妹サキュバスの裏話とか
こんばんわ。
今年もクリスマスが終わって、街は正月ムードになってきました。
2作目もそろそろ発売から4週間経ち、頃合いなので今回も制作の裏話をしてみようと思います。
聴いて下さった方はわかると思いますが、超ネタバレします。少しでも聴いてみようかなって思ってくださってる方は、絶対見ない方がいいと思います。
今思うとレビュー書きずらい作品ですね。すいません(;- -)
今回のお話は、『入れ子構造』のギミックを使ってみたかったというのが始まりでした。夢の中の夢、という造りの話ですが、あっさり夢オチになりました笑
■トラック名の文字化けのこと
ちゃんと意味がある言葉を使ってたんですけど、化けさせて→後々ふと戻してみたら正しく戻らず…どんな単語だったかその時にはもう忘れちゃってて
確かさみしいとか行かないでとか、3つともそんな感じの無意識の心の声みたいなやつだったと思います。
ちなみにトラック1の「12月3日」は、この作品の発売日です。作中は冬なので、なんとなく季節感出るかな?とおもって 現実と合わせてみました。
■同じ会話を毎回繰り返すとこのこと
TR.1/3/5/7ではループした妹と毎回同じ会話を繰り返します。音声作品初なんじゃないでしょうか(どうだろ?)。もちろん全部収録してもらってます。
トラックが進むごとに1つ学習して、食べたいと言われたご飯を作っておいたり忘れ物を阻止したりと先回りする妹ですが、同じやり取りを何度も繰り返す「抜け出せない感」の中でもけなげに尽くしてくれるとこに、妹の愛情の深さをより感じてもらえたらいいなと思って差し込んだイベントです。
■回想セリフのこと
トラック8の終わり、夢だと気づくときに回想する3つのセリフですが、全く同じセリフを(収録音声のコピペで)そのままもう一度使って、状況を把握させるキーにすると決めたせいで、なかなか言葉が嵌らず何度も書き変えました。
しかもこのセリフ、少しニュアンスを変えてシリアスさをカモフラージュしたうえでトラック2/4/6のタイトルにしています。
そのためさらに縛りがきつかったです
■最終トラックのタイトルのこと
The Starting Lineという昔のバンドの曲のタイトルを拝借してます。
そういえば1作目の最終トラックのタイトルも、あるPCゲームの曲のタイトルを勝手に英訳したやつです。結構有名な曲です。
僕はレコ屋出身でライブハウスで箱付きPAもやってた生粋の音楽バカなので、たぶん今後もこういうことやります。
ちなみに曲のタイトルって、著作権無いんですって。(なるだけ原題のまま使わないようにしてますが)
■英語の副題のこと
配布用台本にちらっと表記がある “Do lil' Sister Dream of evanescent butterfly?” ですが、「妹ちゃんは胡蝶の夢を見るか?」みたいな意味 です。
映画「ブレードランナー」の原題をもじって付けましたが、「胡蝶の夢」は自他の境界がわからなくなる、有名なあれですね。どれが本当の世界で、どこまでが夢かよくわからなくなっている今回の作品世界を暗に表しています。
副題は毎回つけてるので、前作とか今後の作品でも気にしてみてください(宣伝)
■妹のデザインのこと
実は最初の設定はおどおど引っ込み思案なあまえんぼうで、キャラデザインも銀髪のツインテで、「おにーちゃん、おなかすいた」が口癖でした。献身的で一生懸命甘やかしてくれる最終決定案とは真逆です。
それとおっPいも小さかったです。
↓最初のデザイン案。
長くなりましたが、最後までお付き合いありがとうございました。
異色作(?)ですが、お楽しみいただけると嬉しいです。
それではまた