莉央 2022/11/04 05:36

展示会のデータと本について話したいだけの記事

今年の夏にAAA GALLERY様にて開催されましたグループ展『メランコリー展』に参加させて頂きました。
その際、展示会で本を作成したのですが通販に辺りもう少し拘りたいと思い作り直しに決めましたのでこちらは電子版として供養します。

本.zip (72.54MB)

ダウンロード

既存絵と描きおろしの合同でテーマは虚しさと憂鬱です。

次回のイベントでもう少し新しい絵を追加したいなと思っています。

https://twitter.com/R9illust/status/1556963798157709312?s=20&t=a4f7u7jRLtQKAxAddVF2GQ






■本の内容


書き下ろしでは良い意味で無難なイラストを目指して作りました。

ただそう書きつつもこの絵に関しては、万人に好かれるように明るくしたいVS闇を入れたいという思いが戦った絵でもあります。良く分からない絵になりましたが雰囲気は気に入ってます。


いつもの自分の作品は血が多いのでこちらでは書き下ろしはなるべく控えて、万人の人に観てもらえるようなイラストを意識しました。

物騒なものが多かったり近寄りがたい絵が多いような気がするのですが、自分の絵の中ではサイコパスな女の子ではなくてどうしようもない苦しみを描いています。
メッセージ性のある絵が好きなのでそういうのを意識してます。


一番気に入っている子です。2021年に描きました。


今回はこの絵をメインに作ろうと決めました。なので青系が多いです。

自分の絵はとても分かりにくい絵だと自分でも思っているのですが、この絵が自分のオリジナル作品で共通していることだと思います。辛い心情を物で表すことが多いです。



この絵は【死にたくても死ねない】というのがテーマです。
この子には、人間関係の繋がり、先々の約束、奨学金など、生きている上では何かしらのつながりがありますが、自分からそれを切ることができないので死ねないという精神世界の話です。
周りには死ぬための道具がありますが、でもそれが近くにあるのに自分の意志で取ることができません。暗闇の中でいるしかないという絵です。
拘束具は死ねない理由という考えを行動を制御する拘束具に例えています。

他人とのつながりを口実に先延ばしにしているだけで本当は怖いのかもしれません。

この子は周りの目を気にして、死にたいことを抑えて周りに合わせ繋がりを維持していますが死ねずに苦しみながら過ごしているという絵です。あくまでもこの絵に関してですが、多分本人が気にしているだけで、きっとこの子が死んでも何もないんだと思います。

本人自体の苦しみを表現した絵でもありますが、でも傍から見れば1人が死んでもきっと何も無くて、本人が思っていた繋がりは実際は無くて虚しいというそういう悲しさのある絵です。

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