【メイキング】リメイクしてみた【グリッド解説】

※全体公開記事にしました

こんにちは！名取そじです。
今回は4年前のイラストのリメイクをやっていきたいと思います。

リメイクするのはこちらのイラスト

ヒプノシスマイク　飴村乱数くんです。

それでは、メイキングを始めていきます。

メイキング

まずはリメイク元の分析から

きっかけは友人と「絵のグリッドって見えてる？」という話をしたからでした。
絵のグリッドって勝手に呼んでいるんですが、「立体にしたときのポリゴンが見えているか」と言ったほうが伝わるかもしれません。

リメイク元は4年前、まだグリッドやポリゴンが見えていなかった時代のイラストです。

胴体の真ん中あたりにアイレベルがあり、そこを境にグリッドの輪っかの向きが変わったのがお分かりいただけるでしょうか。
また、前に突き出している腕の断面はかなり正円に近く、そこに纏っている袖口も正円に近いはずです。

ラフ

上の分析を踏まえ、作ったラフがこちらです。

下書き

下書きです。
前のイラストを踏襲しながら、左右の腿の高さを変えることにしました。

線画

突き出した手の輪郭のみ少し太くしました。

塗り

下塗りがこちらです。
今回はリメイクの差がわかるように、同じアニメ塗りでやっていきます。

アニメ塗りは技術的に特筆すべきことがないので解説に困るのですが、ブラシ塗りや厚塗りと違って（部分的には同じかもしれませんが）稜線（解説サイト）を描くことになるので、どこに一番盛り上がりがあり、面が切り替わるかを考えて塗りました。
これもグリッドの考え方です。

完成

背景はリメイク元と同じにしようかと思ったのですが、なんだかうるさいような気がしてシンプルめにまとめてしまいました。
そんな感じで完成です！

あとがき

今回背景を変えたのが（いいね数が）伸びなかった要因だなと思っていて、リメイク元には「乱数って元気でｶﾜｲｲ！どかーん！」みたいなメッセージがあったと思うのですが、リメイクに夢中になってそのメッセージを落としてしまったんですね。
背景による状況説明もないし、ただただなんか不思議な空間に浮いている乱数を生み出すことになってしまいました。

最近とくに「何を伝えたくて絵を描くか」を忘れがちで、「手が楽しいから描く」みたいな状況になっているので、ちゃんと考えなきゃだめだな、と思い直す作品になりました。

以上です！ご覧いただきありがとうございました！