柊雪華 2024/03/19 18:25

オリジナル巫女モノ(まだ未完成)

ちょっとcien用のおまけ作れそうにない期間なので未完成ではありますが製作している作品を投稿しておきます。

※所々おかしな点や修正しなくてはいけない箇所もあると思います。
感想などありましたらコメントしてくださると助かります。


27歳くらいの処女を守り通したつよつよ退魔巫女のどスケベボディだけど真面目なお姉さんが、引退して跡継ぎを作るために信託(意味深)で選ばれた大地主のおっさんと結婚させられてひどいことになるはなし。

姫神巴(ひめがみ・ともえ)
年齢27歳
誕生日1月1日
身長176㎝
B99㎝
W64cm
H100㎝
 古来より不浄の塊である魔物を祓う退魔の一族である姫神家の女傑。日本最強と呼ばれ、これまで1000体の魔物を祓ってきた巫女である。その霊力は誰よりも強く戦闘にも馴れている非常に優れた退魔巫女であったが28の誕生日が近づくと体力的に苦しくなってきたため前線から退くことを決めた。姫神家より跡継ぎを作ることを命じられ27年間守り通してきた処女を捨てることを決意する。
 退魔巫女として活動していたため世間に疎い。さらに生真面目な性格のため冗談などが通用しない。本人も自覚しているが馴れていない。男女の事に関しては一般的な知識はあるもののAVや卑猥なことはまったく知らない。

孕魔瀬太蔵
55歳。
身長170㎝。
体重110㎏。
K県○市にある退魔組織が管轄する地域の大地主。巌のような大きな顔にスケベそうな目に分厚い唇をしている。金、女、酒が大好きな性豪である。退魔組織のことは本音では馬鹿にしており巫女たちの見るといつもセクハラしていた。
姫神巴という最高の存在を見つけると熟れるまで待った。30目前の女体を手に入れるため神託にちょっかいを出して操作し、結婚することになる。
自分に対する嫌悪を隠しきれない巴の身体を初夜に100連射精を決める。


【1】

 長野県の御嶽山の地下には人の知らぬ秘密の洞穴が存在する。太古より存在するこの洞穴には人々の、生物の、虫や木々の、生命力が流れ込むとされている。生命力は純粋ならば問題は無いが魔の念が溜まればやがて巨大な魔物と化す。

「明かりは灯した! 標的の魔物は奥にいる! かかれ!!」

 長い洞穴に明かりが灯る。LEDライトや電球といった類いのものではなく天井と足下に無数の火がゆらゆらと燃えている。機械や科学の力は魔物の存在によって否定され使用できなくなるのだ。
 対抗する手段はたった一つ。邪悪な魔の念を経つ霊力のみである。炎は霊力によって生み出された秘術の炎。決して消えることのない聖なる炎だ。
 洞穴を駆け抜け最奥までやってきたのは紅白色の装束に身を纏った女たち。所謂、巫女と呼ばれる神職に就く女ばかりである。年齢は二十そこそこでまだ十六ほどの少女もいた。
 彼女たちはただの巫女ではない。聖なる霊力をもって産まれた退魔巫女だ。

「ン゛ン゛ン゛ン゛~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!」

 最奥に鎮座していたのは巨大な蛙だ。頭の高さは5メートル。胴体は10メートルはあろうかという怪物である。魔の力を吸収した肉体は通常の生物とは異なる存在だ。蛙という姿をしているがまるで別の怪物なのだ。

「八咫烏所属、退魔巫女部隊見参!! 穢れが産み落とした化け蛙よ、我らが霊力で駆逐する!! 覚悟しなさい!!」

 部隊を率いる最年長の巫女が叫ぶと全員が袖から護符を取りだした。瞼を閉じ額に当て精神を集中し一斉に放つ。護符は中の弾丸の如く化け蛙へと飛んだ。護符は炎をとなって化け蛙に直撃する。炎は忽ち全身を焼き尽くした。

「ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛~~~~~~~~!! ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛~~~~~~~!!」

 蛙の口が膨らむと鳴き声が轟く。全身を覆っていた炎が消滅すると身体を揺らした。洞穴全体が激震し、ほとんどの退魔巫女が立っていられなくなった。

「みんな?! ここは私が!!」

 一人、立っていた退魔巫女サヤが腰に下げている刀を抜く。まだ揺れている洞穴のなかを跳躍して進むと化け蛙の目前に迫った。

「魔よ滅せよ!! はあああああっ!! 退魔巫女奥義、霊剣縦一文字斬り!」

 黒髪がマントのように棚引いていた。銀色の刃に蒼白い光が纏わりつく。サヤの霊気が色となって顕現したのだ。魔物にとって絶対的な威力を誇る一振りが腹に振り下ろされた。

 ガキィイイイイイイイインッ!!

 一撃必殺。霊力を込めた一振りは魔物を葬る最強の技。だったが、化け蛙の腹には通用しなかった。霊力が粉砕され刀が砕ける。

「馬鹿な!? この化け蛙、なんて皮膚なの?!」

 驚いている時間など一秒もなかったがサヤは混乱していた。霊力を込めた刀は決しておられることなどないのだ。にも関わらず腹は無傷で存在し刀は折れている。

「この刀は八咫烏の刀なのよ……」

 この国を古来から守り続けてきた退魔組織『八咫烏』の作り上げた渾身の一振り。妖怪、魔物、魔獣といった魔の生物にとって絶対的な力を誇る必殺の武器である。
 それが折れたのだ。

 ゲェエエエエエエエエエエ!!

 化け蛙の目が動きを止めたサヤに向けられた。口を開くと一瞬で舌が伸びる。

「サヤ!! 危ない!! 逃げなさい!!」

 後方にいた退魔巫女達が叫んだが遅かった。折れた刀を持ったままの巫女『サヤ』の腕ごとお腹に舌が巻き付いた。

「あぐっ?! し、しまった!? いやあああああああああああああああああっ!!」

 舌がサヤを掴んで持ち上げる。こぼれ落ちそうなほど剥き出しになった蛙の目がサヤを見つめると舌が蠢きはじめた。腕を縛り上げたまま舌先が伸びていく。サヤの顔にペロリと舐めた。

「ひいいいいいっ?! 食べないで!! んあぁあああぁああっ?! な、なにを!?」

 捕食が目的では無かった。サヤの顔を舐めると今度は胸元へと向かう。舌先を器用に動かし、隙間なく着込んでいる巫女装束を撓ませると裾を持って引き千切った。

「ッ!? こ、この化け蛙、まだか女の身体が目的?! 私は八咫烏の退魔巫女よ。あなたなんかに、んはぁあぁぁ! いやあぁっ!? 乳房があああっ、熱い! いやぁあっ!」

 長い舌を伝って唾液が流れる。サヤの胸に掛かると胸の谷間を流れて股座まで濡らした。赤い袴の色が変わり靴下が濡れ戦闘用のブーツにまで溜まる。生臭く、不快な魔の香りを漂わせている唾液のはずが舌が双乳を舐めると痺れてしまった。

「サヤ! みんな、一斉に炎を!!」
「はい!!」

 後方から巫女達が化け蛙に向かって護符を投げる。彼女たちの体内に溢れる霊力によって護符は炎へと変わり蛙の皮膚を焼く。

「あぁああっ、だめぇええっ、胸は?! あぁぁはぁはぁあぁあぁっ!!」

 数十枚の護符が炎となって直撃したが化け蛙は動じていなかった。

「くっ、炎が効かないのなら……全員刀を構えなさい!! サヤを助けるわよ!」

 巫女達が刀を引き抜き突撃する。サヤの持っていた刀と同じものだ。

「最大霊力を叩き込みなさい。そうすれば必ず怯む。いいえ、倒せるはずよ!」

 彼女たちの動きは駿足。3メートルの跳躍を軽々とこなし空を切る。蛙はサヤを舐め回すことに夢中なのか他には目もくれない。

「はあああああっ!!」

 刀に青白い光が灯る。化け蛙の前足に向かって振り下ろされると皮膚が切れた。
 緑色の血が噴き出すと数人の退魔巫女が浴びる。しかし化け蛙は怯まなかった。何度も刀で斬りつけるがサヤを離そうとしなかった。

「このっ! っ!? な、なに……あはあぁっ♥」
「どうしたの?! みんな!? んはぁああっぁああああっ♥」

 退魔巫女たちの様子が一変した。地上を見下ろしているサヤから見ると一目瞭然であった。手にした刀を落とし内股になってしゃがんでいた。皆、股間を抑えて悶えているのだ。

「なにをしたの……あぁあひああぁぁぁぁっ♥ 身体が、淫気がぁぁあぁっ♥」

 淫気。文字の如く淫らな気のことである。一度淫気を浴びると性感が滾り、全身を官能の波が押し寄せることとなり性の快感が止まらなくなる。地上にいる仲間たちが浴びた緑の血は淫気そのもの。化け蛙の罠だった。

「化け蛙め、貴様の体液は淫気だったのかぁ♥ はぁあああっ♥ やめてぇぇ♥ いやあぁあっ♥ 胸を舐めないでぇえぇぇえぇ♥」

 清らかな身体の乙女ばかりが集う退魔巫女。女は処女を喪うと霊力に綻びが出るため全員処女だ。処女の身体に淫気は強く作用する。

「はぁあぁぁあっ♥ らめぇぇえぇっ♥」

 乳房を舌で舐め回されてサヤの身体はビクビクと震えだした。絶頂が近づいているのだ。

「ゲェエエエエエエ!!」
「退魔巫女奥義! 霊震波動!!」

 洞穴に美しい声が響いた。次の瞬間、蒼白い光が広がった。サヤを含む悶えていた退魔巫女たちの身体から淫気が消滅した。

「この技!? まさか巴様?!」
「はあああああああああああああああああ!!」

 一人の退魔巫女が疾駆する。その姿に惹かれるように悶えていた退魔巫女が立ち上がる。
 高い背に艶めく長い黒髪。
 同じ紅白の巫女装束だというのに輝きが違う。
 美人という言葉がよく似合う整った顔。強い意志を持つ鋭い眼光に黒い瞳。進む度に弾む超特大の乳房。ギュッと締められた帯は位置が高く、足の長さが平均値をかなり上回っていることを示す。紅色の袴を押し上げるお尻もまた大きく、丸く、張り出している。

「霊気爆発!! 神魂招来!」

 その声と共に莫大な霊力が洞穴を掌握した。魔物の巣窟が彼女の支配下に変わる。

「私の奥義を受けなさい! 退魔巫女奥義! 真・霊剣抜刀!」

 右腕に霊力を込めると手のひらに光の刀が握られた。化け蛙がサヤから舌を離す。恐怖していたのだ。迫り来る一人の退魔巫女は淫気に狂った巫女達とは一線を画す存在だと気づいたのだ。
 サヤを掴んでいた舌が迫り来る退魔巫女へ向かって伸びる。だがそれは失策。巫女は舌を階段にして駆け上がると化け蛙の頭上に飛び上がった。そして光の刀を振り下ろした。

「ゲェエエエエエエエエエエ!!」

 洞穴に爆発が起きる。
 光の刀は化け蛙を一刀両断にした。
 体内に溜め込んでいた魔の力が爆発し胡散したのであった。

「きゃっ?!」
「大丈夫ですか、サヤ」

 化け蛙を倒すと落下するサヤを抱えた。同じ女であっても見惚れるほどの美しい顔。そして羨ましいほど豊満な胸に抱かれるとサヤは顔を赤くした。

「はい……大丈夫です、巴様……」

 姫神巴。日本最強の退魔巫女と称される女傑であった。

「巴様!!」「嗚呼、巴様だわ!」「ありがとうございます、巴様!!」

 倒れていた退魔巫女たちが立ち上がると巴の元へと集ってきた。先にいた退魔巫女たちの身長は高くとも162㎝。比べて巴の身長は176㎝ある。まるで子供が親を見上げるようになるのは仕方がなかった。

「皆さんお怪我はありませんか」
「はい! 淫気にあてられてしまいましたが……」
「ええ、そのことは見ました。ですが私の霊震波動でもう淫気はないはずですよ」

 霊震波動は奥義のひとつ。体内の毒素を霊力の波動によって掻き消す清めの技だ。

「さすが巴様です! あの化け蛙も一刀両断なんて」
「ですが巴様は四国に向かわれていたのではないのでしょうか」
「……ええ。四国、鳴門に出現した白蛇の魔物を打ち倒したあとですよ。霊気道を使って戻ってきたのです」
「霊気道?」

 皆、知らない言葉だった。

「霊気道とは霊気の道。この大地に流れる地脈へ霊気となって潜り高速で移動する秘術のひとつです。貴女たちもいずれ習得する日が来ます。それまでは研鑽を積み修行あるのみですよ」
「はい!!」

 元気よく返事をする退魔巫女たち。彼女たちは洞穴の出口を目指して歩き出した。

「ふぅ……良かった……誰もケガをせずに済んだわ。んっ……」

 見送っているとフラついた。意識を強くして踏ん張る。

「っ……さすがに白蛇を祓ったあとで霊気道を伝って長野に来ると体力も霊力を限界ですね……いえ……これは……私の……」

 霊力はまだ残っている。おそらく先程の化け蛙ならば五匹を相手にしても問題ないほどだ。だが体力が残っていなかった。霊気道を通るとき肉体の体力が削られる。現役の頃の巴ならば日本を四往復はできる体力はあったが、もう齢は二十七。来週には二十八である。

「年齢ね……私が男であればあと10年は戦えたでしょうが……」
「巴様ー! はやく帰りましょう!」
「ええ、今行きます」

 巴の体力は限界に達していた。強大な霊力を支えるための肉体がもう持たないのだ。
 そのことは自分自身が一番理解できていた。


【2】
以降は支援プラン加入者様限定です。

【 支援プラン 】プラン以上限定 支援額:300円

プランに加入すると、この限定特典に加え、今月の限定特典も閲覧できます 有料プラン退会後、
閲覧できなくなる特典が
あります

バックナンバー購入で閲覧したい方はこちら
バックナンバーとは?

月額:300円

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

記事を検索