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2022年 05月の記事 (12)

まぐろ帝國 2022/05/27 21:07

DISCOVER JAPAN

シーン1 オープニング


路上でバックパッカー風の白人女が地図を見ながら歩いている。
すれ違う通行人や看板から考えてここは日本のようだ。
白人女「…確カコノ辺ノハズナンダケド…」
ふと地図から目を上げると、靖国神社の大きな扉が開かれ大勢の人たちが中へと入っていく。
白人女「OH! キットココダワ!」

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まぐろ帝國 2022/05/26 21:00

ヒロイック・ファンタズム3

シーン1 川
 旅の垢を落とすべく水浴びをしているヘレナ(女魔道士)とミスティ(女戦士)。
ヘレナ「できればちゃんとお風呂に入りたいわね」
ミスティ「仕方ないだろ、路銀が尽きちまったんだから」
二人から少し離れた水面から大きな背びれが浮かび上がり、二人に近づいてくる。
ヘレナ「そんなことをいうミスティにはこうよ!」両手を使うとミスティに向かって水をかける。
ミスティ「やったな、ヘレナ」
 じゃれ合っている二人の前に突然、飛び上がり、襲いかかる巨大魚。

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まぐろ帝國 2022/05/25 21:00

邪(イーヴル)☆おねえさん

シーン1 オープニング


 家具と段ボール箱が積み上がった部屋。
ナレーション「春、それは新たな生活の始まりの季節」
引っ越し作業員「では、お会計を…」依頼人に軽く頭を下げる。
女の声「じゃあ、体で払うってのはどうかしら?」
                 *
 木造モルタル二階建てのアパートの前に引っ越し業者のトラックが止まっている。
新聞拡販員「お、引っ越しか、しめしめ…」
 階段を上がり、部屋の前まで歩いていく。
新聞拡販員「黄泉瓜新聞取ってくんない、洗剤おまけするからさ」開け放たれたドアから顔を出す。
 拡販員の目の前には精根を搾り取られた引っ越し作業員が仰向けに倒れており、作業員の顔と股間に二人の女悪魔(リリスとマーラ)がまたがっている。
リリス&マーラ「あん?」拡販員の方に顔を向ける。
拡販員「ひぃぃぃぃ!!!」悲鳴をあげ、腰を抜かす。
ナレーション「それは悪魔であるリリスとマーラにとっても例外ではない」
                 *
リリス「さて、引っ越しも終わったことだし、近所でも散歩する、マーラ?」体の線が出やすい小さめのTシャツ(『神は死んだ』と書かれている)とカットジーンズに着替えている。
マーラ「イイデスヨ、りりす」リリスと同じ格好だが、Tシャツには「煩悩」と書かれている。
 ドアを開け、部屋の外に出ると先程の新聞拡販員が衰弱した状態で倒れているが、それには全く反応せず、だべりながら、そのまま階段を降りる二人。

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まぐろ帝國 2022/05/24 21:00

現代の常識 TRY!TRY! TRY!

オープニング
海水浴場をバックにタイトルが現れ、ナレーションがタイトルコールを行なう。
ナレーション「現代の常識! TRY! TRY! TRY! 夏の行楽地スペシャル! 今回のテーマは避妊をするぅぅ!!」(声:乱○世)

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まぐろ帝國 2022/05/23 21:00

アニマノイド

シーン1 荒野
 荒野をひとりの男が歩いている。男の両手にはダウジング棒が握られている。棒が反応する。
男「ここか」男はシャベルを取り出すと、井戸を掘りはじめる。男の脳裏に今までの経緯が浮かんでくる。

シーン2 ディーラーの店(男の回想)
ディーラー「千五百がいいところだな」
 でっぷりと太って仕立てのよい服を着たディーラーは、グラマーな美女たちを侍らせながら男が持ち込んだアニマノイドを値踏みしながらつぶやいた。
男「じょ、冗談だろ」
ディーラー「冗談なもんか、これでも目一杯サービスしてるんだぜ、他のところなら千二百でも難しいだろうな」
 ディーラーの言葉に男はうなだれる。
ディーラー「アニマノイドっていうのはな、(かたわらにいる美女の体をいやらしく撫で回しながら)こういうのをいうんだよ。こういうのを持ってきたら、一万でも二万でも出すぜ」
男「ああ、分かったよ」
 ディーラーから金を受け取り、すごすごと引き下がる男。あとには、男が連れてきたスレンダーで中性的なアニマノイドが残される。

シーン3 再び荒野
 男がしばらく掘り続けると、水が湧き出てくる。男は急いで地上へと逃れる。湧き上がった水が穴を満たすと、底の方から何かが浮かび上がってくる。アニマノイドだ。
 男の顔に期待と不安が入り交じる。
 アニマノイドが姿を現す。しかし、それはいつもと同じ中性的な体形をしているだけではなく、股間に余計なものがついている。これはどう見ても少年だ。
 男はその場にがっくりと膝をつく。そして、気でもふれたかのように高笑いを始める。その目からは涙があふれている。
 ひとしきり男は笑うと、立ち上がり、そのまま自分が掘った井戸へ身を投げる。
 男はどんどん井戸の底へ沈んでいく。いつのまにか男の服は消え去っている。もうすでに男の魂がその肉体から抜け出てしまったのかもしれない。
 目をつぶったまま沈んでいく男に先程の少年が向かっていく。
 男のからだが見る見る女性へ変化していく。髪がのび、胸がふくらみ、髭が消え、体の線が丸くなっていく。少年が追い付く頃には、変身は完全に終了している。
 逆さまになったまま、しっかりと抱擁をかわす少年と女。二人はそのまま接吻する。
 二人の舌が別の生きもののように絡み合う。
 突如、まわりが開ける。
 広大な空間の底に少年たちが身を寄せあって静かに眠っている。
 二人が降りてくるとともに何人かが目覚めると、二人のもとへとやってくる。
 そして、最初の少年とともに女の全身を、胸や性器はもちろん足の指先まで、やさしく愛撫しはじめる。
 愛撫を続けているうちに、準備が整った少年たちはいきり立ったペニスを女の門という門に挿入する。
 歓喜にうちふるえる女。
 女と少年たちは、そのままひとつの生物であるかのように、くんずほぐれつ絡みあう。 そのうち、少年のひとりが射精する。
 射精した少年はぐったりとしたまま上へと浮かんでいく。
 同じように次々と射精しては浮かんでいく少年たち。
 しかし、女の周りに少年たちが途切れることはない。
 底に沈んでいた少年たちが次々と目覚めはじめているからだ。
 そのようにして女は止むことのない快楽の海に漂い続ける。

シーン4 店
 ひとりの有閑マダムが二人の美少年のペニスをしゃがんだままいっぺんにしゃぶっている。
女「よっぽど、その子たちがお気に召したみたいですね」
 有閑マダムの前に、妖艶な女がにこやかにあらわれる。
有閑マダム「この子たち、譲ってもらえないかしら」マダムの口からは糸がひいている。女「ええ、いつもご贔屓にして頂いてありがとうございます」
 両脇に美少年を侍らせながら、にっこりほほえむ女。

                                    終わり

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