レモネードオアシス 2018/12/14 18:40

芽生え22

外の大失敗をしてしまった、その日の夜。

いつものようにショーツを穿いたままでのおもらし遊びをするけど、なぜか気持ち良くなれない。
欲求不満なイリアさん。


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「はぁぁぁ……今日もお勉強いっぱい頑張ったの。はふぅ……」


しゅいいいいいいいいい……。


深夜。
いつものようにイリアはお行儀よく洋式トイレに腰掛けると、我慢に我慢を重ねた尿意を解放していた。


――もちろん、ショーツを穿いたままで、だ。


白のコットンショーツは、見る間にレモン色に染め上げられて、お尻の双丘からぽたぽたとレモネードが垂れていく。
クロッチの裏側にレモネードが弾けて、生温かい感触にお尻を撫で回される。

いつもならお尻を撫で回される感触にドキドキしてきて、なぜだか気持ちよくなれるはずだけど……。
だけど、その日は違った。


しょおおおおおおおおおお……。


ショーツを穿いたまま、ただなんとなく惰性で尿意を放っていても、全然ドキドキしてこないし、おまたも熱くなってこなかったのだ。


「なんでだろう……。おぱんつぐしょぐしょなのに、全然ドキドキしない……」


そんなことを呟きながら尿意を流行っていくと、


プシュッ――。


やがて我慢に我慢を重ねていた放水は終わってしまった。
あとに残ったのは、聖水に濡れそぼった黄ばんだコットンショーツだった。
新しかったころは白かったけど、何度もイリアのいけないおもらし遊びによって、すっかり黄ばんでしまっていた。


ヒククンッ、
濡れたクロッチがイリアのおまたに張りついて、引き攣るように痙攣している。


ぽた、ぽたた……。


何滴かの黄金の雫がトイレの水面に落ちると、ぐしょ濡れのショーツは早くも冷えてきてしまった。

「おむつ、穿こう……」


あらかじめトイレに持ち込んでいた紙おむつを充てていく。
もちろん、おもらしショーツを穿いたままで、だ。


「……んんっ! ぱんつ、おまたに食い込んできてる……」


イリアはキュッとお尻を後ろに引いてしまう。
だけど、以前よりも……、いや、正確に言えば昨日よりもドキドキできなくなっている。

その原因は、イリアにはなんとなく分かるような気がした。
だけど、それを認めてしまうと、自分が更に変態だと認めてしまうことになる。


(もう、熱くなれないの……?)


イリアはパジャマの裾を整えると、トイレを出てベッドに入る。
聖水に濡れそぼったショーツは冷え切っていたが……。


(家で漏らしても、あんまり気持ちよくなれなくなってる……。外でしたほうが、ドキドキできる……?)


イリアは眠りにつきながら、そんなことを考えてしまう。
漏らす場所はどこがいいだろうか?
公園?
それとも……学校のトイレ?


(あんなにたくさん人がいるところでおもらししたら、どうなっちゃうんだろう? 誰かに気づかれちゃうかも)


そんなことを絶対にしてはいけない。
理性ではわかっているけど、それでもイリアの鼓動は早鐘のように激しくなっていて、冷え切った秘筋も、熱い蜜に濡れていた。


(明日……、学校でしてみようかな……)


そんなイケナイ計画を立てながら、イリアは爛れた眠りの中へと沈んでいく……。


芽生え23につづく!


と、いうわけで、長いあいだ書き続けてきた芽生えですが、大決壊シリーズの2作目として、同人誌で発表したいと思います。

イラストは鳴海也先生に描いて頂きました!


ご期待ください!!




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フルカラーで、すべてを放ってもらいました!

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