近況3/26 今何回目だ!?

 DLSiteにもとうとうクレジットカード会社関連で一部表現が使えなくなるらしいという情報が入って来て若干げんなりしている陵魚です。
 ちょっと今日は筆が乗らなそうだから、大人しくFGOの奏章進めようかと思うわけですが。

 まぁもともと、あんまり直接的な表現を使わず婉曲な言葉で雰囲気出していく作風なんで直接的な影響はそんなに大きくはないんですが、嫌は嫌ですわねぇ。困ったもんです。
 ちなみに、ロリを言い換えるなら「ひよこ」より「仔猫」の方が好きです。


 まぁ粛々とFGO二次創作の最終話を書いております。そろそろエッチシーンに差し掛かるところ。
 話を畳む回なのであんまり込み入ったことは出来ませんが、まぁそれでもできる限りのエッチ展開を詰め込んでお送りしたいと思います。そもそもステンノ、エウリュアレの女神ズが書きたくて始めた企画だしね!

 そんな感じで。


 さて、以下は雑談。

 本当は先週書くつもりだったのが脱稿で気力を使い果たしていて書けなかった話。
 ちょうど先々週あたりにXのトレンド欄に『運命の巻戻士』というのが出てて。コロコロで連載されてるマンガなんですが、私の表垢のTLでもアレな漫画に反応するタイプのアカウントの人たちが盛り上がってたんですよ。つまりアレです、『ニンジャスレイヤー』とか『忍者と極道』とか『タコピー』とかとかとか、そういうアレ系の尖ったマンガにばかり反応するタイプの方々ですw わりとフォローしてまして。
 それでまぁ、私もわりと同じノリの人間なんで軽い気持ちで読みに行ったら、これがまたハマってしまいましてな。

https://www.corocoro.jp/episode/3270296674366181081

 すまん、全話無料期間は終わっちゃったんだけど。
 基本コンセプトはRe:ゼロみたいに、時間を過去に戻せる主人公が何度もやり直しをしながら事態打開を探っていく、というもの。誰が呼んだか「読む死にゲー」。
 そういうコンセプト自体はいろいろ作品があるわけですが、本作はとにかくテンポが良いんですよな。とにかく考えられる可能性を矢継ぎ早にどんどん試していって、しまいには1000回以上もリトライしたりして。
 なお巻き戻しリトライすると主人公は体力を消耗するので、そうして追い詰められながらも諦めずに必ず全員を救う、というヒーローで。

 まぁでも、こういう着想の話を思いついたとして、読み切りを何本かは描けそうですけど、長編を持たせるのは難しそうなアイディアの話じゃないですか。それがね、まためちゃくちゃ上手いんですよ。
「やっと解決したのか」と思わせてからの二番底で事態が急変したり、そういう呼吸が巧みなのよね。時間遡行ネタとかだと、長編にするために話を膨らませるほど複雑になって読みにくくなってしまいそうなものなんだけど、そこも上手く回避しててさ。読んでて込み入った感じがしない。なんせコロコロコミックですからね連載。それでいて大人が読んでも……タコピーとか忍殺とかを読むようなメンドクセェ漫画ファンが読んでも楽しめるクオリティになってるのよw

 前述のとおり、時間を戻すためには体力使う設定なんだけど、とりあえず任務目標はクリアできたとしても、誰かが苦しんだり、たとえちょっとした動物とかでも傷つくようなら即リトライしてもう一回最初からやり直す、そういう主人公の善性が、主人公らしさを出してて読んでて気持ちいいのよね。
 ビジネス方面に「コンコルド効果」っていうのがあるんですけどね。もうこの方針ではダメだと分かっても、それまで費やしてきたコストが無駄になると思うと惜しむ気持ちが出てきてしまって上手く撤収できずに失敗してしまうことなんですが。本作主人公、たとえ数百回のやり直しと膨大な努力を重ねても、それで誰かが助けられないと分かったら躊躇なくリトライするんでコンコルド効果ゼロなのよね、そこが気持ちいい。ビジネスパーソンにこそ読んで欲しいw

 ほんと、軽い気持ちで開いたはずが、気づいたら20話以上を一気読みしてましたからね。私としては非常に珍しいことです……特に原稿を仕上げなきゃいけない土壇場でしたしw コロコロみたいな比較的対象年齢の低い雑誌からもこういう、めちゃくちゃクオリティ高いマンガ作品が出てきてるってすごいよな。

 昨今、配信サイトでコンテンツが流通するようになったことで国境の壁が薄れて、日本の作品が海外で視聴されやすくなった結果として急激に日本作品の海外展開が加速しているわけであり、YOASOBIさんがインドネシアで日本語でライブして大盛り上がりしてたり、ゴジラのアカデミー賞受賞もそうだし、かつてないくらい可能性が開かれつつあるわけです。
 マジで、YouTubeでその手の動画見てたら、海外ニキが八代亜紀の『舟唄』聞いてしんみりしてるリアクション動画とかあるからな。どうしてそうなったの……w 海外の音楽プロデューサーが東方projectの「U.N.オーウェンは彼女なのか?」とか聞いて「ZUN氏がよく使う進行コードはこれだね。ZUNコードと呼ぼう」とか言ってる動画とかもあるんだよ。すごい時代になったなぁと思ってて。

 で、海外と比べても、こんなにたくさんの物語が日々生み出されてる国は他にはないだろうってことで、ネトフリとかも原作探しの場としてけっこう日本には注目してたりするという話もあり。だいぶ日本の作品を海外で売るルートも開拓されて来たんで、これからいろいろ広がっていく感じはありそうなんですよな。
 そういう中でさ、ジャンプとかだけじゃなくて、コロコロコミックとかからも独自のめちゃくちゃ面白い作品が生まれてくる。そういう「層の厚さ」こそ強みだと思うのよ。
 一方で虚淵玄さんとかはエロゲ出身なわけじゃないですか。そういう方向からも才能が出てくる。そうやって、多様な方向から超絶面白い作品がどんどん生み出されていく強みって、大事にしたいよなーと思うのよね。
 エロ作品は表立ってそういうところに肩を並べることはないけど、それでも私だってそういう戦列のどこかで一兵卒としてでも貢献したい気分はあるしな。

 それにさ、日本の二次元コンテンツに対する理解者が増えていくことで、冒頭のような海外クレカ会社の無理解による規制みたいなのも多少は改善していく下地をちょっとは作れるかもしれないじゃん? とも思ってて。
 だから、面白い作品をじゃんじゃん応援していくこと、そして自分自身もちょっとでも界隈を盛り上げる作品を出していくこと、そこだけはめげずにやっていこうと思うんだよね。

 マジで、全然オーバーな事を言っているつもりはないよ。私は現状、完全に日本語でしか活動してないけど、それでもたまに英語のコメントいただくし、私のpixivフォロワーの推定数パーセントは中国の人だからな(ブクマしてる作品見に行くと簡体字中国語小説ばっかなのね)。日本語の、それも小説だぜ? それでも機械翻訳の発達した現在、何もしなくても海外読者さんが増えていってるのさ。そういう時代なの。

 まぁだから、テンション下がるけど頑張りますよ。
 みんなも面白い作品はどんどんシェアして応援して、盛り上げていこうぜ。

 ではでは。


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