HashhashSmooch/おねだりSEX～マンネリ打破～ss

俺の彼女はとっても可愛くて、砂糖菓子でできてるのかなーなんて思う事がある。
ぎゅっと抱き締めると良い香りがして、女の子特有の丸みのある身体はふわふわしてて……。
実は砂糖菓子の国の綿菓子のお姫様なのでは……？　と付き合い立ての頃、ほんの少しだけだけど本気で勘繰ってたときもあるくらいだ。

「でも、考え過ぎで良かったよ」

俺は自身の横隣り、ベッドの上で眠る彼女の横顔を見ながらぽつりとつぶやいた。こんなに愛おしい存在が綿菓子でできてたら大変だと思う。
だって触ったら溶けちゃうと分かっている存在に、手を伸ばしてふれる事はできないでしょ？　キスしたりハグしたりもできなくなちゃうし。
それだけなら何とか堪えられても彼女がしゅわしゅわと溶けてなくなってしまうと思うと、もう堪えきれなくなってきた。
可愛すぎて食べたくなっちゃう事もあるけど……、その、別の意味で彼女を美味しくいただいちゃう事もあるけど。

「ずっと傍にいてね」

身体を重ねて疲れ切って優しい寝息を立てる彼女の額に、おそるおそる唇を落とす。
ちゅっと軽く吸い付いて唇を放すと彼女は……、君は、溶けるどころか花がほころぶように笑った。
なんて可愛いんだろうと思いつつ、今度は別の疑問が浮かんでくる。けどこんなことを聞いたら、鈴を転がすような声で笑われそう。

――君ってば、お姫様だったりしないよね？

おねだりSEX～マンネリ打破～/二回戦中