いくそす。 2022/07/08 22:05

明日、快楽堕ちしてきます。

※ご注意※
本記事には、

  • ウクライナ侵攻
  • 安倍元首相銃撃事件
  • パレスチナ問題

など、多くの「死」に纏わる個人的な見解が述べられています。
本記事への返信は、投稿者PAULA0125ではなく、マネージャー骨林頭足人が行います。
以上をご理解の上、大丈夫な方のみ、このままお進み下さい。
PAULA0125の投稿は基本的にフォロワーしか見えないようにしていますが、今回はイレギュラーのため、全員に公開します。

本記事は一カトリック教徒による、一見解です。

2022年も上半期が過ぎました。
毎年のこととはいえ、今年も多くの命が天に召されました。ご冥福をお祈りします。

私はかねてより、ロシアがウクライナに攻め込んでから、ウクライナのために祈ったことはありません。
私は常に、ロシア人のために祈りました。望まぬ「悪」を押し付けられるロシア兵のために、あるいは「ロシアにルーツを持つ」というだけでヘイトを向けられる人の為に。
私はまた、「ウラジミール・プーチン」のために祈りました。「プーチン大統領」ではありません。ロシア正教徒であり、1人の罪人(つみびと)、1人の神の子であるウラジミール・プーチンが、世界中から呪詛を受けていることのために祈りました。

私は、ウクライナのことを持ち出して、祈りの場で共有することを避けてきました。なぜなら神はウクライナのものではなく、ウクライナ人のためのものでもないからです。

2021年9月「エゴ・エリスⅢ」で私は、社会問題にフォーカスを当てました。
時は、東京五輪、コロナ、そしてタリバン政権といったものがニュースを斡旋していました。そして、多くの(ツイッターに限定してとはいえ)キリスト教徒は、安倍晋三氏、菅直人氏を無能と叩き、そして同じアブラハムの宗教であるイスラム教が晒されていた危機には無関心でした。
私は多くの牧師や神父に、安倍氏と菅氏を初めとする、当時の与党のために祈りを取り成してもらいました。

しかし。
誰一人、「未曾有の危機に立ち向かい、疲弊している政治を仕事にする隣人」へは祈りませんでした。

だからこそ、その後に起こったウクライナ侵攻で、私はキリスト教界にてブームになった反戦主張、青と黄色のハートマークに強い軽蔑を持っていましたし、相田みつをの「わけ合えば」という詩が、あたかも今、無名のクリスチャンが書いたかのように、作者名を削った画像として、高齢者層に出回っていることに危機感を覚えていました。
高齢者に直接忠告をしても反応はなく、著作権侵害画像が出回っていることをネットで調べても、画像が「わけ合えば」と見ると、皆そっぽを向きました。

仕方がない、私はみんなと悪い意味で違う。
そう言い聞かせて、いつもウクライナ一色の分かち合いの祈りの時間、スタイリッシュ罰当たり小説の祈りだけをしていました。

2022年7月8日、安倍元首相が殺害されました。

つい先日、「若者たちが真に誠実な政治家に投票できるように」という分かち合いの祈りがあったばかりでした。
「アベ政権をゆるさない」「アベ政権を引き継いだスガ政権をゆるさない」と、アクキーを提げている世代から多く出てきた祈りでした。

1度私は、安倍政権時代に、「どうしてアベ政権をゆるさないの?」と、アクキーを提げている老人に聞いたことがあります。
たった1人だけですが。ですが、たった1人で良かったとも思います。

「岸の孫だから」「岸の血筋だから」

そう答えられました。
この老人と私は同じ教会に出入りしており、また教会では、オスプレイ設置反対署名の圧力、国家の私物化に怒る圧力などがありました。
私は、オスプレイ設置に賛成でしたし、安倍氏が国家を私物化しているとは思っていませんでしたので、頑なに同調を拒否し、明確に「賛成だから署名しない」「私物化していると思ってない」と断りました。
すると、今度は別の人から「余計なことを言うな」「だからお前は馬鹿なんだ」と言われました。

私は、平和を口実に、私怨を正当化することは、少なくともキリストの平和ではないと考えています。

だから私は、教会の中で明確に「私は自民党支持者だ」「私はアベノミクスで経済的に助けられた」「私はモリカケ桜に関してこう思っている」と意思表示をしてきました。

しかし、私と対話する人はついぞ現れることはありませんでした。私を論駁しようとする人もいませんでした。ただ感情と年齢に任せて、結論しか押し付けてきませんでした。

明日、また分かち合いがあります。
私はそこでオナニーをしてきます。

難病を抱えながら職務についていた1人の「キリストに招かれていた人」のために。
沢山の誹謗中傷を跳ね除け、良くも悪くも突っ切った「小さな者」のために。
コロナという未曾有の危機に、手探りで立ち向かった「神の子」のために。

キリスト教という、隣人愛を尊ぶコミュニティから「排斥」され、隣人とされなくなっていた「隣人」のために。

明日、私はオナニーをしてきます。
いつもはテロのために祈らず、世の殺人事件のためにも祈らない私が、個人的な理由で、テロと殺人について憂いている平和主義者の気になれて、気持ちよくなれる、そんな自慰的祈りをしてきます。

でも、私が「彼ら」と違うという点を、一つだけここにハッキリさせておきたいと思います。

安倍氏も菅氏も、私にとっては隣人です。神のともがらであり、不正や悪徳に関係なく、神に愛され、十字架による救いとイエスの復活による復活の救いがある人です。

だから、私は答えておきます。

私は、コロナでも五輪でもモリカケでも桜でも、安倍氏を宗教的に裁きませんでしたし、これから何が出てきても裁きません。

だってそうでしょう。クリスチャンの皆さん。

誰でも自分の瞳の中に丸太があります。
誰でも人を裁くものは裁かれます。
誰でも皆罪人(つみびと)は、等しく神に慰められます。

ならば、モリカケ桜、コロナ対策五輪招致と、世間のヘイトを集めた安倍氏と私たち一般人も、神の前に平等のはずです。

我が神が、日本のために働くように遣わした地上の権威。
多くの人々の中傷と尊敬を集め最後には衆人環視の中殺された、どこかキリスト教徒には親近感を覚える亡くなり方をした神の子。

御子イエス・キリストが、私のことを何も知らない、私の隣人を慰めてくださいますように。

そう、明日は祈りたいと思います。

父と子と聖霊の御名によって、アーメン

2022年7月8日。PAULA0125

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

最新の記事

月別アーカイブ

記事を検索