浩田島国 2023/03/21 20:25

『岩元先輩ノ推薦 6巻』を読みました。

岩元先輩ノ推薦 6巻』を読みました。

今回は後輩ちゃんズの活躍が少なめでしたが、代わりに一年生時の岩元先輩の愛らしさが堪能できました。
雄弐先輩もすっかりレギュラーキャラですね。岩元先輩含め隔離施設メンバーは耽美でインテリジェンスな雰囲気(実際そうかはともかく)を纏う子ばかりなので、ワイルドな雄弐先輩のようなキャラクターは作り手視点でも貴重かつ便利な人材なんだろうなーと思います。
箱男編のように一巻まるごと一本のストーリーなんですけど箱男編の方がまとまっていたかなぁと感じました。
同じネタのどんでん返しが結末で二回あるのがあんまり効果なかったと思うんですよね。
私の場合繋がれた『毒男』が母親なのでは?というのは途中で一度考えたものの、娘ということになったのでまぁそうか…と思いつつこの時点で母親が現在どうなってるかが描かれているわけでもないのでその後実はやっぱり母親だったんです!って言われても驚きはなかったです。

箱男編はコミカルさと独特のグルーヴ感があり、インスパイア元の魍魎の匣とは違う味わいを出していてそこに椎橋先生の作家性を感じました。
また父と二人の息子の関係性がストーリー構成とうまく噛み合ってたのもよかったんですよね。
なので毒男編ももうちょっとシンプルでよかったんじゃないかな〜と思った次第です。

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