[開発サイド向け] Delivery of Cream 利用技術一覧
※ この記事は、ゲーム開発者向けの記事になっております。アダルト要素はありません。
動機
最近、Unreal Engineというゲームエンジンを使えば、初心者でもゲーム開発ができるという宣伝が増えてきましたね。それに乗せられて、当サークルではUE5で0からアダルトノベルゲームを製作をしてみました。今後、UE5を使ってみたい方のため、Delivery of Creamで利用した技術を公開します。
※0からと言っても、Unityで2Dゲームを作れるくらいの事前知識はあります。
利用技術一覧
- ゲームエンジン
Ureal Engine 5.0.3
※ UE5.0よりUE5.1の方がおすすめ。
- 開発言語
Blueprint
Lighting
Lumenは使っているシーンと使っていないシーンがあります。
※ Lumenはメチャクチャ重いです…Dlsiteのメジャー層と若干乖離があります(私は体験版を出すまで気が付きませんでした。)3Dモデル
Vroid Studio
VroidをVRM4UでUEに読み込んで使っています。Animation
基本的にはVRM4UのControl Rigを使って作っています。
再生はUEのSequencerを使って動かしています。
※ SequencerとVRM4UのControl Rigでループアニメを作っているのですが、アニメーションを切り替える際、Control Rigの初期化が入り、一瞬60fpsから30fpsまで落ちます。やっぱり、一回アニメーションに書き出す必要があるのかも?ただ、デリクリではControl Rigのままです。
シナリオ再生機能
こちらの動画の手法を少し弄っています。Physics(胸揺れとか)
KawaiiPhysicsに敗北したので、標準機能で動かしていますorz
標準で動かす場合も、UE5.0ではなく、UE5.1の方が楽らしいので、新しいバージョンでやりましょう。※ UE5.0だとなぜか胸の物理演算が途中で停止して、空間に胸が固定される、といったバグがあるのでコンソールコマンドで止まらないようにする必要があった。
ロード
非同期ロードのアセットモザイク処理
こちらの記事を参考にしました
※ Dlsiteではどんなにローポリでもアレは審査に引っかかるので必須
- 放尿表現
Water Fountainを利用しました 精液表現
UEに標準で備わっているNiagaraを使いました。
※処理がメチャクチャ重いのでパラメータを減らす必要アリ設定画面
こちらの動画を見ました。しかし、あとから気が付いたのですが、日本語で解説してくださっている方もいるのでそちらを参考にした方が良いかも?
まとめ
- 上記の情報は本当に初心者が「こうやってみたよ」程度なので、あくまで一例としてお考え下さい。私は極め本すらまともに読めていません。ただ、UE5がすごすぎて、知識がなくてもYoutubeを参考にしながら、そこそこのものが作れちゃいます。
- UE5を使ってみた感想として、LumenやNiagaraなど高いPCスペックを要求されるものが多く、最適化せずに作るとDLsiteのメジャー層と乖離しちゃうのが問題かな、と思いました。
- よく動画とかで1か月でゲームが作れるとか、1週間でゲームが作れるとか言われてますが、当サークルはUEを学び始めてから発売まで半年もかかりましたorz。一応Unityで2Dゲーム製作は経験済みのはずなのに…やはりYoutube動画を鵜呑みにしてはいけない…
あと、なぜリアルタイムにこだわるのか?というのは……私が開発者特権でVR化して遊びたいからです、はい、完全に私欲です。あと、うちは本番メインのサークルですからね、SoftBodyを捨てることができました(パイずり好きのサークルさんは許せないかもしれません。)