9大ボスについて

 本作はRPGなのでボスや雑魚敵といった概念がありますが、決してそれはゲーム画面上の演出ではなく、「作中世界の登場人物視点でも実際にそこにあるもの」ということになっています。ゲームの世界を舞台とする物語だからですね。なので、ADVパートだと登場人物たちがさらっと「あそこにいるモンスターのHPは~~」とか「やっと初めてボスキャラを倒せたよ」なんて発言したりします(苦笑)

 ラスボスを除くボスキャラクターは全部で9体いて、この9体のことを「9大ボス」と呼びます。9体のボスはそれぞれ9種類の属性(火属性や雷属性など、他の作品でも見かけるようなメジャーな属性ばかりです)に対応しており、お互いがお互いの弱点となる三すくみのような関係性です。火属性のワイバーンは水属性のマーメイドの魔法を苦手とする、といったような感じですね。つまり、どのような順番で9大ボスを攻略してゆくかがゲーム攻略のカギを握ります。

 ADVパートにおいても、主人公の佐藤花子ちゃんは9大ボスをどんどん倒してゆくことになるわけですが、「悪事をなす」生き方をしている花子ちゃんは、皮肉にも邪悪な9大ボスを倒すことによって、人々から評価され、英雄扱いされるようになってしまいます。その一方で、彼女がケモ耳美少女NPCに対して暴行やレズ強○、窃盗などをおこなっていることについてはほとんど誰も知りません。自分が悪名高き強○痴女として世間に糾弾されるはずだと思っていた彼女にとっては、これは驚くべき意外な事態でした。そして、誰かの役に立つことをして感謝されるというのも悪くないな、とだんだん思うようになった彼女はやがて改心し、暴力や窃盗、強○などといった悪事から足を洗い、正義の味方になるというのが後半のストーリーです。

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