ランチさん

今週はランチさんを描いてみました。

鳥山さんがまさかこんなに早く亡くなられるとは思わずとてもびっくりしました。
まだお若いのに、というか私が若い頃からバリバリ凄い仕事をされてた印象が強かった方が亡くなられるとがっかりします。最近とても多いんですけど、私がえらく年を取ったんだなと思わざるを得ません。

ドラゴンボールの頃は北斗やキン肉マンなどジャンプが超売れている週刊誌でした。どれも面白かったですけど、当時のバトル漫画では努力や根性、正義感などの精神論を戦いのベースにして、その上に理屈が乗っている作品が多かったと思いますが、ドラゴンボールは比較的スポーツ的というかドライというか、能力や理屈の説得力で勝敗を納得させるような展開が多かったような印象です。ユーモアに満ちているのもあるし、バトル漫画でも体育会系の印象は私は薄かったです。

精神論で勝ち負けを決定するとどうしても連載を長く続けるのに無理が出てくると思うのでドラゴンボールはあまりウエットになりすぎない、からっとした楽しさがありました。
それでも連載が長く続くとどうしてもクリリンで激怒したりなど、精神的な描写も入ってきました。それはやっぱり印象的な場面になってしまいますね。そういったバランス感覚という点でも時代を先取りした才能や感性が凄い人だったんだなと思います。

アニメも前田実さん作監回が凄くて録画していました。鳥山さんの画力が異常だったのでアニメ作るのも大変だったでしょうね。Zではスタジオコクピットも凄かったのを思い出しました。

若くして亡くなられてしまったことは大変残念です。作品は世界中で画像や記憶に残っているので、永く忘れられることはないと思いたいです。