真約・黒のマリア 第五話 『過去に囚われたマリア・メイド服凌○』
その人に一目会った瞬間、印象は全然変わっているのに、でもその人とすぐに分かった。ヨレヨレのシャツに薄汚れたズボン。無精ひげを伸ばして鼻からはいくつのも太い毛が見え隠れしていた。
以前は身なりに気を遣うお洒落な人だったのに・・・
この人は、かつて私の『養父』となってくれた人。施設から私と『アイツ』を引き取り、一度は家族として暮らしていこうとしてくれた人。
あの日・・・あんな事が起きるまでは・・・
「やぁ、久しぶり。綺麗になったね。」
お酒臭い息を吐きながら私に近づいてくる。
お酒なんか飲む人じゃなかったのに・・・その風貌とお酒臭い息が、彼の転落の人生を物語っている。
―――やめて・・・やめてよお養父さん・・・―――
彼に組み敷かれた幼い頃の記憶がフラッシュバックする。幼い胸を弄ばれた悪夢の様な夜。幸い、一線を完全に超えてしまう前に助けられたのだけれど・・・
自分でも知らないうちに胸を手で庇う様にして、一歩身を引いた。その私を見て、彼は悲しそうな表情を浮かべた。
チクリ・・・
胸に痛みが走った。
「カインは元気にしてるかい?あの子にもまた会いたいなァ。まぁ、裁判所に禁じられてるんだけどね。」
「何か用かしら?」
私は出来る限り何でもない風を装ってそう言った。
本当は無視して去ってしまいたかった。気づかないふりをすれば良かった。
どうして私はそうしなかったのだろう。どうして・・・
「冷たいなぁ。一度は家族だったじゃないか。君達が私を堕としれるまではね。」
その顔に浮かんだ卑屈な笑みを見て、私の胸がチクチクと痛んだ。
いえ・・・私は襲われた方で・・・酷い目にあわされた私は・・・怒りこそすれ、罪悪感を覚える理由は無いのに・・・
―――ほらマリア。これで分かっただろう?人は醜い。人は汚い。人は恐ろしいって・・・―――
カインの・・・アイツの言葉が胸によぎる。
アイツが・・・アイツがそそのかしたから・・・施設の園長も・・・この人も・・・二番目のお養父さんも・・・
みんなアイツに会ったから・・・
みんな私たちに出会ってしまったから身を滅ぼして・・・
アイツにそそのかされて・・・私を襲ったせいで・・・
私がいなければ、みんな身を滅ぼすことなかったのに・・・
チクチクチク!!!
胸が痛む・・・
おかしい・・・どうしてこんな・・・胸が痛むの?
まるで攻撃を受けているみたいに・・・
「うぐぅうう・・・」
私は胸を抑えてへたり込んでしまった。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・うぅぅ・・・」
「どうしたのかい?私の家で休むかい?」
そう言って差し出された手を私は、
「触らないで!」
振り払った。
その時、元養父の傷ついた表情に、
ズクン!
胸が痛んだ。
「お前酷い奴だな。」
耳元で蛇が囁いた。
悪魔・・・いつの間に・・・動揺しすぎて悪魔の存在に気が付かなかったなんて・・・そんな・・・
ギリギリギリギリ・・・
巻き付いた蛇が私のカラダを締め上げる。
「くぁああ・・・あぁあああああああ!!!」
「人をたぶらかせて社会的に殺したくせによぉ~~~当のお前は被害者面かよ。ケケケケケケ・・・」
「ち・・・ちが・・・あぁぁ・・・私は・・・そんなこと・・・」
「はぁ~~~?そんなことないのなら、どうしてお前は『罪悪感』を感じているんだよ!!!」
ギュウウウウウ!!!!
蛇の締め付けが強くなっていく。
「んぐぁあああああああ・・・」
「『罪悪感』と言う名のお前の『悪』を暴いて裁く。それが俺、正義の悪魔アンドロマリウスだ!」
「う・・・うあぁああああ・・・あ・・・悪魔に・・・負けるわけに・・・は・・・」
私は聖水の瓶を取り出そうとする。だけど、その手をアンドロマリウスに噛みつかれてしまう。
「っぁあああ・・・あぁぁぁ!!!」
「馬鹿だなお前。お前の心はもう丸裸なんだよ。逆らえると思うなよ。」
「ほら、立ちなさい。」
男は私を強引に立たせ、そしてふらつく私を支えるようにピッタリとカラダを寄せてきた。
ツンとした体臭に思わず顔をしかめそうになる。
「ほら、歩けるかい?」
男の手が私のお尻をさりげなく撫でる。
「んふぅ・・・あぁぁぁ・・・」
「相変わらず大げさだなぁマリア。また私をたぶらかせるつもりかい?」
「そ・・・そんなこと・・・うぅぅ・・・触らないで下さい・・・」
「ケケケケケケケケ・・・コイツ口では嫌がっているけど、尻を撫でられただけで感じてやがるぜ!」
「そうなのか?そうなのかマリア!君はなんてふしだらな、罪深い子なんだ!」
男の言葉が胸に刺さる。
ズクン・・・心臓が締め上げられるような痛みが私を襲う・・・
「あぐぅ・・・んふぅう・・・」
「どうした?マリア・・・胸が痛いのか?ここが痛いのか?マリア・・・ここが痛いんだな?」
ゴツゴツした汚い手が私の胸をセーラー服越しにいたぶる・・・
「はぐぅ・・・んあぁぁぁ・・・触らないで・・・あぁぁぁ・・・」
「あぁぁ・・・苦しいのかマリア・・・私の家で休ませてあげるからな。」
私は男の肩に強引に腕を回され、そして男の住む安アパートへと連れ去られてしまった・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「なんだその包丁の持ち方は!」
男が怒鳴って私のお尻を叩いた。
「あぅぅ・・・」
ゴミが散乱して足の踏み場もないアパートの一室。
そこで私はメイド服に着せ替えられ、男の為に料理をさせられていた。
逆らう事なんて出来ない。逆らおうと思うだけで、
「あぅぅぅうううう!!」
心臓が締め付けられるように痛む。
あぁぁぁ・・・私の心臓に小さな蛇が巻き付いていて・・・それが私を責め立てる・・・
その蛇は私の罪の証。私のせいでかつての養父が、この男の人生を滅ぼしてしまった、その罪悪感の象徴。
「くふぅ・・・うぐぅ・・・うあぁぁぁ・・・」
自分の心には嘘が付けない。どんなに悪いのは自分ではないと頭で分かっていても、澱のようにへばりついた罪悪感が蛇の形をとって私を苦しめる。
「どうしたんだい、そんなに震えて。包丁を落としそうじゃないか。」
男が私の手の上から手を添えて、ギュウと包丁を握った。
「触らないで・・・」
私の声はか細く掻き消えてしまった。
「そうだマリア。ニンジンは食べられるようになったかい?幼い君はニンジンが嫌いだったもんな。」
「いえ、私・・・ニンジンを嫌いだったことは・・・」
「私の思い出を否定するな!!!」
ドン!
男がまな板を強く叩いた。
ニンジンがクルクルと宙を舞い、ゴミに塗れた床に落ちた。
「ダメじゃないかマリア。ちゃんとニンジンを抑えてないから落ちちゃったじゃないか。」
男はニンジンを拾い、スカート越しに私の脚をニンジンで撫であげる。
「くふぅ・・・んっう・・・」
「ん?どうしたのかいマリア。まさかニンジンで感じているのか?ん?ニンジンを見て、イヤらしい事を想像したのかマリア。マリア・・・イヤらしい事を想像しているのかマリア!!」
耳元で鼻息を荒くして、私に覆いかぶさって来るようにしながら男が、私の股間をニンジンでスカート越しにグリグリと弄って・・・
「んや・・・あん・・・やめて・・・」
「やめて欲しいならどうしてそんなイヤらしい声をあげるんだ?ん?興奮してるんだろう。なぁ、興奮しているんだろう?なぁ!!」
男の息遣いが、動きが激しくなる。
「イヤらしい子だ。また私を誘惑して・・・そうはいかないぞ。そんなイヤらしい声は封じてやる。」
私の股間に強くあてがわれていたニンジンが、私の口の中にねじ込まれる・・・悪魔のモノに口内を蹂躪され、モノのように扱われた時の屈辱が蘇ってくる。
「うむぅ・・・うぅぅぅ・・・」
「ケケケケケケケケ・・・お前、口の中にニンジンを入れられてナァに感じてるんだ?」
悪魔が耳元で私を詰る。
そんな・・・感じてなんか・・・
うそ・・・本当は背筋がゾクゾクして、頭がジンジンする・・・
あぁぁ・・・蛇が私の見たくないモノを暴いていく・・・沸き上がる性感は苦しみとなり、それが更にマゾヒズムを煽っていく・・・
底なしの沼にズブズブと沈んでいく・・・
「んむぅ・・・うぅぅう・・・」
もう包丁を持つことも出来ずに、キッチンに両手をついて倒れないようにするのが精一杯だった。
「どうした?苦しそうにして。大丈夫か?大丈夫なのかマリア?」
そう言いながら男は私の胸を弄り始めた。
「ンんっ!!!・・・むぅうううう・・・」
「おや?これは何だマリア!この乳首はなんだ?こんなに硬くいきり立って、また私を誘惑するつもりなのかマリア!どうなんだ?どうなんだ!??」
ギュウウ!!!
あぁぁぁ・・・メイド服越しに・・・ち・・・あぅ・・・そこを・・・抓られて・・・
「むぅううううううううう・・・」
私のカラダはピクンピクンと震えてしまう。
「あぁぁああ・・・マリア・・・マリア!!!」
男はますます興奮して、両手で私の胸を弄り始めた・・・あぁぁぁ・・・私の背中に伸し掛かって・・・お尻に硬いモノがグリグリと当たってしまう・・・
「んはぁつ・・・や・・・やめて・・・あぁあああああ・・・」
私の口からこぼれたニンジンがドンとまな板の上に落ちる。
「あぁぁ・・・マリア・・・マリア・・・マリア!!」
まるであの日の再現のように、男は私の胸を・・・あぁぁ・・・夢中になって貪り弄る。
「はぁ・・・んあああ・・・あう・・・はぁ・・・はぁ・・・あんぁ・・・も・・・もう・・・んあぁ・・・」
あの日と違うのは、助けなんて来ない事・・・私は・・・このまま・・・されるがままに・・・胸を責められて・・・
「んああああああ・・・」
「マリア・・・胸を責められて感じているのかマリア・・・イケナイ子だマリア・・・そんな乳首はお仕置きしないとな。」
ギュウウ・・・強く胸の先端を抓られて・・・
「ああぁああああああ・・・」
私はいつまでも責められ続けた・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
男はどこかに出かけて、責めから解放された私はゴミだらけの台所にへたり込んでいた。
つけっ放しのテレビでは映画がかけられていた。精神病院から脱獄した男が朝日の中に走り去って行く。感動的な音楽が流れている。
・・・私も・・・早く脱出しなくちゃ・・・
私がそう思う度に、
ズクン・・・心臓がしめあげられてしまう。
「あぁあああ・・・うあぁ・・・あぁああああああ・・・」
胸を抑えてうずくまってしまう。
だけど、
「い・・・痛いだけなら・・・何てこと・・・うっぁ・・・」
私は必死に立ち上がり、一歩一歩進んで行く。
「はぁ・・・はぁ・・・んぅぅ・・・はぁ・・・」
「ケケケケケケケケ・・・そう簡単には逃がさねぇよ♪」
私のカラダに巻き付いた蛇の悪魔が実体化して、ギリギリギリと締め上げられる!
「くぅぅうううぁああああああ・・・」
私はガラス戸にもたれかかるようにして、ズリズリと崩れ落ちてしまった。
くぅ・・・は・・・這ってでも・・・ここを・・・
「だから逃げんじゃねぇ!!!」
ギリギリギリギリ・・・
逃げようと思っただけで、その意志を悪魔に暴かれて、体中を責めあげられる。
「あぅぅうう・・・あぁああああああ・・・うあぁああああ・・・」
んくっ・・・この悪魔は・・・私の全てを暴いて・・・思考まで読んでしまう・・・あぁぁぁ・・・私は・・・どうすれば・・・
心が折れてしまいそうになる・・・あぁぁぁ・・・この悪魔に・・・どうすれば勝てるというの・・・
「それでも・・・私は・・・あぁああああああああ・・・」
心臓に激痛が走る・・・それにあぁぁ・・・苦しい・・・うあ・・・何をされているの・・・
「痛いだろう?苦しいだろう?心臓を毒蛇に噛まれているんだぜ。ケケケケケケケケ・・・」
「はぅぅ・・・うあぁぁぁあああああ・・・」
う・・・あぁぁ・・・私は・・・負けるわけには・・・
「まだ分からねぇのか?お前を締め上げているのは、お前を苦しめているのは、俺でも無ければアイツでもねぇ!お前はお前が犯した罪に、お前の過去そのものに責められているんだ。忘れたとは言わないよなぁ~~~お前を・・・親を亡くしたお前たち双子を引き取った施設の園長を、ガキのお前たちは誑かして・・・」
「だから・・・誑かしてなんて・・・うあぁああああっ!!」
「いいや、誑かしたね。今お前が苦しんでいるのがその証拠だ。」
園長先生・・・優しかった園長先生・・・太っちょで・・・眼鏡で・・・絵を描くのが好きで・・・よく私をモデルに絵を描いてくれて・・・
「綺麗なお洋服を着せてくれて、絵を描いてくれたんだよなぁ。お姫様みたいなドレスに、可愛い着物、魔女、魔法少女、段々とコスプレみたいになって、ほとんど胸が丸出しの人魚姫、スケスケの衣をまとっただけの天女様・・・お前は分かっていただろう?園長先生の要求がだんだんイケナイ方へ向かって行くのを・・・でもお前は拒まなかった。絵を描いてもらうという名目で、幼いカラダを卑猥な衣装で包んで、園長さんの前に晒し続けたんだ。」
「そ・・・それは・・・アイツが・・・カインが・・・」
「本当にそうか?それだけか?兄が園長をそそのかしていたのは事実だろうさ。そしてお前が小さい頃から兄に支配されていたこともな。だけど本当にそれだけか?」
悪魔の言葉に、ハッとしてしまう。
「なぜお前は周りの大人に助けを求めなかった?なぜお前はエスカレートする要求に答え続けた?見られたかったんじゃぁ無いのか?ソレが何なのかも分からないまま、ネットリとした視線でカラダを嬲られて、ドキドキしていたんじゃぁねぇのか?」
違う・・・そんなこと違う・・・違うのに・・・でも・・・あぁぁぁぁ・・・
「最後の衣装は何だったかなぁマリア。覚えているよなぁ。」
「いや・・・やめて・・・いやぁぁああ・・・」
あの悪夢の様な一夜の事が、生々しく蘇る。
「『マリア・・・君には黒がよく似合う・・・何モノにも染まらない、誇り高い黒が・・・』そう言って、園長はお前の肌に直に筆を・・・」
「あぁぁあああ・・・言わないで・・・あぁああああ・・・」
園長先生が手にした筆が、私の首筋をゆっくりなぞる。何度も何度も、しつこいくらいに・・・
その感覚が蘇ってくる。
「いや・・・あぁぁぁあああ・・・」
「そして腋をネットリと這いずり、終わったら・・・反対側も・・・まだ膨らみの無い胸は焦らすように手を付けず・・・横腹から、内もも・・・そして・・・」
あぁぁぁ・・・その時の筆の感触が・・・私を・・・私を責め立てる・・・
「あぁぁぁ・・・いや・・・あぁぁぁ・・・も・・・もう・・・暴かないで・・・それ以上・・・あぁぁああ・・・」
「幼い尻を撫でるように、舐めまわす様に、じっくりと筆で嬲って・・・」
「んくぅ・・・はぅ・・あぁぁ・・・やめ・・・あぁぁあああああ・・・」
筆が・・・お尻を・・・あぁぁ・・・私のお尻を・・・まるで痴○されているみたいに・・・そんなイケナイ感覚で・・・あぁぁぁ・・・でも園長先生は・・・私をキャンバスにして・・・絵を描いているだけで・・・
「だから・・・あぁぁぁ・・・こんな・・・エッチな感じになってる私が・・・あぁぁぁ・・・イケナイ・・・子で・・・んあぁぁぁ・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・あぁぁ・・・」
暴かれた罪悪感が・・・蛇が・・・さらにきつく心臓を締め付ける・・・
「うあぁあああ!あぁぁああ・・・」
「『どうしたんだい?どうして謝るんだい?』」
蛇が・・・アンドロマリウスが耳元で、あの時の園長先生の声で囁く。
「ごめんなさい・・・マリアが・・・マリアが・・・イヤらしい・・・イケナイ子で・・・」
あの晩の私の言葉が口から零れ落ちてしまう・・・あぁぁぁ・・・まるで・・・本当にあの夜に戻ったみたいに・・・
「『そうだね。マリア。イヤらしくてイケナイ子だね・・・こんなに乳首をピンと立たせて・・・オネダリして・・・』」
筆が・・・あぁぁ・・・胸を・・・その・・・うぅう・・・ち・・・ち・・・その・・・乳首を焦らすように・・・その周りを・・・焦らすように・・・撫でまわして・・・
分かってる・・・分かってるの・・・今筆で責められているんじゃないって・・・あぁぁ・・・でも・・・あの時の記憶が・・・どうしても私を・・・
「んはぁぁ・・・言わないで・・・言わないでよ・・・あぁぁぁ・・・やめて・・・やめてよ・・・んぅぅ・・・わるいこになっちゃう・・・わるいこになっちゃうから・・・」
あの時の言葉が声となって出てしまう。それは耳に入り、ますますあの悪夢の一夜へと私を引きずり込んでいく・・・
胸の先端の・・・まだ幼い蕾を甚振る筆先
ピクンとカラダが震える度に熱を帯びていく園長先生の視線
恥ずかしさと・・・それ以上に・・・自分が悪い子になっていく罪悪感・・・
あぁぁぁ・・・私は・・・私は・・・
「助けて・・・お父さん・・・」
気が付いたら私は呟いていた。
「ん?『お父さん?』実の親の記憶は見当たらないが・・・あぁぁ・・・最後の養父、黒薔薇漱石の事か・・・ふむ・・・面白い・・・この男はお前の中でどんな存在だったんだ?」
「やめなさい・・・」
「ん?何か言ったか?」
「気安くその記憶を暴くのをやめなさいっっ!!!」
私は床に転がっていた錆びたハサミで私に巻き付いている蛇の悪魔・アンドロマリウスに切りつけようとした。
だけど・・・
「あ“ぁ“あ“っっ!!!」
心臓を強く締め上げられて・・・濃い毒を注がれて・・・私は・・・ハサミを落としてしまった・・・
「『まだ自分の立場が分かってないみたいだなマリア!』」
二番目の養父の声で悪魔が怒鳴る。
二番目の養父は、毎晩毎晩私を怒鳴って、そして・・・
「『服をたくし上げて咥えるんだ。決して放すんじゃないゾ!』」
あぁぁ・・・それは二番目の養父が毎晩私に言っていた言葉。私は言われた通り服をたくし上げて咥えて・・・
暴かれた記憶が鮮明に蘇ってくる・・・
二番目の養父はそう言って、むき出しになった私の胸をベルトで打って・・・
「んふぅぅうう・・・」
なにもされていないのに・・・バシ―――ン!!!・・・胸を打たれた時の感覚が私を苦しめる。
バシ――ン!!!
何度も
バシ―――ン!!!
何度も・・・
「あぁあああああああっ!!!!」
私は毎晩、耐え切れなくなって悲鳴をあげ、咥えていた服を放してしまう。
そしてその度に・・・
「『ダメじゃないかマリア・・・お仕置きは一からやり直しだな。』」
そう言って・・・私の胸を何度も何度も・・・
「あぁあああああああああ!!!」
私は暴かれた過去の中で、胸を打たれる痛みに責められ続けた・・・
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マリアを襲い、全てを失ったかつての『養父』。そして真実を暴く蛇の悪魔・アンドロマリウス。汚い部屋に監禁され、メイド服を着せられたマリアに凌○の間の手が迫る
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エスカレートする元『養父』からの凌○。ローションまみれの胸を雑巾の様にして床を拭き掃除させられてしまう。
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