐ側に着地する白亜。
「痛ッ!?」
脚に刺突痛が走る。足元を見て驚く。体液溜まりからバケモノと同じ形をした手のひらくらいの小さなものが這い出て白亜に触手針を突き刺していた。
「うわぁぁッ!」
驚き、反射的に逆の脚で蹴り分裂体を振り払う。その間にも本体から触手鞭が来る。反応が遅れ、ぎりぎりで躱したが、衣装にあたってしまい体勢を崩す。
「きゃああぁッ!?」
転がるように着地した先でまた刺突痛。
「ここにも…? いったい… ひッ!」
バケモノ本体の大きさに気を取られていた。よく見るとあちこちで体液溜まりからバケモノが分裂再生している。
そして最初に刺された脚に違和感がある。毒だった。一般人であれば数分で命の危険もあったろう。魔法加護を備え解毒できる白亜たちには効果は薄い。だけど、それだけで十分だった。
また本体が触手鞭を振るう。
「きゃあぁぁ、あぐッ!」
白亜は躱せずに吹き飛ばされた。
空中で反対側からの触手鞭。追撃をまともに食らった白亜。衣装は引き裂かれ、廃墟の壁に激突し、廃墟全体が崩落する。
「かはッ… はッ… くぅぅ…」
大きな瓦礫が白亜の体に覆いかぶさっていた。左腕と右脚は完全に挟まれていて押し潰れそうな痛みを堪える。
「こんな…ものくらい… くぅ…ッ」
狭くて不自由ながらも瓦礫を押しのけようともがく。普段ならできたはずだった。だけど…
瓦礫の隙間からウミウシ型のバケモノ本体がにじり寄って来るのが見える。
「はや…く… 動け…!」
瓦礫が少し持ち上がる。だけど、もうバケモノはそこまで来ていた。

バケモノは触手鞭を振るって瓦礫をどかすような真似はしない。その巨体で瓦礫ごと白亜を轢き潰しに来ている。
まず白亜の脚に巨体がのしかかった。
「きゃッ、ああぁぁああーー!」
瓦礫のスリ潰れる鈍い音、白亜の骨が軋む音、ぶちぶちと耳を覆いたくなる破壊音、そして白亜の絶叫が響いた。ただ押し潰すだけではない。地面と接するバケモノの腹側にはウミウシでは口にあたる粉砕機のような器官があり、通り道にあるもの全てをすりつぶしていく。
バケモノはゆっくりと進み、瓦礫ごと白亜に覆いかぶさっていく。
「あ、あ、あがッ、ぎゃッ、ああああああああああぁーーーーーーー!」
白亜の脚から腰、そして胸へ徐々に飲み込まれていく。まるで巨大なローラーに引き込まれていくように。
白亜は恐怖に引きつった顔で、狂ったようにもがき、泣きじゃくり、悲鳴をあげた。
「い…やぁぁぁぁ! 誰かッ、助け…ッ…」
つま先から頭まで、全身が飲み込まれた。悲鳴が小さくなる。バケモノと地面との高い密封性で聞こえなくなったのだった。それなのに、バケモノの巨体の最も太く重い箇所、そして粉砕機じみた口が白亜の上を通過する際に甲高い絶叫が響き、すぐに途切れた…

禍々しい鈍い音を唸らせてバケモノがゆっくりと通り過ぎた後、ズタズタな姿の白亜があらわれる。瓦礫はすべて粉砕されている。白亜は憧れの衣装もボロキレと成り果てて、惨めな姿で横たわっていた。それでも…魔法少女は死なない… それを知るバケモノは触手で白亜を吊り上げた。

左腕だけで高く吊り下げられたままピクリともしない白亜。可憐だった純白の衣装は引き裂かれほとんど残っていない。
触手鞭が振るわれる。3回目で白亜は気絶から呼び起こされうめき声を漏らしたが、まだ意識混濁のようだった。バケモノは別の触手を白亜の脚に巻き付かせて左右に広げる。背中にならんだ突起へ白亜を近づけていく。その突起、陵○器も白亜をうねうねと求め、幼い秘裂を探り当てる。
「う…ぁ……?」
陵○器の先端が白亜の内側に触れた時、ようやく白亜は意識を回復させうっすらと目を開ける。
「ッ!? あああぁぁあーーッ!!」
屹立した陵○器の上に白亜が落とされる。最悪のタイミングで意識を回復させた白亜が絶叫する。一気に根本まで落とされ、仰け反って、びくん、びくんと体を跳ねさせ、口を大きく上へ開け、全ての息を絶叫で吐き出してぱくぱくとさせていた。
「か… かは…ッ、あ… が…ッ…」
本来ならゆっくりといたわられながらのはじめてを、無理矢理に一瞬でこじ開けられ、何が起こったのかよくわからないまま、未知の激痛に絶叫を繰り返す。バケモノは体を波打たせ白亜を上下に揺さぶる。陵○器は小さな膣内で暴れ、白亜は半狂乱に泣き叫ぶ。
「あ、あぎ… ッあ! や…め… も…  ゆる……」
陵○器には白亜の女性器から垂れた破瓜の血が伝ってバケモノ本体に一筋の赤い線を引き、それを道しるべにするようにいつの間にかバケモノの小さな分裂体が本体をよじ登り白亜に取り付く。粘液の跡を引きながら本体と同様に腹側の歯で白亜の肌を噛みながら体中を這い回り、その…まだ少女らしささえない幼い胸に、その…まだ自身でさえ触れたことのない陰核に、その…白亜という名にふさわしい柔らかな白い肌に、ところ構わず触手針を突き立ててまわる。
「あ… あぁ… あ……」
絶え間ない暴虐と陵○に白亜の肉体も精神も限界だった。かろうじてそこを越えないのは加護と呼ばれる魔法少女の基本能力によるもので、今の白亜には死ぬことさえできない呪いのようなものだった。
「あ、ああああああああああッ!!!」
白亜の膣内へ白濁がぶちまけられる。
魔法少女の加護を打ち払う白い奔流が白亜を汚染していく。下腹が少し膨らむほどの白濁を注がれた白亜を触手が吊り上げる。白濁が白亜の股から滴り落ちていく。
「ぅ…… ぁ…… ぁ…… 」
白亜は呆然として廃人のよう。
だが、バケモノの陵○器はまだ中心線上に何本も並んでいる。しかも最初に白亜を貫いた陵○器から先へ進むにつれ太く長くなっていく。
二本目の陵○器の上へ運ばれる。加護の薄れた白亜がまた陵○器に落とされる。
「ひぎッ!? ッああぁおあぁあ!!」
放出を待ちかねていたかのように最奥へ達するなり白濁をぶちまけた。
また吊り上げられた白亜は半ば以上失神しながらも絶頂し続けていて白濁まみれの体をびくびく跳ねさせている。
そして三本目へ。すでに白亜のそこに収まらないサイズであることは明らかだった。
「ぃッ、ーーーーーーーーーッッ!」
あろうことか、二本目が犯し足りないとばかりに陵○器を白亜のおしりに伸ばしていた。
前と後ろを同時に貫かれた白亜の悲鳴は声にならなかった。
競うように二本の陵○器が白亜を無茶苦茶に突き上げ、そして白濁をぶちまけた。
白亜はもう動けなかった。三度まで膣内に注がれた白濁による汚染で、加護の効力も人の形を保つのがやっとだった。四本目へ向け左腕から吊り上げられた時、ズタズタの肘から千切れ、白亜の体はバケモノの上で跳ねて、巨体の斜面を地面まで転げ落ちた。
仰向けに横たわる白亜。痛みはもう感じていない。白亜は既に壊れていて、途切れゆく意識で、その瞳は空を生気なく見ていた。
迷子になったあの日、天空から舞い降りて、助けてくれた魔法少女の幻を見ていた。はるか高空に一点の星を見ていた。
「あ…の…ひ…と…が…」
今にも消えそうな声。
「たす…け…に…き…て…く…」
バケモノが白亜の方を向く。
「……………………」
少女が守るはずだった防衛線を、バケモノの巨体が超えていく。少女の体を踏み越えて。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
data
春楡白亜(Harunire Hakua)
age 11
魔導少尉
通算撃破数 0
ウミウシ型と交戦し撃破される。戦死。
白亜はこの出撃が初陣だった。
・全身に粉砕骨折、擦過傷
・各所に刺し傷
・左腕破断
・体内局部に裂傷
・重度の白濁汚染

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リルスフィアス 2022/07/16 07:43

50フォロワー御礼 次の子とリョナ志向

50人にも人にフォローしてもらえました。皆様ありがとうございます。
書くのが遅くてごめんなさいですが、これからもよろしくおねがいします。

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リルスフィアス 2022/06/26 08:27

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