敵群を移動させるデモ（巫女＆築城＆防衛ゲーム）

前回は敵群のユニットが近くなりすぎないあたりのデモシーンを作成しました。
今回は、その状態で地面に移動先を定義したときに、群れでそれっぽく動作するかを評価します。

やったこと

適度に集まるようにした

前回の実装では互いの距離が離れすぎていたので、仮想的な細かいグリッドを導入して、なんやかんやで調整しました。

↓ 調整前

↓ 調整後の動作

よいです。

ユニットが足元のタイルに定義した移動方向を参照するようにする

敵軍の初期位置を少し右側にして、キー入力が行われたら中央に向かう移動方向を足元のタイルに定義するようにして動作を確認しました。

↓ 動作させた様子

目的地に到達すると、足元のタイルの向きで中心に集まろうとするパワーと、Boids の分離のパワーの両方が働いているのがわかります。

概ね想定通りの動作です。よいです。
気になる点としては、なんか「揃って動きすぎ」に思えました。何かの仕組みで少しばかりランダムに動く方がそれっぽいかもしれません。また後で検討します。

この足元のタイルの移動方向は、A* アルゴリズムの経路探索の結果を割り当てる予定なので、障害物があればそれを避ける経路になると思います。

まとめと今後の予定

敵群の平面の移動については、概ね想定通りに動作しました。よいです。

次に検証することの候補としては

• 経路の渋滞を考慮して移動するあたり。
• 垂直壁を登らせるあたり。
• 多くの候補から攻撃対象を選ぶあたり。

です。
次回はこのあたりについて着手しようと思います。がんばります。