アヤラスタ 2022/12/07 20:08

ジャスティアン・ゼロ~始まりの青い鳥~ 第1話 『翼の折れた少女戦士』

それは勝利というにはほど遠い光景だった。

 傷つき倒れ、悶え苦しみ続ける少女戦士達。

 私たちは好き放題蹂躙された。必死に抵抗したけれど、ほとんど一方的に嬲られてしまった。
 散々弄んで飽きたのか、奴らは突然私たちに興味を失ったかのように、どこか別の空間へと去って行った。

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・隊長・・・これで終わったんですよね・・・私たち・・・守り切ったんですよね?」

 副隊長が、凌○され尽くした豊かな胸を押さえながら私にそう尋ねた。

 私たちの目的は、勝利条件はセントラルの市民を奴らの蛮行から守ること。それは果たされた。

 けれど、

「いいえ。違うわ。」

 私は言った。

「奴らは・・・『バベルの民』は、また別の世界を蹂躪するでしょう。文明が破壊され、人々は蹂躙され、幾つもの絆が引き裂かれるでしょう。」

「でも・・・私たちは・・・自分の世界を守るのが精一杯で・・・そんな別の時空の世界の事なんて・・・」

「だからアナタ達は、この世界をお願い。」

 副隊長は私の言葉を聞いて、すごく悲しそうな表情をした。大丈夫。アナタの言いたいことは全部分かってる。あまりにも辛い選択ですもの。でもね、私は行くしかないの。

「例え異次元だろうがなんだろうが、そこに助けを求める人がいる限り私は何処にも駆けつけるの。だって私は愛の守護者。美少女戦士ジャスティアンなのだから!」

 副隊長はポーズをとった私を見て、すごく微妙な表情をした。大丈夫。アナタの言いたいことは全部分かってる。私はとっくに成人しているもの。そうよね。分る。分るわ。でもね、私は永遠の少女なの。少女なんだもん。

「だから、行くね。きっと今生の別れだと思う。だから、振り向かない。さようなら。ありがとう。あとはよろしくね。」

 そう言って私は、バベルの民を追って異次元空間に飛び込んだ・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

 私の名前はリザ。それがフルネーム。この世界でいうところの苗字は無いわ。『バベルの民』を自称する怪人達を追いかけて、この世界にやって来たの。怪人達は強く恐ろしく、そして何より残忍。人を甚振り苦しめる為だけに進化した生命体。私は少女戦士・ジャスティアンに変身して、その怪人と日夜戦っているの。

 黒い水着みたいなインナーに(この世界ではスクール水着と呼ばれているらしいわね)胸を守る青いプロテクター。青いグローブにブーツ。胸元にはハート形のエナジーオーヴが付いているわ。顔の上半分はバイザーみたいなマスクを装備。マスクの左右、耳の上あたりに白鳥の羽のアクセサリーが付いているの。

 鳥をモチーフにした青い戦士。それが私。

 無敵で可愛いジャスティアンは、今日も華麗に怪人をやっつけるわ!

 なんて理想通りには・・・いかなくて・・・

「うぅぅぅ・・・あぁぁぁああああ・・・んあぁあああああああああ!!!!!」

 バベルの民はそれぞれ全く違った姿を持つ。今私が戦っているのは鋭い爪と角と牙の野獣の様な姿の怪人。

 あぁぁぁ・・・牙が私の首元に突き刺さって・・・鋭い爪が両肩に突き刺さって・・・持ち上げられた私に・・・私の胸に・・・怪人の胴に生えている二本の角が・・・プロテクターを突き破って・・・深く・・・深く突き刺さって・・・

「いあぁぁ・・・うあぁぁぁ・・・」

 牙は・・・私の血を貪り吸っている。爪からは・・・猛毒が注がれて・・・私のカラダを内側から犯し責めるの・・・

 そして角から・・・胸から・・・んあぁぁぁ・・・エナジーが・・・吸われてしまって・・・

「う・・・く・・・あぁぁぁ・・・」

 私のエナジーを吸えば吸うほど、怪人は力を増し、毒は濃く、血とエナジーを吸う力は強くなっていく・・・

 それに対して私は・・・どんどん抵抗する力を奪われて・・・いあぁぁぁ・・・ただ・・・苦しみ喘ぐことしか出来なくなってしまって・・・

 ズリュズリュズリュ・・・

「うあぁぁああああああ・・・」

 胸元のエナジーオーヴが・・・あぁぁぁ・・・点滅し始めて・・・もう・・・私は・・・

 その時、

どかっ!!

鈍い音がして、

「ぐぉぁおおおおおおおおおお!!!!」

 怪人が突然苦しみだした。急に爪・牙・角から解放された私は、その場に尻もちを付いてしまう。

「リザさん!大丈夫ですか?」

 怪人の後ろから顔を出したのは、大きなハンマーをもったシラサギ君・・・この世界での大切な仲間の一人。プヨプヨ太っていて優しくていつも一生懸命で、とても可愛い人なの。

「シラサギ君、何してるの!?危ないじゃない!!」

「戦いをモニターで見ていて気付きました。コイツの弱点は背中のこの角なんです!!」

 シラサギ君がハンマーを怪人の角に向けて振り下ろそうとする。

 だけど怪人は甘くない。大きな肉体を素早く回転させ、背後にいる彼を裏拳で打ち払おうとする・・・

―――危ない!!!―――

 私の声をかき消したのは、

「ぐぁあああああああああああ!!!」

再び上がった怪人の悲鳴だった。

苦しそうにうずくまっている怪人の背中の角にボウガンの矢が刺さっている。その矢はバリバリバリと電気を放ち、怪人を苦しめている。

「おい、シラサギ!一人で突っ走るんじゃねえって、いつも言ってるだろう!」

 ボウガンを手に持った男が、怪人の直ぐ近くでへたり込んでいるシラサギ君に向かって怒鳴る。

「ちょっと、シラサギ君にそこまで怒鳴らなくてもいいじゃない!」

「はぁ?お前がそうやって甘やかすから、シラサギが危ない目にあうんじゃねぇか!」

 そう怒鳴るのは、アオシギ君。シラサギ君と同じで私の大切な仲間。口うるさくて意地悪で、正直言ってホント嫌な奴。まぁ、私やシラサギ君の事を心配してくれているのは分かっているんだけど・・・

「リザさん!先輩!喧嘩している場合じゃないです!」

「ぐぅぅぅ・・・ぐぉおおおおおお!!!!」

 怪人は自分の手で電気の矢を引き抜いて、ギロリと私たちを見渡した。

「あとは大丈夫。私に任せて!」

「そんな・・・リザさんエナジーがもう・・・」

「大丈夫・・・エナジーなら二人に十分貰ったわ!」

そんなの強がりに過ぎなかった。エナジーと血を散々吸われて、意識を保つのもやっとの状態。さらにそのボロボロのカラダを猛毒が駆け巡っている。

それでも、私はやらなくちゃいけない。やれるかどうかなんて関係ないの!

「はぁあああああああああああああああああ!!!!!」

 私はカラダ中の力をありったけ右脚に込めた。

 後の事なんて今は考えない。この一撃を決めるだけ!

「たぁあああああ!!!」

 全てをかけたハイキックを怪人の頭に向けて放った。

 お願い・・・これで決まって!!!

バキィ!!!!

 私の全てを乗せたキックが怪人の頭部にヒットする。

 ゴキィ!!

 脚が・・・衝撃に耐えられなくなって折れちゃったみたい・・・

「うがぁっ・・・うぐ・・・このぉおおおお!!!!」

 私は歯を食いしばって折れた脚を振りぬいた!

 ズドーーーン!!!

 吹き飛びながら、怪人は灰のように粉々になっていった。

「くふぅ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・勝った・・・のよ・・・ね・・・」

 私の意識はそこで途絶えて、目の前が真っ暗になっ・・・て・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

「起きたか。」

 目を覚ましたら医務室のベッドの上だった。ここは『バベルの民』を研究し、その襲来に備え、私の戦いをサポートしてくれる研究所。私はこの世界で、ここの人たちと一緒に研究を手伝っている。

「何日寝ていたの?」

 私はベッドサイドにいたアオシギ君に声をかけた。

「そんな事気にする必要はない。お前はゆっくり休んでいろ。」

「何よその言い方、私が寝てる間にアイツらが来たら・・・あっぅ・・・」

 ベッドから起き上がろうとしたけれど、全身を襲う痛みにそれすら叶わなかった。

「う・・・うぅぅ・・・」

「リザ・・・お前はもう戦うな。」

「はぁ?馬鹿なこと言わないでよ!」

「自分でも気づいているだろ?戦う度にボロボロになって、それが癒える間もなくまた戦って・・・この世界に来て何度そうして無理をしてきた?お前の事だ。この世界に来る前も、きっと無茶に無茶を重ねて来たんだろう・・・分かってるだろう、このまま戦い続けたら、近いうちにお前は・・・」

「しょうがないじゃない!私が戦わないと、世界が奴らに滅茶苦茶に・・・」

「世界なんてどうでもいい!!」

 私はアオシギ君の口から出た言葉に、しばらく茫然としてしまった。

 世界なんてどうでもいい?・・・この人は、何を言っているの?

「俺は・・・俺は・・・世界なんかより・・・リザ・・・お前が・・・」

 その時、施設内にアラームが響いた。

『警報!警報!○○地区に怪人出現。』

「聞こえるでしょう。行かないと・・・あぐぅぅうう・・・」

 激痛にこらえて身を起こした私は、ベッドの上でジャスティアンに変身した

「待てリザ!」

 その声を無視してベッドの横の窓を開けた。春の風がバタバタとカーテンを揺らす。

「アオシギ君にはどうでもいい世界でも、私にとっては大切な世界なの!」

 私はそう言って、病室の窓から飛び出した。

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

 休日の昼下がり、大型ショッピングモールの駐車場で怪獣が暴れていた。

 助けを求める人達の悲鳴が巻き起こっている。

―――大丈夫。私が怪人をやっつけてあげるから!!―――

 私は華麗に降り立ち、

「正義の美少女戦士・ジャスティアンただいま参上よ!」

 そう言ってポーズを決めた。

 逃げ惑う人たちはあまり私を見ていないみたい。でもまぁいいわ。早くここから皆逃げてくれた方が、戦いやすいってものよ。

「げっげっげっげ・・・お前がジャスティアンかぁ~~~俺様の責めでひぃひぃ言わせてやるぜ~~~」

 巨大イボガエルみたいな怪人が大きな舌で舌なめずりした。

「その前にすぐにアンタをやっつけてやるわよ!」

 私は、カエル怪人のお腹を蹴り上げる。

 ブヨン・・・

 お腹に蹴りが弾かれてしまう。

「げっげっげっげ・・・俺様に打撃は聞かないぜ。全部跳ね返してやる!」

「くっ・・・」

 跳ね返された脚がズキズキする。

 変身したらカラダのダメージは多少ましになる。そうでなくても変身中はエナジーでカラダの傷を瞬時に癒していく。

 そのハズなのに・・・

 今までの戦いで受けたダメージの蓄積が大きすぎて・・・それに、先の戦いで吸われ放題になってしまったエナジーがまだ回復してないみたいで・・・傷が治らない。全身を痛みが襲う。ボロボロのカラダで、立っているだけでも苦しい・・・

 怪人は私の隙を見逃さない。

「ど~~~~~ん!!!!」

 カエルの裂けた口から、弾丸が発射された。

 それは決してそんなに速くない・・・避ける事なんて楽勝

な・・・ハズなのに・・・

「うぐぅう・・・」

 避けきれずにガードした腕に、弾丸を喰らってしまう。

 べしゃ!

 弾丸は脂のように弾け、ガードした腕のプロテクターをドロドロにしてしまった。

 ううう・・・脂を吸った腕が・・・重い・・・

「げっげっげっげ・・・俺様の脂玉はどうだ?どんな硬い装甲にも染み込んで、お前の綺麗な肌に侵食して汚していくぜ~~~」

 はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・一発喰らっただけなのに・・・怪人の言った通り、両腕が侵食されていくのを感じる。

「うくっ・・・うぅぅ・・・」

 私を前にして、カエル怪人はタップリ時間をとって喉を大きく膨らませた。

 きっと特大の脂玉を私にお見舞いするつもりなのね・・・

 舐められたものね・・・

 私は、その隙をついてカエルの間合いに飛び込み、足払いで転ばせようとした・・・

 けれど、脚が想像以上に動いてくれない。私の武器のスピードが、脚が、完全に殺されてしまっている。

「ど~~~~~ん!!!!」

 巨大な脂玉が私に向けて発射された。

 間合いを詰めようとした私は、前傾姿勢でその脂玉を胸に受けてしまう。

「あぁぁああああああ・・・うぁぁぁあああ・・・」

 脂玉を受けた衝撃で私は吹き飛ばされ、背中からアスファルトの地面に叩きつけられてしまう。

「かはっ・・・あぁぁぁああ・・・」

 私の命はスピード・・・スピードに特化した分、防御力は弱くなってしまっているの・・・

 だから・・・今みたいにスピードを殺されてしまうと私は

 私は

 翼をもがれた鳥と同じで・・・

「あぁぁぁああああ・・・」

 無力な私は、ただされるがままに苦しみ悶えることしか出来ない。

 プロテクターに染み込んだ脂が、インナーを侵食して、そして私の胸を汚していく。

「んあぁぁぁ・・・あぁ・・・あぁあああああ・・・」

 胸は・・・あぁぁ・・・私の小さな胸は・・・怪人達に散々甚振られてきた胸は・・・あぁぁぁ・・・私の・・・最大の弱点なの・・・

 その胸に今・・・怪人の汚い脂が染み込んでいく・・・穢されていく・・・犯されていく・・・

「うあぁぁぁああああ・・・」

「げっげっげっげっげ・・・」

 カエル怪人が身悶える私を見下ろす。イヤらしい視線を私のカラダにジロジロと這わせて・・・あぁぁぁ・・・私をどう責め嬲ろうか・・・そんな事を考えているのね・・・

 ドスン。カエル怪人が私のお腹に腰を下ろした。

「あぐぅ!」

「さぁて、じっくりネップリ楽しもうか。」

 怪人の大きな手が私の胸に伸びる。

「や・・・やだ・・・触らないで・・・あぁぁっ・・・」

 怪人が胸のプロテクターを掴んで、

 バリ・・・バリバリバリ・・・

 音を立てて握り潰していく。

「あぁぁああ・・・やめて・・・くっ・・・」

 私は必死に脚をバタバタさせて抵抗しようとするけれど・・・

「げっげっげ・・・抵抗する『ふり』が上手だなぁ。」

「そんな・・・ふりなんかじゃ・・・んあぁああっ・・・」

「ほらほらほら・・・プロテクターが壊れて可愛い胸が無防備になっちゃうぞ~~~」

「やめ・・・やめて・・・いあぁぁぁああああ・・・」

 バキバキ・・・バキン!!!

 あぁぁぁ・・・プロテクターが砕けて・・・

 ポタリ・・・

 インナーに包まれただけの無防備な胸に、怪人のよだれが滴り落ちた。

「んはぁっ・・・ぃぅ・・・」

「げっげっげっげ・・・乳首が起っているのが丸わかりだぞ~~~」

「いやぁぁ・・・あぁぁ・・・見ないで・・・見ないで・・・んぅぅ・・・」

 顔が耳まで真っ赤になっているのが自分でも分かる。まだ触られたわけじゃないのに、これから襲い来る責めを想像するだけで、

「んあぁぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・くぁぁ・・・」

 熱い吐息が漏れてしまう。

 ぽた・・・

 ぽたぽた・・・

 怪人のよだれが胸に垂れ落ちてくる。

 それだけで私は、

「あんっ・・・んあぁぁ・・・」

 声を出して、カラダをピクンピクンと震わせてしまう。

「げっげっげっげ・・・今からお前の胸に、想像もできないほどの責め苦を与えてやる。」

 怪人がそう言って・・・あぁぁ・・・私の胸の上にナニカを吐き出した。

 それはヌルヌルしていて・・・ビクンビクンと蠢いて・・・

「っぁ・・・あぁぁぁ・・・こ・・・これは・・・」

 胸の上に吐き出されたのは・・・粘液のゼリーで包まれた無数のカエルの卵。

「お前の胸の中で、卵を孵してやる。」

私の胸の中で卵を・・・?

 怪人の言葉の意味が、私は分からなかった。

 そしてその答えは、すぐに悍ましい現実となって私に降りかかった。

 ヌプ・・・ヌプヌプ・・・

 まるで池の中に沈んでいくように、私の胸の中に・・・カエルの卵が入り込んでくる。

「な・・・なにこれ・・・あぁぁぁ・・・何が起って・・・んあぁぁああああ・・・」

 内臓も骨も筋肉もすべて無視して、ズブズブと沈んでいくカエルの卵。それが・・・あぁぁ・・・激しく胎動して・・・私の胸を内側から責め立てる。

「んくぅ・・・ぁああああ・・・や・・・んやぁぁ・・・な・・・なんなの・・・あぁぁ・・・こんなのしらない・・・こんなのありえない・・・あぁああああああ・・・」

「げっげっげっげ・・・バベルの民の呪力の賜物さ。その反応を見るに、なかなか楽しんでくれているみたいだな。」

「やだ・・・こんなの・・・あぁぁぁ・・・こ・・・こんなのたえられ・・・んあぁぁあああ・・・」

 あぁぁぁ・・・卵が孵って・・・オタマジャクシが・・・私の胸の中を泳いで・・・ゃ・・・あぁぁ・・・

「あぁぁああ・・・胸が・・・胸がこわれ・・・や・・・んあぁ・・・」

 数えきれないオタマジャクシが・・・私の胸の中を泳いで・・・あぁぁ・・・うあぁぁ・・・私のエナジーを食べながら・・・ビチビチ跳ねて暴れ回って・・・

「あふぅ・・・んふぁ・・・んやぁ・・・あぁあああああ・・・」

 あん・・・あぁぁぁ・・・やぁぁ・・・乳首が・・・内側から啄まれる・・・むき出しの乳腺を・・・無数のオタマジャクに責められる・・・

「やん・・・やぁ・・・やぁあああああん・・・」

「げっげっげっげ・・・何一人で気持ちよくなってんだよ。」

「き・・・きもちよくなんか・・・あぁぁあああ・・・」

 私の力は聖なる力・・・その力を行使する代償に・・・女性としての悦びを禁じられてしまった。
 私にとっては性の悦びは苦しみでしかない・・・そうじゃなくても・・・こんな責め・・・激しすぎて・・・快楽を超えて○問でしかな・・・い・・・の・・・に・・・

「俺様もお前で気持ちよくさせてもらおうか。」

 怪人はそう言って、私のカラダを抱き上げた。

「あぅぅ・・・んや・・・」

「全身を使ってご奉仕しなぁ!!」

 ぬる・・・ぬるぬるぬる・・・

 怪人にきつく抱きしめられた私は・・・あぁぁぁ・・・怪人の体に擦り付けられていく・・・

 にゅる・・・にゅるにゅる・・・

「んやぁぁああ・・・はぅぅ・・・んくはぁ・・・」

 粘液に塗れた怪人に、ヌルヌルと上下にこすり付けられて・・・私のカラダは・・・怪人を悦ばせる為だけの性具になり下がってしまう・・・

「いやぁぁ・・・ふあぁん・・・くあぁぁぁあん・・・」

 胸の中をオタマジャクシに責められながら、私は粘液に犯されていく。スクール水着のインナーがベトベトのドロドロになって、肌にピッタリと張り付いてしまう。

「あぁぁぁ・・・んふぅ・・・やめ・・・やめ・・・あぁあああ・・・」

「うぉぉぉおおおお・・・」

 怪人が雄叫びをあげ、肉体を激しく震わせた。

そして全身から濃い粘液がドロドロと分泌される。

あぁぁぁ・・・・私のカラダを使って絶頂したのかしら・・・

 性具に成り下がった私は、全身で怪人の絶頂を受け止めることしか出来ない。

「や・・・あ・・・あぁぁぁあ・・・」

 屈辱と恥辱に打ちのめされる私は、

 ドロドロドロ・・・

 大量に分泌された粘液にどっぷりと塗れてしまって、

 あぁぁぁ・・・なんてイヤな臭い・・・こんなのに・・・全身を犯されて・・・私は・・・あぁぁあああああ!!!

 ずりゅ・・・ぬりゅ・・・ずぶずぶ・・・

 絶頂して全身から粘液を激しく分泌した怪人の体に、私はまた強く押し付けられ、上下にこすり付けられるように動かされる。

「はぅぅ・・・そんな・・・また・・・も・・・もう・・・んぁああああ・・・」

 悶え喘いで仰け反った首筋を、

 べろん・・・

 怪人の大きな舌が舐めあげる

「あぁぁあああん・・・」

 舌は何度も何度も首筋を舐りながら、臭い唾液をタップリと私の首筋になすりつけていく。

「んあ・・・んぅぅ・・・あぁああああああん・・・」

 ピンと立った乳首が、ブヨブヨとした怪人の肉体にこすり付けられ、粘液に塗れながらグリグリと押しつぶされる。
責められれば責められるほどに乳首は硬くそそり立って・・・生意気に自己主張する乳首は、お仕置きだと言わんばかりにさらに強くこすり付けられ、グリグリと上下左右に玩弄されてしまう。

「ひあぁ・・・んあ・・・や・・・んあぁぁああ・・・」

 ああぁぁ・・・私は・・・正義の戦士なのに・・・こんな・・・あぁぁぁ・・・怪人を気持ち良くするためにカラダを使われて・・・玩具にされるなんて・・・

「はぅぅん・・・ひぅ・・・んぁぁ・・・やぁああああああ・・・」

 あぁぁ・・・全身を電気が流れるような衝撃が・・・

 や・・・やだ・・・いやぁぁ・・・私は・・・カエルの粘液に塗れながら・・・カラダを玩具にされて・・・そして・・・

・・・絶頂を迎えてしまった。

「げっげっげ・・・俺様を気持ちよくさせる為のお前が絶頂してどうする・・・正義のヒロインのふりした淫売め!!」

 怪人の言葉が私を責め立てる。

 そして・・・興奮した怪人は、ますます私を強く責め立てて・・・

 ぬりゅ・・・ずりゅ・・・ぐちゅぐちゅ・・・

「はぁああああああん・・・」

 あぁぁぁ・・・

 たすけて・・・

 だれか・・・

 あぁぁぁ・・・

「あ・・・アオシギ君・・・」

 無意識に私が呟いたその時・・・

「リザさん!!!」

 誰かが私を呼んで・・・そして・・・

 ブロロロロロロロロロロロロ!!!!!!

 猛スピードで車が怪人に向かって突っ込んで来た!

 ドゴ――――ン!!!

 車は私ごと怪人を薙ぎ払って、

 ギャリギャリギャリギャリ!!!!!!

 凄まじい音を立てながら急ブレーキで止まった。

「あぁぁ・・・うぅぅぅ・・・」

 地面に打ちつけられた私は、カラダがバラバラになりそうな衝撃に呻いてた。

 ボンネットがパカッと開き、エアバックが膨らんだ車から、

「リザさん、助けに来ました!」

 頭から血をダラダラ流したシラサギ君が、満面の笑みを浮かべて車から出てきた。

「ぐ・・・ぐぅぅううう・・・」

 怪人がシラサギ君を睨みながら、立ち上がろうとしている。

 このままではシラサギ君が・・・

 でも・・・私には・・・あぁぁぁ・・・

「おい、少女戦士・ジャスティアン。なに寝転がってんだ。」

 意地悪な声と共に、私は上半身を抱き上げられた。

「あ・・・アオシギ君?」

 アオシギ君は、私の手に銃を握らせた。

「冷凍光線銃だ。全く、何も準備せずに飛び出すからこうなるんだ。」

「お説教なら後で聞くわ・・・ありがとう・・・これでアイツを撃てばいいのね・・・」

 私は銃を構える。だけど脂が侵食した腕は力が入ってくれなくて、ブルブル震えてしまう。

「お前は何もわかっちゃいねぇ。」

 震える私の腕の上から、力強い腕がしっかりと重ねられた。

「お前にとってこの世界が大切なら、俺も全力で守ってやる。だからリザ!お前はもう一人で戦うな!!」

 その言葉で、私の中にエナジーが・・・ううん・・・もっと暖かくて優しくて、そして何よりも強い力が沸き上がって来るのを感じたの。

「ぐぉおおおお!!!貴様ぁあああ!!!!」

 怪人がシラサギ君に襲い掛かろうとした。その時、

「くらえええええええ!!!!!!!」

 私とアオシギ君が放った銃が・・・冷凍光線が怪人に襲い掛かった!!

「うぎゃぁああああああああああああああああ!!!!」

 パキパキパキパキ・・・

 カエル怪人が凍り付いていく。

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・これで・・・終わりね・・・」

 私は凍り付いた怪人にフラフラと歩み寄って、そして

「たぁああああああ!!!」

 怪人を蹴り砕いた。

 パキャァアアアアアアン・・・

 夕日を反射しながら、砕けた氷がキラキラと舞って・・・そして・・・

「は・・・はははは・・・ざっと・・・こんなもんよ・・・」

 私はぺたりと尻もちを付いて、苦しい勝利の余韻を味わっていた・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

「はぅ・・・んあぁぁ・・・あぁあぁぁあああ・・・」

 少女戦士・ジャスティアンに変身した私は、胸の中を無数のオタマジャクシに責められる感覚に苦しんでしまう。

 研究所の一室、沢山のモニターが私を見ている。

「リザ・・・このオタマジャクシは、お前がジャスティアンに変身した時に半実体化し、胸を責めたてるみたいだ。」

 広いガラス窓の向こうにいるアオシギ君の冷徹な声が、スピーカーを通じて聞こえてくる。

「くふぅう・・・んぁぁ・・・そ・・・そうみたいね・・・」

「これが一時的なモノなのか、永続的に続くモノなのか、何も分からない・・・ただ一つ分かっているのは、今の我々にはどうにも手の出しようがないという事だ。」

 その声は一つ一つ冷静に残酷な現実を私に着きつける。

「だが、必ずこの現象を何とかしてみる。お前をこの苦しみから解放して見せる。だからリザ・・・」

「うん・・・分かってる。アナタも一緒に戦ってくれるんだもんね。アオシギ君。」

 私は精一杯の笑顔を作って、ガラス窓の向こうの彼に向けて親指を立てた。

 かけがえのない、私の仲間に。

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