【商業話】社会の歯車、商業漫画家人生もぶっちゃけ面白え【6月の更新】

【前置き】
6月の商業人格の更新です!
これからブログは「商業ネーム原作者人格カズキ」とオリジナルクリーチャー攻めのバイオレンスBL同人作家人格「のーるくん」で分けて毎月更新しようかな〜って思ってます理由は


商業は仕事なのと現在連載してる内容的にもだいぶ真面目な話で、オリジナル同人は趣味なのでアホですけべな話ばかりする予定なので一緒に混ざると恥ずかしいからです!!!!!!!!!!

では真面目な話です、どうぞ


『商業的に売れるべき人が、売れるチャンスを作れる原作者でありたい、出来れば作画も自分も好きな系統で』


遂にデビューから芸歴10年に近づいてきた商業漫画での最近の私の夢です。
この夢が叶えれるポジションは現在「商業ネーム原作者」だけだと思っています。


前回は売れる〜のみで「編集でも出来るじゃん!」って書き方だったので「好き」も追記しておきました。

編集者は沢山作品をヒットさせなきゃいけないので「私は好きな系統しか編集しません!」は社内で尖ってしまいそう。それが「数字出すならむしろ自分を理解しててOK」で好かれるか「わがまま」で嫌われるかは所属組織の考え方によるので臨機応変ですね!。

個人的に原作者が蛤専門店を作るなら、蛤好きの作画さんを集めて、海鮮イベントを起こしてより多くの人に蛤の美味い店を認知して売るのが、編集者の仕事だと思うので。とりあえず「好き」は原作者のみかなと

なので原作者の自分がしっかりとブレずに蛤専門店を作れば、幾人かの廃業予定だった蛤好き作家さんを救えるんじゃないかなと思うわけですね〜なにより蛤好きだってわかってない廃業予定作家さんめっちゃいると思うんですよ、自分もですけど。


後ほんと作画さんが上手いとかじゃなくて楽しんでるのが伝わる絵が上がってきた時が一番嬉しいんですよ。最初の読者メンバーを楽しませれたってことなので。

この喜びは原作者だけなので、超やりがいあります。



軸にある夢が売れるという『金』の話という下品で直球ですが
自分はこの10年で商業での判断の意識の軸を『金』に置くようになりました。

編集部・作画・脚本家・制作関係者全員で共通認識で喜べるwin-win-win-winは
『売れる=発行部数=金』だという理由です。


編集が苦しむような、売り方がわからないオリジナリティ溢れる漫画を自己表現で脚本家である自分が描けば、編集のみならず、デザイナー、広告、全てが迷うしぶっちゃけ困る。

「商業作品はみんなで作ってる」そんな当たり前な事もわからなかったのが最近までの自分で、もし伝えたいことがあるならそれは個人で全て決めれる『オリジナル同人』の方が沢山の人に迷惑がかからないという考えです。


…って言うと「オイオイ折角の商業漫画家になっても社会の歯車かよ!芸術家としてだっせえ!」と言う声も上がると思うのですが「そう自分も思ってたんだけど実は意外と社会の歯車も楽しいんだよ」という感情に最近はなってるので、今日は「社会の歯車、商業漫画家人生もぶっちゃけ面白え」の話をしていきたいなと思います。


ぶっちゃけつい最近まで尖ってました。


歯車どころか歯です、自分は仕事失う覚悟で直接編集に電話でも噛みついてました。
真里亞先生ほどではないですけど、復讐しか頭になかった。
ぶっちゃけ特定の編集さん達への復讐心だけでこの10年走り続けてきました。


でもその復讐心で辿り着いた『聖母の断罪』が出来た今「人間としては間違えてるけど、作家としては間違いだったのか」はハッキリとした答えが出せないのが、創作の世界って感じがして怖いですね!


「こんなのがこの世界の常識だと!?許せない!作家が幸せになるように世界を変えてやる!」と感情的に正義を掲げ怒り戦う日々、そうやって編集とのコミュニケーションを忘れ、平和的解決を選ばず、編集との闘争を求める正義マン、正直言ってスーサイドスクワッドのピースメイカー系の生き方をしていました。汚いキャプテンアメリカ。よくないよコレはよくない。


文章で書くと誰でもわかるのですが、編集さんと争えば作家の幸せどころか終わりなき闘争です。
アウトレイジです。893映画を見てると昔を思い出します。憎しみあえば最後はみんな破滅です。


感情を扱う仕事が漫画家なのですから、正義よりも言葉やコミュニケーションの先に平和と幸せを見つけるべきで、当時の自分は間違いなく仕事が出来ていませんでした。

優秀な営業マンのように、笑って対話で本質情報を見つけてwin-winを探し漫画で導くのが漫画家の仕事だと気づいたのは本当最近です。

自分も一般人との岡谷や真里亞先生を描きながら「目的を叶える為にはまず、怒ってはいけない」を勉強してます。あれアンガーマネジメントって言うらしいですね!!


自分にとって夢を叶える為の最速の道が「編集さんと戦うこと」ではなく「編集さんの夢を叶えてwin-win-winを探す」だと気付いてから尖りまくった歯が歯車になるまで丸くなることは、芸術的にだせえかダサくないかは置いておいて


『商業的に売れるべき人が、売れるチャンスを作れる原作者でありたい、出来れば好きな系統で』


という夢においては「本気で夢を叶えに行く行動」だと自分は感じました。



この夢は作家によって、人によって違うと思います。

人が強く夢を見るときは強い悲しみを感じた時であり

自分の夢が産まれた悲しみはここなので多分間違いないと思います。


自分の夢の源泉を言語化して結構探すのも大変なんですよね
でもブレなくなって病みにくくなるので作家さんには探すのをおすすめします。


編集さんの願いも叶えるwinwinwinで漫画描いてたら、まあ担当さんも相性いいのは間違いないと思うんですけど、人生も楽しくなってきてある日気付いたことがあります。

『win-win-winの精神ってぶっちゃけ営業じゃん』
『営業で必要なのはコミュニケーション能力じゃん』
『コミュニケーション能力一番あがるの初対面で遊べるパリピじゃん』

……

「コレ出来る漫画家の方が少なくねえか!?」でした


コミュニケーション取りたくないから漫画家になりてえ人が大半じゃねえの!?
遊んでるパリピのことは見下してんじゃねえの!?(偏見)

というか…

「編集者だってそうじゃねえの!?」

編集者になるには良い大学に行く必要があるじゃん!
良い大学入るにはコミュニケーション能力よりも学力じゃん!
ついでに遊んでるパリピのことは見下し(偏見割愛)

だからコミュニケーションTOLOVEるしがちなんじゃないの!?
という事を最近生きてて感じます。


という漫画家も編集もなった原因考えたらコミュニケーション取れる人の方が少ないというのは
よく考えたらめっちゃ自然だと思うんですよね。

喧嘩は同レベルでしか起きないっていうし
本当は似た者同士なのかもね、僕ら。



営業部分は苦手な人が多い世界だから、出来るかもしれない?と気付いた自分が努力してうまく回る歯車になれば、営業部分が苦手な作画さんが筆を折らずに成功して、色んな人に認められていければそれは自分の夢が叶って、悲しかった頃の自分も救える気がするんですよね。

不得意なとこは得意な人に任せちゃえば良いんすよと思うわけです。
自分も作画してる最中頭の中に次のネーム浮かんでしまって力が入らないので
作画さんつけてくれた方がありがたいんですよね、まあ同人もしたいからなのですが!!


そしてなにより、自分の絵じゃないから最初の読者になれるし
怒りあって作るより、みんなで楽しんで描いた方が売れた時みんなで喜べるんですよね
すげー当たり前な話なんですけど、この当たり前が当たり前じゃないこと


どんな悲しみも怒りも耐えて回す、社会の歯車になったからこそ見つかった喜びなので


社会の歯車、商業漫画家人生もぶっちゃけ面白えわけです


オリジナル同人は自由に!!!!!!!マニアックに!!!!!誰が読むんだよこれ!!!!!!
うるせえな!!!!私だよ!!!!!!!!!!!!!!でいかせてもらいますがね!!!!!!

そんな感じです!

最後に最近観たドラマで流石だなあ、面白いなあと思うドラマは
Netflix独占配信の「離婚しようよ」です。離婚って愛して結婚した時があるからこそなんか深いですよね。(ふわっとした感想)

まだ3話なんですけどね!今から続き観ます!では!!!


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